【原神】Ping値の確認方法とレイテンシが高いときの対処法
「原神」など、オンラインゲームではある程度のラグや遅延というものは避けられず、遅延が大きいほどプレイ時の違和感が大きくなっていきます。
そこで重要なのがPingというもので、データを発信して反応が返ってくるまでの時間=ユーザーとサーバー間の往復時間を指します。遅延時間、ラグ、レイテンシともいわれます。
今回は原神を快適プレイするために、Ping値の確認方法と、レイテンシが高いときの主な対処法を紹介します。
原神の推奨のPing値は30~50ms程度またはそれ以下
原神の推奨のPing値は30~50ms程度、もしくはそれ以下です。30ms以下なら体感できるラグはほとんどなく、20msを下回るようであれば非常に快適といえます。
なお原神では海外サーバーを選ぶこともできますが、海外サーバーを選ぶと上記の数値を大きく上回ることも多いため、要注意。
原神のPing値の確認方法
原神ではログイン後、画面右上のアイコン下にPing値が表示されます。ちなみに筆者の環境では18msとなっていたので、遅延はかなり小さいと言えます。
原神では基本的にゲームを開始した段階で、最も遅延の少ないサーバーがゲームサーバーとして選択されます。PC・スマホ版ならログイン画面からサーバーを変更することも可能。特に海外サーバーを選ぶと、海外のプレイヤーとマルチプレイするのに便利。
ただPing値が100msを超えることも多く、快適動作とは言い難い面もあります。
オンラインゲームを快適にプレイできるPing値の目安
原神など、オンラインゲームを快適にプレイできるPing値の目安はおおむね以下の通りです。
10~30ms | 非常に快適。日本国内サーバなどで見られる |
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30~40ms | 快適。日本国外にあるアジア地域サーバなどで見られる水準 |
40~60ms | 普通。アジア地域サーバでもアクセスが多い時間帯で見られることも |
60~100ms | ラグを感じてくる。シューター系だとやりにくい |
100~200ms | ラグを感じる。アクセスしているサーバが遠いなどの要因が考えられる |
200ms~ | 非常にひどいラグ。サーバ間の距離以外の不具合も考えられる。 |
なお原神の場合、日本から近いアジアにあるサーバであれば20ms前後になることが多いです。これは他のオンラインゲームと比較しても快適な低遅延環境と言えます。
Ping値が高いと何が起きる?
Ping値が高いと起こりやすい現象は、主に次の3つになります。
ダメージ、ノックバックなどの判定が遅れる
攻撃をしてもダメージ表記が遅れ、敵もひるまない…かと思えば、ワンテンポ遅れてダメージとノックバックが出てくるという状態です。
ドロップアイテムの挙動がおかしい、拾えない
ドロップしたアイテムを拾ってもその場に残り続ける、あるいは目の前にあるのに拾えないということがあります。
他のプレイヤーの挙動がおかしい
マルチプレイで共に移動するプレイヤーが前後にガクガクと動く、あるいは瞬間移動を繰り返すといった動作が見られる事があります。
Ping値が高いときの対処法
Ping値が高いときの主な対処法は以下の通りです。
有線LAN接続を行う
リアルタイムで判定を競うFPS/TPSなどのオンラインゲームにおいては、鉄則。通信の安定性では無線LANよりも有線LANが有利です。
アクセスする時間を変える
ゲームサーバへのアクセス数が増えると順番待ちが発生し、この待ち時間がラグとなってしまうことがあります。混雑が予想される時間帯を避けることで回避できます。
その他の対処法
パソコンはもちろんのことルーターなども、長時間使用により動作が不安定になることがあります。再起動で問題が解消するケースがあります。
それでも問題が解消しない場合、プロバイダーやネット回線を変更することも要検討。回線を光回線に切り替えることで、Ping値が改善することも多いです。
注意点としては戸建て向け回線では効果が出やすい一方で、マンションや集合住宅向け回線では効果が出にくいこと。集合住宅向け回線は1本の回線を複数の部屋に分岐しており、この分岐点に住民からのアクセスが集中することで渋滞発生源となってしまうためです。
まとめ
原神はパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット端末でもプレイできるマルチプラットフォームのゲームタイトルです。外出先でも持ち歩きをして、手軽に楽しむことが出来ます。
厳密なPCゲームタイトルとはいえないので、有線LAN接続でなくとも良いという場面も多いです。なおかつスマートフォンなどでも、家庭にあるWi-Fi環境でも低遅延でのプレイは可能です。
ゲーム画面の右上にPing値が常に出ているので、「いつもよりもPing値が悪いな…」と思った時は、この記事で紹介した対処法を実践可能な範囲でやってみてください。