ドラゴンクエストXベンチマークの使用方法・ベンチマーク結果例【推奨スペック/おすすめグラボも】
「ドラゴンクエストX オンライン」は2012年にリリースされて以来アップデートを重ねており、現在でも多くのアクティブユーザーがプレイし、FF11やFF14と並ぶ大作MMORPGです。
本タイトルは10年ほど前にリリースされたため、要求されるPCスペックは低めですが、高解像度・高画質でプレイする場合は、ある程度余裕があるゲーミングPCが必要になります。そこで今回は、ドラゴンクエストXのプレイに必要なスペックを、公式の推奨動作環境やベンチマークを使って検証していきます。
ドラゴンクエストXの推奨スペック
引用元:ドラゴンクエストX オンライン
デスクトップPC | ノートPC | |
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OS | Windows® 8.1 32/64bit 日本語版 Windows® 10 32/64bit 日本語版 Windows® 11 日本語版 |
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プロセッサ(CPU) | Intel® Core™i5 2.4GHz以上 AMD A10 3.4GHz以上 |
Intel® Core™i5 2.0GHz以上 AMD A10 2.8GHz以上 |
メインメモリ | 4GB以上 | |
ビデオカード(GPU) | NVIDIA® Geforce® GTX 650 VRAM 1GB以上 ATI Radeon™ HD 5800 Series VRAM 1GB以上 |
NVIDIA® Geforce® GT 640M VRAM 1GB 以上 ATI Mobility Radeon® HD 5800 Series VRAM 1GB 以上 |
HDD(SSD) | 空き容量 32GB 以上 ※アップデートの際、一時的にこれ以上のサイズが必要となることがあります。 |
引用元:ドラゴンクエストX
ドラゴンクエストXの推奨CPUは「Intel Core i5」で、世代やコア数などは指定されていません。「AMD A10」が4コア4スレッドなので、少なくとも4コア以上のCPUなら問題ないでしょう。2015年以降に発売されたCPUであれば、大幅に上回る水準だと考えられます。
推奨グラフィックカードは(GPU)は2012年前後の旧世代機であり、こちらも2015年以降のモデルなら大幅に上回る水準です。以上の推奨スペックを満たす自作PCを2022年現在に組む場合は、10万円でもオーバースペックになるほど余裕があります。
なお、ドラゴンクエストXには公式ベンチマークソフトもあるので、PCスペックが不安な場合は後述する手順でスコアを確認しておくといいでしょう。
ドラゴンクエストXベンチマークのダウンロード/インストール方法
ドラゴンクエストXの公式ベンチマークソフトは、「Windows版『ドラゴンクエストX オンライン』のはじめかた」にアクセスするとダウンロードできます。画面を下にスクロールし、「『ドラゴンクエストX オンライン』ベンチマークソフトのダウンロード」をクリックし、インストーラーをダウンロードしてください。
インストーラーを起動すると、下記のような画面が表示されるので「次へ」をクリックし、あとは画面の表示どおりに進めましょう。
無事にインストーラーが終了すると、下記のような画面が表示されます。デフォルト設定ではデスクトップにショートカットが作成されるので、問題なければそのまま「完了」をクリックしましょう。以上の手順で、ドラゴンクエストXのベンチマークソフトのインストールが完了します。
インストールしたベンチマークソフトの起動方法
先ほどの手順でベンチマークソフトをインストールすると、デスクトップ上に「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」というショートカットアイコンが表示されます。それをダブルクリックすると、ベンチマークソフトが起動します。
ベンチマークスコアの目安
ベンチマーク結果は、ドラゴンクエストのモンスターで表現されます。最高評価は「はぐれメタル(すごく快適)」、以下「キラーマシン(とても快適)」や「スライムナイト(快適)」と続き、さらに下がっていくとゴーレム・ばくだん岩が現れるようになり、最後は「動作困難」の「くさったしたい」となります。
引用元:ドラゴンクエストX
【筆者の場合】CPU「Intel Core i7-6700K」×GPU「NVIDIA GeForce GTX 1080」で「すごく快適(19976)」
実際に筆者のPCドラゴンクエストX ベンチマークを使用し、スコアを計測してみました。PC構成はCPU「Intel Core i7-6700K」×GPU「NVIDIA GeForce GTX 1080」です。
結果は20000近いスコアの「すごく快適」に。GTX 1080は2016年時点のハイエンドモデルで旧式ですが、現行モデルのGTX 3060に近いスペックがあるので今でも現役です。フレームレートも計測しながらベンチマークを行いましたが、150fps~200fps以上のシーンが多く余力がある印象でした。なお、ソフトそのものの使用感は非常に使いやすく簡単です。
【設定を変えた場合】最高品質設定で「19212(すごく快適)」
先ほどはデフォルトの「標準品質」でベンチマークを行いましたが、画面下部の「グラフィック品質」を最高品質にして再度計測したところ、結果は「19212(すごく快適)」となりました。映像は非常に滑らかでカクつくシーンも皆無でした。
ドラクエXベンチマークが起動しない・止まってしまう時の対処法
ベンチマークソフトが起動しない・実行時にエラーが出て止まってしまう場合は、セキュリティソフトを一時停止してからソフトを起動してみましょう。また、古いベンチマークソフトは正常に動作しないことがあるので、先ほどご紹介した手順で最新版のソフトをインストールしてください。
ドラゴンクエストX を遊ぶためのおすすめグラボ
ドラゴンクエストX オンラインを快適にプレイするためには、先ほど紹介したベンチマークソフトで「すごく快適」の結果を出せるグラボが必要です。そこで本章では、下記3点のおすすめグラボを紹介します。
- NVIDIA GeForce RTX 3050
- NVIDIA GeForce GTX 1660 Super
- NVIDIA GeForce GTX 1650
NVIDIA GeForce RTX 3050
引用元:MSI
現行のエントリークラスのグラボです。ドラゴンクエストXが発売されてから現在までのおよそ10年間、グラボのスペックは大幅に進化しました。その結果、現在ではエントリークラスのグラボでも、ドラゴンクエストXを最高画質でプレイできるようになっています。RTX 3050は価格も3万~4万円前後とお得なので、コスパ重視の方に特におすすめです!
NVIDIA GeForce GTX 1660 Super
引用元:NVIDIA
旧世代機ではありますが、未だに根強い人気がある高コスパモデル。筆者のGTX 1080に近いスペックということで選定しました。現在ではレイトレーシング対応のRTXシリーズが主流ですが、フルHD解像度であればGTX 1660 Superもまだまだ現役です。なお、GTX 1660には無印・SUPER・Tiの3種類がありますが、Superが最もコスパが高いので人気です。
NVIDIA GeForce GTX 1650
引用元:MSI
旧世代のエントリークラスのグラボです。いくつか種類があり、通常のグラボでは欠かせない補助電源が不要な「ロープロファイルモデル」を選べば、スリムタワー型PCにも対応できます。GPUの性能向上によってドラゴンクエストXが相対的に軽くなったので、エントリークラスのグラボであっても、フルHD最高画質でのプレイに十分な性能となりました。
ドラゴンクエストX を遊ぶのにおすすめのゲーミングPC
ドラゴンクエストXを快適にプレイするためには、公式ベンチマークソフトで「すごく快適」が出せる、推奨動作環境よりハイスペックなゲーミングPCがおすすめです。本章では、特に評価が高い下記3機種のBTOゲーミングPCをご紹介します。
- ドスパラ GALLERIA RM5C-R35
- パソコン工房 LEVEL-M066-124-RJX
- ツクモ G-GEAR ドラゴンクエストX オンライン 推奨パソコン | スタンダードモデル
ドスパラ GALLERIA RM5C-R35
引用元:ドスパラ
OS | Windows 11 Home 64ビット |
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CPU | インテル Core i5-12400 (2.5GHz-4.4GHz/6コア/12スレッド) |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM(PC4-25600/8GBx2/2チャネル) |
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 3050 8GB GDDR6 (HDMI x1,DisplayPort x3) |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
電源ユニット | 650W 静音電源 (80PLUS BRONZE) |
参考価格(税込) | 164,980円 |
引用元:ドスパラ
「GALLERIA RM5C-R35」は、ドラゴンクエストXのプレイに最適な、エントリークラスのBTOゲーミングPCです。エントリークラスとはいっても、CPU・GPUともに2022年7月現在の最新世代。フルHD最高画質でのプレイには、十分以上のスペックがあります。
本モデルはCPUに「Core i5-12400」、グラボに「RTX 3050」を採用しており、スペックのバランスが良い印象。グラボのVRAMが8GBと大容量のため、最新タイトルにも十分対応できるポテンシャルがあります。コストを抑えつつスペックも重視したい人におすすめです。
パソコン工房 LEVEL-M066-124-RJX
引用元:パソコン工房
OS | Windows 11 Home [DSP版] |
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CPU | Core i5-12400(6コア/12スレッド、基本クロック数2.50GHz、最大クロック数4.40GHz) |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR4-3200 DIMM (PC4-25600) |
グラボ | GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6 |
ストレージ | 500GB NVMe対応 M.2 SSD |
電源ユニット | 500W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源 |
参考価格(税込) | 139,980円 |
引用元:パソコン工房
「LEVEL-M066-124-RJX」は、コストパフォーマンスが抜群に高いBTOゲーミングPCです。CPUは「Core i5-12400」・GPUは「GeForce GTX 1660 SUPER」を採用しており、ドラゴンクエストXを快適に楽しめる環境が整います。
ちなみに、GTX 1660 SUPERは筆者が先ほど検証した「GTX 1080」に近いスペックがあり、ベンチマークソフトでは「すごく快適」となります。ドラゴンクエストX以外のほとんどのタイトルも、フルHD高画質で快適にプレイできるでしょう。フルHD環境でプレイする方・コスパを重視したい方は、このモデルを選んでおけば間違いありません。
ツクモ G-GEAR ドラゴンクエストX オンライン 推奨パソコン | スタンダードモデル
引用元:ツクモ
OS | Windows 10 Home (64ビット版) |
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CPU | インテル® Core™ i5-11400 プロセッサー (6コア | HT対応 | 2.6GHz、TB2.0時最大4.4GHz | 12MB キャッシュ) |
メモリ | 8GB (8GBx1枚) DDR4-3200 |
グラボ | NVIDIA® GeForce® GTX 1650 4GB (GDDR6) |
ストレージ | 500GB SSD (M.2規格 / NVMe接続) |
電源ユニット | HEC製 定格 500W 80PLUS SILVER対応 |
参考価格(税込) | 114,800円 |
引用元:ツクモ
「LEVEL-M066-124-RJX」は、ツクモのゲーミングPCブランド「G-GEAR」のドラゴンクエストX推奨モデル。 CPUは11世代のCore i5-11400、グラボはGTX1650を搭載。特筆すべきなのが、マザーボードがMini-ITX規格でPC本体が小さいこと。これは、補助電源を必要としない、GTX1650を採用した本モデルならではです。
肝心のスペック面では、CPUとグラボどちらも推奨動作環境を大幅に上回り、フルHD最高画質で快適にプレイできる水準です。高負荷のタイトルでなければ、最新のゲームも十分楽しめるでしょう。低消費電力で占有スペースも小さく、環境を選ばない点も安心。税込およそ11万円という価格は、筆者は非常にお買い得だと感じました。
まとめ
ドラゴンクエストXの推奨動作環境や実際のベンチマーク結果から、快適にプレイできるスペックを検証してきました。リリース開始から10年近い歳月が経過しているため、今となっては要求スペックは軽めです。
CPUとGPUが進化し、現在では補助電源がないエントリーモデルのグラボでも、ドラゴンクエストXが快適に遊べるようになりました。2022年現在、ドラゴンクエストXのプレイには「RTX 3050」「GTX 1660 Super」「GTX 1650」などのグラボがおすすめです。
これらのグラボを搭載したモデルとして、今回はドスパラの「GALLERIA RM5C-R35」・パソコン工房の「LEVEL-M066-124-RJX」・ツクモの「LEVEL-M066-124-RJX」3機種のBTOゲーミングPCをご紹介しました。いずれもコスパと品質の良さに定評があるモデルなので、この機会にぜひゲーミングPCの新調を検討してみてください。