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    初心者の為の知識から、OSインストール方法やCPUの選び方まで、自作PCに必要な情報を網羅しています。これさえ読めばすぐに自作PCができちゃうかも!? 各詳細記事へのリンクもついています!
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初心者の為の知識から、OSインストール方法やCPUの選び方まで、自作PCに必要な情報を網羅しています。これさえ読めばすぐに自作PCができちゃうかも!? 各詳細記事へのリンクもついています!

■ 自作PCが完成するまでの流れ

自作PCを作ろう!と思い立ってから、実際に完成するまでの流れはおおよそ以下の通りです。

PCを使う目的を決める

PCに対するこだわりを決める

使うパーツを選んで購入する

PCを組み立てて、OSをインストールする

ソフトウェアをインストールする 


それぞれのポイントを踏まえながら、この流れに沿って、自作PCが完成するまでを追ってみましょう。過去の個別記事へのリンクもあるので、より詳しく知りたい方は個別記事をぜひチェックしてくださいね!

と、その前に、PCを作る前には、PCがどのようなパーツで構成されていて、それぞれがどのような働きをしているのかを知っておくと、パーツ選びがとっても楽になります。下記の記事で紹介していますので、読んでおくと便利です。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第2回 パソコンを「作る」ことは、パソコンを「知る」こと!
>> 関連記事 :「はじめて自作」第3回 ハードウェアだけでは、パソコンは使えない!

■ PCを使う目的を決める

PCを使う目的は、そのままパーツの性能に直結します!作った後に後悔しないためにも、”何のためにPCを作るのか”を考えましょう!

パーツを選ぶ前に、まずは”作ったPCを何に使うか”を考えましょう。自作PCは、”PCで自分のやりたいことが、自分好みのデザインで、ストレスなくできる”、という点が最大のメリットです。珠玉の1台を作るには、”自分がPCで何をやりたいか”を考えることが重要です。

例えば、動画編集や作成が目的であれば、画面をスムーズに描写し、かつその作業速度もあげる、というポイントから、CPUやグラフィックカード(GPU)の性能が重要になってきます。また、作成したものをたくさん保存したい、というのであれば、ストレージ(HDDやSSD)の容量が必要になってきます。また、広い・大きな画面で作業したい、という場合は4Kモニタや、マルチディスプレイ(モニタの複数台利用)などの手段もあります。PCの使用目的が、それぞれのパーツの基本性能を選ぶポイントになります。

目的がはっきりしたら、次の“こだわり”を考えてみましょう。

■ PCに対するこだわりを決める

静音性、光る、デザイン重視、など、PCの性能にプラスする”こだわり”を自分の中で決めてみましょう!

これはあくまで私の考えですが、自作PCにおける“こだわり”とは、パーツの基本性能にプラスとなる”付加価値(特徴)”だと思います。

例えば、CPUクーラーでいうと、”冷却性能”が基本性能だとしたら、”動作音”が付加価値性能、ケースでいうと、”サイズ”が基本性能だとしたら、”デザイン性やLEDの搭載”が付加価値、といったところです(いろいろ考え方はあると思いますが)。

つまり、静音性やデザイン性、そして今はやりの”光りもの”など、各パーツにはこだわるポイントがたくさんあります。この自分がこだわるポイントをおさえたパーツを選ぶのも、自作PCでは重要です。もちろん、目的より先にこだわりがあっても全然OKです!

中には、”パソコンを作ること自体が目的とこだわり”という方もいるかもしれませんが、それもOKです!楽しく作って、世界に1台のPCを手に入れましょう!

そして、忘れてはならないのが”予算”。どこでもついてまわるのがお金の問題ですが、性能によっては、パーツ単体で数十万円するものもあります。もちろんその分性能も期待できます。が、私も含め、お財布の中身は青天井にならないのが世の常です(笑)。

「だいたい全体で15万円くらいかな……」といったような予算をつけておくと、パーツを選ぶ時の目安にもなります。パーツは、性能によってだいたいの価格帯があるので、その範囲内で選ぶといったことも可能です。逆に、「予算とは別にこのパーツにはお金をかける!」というのも全然アリです!

要は自分の中での、性能や特徴、お金の優先順位を付けながらパーツを選べるのが自作PCの醍醐味です。たくさん悩んで、自分に合ったパーツを選びましょう!

 

■ 使うパーツを選んで、購入する

同じパーツでも、そのメーカーや製品はたくさんあります!スペックや価格、購入後のサポートなどを比較検討しながら、購入しましょう!“目的”と”こだわり”と”予算”が決まったら、いよいよ自作PCを構成するパーツを選んでいきましょう。

それぞれのパーツを選ぶときに重要なのが”基本性能を表すスペック”です。はじめて自作PCにチャレンジする方は、そのスペックや数値の意味するものが何なのかわからないことが基本だと思います。“はじめて自作”では、それらもほとんど紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

そして、パーツのそれぞれ役割を見ながら、ソフトウェアをたくさん一度に使いたいなら”メモリ”の容量を多めに、たくさんファイルを保存したいなら”ストレージ”の容量を多めに、ゲームのためにグラフィック機能を強化したいなら”グラフィックカード”の性能を重視で……と、自分が優先する機能のパーツにまずは重点をあてて選んでいきましょう。ここで自分にとって重要なパーツの性能を妥協してしまったりすると、思い通りのパフォーマンスが出なかったり、作業に時間がかかってしまったりと、後悔してしまう事になります。性能とこだわり、そして予算と3つの天秤をうまく見ながら選んでいきましょう。

□ 各パーツの選び方

CPU:ゲームや動画編集などには高性能のものを!

選ぶ際のポイントはコア数、スレッド数、周波数の3つ。

PC全体の処理能力に大きくかかわるのがCPUの性能です。コア数や動作クロック数(計算スピード)だけではなく、スレッド数やCPU自体に搭載されている機能で大きくその性能が変わってきます。これらの機能を区別しているのが、”CPUのブランド”です。AMDならRyzenシリーズ、IntelならCoreシリーズなどがそれにあたります。

一般的に、同じシリーズであれば、ブランドに付随している数字が大きいほど高性能になります。高精細なゲームなどは、高い性能のCPUとグラフィックカードを必要としますので、ゲームの推奨スペックなどを参考にして選ぶとよいですね。

また、オーバークロックができるかどうか、メーカー純正のファンが付属しているかなどもありますので、それらを気にする人は、事前によく調べておきましょう。

過去記事に、CPUのスペックの読み方と、メーカー別のブランドと主要製品の比較を掲載しています。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第21回 これさえ見ておけばお店でも安心!初めての自作で知っておくべきパーツのポイント ― CPU編

CPUのメーカーや製品名、形状は、マザーボードやCPUクーラーを選ぶ際に重要になるので、使うCPUを決めたら、これらを控えておきましょう。

 

CPUクーラー:空冷や水冷など、冷却性能と動作音がポイント!

選ぶ際のポイントは使用できるCPU、冷却方法、動作音の3つ。

CPUクーラーを選ぶポイントは、”使用できるCPU”と”冷却性能”、そして”動作音”になります。CPUとあっていないソケット形状のCPUクーラーだと、物理的に取り付けることができません。まずは、きちんと取り付けられるCPUクーラーを選びましょう。

次に冷却性能と動作音です。高いスペックのCPUほど、多くの熱を出すので、冷却性能の高いCPUクーラーで冷やさなければなりません。CPUクーラーには、”空冷”と”水冷”の2タイプがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。空冷タイプのCPUクーラーが現状一般的ですが、CPU中心の冷却や静音性を重視すると、水冷タイプがおすすめです。また、双方ファンが光るタイプのものがあるので、PCを光らせたい方は、ここの機能も重要ですね

>> 関連記事 :「はじめて自作」第22回 これさえ見ておけばお店でも安心!初めての自作で知っておくべきパーツのポイント ― CPUクーラー編

CPUクーラーの中には、付属のリテンションでいろんなCPUの形状に合わせることができるものもありますが、取り付けが複雑だったりする場合があるので、取り付け方法なども確認しておくと安心です。

 

メモリ:搭載容量が多いほどサクサク動作!規格に注意!

選ぶ際のポイントは容量、メモリ規格の2つ。

自作をやったことがない方でも、メモリを増設したことのある方は多いかもしれません。PCに搭載するメモリの容量が多いと、それだけ多くのソフトウェアで作業できることができ、快適にPCを使うことができます。8GB程度の搭載容量があると、インターネット+オフィスソフトなどの、基本操作にはまず問題がないと思います。メモリ消費量が多くなりがちなグラフィックソフトを使う場合は、より多くのメモリを搭載すると、ソフトウェアを複数立ち上げてもスムーズな動作が可能になります。

メモリを選ぶときは、CPUとマザーボードが、どのメモリ規格にあっているかを必ず確認しましょう。そして、”デュアルチャネル”機能で高速化を行うため、必ず同じメーカー・規格のものを、2枚1組で購入するのがおすすめです。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第23回 これさえ見ておけばお店でも安心!初めての自作で知っておくべきパーツのポイント ― メモリ編

マザーボードには搭載可能なメモリ容量も記載されているので、そこもチェックしておきましょうね。

 

ストレージ:SSDで起動やファイル操作を高速化!

選ぶ際のポイントはスピード、容量の2つ。

ストレージは大きく”HDD(ハードディスク)”と”SSD”の2種類がありますが、昨今はその高速性からSSDが一般的になっています。SSDには、SATAケーブルで接続する2.5インチサイズのものと、マザーボード上のソケットに直接差し込むM.2のものがあります。HDDに比べ価格は高くなりがちですが、予算に余裕があったら、ぜひともSSDを選びたいところです。容量の大きいデータを保存しておきたい場合は、SSDとHDDの両搭載もおすすめですね!

>> 関連記事 :「はじめて自作」第24回 これさえ見ておけばお店でも安心!初めての自作で知っておくべきパーツのポイント ― ストレージ編

M.2には、長さの規格があるので、こちらもマザーボードの対応状況も確認しておきましょう。

 

マザーボード:対応するCPUとケース、拡張性で選ぼう!

選ぶ際のポイントは対応しているCPU(チップセット)、大きさ(拡張性)、追加機能の3つ。

実に種類も機能も多いマザーボード。選ぶのに一番時間がかかるかもしれません。選ぶ際に重要なのは、対応しているCPUとマザーボード自体の大きさです。まずは使うCPUに対応しているマザーボードを絞り込みましょう。対応CPUが同じでも、搭載しているチップセットによって、マザーボード自体の機能も異なってきますので注意しましょう。

次にマザーボードのサイズです。大きいほどたくさんのスロットがあるので、グラフィックカードの増設などを検討している人は、ここも確認しておきましょう。また、使うケースを決めている人は、そのケースが対応しているマザーボードの規格を確認しておきましょう。

また、マザーボードは、メーカーごとにいろいろな独自機能を搭載しています。特に各社イルミネーション機能搭載のマザーボードが多く登場していますので、PCを光らせたい人はそこから絞り込むと良いかもしれませんね!

>> 関連記事 :「はじめて自作」第25回 これさえ見ておけばお店でも安心!初めての自作で知っておくべきパーツのポイント ― マザーボード(前編)

>> 関連記事 :「はじめて自作」第26回 これさえ見ておけばお店でも安心!初めての自作で知っておくべきパーツのポイント ― マザーボード(後編)

 

グラフィックカード:ゲームをするならほぼ必須!

選ぶ際のポイントは搭載GPU。

マザーボード同様、種類の多いグラフィックカード。中にはCPUにグラフィック機能が搭載されているものもあり、「本当に必要なのかな?」と思う方もいると思います。まず、高精細なゲームや、グラフィック関係の作業をやりたい方はあった方が無難です。ゲームやソフトウェアの推奨スペックに、そのゲームが必要とするGPUのスペックが書いてあるので、それを基準に選びましょう。メールやインターネットしかしない、使ってもWordやExcelなどのオフィスソフト、という方は、オンボードグラフィックでも十分です。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第27回 これさえ見ておけばお店でも安心!初めての自作で知っておくべきパーツのポイント ― グラフィックカード(前編)

>> 関連記事 :「はじめて自作」第28回 これさえ見ておけばお店でも安心!初めての自作で知っておくべきパーツのポイント ― グラフィックカード(後編)

 

エントリー向けのGPUを搭載したグラフィックカードの中には、”ロープロファイル”という、小さなケースに対応したものもあります。小型PCだけど、グラフィックカードを搭載したい!という人は、このロープロファイルに対応したものを選びましょう。

ケース:拡張性、大きさ、デザイン性、選び方は多種多様!

選ぶ際のポイントは大きさ、デザイン性の2つ。

今やPCの中身を見せることもトレンドになっていますが、部屋に置く以上その外眼が一番重要視されるのがケースです。光るものをはじめ、カラーリングに凝ったもの、形状に凝ったものなど、こちらもたくさん種類があります。

先にお話しした、「基本機能」と「こだわり」、どちらを優先するかによりますが、選んだマザーボードやグラフィックカード、電源ユニットが入らない……。ということにならないため、それぞれの物理的なサイズは必ず確認しておきましょう。逆に、ケースを優先するのであれば、ケース基準で選ぶのもアリです。水冷CPUクーラーを使いたい人は、搭載できるファンやラジエーターのサイズも確認しておきましょう。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第29回 これさえ見ておけばお店でも安心!初めての自作で知っておくべきパーツのポイント ― ケース編

“部屋のどこにPCを置くか”も意外と重要になってきます。机の下などだと、大きいケースだと入らなかったりする場合もありますので、事前に部屋を見渡して、イメージするのも重要かもしれませんね!

 

電源ユニット:搭載するパーツが必要とする電力で選ぼう!

選ぶ際のポイントは電源容量、サイズ、80 PLUS認証の3つ。

意外と選び方が分からないのが電源ユニット。標準構成のPCであれば、600~700Wあれば十分ですが、グラフィックカードを2枚以上搭載する、高スペックなCPUを搭載するのであれば、それぞれのパーツの”TDP”を調べて、計算すると安心です。高容量の電源であればあるほど、各パーツに電気を供給できる仕組みです。

また、電気を供給する効率に”80 PLUS認証”というものがありますが、もし静音性などを重要視するかたは、この認証が何かを確認しておくのも良いですね。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第30回 これさえ見ておけばお店でも安心!初めての自作で知っておくべきパーツのポイント ― 電源ユニット編

電源ユニットの大きさによっては、ケースに入らない、ということがあるので、電源ユニットの大きさと、ケースの電源ユニット搭載部分の大きさをあらかじめ確認しておくと安心です。

 

ケーブル:基本は添付品で十分!こだわる場合は購入を!

ケーブル類は基本、別途購入する必要はありません。必要なケーブルは、あらかじめケースや電源ユニット、モニタなどに付属しています。ただ、「ケーブルも光らせたい!」などの場合は、自分で選んで購入する必要があります。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第31回 これさえ見ておけばお店でも安心!初めての自作で知っておくべきパーツのポイント ― ケーブル

 

OS:Windows 10をインストールするのに必要!

選ぶ際のポイントはインストールメディアの形態、エディションの3つ。

通常、PC本体を買って電源を入れると、すぐにOS(Windows)が起動します。ですが自作PCの場合は、全部組みあがってパーツ全体が動作することを確認した後に、自分でこのOSをインストールしなければなりません。

Windows 10は、パッケージ版、ダウンロード版、DSP版と、3つの方法で購入することができます。うち、DSP版は、PCを構成する主要なパーツとセットで購入しなければなりませんが、他の2つより安価です。また、DVD形式のインストールメディアですが、自分でセットアップファイルを作成し、USBメモリからインストールすることもできます。エディションにはHomeとProがあり、ProはWindows 10のもつ機能が全て使用できます。Windows Updateの挙動を設定したいなど、PCに詳しい方にお勧めです。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第32回 これさえ見ておけばお店でも安心!初めての自作で知っておくべきパーツのポイント ― OS

その他、DVDやBlu-rayを再生・作成するための光学ドライブや、USBのポート数を増やすための拡張カードなどがあります。必要に応じて、必要なパーツを搭載できるのも、自作PCの特徴です。

そして、これらのパーツは、量販店やPC専門店、WEB通販などで購入することができます。不安な方は、実際にお店に出向いて、店員さんに聞いてみたりすると良いですね。また、販売店ごとにいろいろなサポートも行っているので、自作PCに関するサポートなどを用意しているところを探すのも安心のひとつになります。

■ PCを組み立てて、OSをインストールする

手順どおりにすすめれば、PCは簡単に組み立てられます!迷ったら、まずはパーツの説明書を確認しましょう!パーツが一式そろったら、いよいよ組み立てです。

組み立てと言っても、難しいことはほとんどなく、パーツ同士を取り付けたり、ねじ止めしたりするだけで、基本的にPCは組みあがってしまいます。組み立てに必要な道具を用意して(とはいっても、基本はプラスドライバ―のみですが)、以下の流れに沿って組み立ててきましょう。

 

手順1. ケース :パーツを取り付けられるようにケースを開封します

手順2. 電源 :ケースに電源を取り付けます

手順3. マザーボード :ケースにマザーボードを取り付けます

手順4. CPU、CPUクーラー :マザーボードにCPUとCPUクーラーを取り付けます

手順5. メインメモリ :マザーボードにメインメモリを取り付けます

手順6. グラフィックカード :マザーボードにグラフィックカードを取り付けます

手順7. SSD :マザーボードにSSDを取り付けます

手順8. 内部ケーブルの接続 :各パーツにケーブルを接続します

手順9. 周辺機器の接続 :組みあがったパソコンに周辺機器を接続します

手順10. EFIの確認とOSのインストール:EFIを確認し、OSをインストールします

 

パーツの買い忘れがないかどうかや、万が一動作しない、といったときのサポート先やその内容も確認しておきましょうね。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第5回 さぁパソコンを作ろう!(全体の手順と注意点)

 

手順1. まず、ケースを開封します。

ケースは、マザーボードを中心に、各パーツを組み立て・収納・通電するという大切な役割を持っています。最初に、ケースのサイドパネルを開け、中のケーブルをいったんケースの外側に向けて出し、マザーボードを取り付ける準備をします。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第6回 組み立てその① ケース

 

手順2 . ケースに電源ユニットを取り付けます

 電源ユニットは、外部(コンセント)からの電気を、パーツ類が使えるように変換・通電する役割で、ケースの下部に取り付けます。取り付ける前に、ケーブル接続時にショートなどを防ぐために、電源ユニット自体のスイッチがOFFになっていることを確認します。電源ユニットに各パーツ用の電源ケーブルが接続されてない場合は、ケースに取り付ける前に接続します。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第7回 組み立てその② 電源

 

手順3. ケースにマザーボードを取り付けます

マザーボードをケースに取り付ける前に、CPUクーラーによっては、マザーボードのCPUソケット周辺の部品を一部取り外さなければならないものもあるので、CPUクーラー及びマザーボードの説明書を必ず確認し、必要な場合は外しましょう。

また、ケースに取り付ける際、スペーサーと呼ばれる、ケース側面とマザーボード裏面の間にスペースを設けるための小さなネジの取り付けが必要な場合があります。こちらも説明書をチェックしましょう。確認したら、マザーボードをケースの中に入れ、マザーボードの上からねじ止めします。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第8回 組み立てその③ マザーボード
   

手順4. マザーボードにCPUとCPUクーラーを取り付けます

まずはCPUソケットにCPUを取り付けます。取り付ける際は、CPUに刻印されている金色の矢印と、マザーボード上の矢印があうようにしてください。

Intel製のCPUの場合、CPU本体の裏面が平面になっています。代わりにマザーボード上にピンがありますので、誤ってこのピンを曲げたり折ったりしないようにしましょう。

AMD製のCPUは、CPU本体にピンが付いており、マザーボード上の穴にそれを差し込む形になっています。こちらも十分に注意して取り付けてください。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第9回 組み立てその④ CPUとCPUクーラー

 

手順5. マザーボードにメインメモリを取り付けます

メインメモリを取り付けます。メモリ本体に切り欠きが付いているので、マザーボード上のメモリスロットとこの切り欠きが正しくかみ合うように取り付けてください。また、2枚以上のメモリでデュアルチャネル機能を使用する場合は、取り付ける位置が決まっていますので、マザーボードの説明書を確認して取り付けましょう。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第10回 組み立てその⑤ メモリ

 

手順6. マザーボードにSSDを取り付けます

M.2タイプのSSDであればマザーボードに直接、SATA接続のSSDであれば、ケース上の2.5インチベイにSSDを取り付けます。HDD(3.5インチ)を搭載する場合は、3.5インチベイに取り付けましょう。M.2接続の場合は、SSD本体の上部をマザーボードにねじ止めし、SATA接続の場合は、ベイとSSD(HDD)本体をねじ止めしましょう。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第11回 組み立てその⑥ SSD

 

手順7. マザーボードにグラフィックカードを取り付けます

グラフィックカードを取り付ける前に、ケース背面のブラケット部分(グラフィックカードのモニタ接続端子が出ている部分)を外します。グラフィックカードを、取り付けるPCI-Express x3.0スロットに合わせ、外すブラケットを確認して取り外します。

取り外したら、実際にマザーボードのPCI-Express x3.0 スロットに、グラフィックカードを取り付けます。取り付けた後は、グラフィックカードブラケットの上部とケースの取り付け部分をねじ止めして、ぐらつきを防止します。

>> 関連記事 :はじめて自作」第12回 組み立てその⑦ グラフィックカード

 

手順8. 各パーツにケーブルを接続します

ケーブルは、各パーツへの電気の供給と、データを伝える役割をします。ここで大事なのが、パーツに接続するケーブルの種類とその向きを間違えないこと。CPUとグラフィックカードに接続する電源ケーブルは、特に形と差し込み口の数が似ているため、よく確認しましょう。また、ケースの電源ボタンやUSBを使えるためにするフロントパネルヘッダも、ここで接続しましょう。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第13回 組み立てその⑧ 内部ケーブルの接続

 

手順9. 組みあがったパソコンに周辺機器を接続します

各パーツを取り付け、ケーブルを接続したら、一旦ここでPCを起動します。万が一起動しないというときのチェックのために、ケースのサイドパネルはまだ外したままにしておきましょう。

HDMIなどのモニタ用ケーブル、キーボード、マウスをPC本体に接続し、最後にPCの電源ケーブルを電源ユニットとコンセントに差し込んだあと、電源ユニットのスイッチをONにし、ケースの電源ボタンを押します。

※起動しなかった場合は

もし起動しなかった場合は、組み立てた手順と逆の流れで確認しましょう。

・電源ユニットのスイッチがONになっているか

・フロントパネルヘッダの電源ケーブルがきちんと差し込まれているか、差し込む場所を間違っていないか

・各ケーブルはきちんと接続されているか

・各パーツはきちんと差し込まれているか、取り付ける向きを間違っていないか

 

>> 関連記事 :「はじめて自作」第14回 組み立てその⑨ 周辺機器を接続して起動しよう

>> 関連記事 :「はじめて自作」第16回 もし起動しなかったら?! もしもの時のトラブルシューティング

 

手順10. EFIを確認し、OSをインストールします

起動したら、キーボードのDeleteボタン(メーカーによって異なります)を押して、EFIを起動します。EFIは、今のPCの状態(CPU温度やファンの回転数)のほかに、取り付けたパーツの情報が表示されます。もし、取り付けしたのに、EFIに表示されていないパーツがあれば、システムからそのパーツが認識されていないことになりますので、電源を切り、取り付け状態をチェックしましょう。この時、万が一の感電などを防ぐために、電源ユニットのスイッチはいったんOFFにしましょう。

EFIですべてのパーツが認識されているのを確認したら、Windows 10(OS)をインストールします。電源を切った状態でWindows 10のインストールメディア(はじめて自作ではパッケージ版のインストールメディアであるUSBメモリを使っています)をPCに取り付け、PCを起動します。すると、USBメモリから、OSのインストールが開始されます。

OSのインストールはとても簡単です。画面に書いてある内容を確認し、それを選択したり、”次へ”ボタンをクリックしていく操作で完了することがほとんどです。また、ライセンス認証にはプロダクトキーが必須なので、インストール時に必ず入力してライセンス認証しておきましょう(インターネットに接続時、自動で認証されます)。また、プロダクトキーはなくさないように注意しましょう。

OSのインストールが終わると、Windows 10が起動します。

場合によっては、パーツのデバイスドライバ(OSとハードウェア間で情報や機能ををやり取りする小さなソフトウェア)のアップデートが必要な場合がありますので、その場合は、インターネットや、パーツに付属しているメディアからインストールしましょう。また、Windows 10の更新ファイルがある場合は、Windows Updateが行われます。

これでPCの組み立てはすべて終了です。最後に、このPCで使うソフトウェアをインストールしていきましょう。

>> 関連記事 :「はじめて自作」第15回 組み立てその⑩ Windows 10をインストールしよう
>> 関連記事 :「はじめて自作」第17回 Windows Updateとデバイスのインストール

 

■ ソフトウェアをインストールする

ソフトウェアをインストールする方法はいくつかありますが、大きく分けると、

・店舗等で購入し、インストールメディアからインストールする

・WEBで購入し、ダウンロードしてインストールする

・Windows ストアで購入し、ダウンロードしてインストールする

があります。いずれも、インストール自体は簡単ですが、こちらも再インストールやソフトウェアのライセンス認証に必要なプロダクトキーや、アカウント登録がほとんどの場合ありますので、いずれも情報をなくさないように注意しましょう。

ソフトウェアをインストールして、自分の使いたいソフトウェアが使える状態になれば、これで世界に1台しかない自分だけのPCの完成です!

>> 関連記事 :「はじめて自作」第18回 ソフトウェアのインストール

 

いかがだったでしょうか?

総集編ということで駆け足でしたが、各パーツを選ぶ際のポイントや、組み立ての流れをつかんでもらえたでしょうか?

はじめは誰もが不安で緊張する自作PCですが、いざ作ってみると「意外と簡単だった!」や「PCに詳しくなれた!」など、肯定的な声がほとんどです。昨今は自作PC動画などもたくさんアップロードされているので、それを見て”自分がやってみたい自作PC”をイメージするのも良いかもしれません。ぜひ、自作PCで、あなたの理想のPCデスク周りを作ってみてください!

>> 関連記事 : PCデスク晒しちゃってる方に突撃インタビュー!あなたのこだわり語っちゃってください!


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