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    「デジタル画を始めてみよう!でも何から始めればいい?」
    今までアナログでしか描いたことがない方は、デジタル画の始め方が分からず戸惑うかもしれません。今回は、デジタル画の始め方について、必要な機材やペイントソフトのインストール、デジタル画を始める際の注意点までをまとめました。
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「デジタル画を始めてみよう!でも何から始めればいい?」
今までアナログでしか描いたことがない方は、デジタル画の始め方が分からず戸惑うかもしれません。今回は、デジタル画の始め方について、必要な機材やペイントソフトのインストール、デジタル画を始める際の注意点までをまとめました。

 

■デジタル画の魅力とアナログ画との違い

デジタル画を描いたことのない人にとって、手描きと同じような感覚で絵を描くことは難しいと感じるかもしれません。しかし、ペンタブレットなどの発達で、デジタルでも紙に書くのと同じ感覚で手描きができる環境が整ってきています。デジタル画を始める前に、その魅力とアナログ画との違いについて見ていきましょう。

 

  • デジタル画の魅力はやり直しが何度もできること

アナログ画の場合は、使う画材によってはやり直しがきかないこともありますよね。また、画材は消耗品で、描けば描くほどお金も必要です。一方、デジタル画は、必要な機材を購入する初期投資は必要ですが、画材の消耗などを気にすることなく、思う存分描き何度もやり直せます。写真の世界でいえば、フィルムカメラがアナログ画、デジタルカメラがデジタル画と同じです。デジタル画の場合は、レイヤーと呼ばれる透明なキャンバスを何枚も重ねていけるので、背景、人物、光線などに分けて保存でき、このレイヤーだけ書き直すということもできます。

1枚の画像にすべてを描きこんでしまうと一部だけ描き直すのは大変です。レイヤーという機能があるからこそ、部分部分の手直しも気軽にでき、イラストのブラッシュアップもしやすくなります。

 

  • 機材さえそろえれば描き心地は紙を使ったとき以上に快適

紙にペンや筆を走らせるときの心地よさは、アナログ画独特のものです。ただ、手を動かし、絵ができていく過程での描き心地は、デジタルの方が良いという人もいるほど、デジタル画を描く環境は整備されてきています。パソコンとつなぐペンタブレット(以降ペンタブ)や画面に直接書き込む液晶タブレット(以降液タブ)は、筆圧など手の動きに対して敏感に反応してくれて、思った通りの強弱も伝えられます。ちょっと違うかな、と思えばすぐにアンドゥで消してやり直しをすれば良いだけ。アナログだと消しゴムで消すという動作が必要ですが、デジタル画だとクリックだけでサクッと消せます。

デジタル画の便利さに慣れてくると、アナログで描くことが不便に思えてくることも。ただし、アナログ画に慣れている人は、描く面の大きいペンタブあるいは液タブの方が使いやすいかもしれません。画面の大きいタブレットはそれなりに高価です。

 

  • 印刷することで作品として飾ることもできる

デジタル画は、パソコンの中で見ていてもいいのですが、印刷して作品として飾って楽しむこともできます。デジタル画だからパソコンの中だけで見なければならない、というわけではないのです。印刷して観賞したいサイズによって、デジタル画を作るときのサイズを決めておきさえすれば、細密に描きこんだデジタル画も美しい状態で印刷できます。

 

  • 素材のコラージュでも簡単に作れるが自分の手で描くことで上達

デジタル画もまた、アナログ画と同様に何度も描いて機材やペイントソフトのクセに慣れることで、さらに良い表現ができるようになります。何度も手で描き続けることで、着実に描く力は身についてくるでしょう。デジタル画を一から書くのではなく、フリー素材や自分の撮影した写真でコラージュを作成するのも簡単です。ただ、せっかくデジタル画を描くからには、自分の手で丁寧に描き、オリジナリティを追求して楽しみましょう。

 

 【デジタル画の始め方1】ますは必要機材を揃えよう! 

デジタル画を始めるためには、必要な機材をそろえなくてはなりません。揃えておきたいハードウェアは以下の通りです。

 

・デジタル画の編集に十分なスペックのPC

・PCの場合はペンタブレットまたは液晶タブレット

・データを保存するためのハードディスク

 

それぞれ、デジタル画を楽しめるスペックなどの条件や、代表的な製品を紹介します。

 

  • デジタル画の編集に十分なスペックのPCまたはスマホ・タブレット

デジタル画の編集に十分なスペックのPCまたはスマホ・タブレットは必要不可欠なハードウェアです。WIndowsPCにしてもMacにしても、描きこみたい場合はマシンスペックが重要になってきます。また、ノートPCでもデジタル画は描けますが、どうしてもモニターが小さくなるため、可能な限りデスクトップPCを選びましょう。モニターのサイズは21インチ以上、液晶モニターの場合はノングレアというタイプがおすすめです。ノングレアの方が目が疲れないので、長時間の作業にも耐えられます。CPUはintelのcore i5、予算が許すならcore i7を選ぶと安心です。メモリも多ければ多いほどいいですが、最低限8GB、可能なら16GBあると動作に余裕が出ます。 

 

参考となるスペックのWindowsPCを以下に紹介しましょう。

 

<WindowsPC>

UフォレストPC ハイスペックゲーミングデスクトップパソコン

【基本情報】

CPU:CPU Core i7 8700

メモリ:16GB/SSD480GB

ハードディスクHDD2TB DVDマルチドライブ搭載

GTX1060 6GBメモリ版

OS Windows10pro

 

<液晶モニター>

iiyama ゲーミング モニター ディスプレイ G2730HSU-B1

【基本情報】

モニターサイズ:27インチ

画像解像度:フルHD(1920×1080)

液晶タイプ:ノングレア

 

WindowsPCの場合、各スペックを満たしているかどうかをいちいちチェックして探すのが大変に感じるかもしれません。そういう場合は、「ゲーミングPC」として売られているPCを探してみてください。ゲーミングPCは、グラフィックボードも良いものを搭載しており、お絵描き用PCに必要なスペックを満たしている構成になっている商品が多くあります。

 

  • PCとセットで必要なペンタブレットまたは液晶タブレット

PCでお絵描きをする場合は、ペンタブレット(以降ペンタブ)または液晶タブレット(以降液タブ)が別途必要です。ペンタブは、手元で描きながらPCの画面を見ます。一方液タブは、ペン先を見ながら絵を描けます。より紙に近い書き心地は液タブですが、ペンタブに比べると比較的高いので、自分のお財布と応相談ですね。ペンタブレットの筆圧レベルは高ければ高いほど高性能ですが、2048もあれば十分です。初心者向けに、シンプルな機能で人気のペイントソフトがバンドルされている商品を紹介します。

 

<ペンタブレット:シンプル版>

ワコム ペンタブレット One by Wacom Mサイズ CTL-672/K0-C

【基本情報】

筆圧レベル:2048

ファンクションキー:無し

ワイヤレス接続:無し

マルチタッチ機能:無し

バンドルソフトウェア:「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」

 

よくやる操作などを登録しておけるファンクションキーやコード類が不要ですっきりするワイヤレス接続タイプが欲しい、という場合はおすすめです。

 

<ペンタブレット:多機能版>

ワコム Intuos Pro Mサイズ Wacom Pro Pen 2 付属 PTH-660/K0

【基本情報】

筆圧レベル:8192

読取可能範囲:224 x 148 mm

ファンクションキー:エクスプレスキー、タッチホイール

タッチ入力読取方式:静電結合方式

マルチタッチ機能: ◯(マルチタッチ機能ON/OFFスイッチあり)

ワイヤレス接続:Bluetooth 4.2以降

 

多機能なペンタブレットが欲しい方にはこういったタイプがよいでしょう。

 

液タブは、直接画面に専用のペンを使って描くタイプであり、紙と同じ感覚で描きたいという人におすすめです。おすすめの液タブをご紹介します。

 

<液晶タブレット>

ワコム Wacom Cintiq Pro 24 TDTK-2420/K0

【基本情報】

筆圧レベル:8192

読み取り可能範囲:52.2×29.4cm

最大表示解像度:4K(3840×2160)

ディスプレイ:23.6型LEDディスプレイ

タッチ機能:あり

 

デジタル画を描く人が選ぶ液タブのほとんどは、日本で生産されているワコム製です。なお、価格は高くなりますが、ディスプレイのサイズは広めがおすすめ。初心者向けとして人気の画面が小さいタイプもありますが、デジタル画を描き続けていると頻繁に拡大・縮小をするという手間が発生し、ストレスがたまってしまうのです。

 

  • データを保存するためのハードディスク

お絵描きのデータを高解像度で残したい場合、データの保管先も問題になってきます。PCなどに備わっているハードディスクだけでなく、外付けのハードディスクも購入を検討しましょう。容量的には、2~3TB程度のものがコスパもよくおすすめです。参考までに以下紹介します。

BUFFALO 外付けハードディスク HD-AD4U3

【基本情報】

サイズ:114×33×171mm

容量:4TB

接続規格:USB3.1(Gen1)/USB3.0/2.0

対応機種:USB3.1(Gen1)/USB3.0/2.0 Type-A端子を搭載するWindowsパソコンおよびMac、対応OS:Windows 10/8.1/7、Mac OS X 10.11以降

 

以上で、デジタル画を始めるために必要なハードウェアは揃います。次に、デジタル画を描くために必要なペイントソフトについて見ていきましょう。

 

【デジタル画の始め方2】ペイントソフトを選ぼう 

ここまで紹介してきたハード別におすすめのペイントソフトを紹介します。基本的には多くの人が選んでいるCLIP STUDIO PAINTがおすすめですが、他にも良いペイントソフトはいろいろあるので、比較してみてください。

 

  • どのハードでもおすすめ!一番人気はCLIP STUDIO PAINT

どのハードでも人気のペイントソフトは、CLIP STUDIO PAINTです。実際にアニメーションスタジオでプロも使用しているソフトウェアで、WEBだけでなく印刷物にも対応可能。アニメーションや漫画を描きたいならEX、単純にイラストを描きたい場合はPRO、といった風に機能によって選択肢もあります。使い心地を試したい場合は、無料版のCLIP STUDIO PAINT DEBUTを使ってみてください。一部機能制限はありますが、CLIP STUDIO PAINTの操作性を体験するには十分すぎる機能がありますよ。

CLIP STUDIO PAINTシリーズ公式サイト:https://www.clipstudio.net/

 

  • Windowsで使うのにおすすめのペイントソフト

Windowsでよく利用されるペイントソフトは、PhotoshopCCとペイントツール SAIです。PhotoshopCCは、昔から業務用の画像加工ソフトウェアとして使われており、とても多くの機能が搭載されているのが特徴。ただ、使いやすいように自分でカスタマイズをする必要があり、お絵かきソフトに慣れている人でないと最初は難しいかもしれません。他のソフトウェアに不満を感じる場合に乗り換えを検討するなど、デジタル画に慣れてから導入を検討する方が良いでしょう。 

PhotoshopCC公式サイト:https://www.adobe.com/jp/products/photoshop.html

 

ペイントツール SAIは、シンプルかつ操作が分かりやすいことで人気のあるペイントソフトです。他のペイントソフトに比べると機能面で見劣りはしますが、直感的な使いやすさが最大の魅力と言えます。機能が少ないため印刷物の作成やプロの使用には向きません。印刷したい場合は、他のペイントソフトと併用となる点には注意しましょう。

ペイントツール SAI公式サイト:https://www.systemax.jp/ja/sai/

 

  • ペイントソフトではないが用途によってはおすすめはillustrator

illustratorは、Photoshopと同じAdobe社の開発しているグラフィック作成ソフトです。Photoshopはどちらかといえば画像を加工する方面に強みを発揮しますが、illustratorはペジェ曲線などを使ったイラストやポスター・雑誌のデザインなどに向いています。

llustratorの公式サイト:https://www.adobe.com/jp/products/illustrator.html

 

■ デジタル画に必要なモノをそろえる際の注意点

デジタル画に必要なものをそろえていく上で注意したいことを4点にまとめました。

 

・PC?液晶タブレット?iPad?それぞれの特徴を考えて選ぶ

・モニターなどの大きさは実物を見てから決めよう

・ハードディスクは後から追加でもOK

・スタイラスペンなどの描き心地も試してから

・ペイントソフトを円盤で購入する際は注意が必要

 

これらの点を確認してから、購入を始めてくださいね。

 

  • PC?液晶タブレット?iPad?それぞれの特徴を考えて選ぶ

デジタル画を楽しめるハードウェアは、PCまたは液タブ、iPadの3パターンです。PCはデジタル画以外の用途にも使用可能で、高スペックのものをそろえることができるため、快適にデジタル画を描ける環境を整えられます。液タブはデジタル画専用となりますが、紙に書くのと同じような感覚で、目で手元を見ながら描ける点が魅力です。iPadなどのタブレットやスマホは、本格的に描くというよりは、外出先でも気軽にお絵描きを楽しむという使い方がメインとなります。

それぞれの特徴を考慮した上で、デジタル画のお絵描きとしてメインで使いたいハードウェアはどれなのかを決めましょう。

 

  • モニターなどの大きさは実物を見てから決めよう

モニターや液タブの大きさは、実物を実際に見てから決めることをおすすめします。モニターや液タブを置く予定の場所にそれらを配置しても大丈夫かを検討するためには、実物を見て大きさを感覚でも知り、想定している場所におけるかどうかを考える必要があるためです。メジャーで置き場所の寸法を測り、置く機材のサイズも確認しておけば「置けなくて困った」といった事態が防げます。作業領域や画面のモニターは大きいにこしたことはありませんのでついつい大きめのものを選びがちですが、設置できなくては意味がありません。

 

  • 外付けのハードディスクは後から追加でもOK

PCには、もともと十分にデータを確保できる内蔵ハードディスクがあります。しばらくは外付けのハードディスクを購入しなくてもデジタル画は保存できますので、初期段階で無理に買いそろえる必要はありません。ただ、PCのハードディスクが壊れた場合のバックアップとして購入するつもりなら、最初から用意しておくといいでしょう。現在、外付けのハードディスクはあまり高い価格ではなく、数千円で購入できます。

 

  • スタイラスペンなどの描き心地も試してから

スタイラスペンなどの描き心地も、できれば実店舗で試してから購入を検討しましょう。自分にとってしっくりくるものを選ぶには、実際に使ってみるしかありません。ペンタブや液タブも、家電量販店などデモ機が置いていそうな店舗に出向いて、あれこれ触ってみてください。

 

  • ペイントソフトを円盤で購入する際は注意が必要

ソフトウェアを購入するにあたって、CD-ROM版やDVD版を購入する際は、PCに円盤を読み込ませられるかどうか注意してください。最近のPCはCD-ROMドライバーがなく、ダウンロード版でしかインストールできない場合もしばしばあるからです。現在では、ほとんどのペイントソフトにはダウンロード版があるはずですので、基本的にはダウンロード版を購入することをおすすめします。ここまででデジタル画に必要な環境は整います。準備ができたら、早速デジタル画を描いて楽しみましょう!

 

■ 早速デジタル画を描いて楽しもう

ここまでくれば実際にデジタル画を描き始めることができますが、その前にペイントソフトをインストールする際や起動方法や基本的な機能の使い方についても確認しましょう。描いたデータの保存形式に何を選ぶかということも合わせて説明します。この章を読めば、ペイントソフトを使ったお絵描きのイメージがつかめますよ。

 

  • ペイントソフトのインストール

入手したペイントソフトをPCなどお絵描きをするハードウェアにインストールします。公式サイトにアクセスし、ダウンロード形式のソフトウェアを入手してから始めましょう。

 

<ダウンロードしたペイントソフトのインストール>

1.ペイントソフトの公式サイトから、ペイントソフトをインストールしたいPCへダウンロードします。iPadやスマホは、それぞれのOSに応じたアプリストアより、目的のアプリをダウンロードするだけでインストール完了です。

 

2.ダウンロードしたファイルのインストール方法は、ダウンロードサイトに説明があるので、その内容に従いましょう。ダブルクリックするとインストールが開始するパターンと、圧縮ファイルを解凍して所定のフォルダに配置するパターンが一般的です。

 

3.ダブルクリックをしてインストールを開始した場合は「完了しました」というお知らせダイアログが出たらインストール完了です。解凍ファイルを配置する場合は、ファイルを配置し終わったらもう起動できます。

 

  • ペイントソフトの起動とお絵描きの仕方

ペイントソフトのインストールが終了したら、まずソフトを起動して、正常に動くかどうかを確認しましょう。特に問題なく起動すれば、いよいよお絵描き開始です。多くのペイントソフトでは、初回起動時にチュートリアルがあり、ファイルの新規作成が促されます。ファイルサイズがよくわからない場合、いったん初期の大きさのままで作成してみてください。

多くの場合、真っ白いキャンバスが表示されるので、スタイラスペンで思うように描いてみましょう。基本操作をいろいろ試していくうちに、だんだんと要領がつかめるようになります。ひんぱんに利用する機能は、描いた部分を消す消しゴム機能と失敗を元に戻すアンドゥ機能です。この2つの機能は、スタイラスペンやファンクションキーなど、すぐアクセスしやすいショートカットを用意しておくことで、操作性は格段に良くなります。

何度も試行錯誤しながら描いていく前に、「レイヤー」の概念と扱い方を覚えて、さらに手直しが楽になるようにしていきましょう。

 

  • レイヤーを使いこなそう

レイヤーとは、デジタルの透明な「紙」と考えてください。背景、人物など、分かりやすい単位でデジタル画を分解し、紙を重ねるようにして1枚の絵とするわけです。レイヤーを上手く利用すると、ここだけ修正したいというときに、周囲に影響を及ぼさずきれいに消す・修正するなどといった操作が簡単にできます。

レイヤー操作はメニューとして単独であるはずですので、ファイル内に作っていきましょう。その際、何のためのレイヤーなのかを名前で分かるようにしておくと、後から見ても分かりやすくおすすめです。新規作成でできたキャンバスは背景としておくといいでしょう。レイヤーの分け方としてもうひとつ推奨したいパターンは、線画とペイントを分けておくことです。線画を手直しする際、ペイント部分も一緒に手直しをすると時間がかかります。分かれていると「線画のここを直したい」と思ったときもすぐに対応できて便利ですよ。 

文字を入れる場合は、文字だけのレイヤーを作ります。レイヤーを重ねる順番は自由に指定できますので、例えばイラストの下に文字を入れたいという場合も簡単に対応可能。また、透明度もレイヤーごとに変えられるので不透明にしたり透過させたりする操作も自由自在です。

 

  • 描いたデータの保存形式

描いたデータは保存しておきましょう。レイヤーの情報なども残し、次に続きができるようなファイル形式は必ず残してください。CLIP STUDIO PAINTの場合なら、lip形式に相当します。また、Photoshopのpsd形式も有名ですね。

後は、1つの画像ファイルとして扱うときにBMP、JPEG、TGA、PNG、TIFFなどのフォーマットを必要に応じて選びます。Web媒体やSNSの投稿に利用するなら、JPEGやPNGが一般的です。このどちらかなら、ほぼどのWebサイトでも使えるでしょう。JPEGで保存する場合、画像の品質を指定する形にもなっているはずです。高品質だとそれだけ情報量が多くなりきれいですが、Webサイトに貼り付けて見せる場合、ファイルサイズが大きすぎてアップできない場合も。逆に、低品質だと印刷したときに荒くなってしまうことがあります。

 

  • 描いたデータをSNSで発表しても楽しい!

作成した作品は自分で観賞するのも良いですが、せっかくならSNSで発表するのも楽しいですよ。ペイント系の有名なSNSは、イラストコミュニケーションサービスのpixiv(ピクシブ)です。多くの絵師さんがpixivに登録していますが、最新作はTwitterで発表して、pixivに過去作品をストックしている、という使い方をしている人も多く見かけます。自分の作品に感想コメントをもらうとやりがいが出るものです。最初は勇気がいるかもしれませんが、自分の作品を発表する場として検討してみてはいかがでしょうか。

 

■ デジタル画を描くときやSNS発表時の注意点

デジタル画は簡単にコピーができてしまうという特性ゆえに、盗作を犯してしまいやすい手法です。自分の著作権も、他者の著作権も、両方尊重するよう日ごろから注意して行動しましょう。著作権についてもう少し細かく説明しますので、デジタル画を始める前に必ずご確認ください。

 

  • 著作権に注意!他者の著作権を犯さないようにしよう

デジタル画を作成するとき、練習として他者の作品を参考にすることは問題ありません。むしろ、上手な人のやり方を学ぶことは自分自身の能力向上に役立ちます。しかし、その作品をSNSなどで公開してしまうと、盗作として訴えられる可能性が出てきてしまいます。そのような事態を避けるために、習作は1つのフォルダで管理して、間違ってもSNSなどで流すことのないようにしておくと安心です。

 

  • SNSに発表する際は盗作に注意!

自分が丹精込めて描いたデジタル画が盗作されるのは、あまり気分の良いものではありません。著作権保護の対策としてできることは、以下の4つです。

・アルファチャンネルなどを使ったサインを埋め込んでキャプチャ避け

・電子透かしを埋め込んでパスワードを設定(フリーソフトを利用)

・デジタル画の創作途中の画面キャプチャを創作の証拠として残す

・完成した作品のpsdやlipファイルを証拠として残す

 

これらの対策を可能な限り行っておくことで、著作権侵害された場合に、自分が作者であることを証明できる確率が大幅に向上します。まず、自分の描いた作品には著作権を示すサインや電子透かしを入れるなどして、自分の作品であるという証明ができるようにしておきましょう。せっかくの作品にサインを入れるとどうしても目立ちますが、アルファチャンネルを使うと少しは目立たなくなります。アルファチャンネルを使えば、画面キャプチャで盗作されてもサインは引き継がれるため証明が可能です。

電子透かしは、ステガノグラファーというフリーソフトを利用することで埋め込むことができます。

ステガノグラファー

この2つの方法を併用することで他者が盗作してきたときに、証明できる可能性がさらに高まります。ただし、これだけやっても完璧ではありません。状況証拠として、デジタル画を描いている途中経過の画像や、レイヤーを保存しているlipやpsdなどのファイルもセットで保存しましょう。

本当に大切な自分の作品だからこそ、著作権を守れる対策を取っておくことをお勧めします。

 

■ まずは始めることが重要!デジタル画を描いてみよう

デジタル画を始めるための準備から、実際にデジタル画を書き始める部分、そして各ポイントでの注意点について解説しました。初期投資は少々必要ですが、デジタル画は紙もペンも尽きることなく何度でもやり直せて、ランニングコストはあまり必要としない趣味です。ぜひ自分にとって快適な環境を整え、デジタル画を描き始めましょう。


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