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    まだWindowsがなかった頃の一般向けDTM環境は個人の趣味レベルでしたが、機材やツールソフトが高度になった現在、ほとんどのプロが取り入れるようになりました。

    DTMはツールさえ使いこなせるようになれば、音楽センス次第でプロと肩を並べる楽曲を作ることが可能です。今回はそのDTMについてご紹介します。
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まだWindowsがなかった頃の一般向けDTM環境は個人の趣味レベルでしたが、機材やツールソフトが高度になった現在、ほとんどのプロが取り入れるようになりました。

DTMはツールさえ使いこなせるようになれば、音楽センス次第でプロと肩を並べる楽曲を作ることが可能です。今回はそのDTMについてご紹介します。


■ DTMって言葉を聞くけど何のこと?

DTMとはデスクトップミュージック(DeskTop Music)の略称で、パソコンを使って音楽を作曲したり、演奏したりするものです。音楽に詳しい人はDTMという言い方はあまりせず、「打ち込み」「打ち込み曲」と言うので覚えておくとよいでしょう。

 

■ DTMで音楽は誰でもできる?

DTMなら楽器を弾けない人でも演奏することができます。音階や音を鳴らす長さなどの演奏データを入力していくだけなので、楽器を演奏する必要がなく、誰だってミュージシャンになれるのがDTMの魅力です。

 

とはいうものの、データ入力には根気がいります。DTMなら楽に演奏できるとはいえません。イラストやプログラムにも同じことがいえますが、一つの作品を作り出すときには時間をかけなくてはちゃんとしたものは完成しないのです。辛抱強くデータを入力しなければいけない、ということはしっかり覚えておきましょう。

 

もちろん楽器を演奏できる人なら、MIDIという規格に対応した楽器を接続して簡単にデータを入力することができます。演奏した曲がそのままデータ化されてDTMツールにインプットされるのですから、これを活用しない手はありません。

 

ギターはできるけどピアノは弾けないという人でも、ギターを利用してピアノパートのデータを入力可能です。上手く活用すれば、音楽活動の幅を広げることができるでしょう。

 

■ DTMにチャレンジしてみよう

いざDTMをはじめようとして、何を揃えればいいかわからない人もいると思います。初心者がいきなり本格的なDTM環境を揃えても、使いこなすのが大変なので、はじめのうちは下記のような必要最小限の環境を揃えてみましょう。

 

・パソコン本体(WindowsもしくはMac)

・DTMソフト(ツール)

・オーディオインターフェイス

・オーディオスピーカー(ヘッドホン)

 

楽器の演奏ができる人なら、MIDI規格に対応した楽器もあると便利です。

オーディオインターフェイスについては聞き慣れない機材かもしれませんが、これはパソコンと繋いで音楽の入出力を行うための機材です。

 

まずはこのDTM環境からはじめて、慣れてきたらグレードアップしていくようにしましょう。

 

■ 自分に合った入力方法を見つけよう

DTMではさまざまな方法を使ってデータの入力や編集をすることができます。ここではその主な入力方法についてご紹介しますので、自分に向いている入力方法があるか参考にしてみてください。

 

  • 譜面入力

画面の五線譜上に音符や音楽記号を配置していく入力方法です。画面上で楽譜を作り上げるだけなので初心者にもわかりやすくてよいのですが、細かい演奏情報までは入力ができません。いかにもコンピュータミュージック的な、淡々とした演奏になりがちなのが欠点だといえるでしょう。

 

  • ピアノロール入力

縦軸が音階、横軸が時間経過となっている編集画面で、棒グラフのような演奏データを入力していく方式です。初心者にもわかりやすい方法ですが、ピアノを経験している人なら特に直感的に理解できるでしょう。

 

  • リアルタイム入力

楽器の演奏ができる人にとって一番楽な入力方法です。キーボードやギターなどMIDI規格に対応した楽器を接続し、実際に演奏するとその演奏がデータとして入力されます。微細な演奏ミスまで入力されてしまいますが、その分ライブ感のあるデータになるともいえます。

 

一般的には、録音のように楽曲を一気に入力したあと、他の入力方法を併用して修正を加えていくことが多いようです。

 

  • 数値入力

演奏するために必要な各種情報(音階、音を鳴らす時間、音の強弱等)を数値で入力していく方法です。細かい指定ができるので、表現力豊かな楽曲を演奏することができます。ただ、専門知識が必要になってくるので初心者がいきなり数値入力を行うのは難しいでしょう。

 

■ ビギナーにおすすめのDTMソフト

これからDTMをはじめてみようという方に、おすすめのソフトを紹介します。

おすすめポイントはお金があまりかからず、しかもメジャーなソフトであること。いきなり高価なソフトに手を出して、もし万一自分にDTMが不向きだったら経済的に負担が大きすぎますよね。かといってマイナーなソフトでは独自性が強すぎてステップアップするときの足かせになってしまいます。

 

サポート面で安心できる国産、利用者が多いソフトの体験版や無料ソフトにスポットを当てたので参考にしてみてください。

 

  • Cakewalk by BandLab

使いやすさで定評のある「Cakewalk SONAR」の無料版です。「Cakewalk SONAR」は有料ツールでしたが、2017年に開発が終了してしまい、2018年から「Cakewalk by BandLab」の名前で無料ツールになりました。

 

「Cakewalk SONAR」の最上位版である「SONAR Platinum」は5万円以上するツールでしたが、「Cakewalk by BandLab」はほぼ同機能でありながら無料で利用できます。

 

  • Studio One Prime

高度な機能までは必要ないという初心者におすすめ。とはいうものの、トラック数は無制限、基本的な編集機能はしっかりと備わっています。

 

アドオンを使えば将来的な機能拡張も可能、ビギナーを卒業してからも使い続けることができます。日本語マニュアルもあるので、海外のソフトが苦手な人も安心です。

 

  • Ability

「使うなら国産がいい」という人に勧めたいのが「Ability」です。操作のわかりやすさと快適な使い心地で、「Ability」を愛用するプロも多数存在します。DTMの初心者を卒業した後も、本格的に使い続けることができる数少ないソフトの内の一本だといえます。

 

  • GarageBand

Macを愛用している人なら「GarageBand」はいかがでしょうか。「GarageBand」は無料で提供されているので、まずはDTMを体験してみたいという人には最適です。本格的にDTMに取り組もうとした場合にはやや力不足の感はありますが、直感的に音楽を制作できるため、まったく音楽がはじめてという人におすすめします。

 

■ 基本的な環境からはじめて音楽の楽しさに触れよう

これからDTMをはじめようと考えている人に、DTMの基礎知識をご紹介しました。

DTMでの音楽制作は相性もあるので、人によっては「楽器で演奏するほうが楽だ」と思う方もいるかもしれません。しかしマスターすれば音楽活動の幅が広がることは確かです。

はじめから本格的なDTM環境を構築する必要はありませんので、まずは体験版ソフトをいくつか試しながら作曲の楽しさに触れてみてください。


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