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    今回は、3Dレイヤーについて紹介していきます。これまで紹介してきたシェイプレイヤーやテキストレイヤー等と組み合わせることで、よりリッチな表現ができる便利な機能なので是非とも覚えておいて損はありません。
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今回は、3Dレイヤーについて紹介していきます。これまで紹介してきたシェイプレイヤーやテキストレイヤー等と組み合わせることで、よりリッチな表現ができる便利な機能なので是非とも覚えておいて損はありません。

>> 関連記事 : Adobe AfterEffects:アニメーションロゴを作る為には?【 グリッドとスナップ 編】

■ 3Dレイヤーとは?

これは、名称の通りレイヤーを3Dとして扱う機能です。AfterEffectsは基本的に「2D」のモーショングラフィックスを作成する為のアプリケーションなので、正確には「遠近方などを使って2Dを3Dに見せる機能」が3Dレイヤーだと思ってください。よって、他の3DデザインアプリケーションのようにXYZ軸(幅、高さ、奥行き)を持ったオブジェクトを自由にデザインできる訳ではないことは覚えておいてください。では、さっそく使ってみましょう!

まずは、新しいコンポジションを作成して、その中にシェイプレイヤーを作りました。色はブルー、サイズはX200、Y200、配置はXYともに0で中央とします。

続いて、シェイプレイヤーに「3Dレイヤー」のスイッチをONにします。この立方体のマークが付いていれば3Dレイヤーとして扱うことができるようになります。

シェイプレイヤーの制御プロパティを見てみると、いくつかの項目で3Dレイヤーに関係する値が増えています。「位置」「スケール」「方向」「X回転」「Y回転」「Z回転」がこれにあたります。例えば、このシェイプレイヤーを奥から手前に移動した時は、「位置」の一番右側の数値を大きい値から小さい値へキーフレームを使って変化させます。ちなみに、遠くにあるものは小さく、近くにあるものは大きく見えるのが当たり前なので、小さい数値から大きい数値にするように思えますが、AfterEffectsの仕様上は奥に行くほど数値は大きく、手前に行くほど数値は小さくなるので覚えておいてください。ただし、これは正面から見た場合で、カメラレイヤー等を使って反対側から見た場合はその限りではないのでご注意ください。それでは、実際に動かしてみましょう!

これは、以下のようにキーフレームを設定した場合のアニメーションです。なお、回転の部分はちょっとわかりにくいですが、「0x」の部分が回転数を表しており、「+0.0°」の部分は角度を表しています。例えば1回転と180°であれば、「1x+180.0°」という数値になります。

位置:960 , 540 , 5000 → 960 , 540 , -2000

Z位置を3秒間かけて5000から-2000に移動

X回転:0x+0.0°→ 2x+0.0°

Y回転:0x+0.0°→ 2x+0.0°

Z回転:0x+0.0°→ 2x+0.0°

XYZの各回転を3秒間かけて2回転

 

■ 3Dレイヤーを扱う際の注意点

全てを2Dレイヤーとして、もしくは3Dレイヤーとして扱う際には問題はありませんが、2Dレイヤーと3Dレイヤーを混在させて使う場合には前後関係に注意する必要があります。ちょっと整理してみましょう。

全てが2Dレイヤーの場合:

二つの重なったオブジェクトがある時はタイムライン上でより上にあるレイヤーが手前に表示されます。

全てが3Dレイヤーの場合は:

タイムラインの上下関係は無視され、実際の位置[Z]により手前に表示されるオブジェクトが決まります。

2Dレイヤーと3Dレイヤーが混在している場合:

基本的には「すべてが2Dレイヤーの場合」と同じです。この二つのレイヤーが重なった場合は、タイムライン上で2Dレイヤーが3Dレイヤーより上にいる場合は常に2Dレイヤーが優先して表示され、3Dレイヤーが2Dレイヤーより上にいる場合は、3Dレイヤーが優先して表示されます。言葉だけでは分かり難いので、実際に作ってみました。

3Dレイヤーの方がタイムライン上で上にいる場合です。2Dレイヤーで作成したグリーンのスクエアは常に表示されていますが、3Dレイヤーの方が優先されているので、3Dレイヤーのオブジェクトが手前に移動して大きく表示された時には隠れます。

こちらは、逆に2Dレイヤーがタイムライン上で上にいるので、最初は3Dレイヤーが表示されていませんが、手前に移動してグリーンのスクエアより大きくなった際は、はみ出した分だけ表示されています。

混在させる場合の活用例の一つとして、2Dレイヤーを背景として常に表示させて、その上に3Dレイヤーでオブジェクトを作って動かすというものがあります。また、3Dレイヤーを扱う場合には背景にもグラデーション等で質感を持たせることで一気にクオリティが増します。

 

■ まとめ

今回は、3Dレイヤーについて触れてきました。奥行きの概念が入ることでデザインの難易度は上がりますが、それだけクオリティの高い表現が可能となるので是非とも使いこなして頂きたい機能です。前回紹介したアニメーションプリセットにも、3Dレイヤーを活用したものも豊富にありますので、色々と試してみるのも良いと思います。


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