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    今までは外部イベントのレポートでしたが、ついに私たちDigital DIYでもイベントを開催しました!今回のテーマはVR初級者向け開発セミナー。当日の様子を通して、Digital DIYならではのイベントの特徴に迫ります!
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今までは外部イベントのレポートでしたが、ついに私たちDigital DIYでもイベントを開催しました!今回のテーマはVR初級者向け開発セミナー。当日の様子を通して、Digital DIYならではのイベントの特徴に迫ります!

■ Digital DIY初、開発ハンズオンセミナー開催!
さる6/23、DigitalDIY初のイベント「初級者向けVRアプリ開発ハンズオンセミナー 〜UnityでWindows Mixed Realityアプリを開発しよう〜」が開催されました。UnityでのVR開発情報の充実や、Windows Mixed Realityの登場など、昨今はVRの開発も体験も以前に比べてかなり敷居が下がってきてるように感じます。しかし「ちょっとVR開発を体験してみたい!」と思っても、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)やモーションコントローラは自前ではなかなか手が届きにくいというもの……。
今回はなんと、こういったハードウェアや開発環境のPCをすべて無料で提供し、株式会社ホロラボの方を講師にお迎えして、VR開発の入門チュートリアルを行いました。

■ Windows Mixed RealityとVR開発に必要な環境
行われたのは6/23朝9:00、会場は日本マイクロソフト本社オフィスのトレーニングルームをお借りしました。集まったのは特別に招待された学生さん20名。開発に使うゲームエンジンUnityに触ったことはあっても、VRの開発に関しては初級者という参加者がほとんど。そういうこともあって、まずは日本マイクロソフトの毛利健 氏から、今回扱うWindows Mixed Realityの説明が行われ、MRがVRとARの中間の概念であることや、実際にWindows Mixed Reality楽しむために必要なデバイスの紹介がなされました。


各社から様々なデバイスが。Windows 10ではMRに標準対応しているので、PCに繋ぎ簡単なセットアップをするだけで使えます

Digital DIYとして特にイチオシしたいのは今回開発環境PCとして用意されたIntel社の超小型パソコン、”NUC”。小型というと一般的には非力なイメージがあるかもしれませんが、このNUCはちょっとした大型デスクトップにも引けを取らないパワーを持っています!


光るドクロマークがカッコイイ


ハイコストなVR開発にも十分耐えうる性能と拡張性を兼ね備えています

ストレージやメモリの換装も可能なので、自作PC初心者にはいい入門アイテムかもしれませんね。

また、当日はVRアーティストとして活躍中のせきぐちあいみさんがゲストとして参加!VRのもつクリエイティブ面での新たな可能性やご自身の活動について紹介していただきました。


当日はせきぐちさんにも開発を体験していただきました

■ はじめてのVRペイントツール作成
さて、いよいよセミナーの中身に突入です。今回は、株式会社ホロラボから加藤広務さんをメインの講師としてお迎え、さらに3名チューターの方に参加者のお助けとして回っていただきました。


どの方もHoloLens界隈では有名な方ばかりです

まずはWindows Mixed Realityを体験してみようということで、さっそくHMDとモーションコントローラーを装備して、Mixed Reality ポータルというアプリを起動。とりあえず各自で自由にMRの世界を楽しんでもらいました。


Mixed Reality ポータルは、広い空間の移動やアプリの起動を通してMRの世界を体験できるハブソフト


計20台のHMDとモーションコントローラーが一堂に会するこの光景、あまりお目にかかれません

操作やMRの世界にも慣れてきたところで、開発のチュートリアルを開始。今回のセミナーでは、簡単なペイントアプリの作成を通して、MRアプリ開発の基礎を学んでいきます。最初に意外とつまずきやすいのが開発環境の構築。UnityでWindows Mixed Realityアプリケーションを開発するのに必要な外部モジュールの取り込みや設定など、最初はちょっと複雑です。全体にわたって言えることなのですが、加藤さんによる説明だけでなく、紙ベースでの資料の提供や、チューターによる個別の対応など、手厚いサポートで対応されていました。


頼もしいチューターさん

設定などの準備が整ったら実際のコンテンツを作っていきます。基本的には、通常のUnityでの3Dゲーム開発とあまり大差はありません。空間にオブジェクトを配置し、スクリプト(動作を決めるプログラム)やマテリアル(色や光り具合を決める属性)などのコンポーネントをアタッチ(適用)していきます。

1ステップごとに丁寧に解説されています

HMDやモーションコントローラーなどデバイスが揃っていることのメリットは、なんといっても実際に開発しながらその動作を実機で確認できること。特にVRでは実機で動かしてみないとわからないことがたくさんあります。


作っては動かし、修正、また動かし……の繰り返しです

ちなみに細かい動きや属性を制御するにはスクリプトが必要で、いわゆるプログラミングをすることになりますが、今回は時間の関係もあり、コードは予め用意されていたものをコピーして使っていました。コードの解説は適宜行われ、またGitHubにもアップされていたのでセミナー後に復習することも可能です。


もちろんスクリプトの仕組みの概要やポイントは解説が入り初心者が置いて行かれるといった心配もありません。

さて、開発をすすめていくと、空中に線をかけるペンの完成です!


おー描けてます描けてます!ちなみにこちらの写真はせきぐちさん

さて、1つの色で線が描けるようになったら今度はいろいろな色で描いてみたいもの。そのために実際の絵の具と同じようにカラーパレットを作ってみます。


こちらはもう完成した様子。青色で線が描けていますね

■ HoloLensミートアップへの参加も!
セミナー自体は12:00に終了しましたが、実は同日の13:00から同じく日本マイクロソフトのオフィスでTokyo HoloLens ミートアップも開催され、当セミナーの参加者はなんと無料招待枠としてこちらに参加することができました。このミートアップ自体はHoloLensに興味を持つ人や開発者たちが自由に集まり交流を深めるというものですが、著名なアプリ開発者の方の講演や、紹介されたアプリを実際に体験できるデモ展示なども行われていました。


ソフトバンクによる「Softbank MR Intel Simulator開発について」ではARアニメキャラ舞台挨拶の紹介。これは面白い!

参加者の多くは実際にHoloLensアプリの開発に携わっている方々ということもあって、講演では実際の開発での紆余曲折や得られたTipsの紹介もありました。


XR分野ではまだまだ珍しい触覚を刺激する「ほろふれる」の紹介


高質な触覚体験を再現するための開発プロセスの紹介。個人的にはこうした若干学術的な内容も興味深かったです

また今回のミートアップの目玉であった、マイクロソフトの高橋忍さんたちによる「ゴジラ日比谷迎撃作戦 ゴジラ・ナイツ その全貌と舞台裏」の紹介では会場は大きな盛り上がりを見せていました。残念ながら版権の問題もあって当日のスライドの写真などは載せられないのですが、映画「シン・ゴジラ」の世界観をいかに再現するか、そしてそれを通してHoloLensの魅力をどのように伝えるか、段階を追って事細かに説明される非常に満足度の高い講演でした。

今回のVR開発初級者向けセミナーの参加者も気軽に参加できたように、ガチガチの開発者イベントではなく、HoloLensやMRに興味のある方なら誰でも参加できるような和やかなイベントでした。また、東京以外でも全国でミートアップは開催されているようですので、参加したいと思った方はぜひチェックしてみてください!

Tokyo HoloLens ミートアップ vol.9

■ Digital DIYのセミナーでMR開発のスタートダッシュを切ろう!
3時間と短くはありましたが、会場は終始大盛り上がりでした!1人1台のデバイスと開発PCが提供され、チューターの個人対応もつくという潤沢な環境はなかなか他にはないのではないでしょうか。Digital DIYでは、今年の9月にも同様の形式でMRの開発セミナーを予定しております。VRやMRの開発に興味がありつつも、個人では手が伸ばしにくいと考えている方、ぜひこの機会を使ってチャレンジしてみてください!

セミナーは申し込みは こちらこちら


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