【2023最新】エルデンリングの推奨スペックと推奨ゲーミングPCおすすめ10選
2022年2月に登場した、オープンワールド型アクションRPG「ELDEN RING(エルデンリング)」。登場から1年弱が経過し、各PCショップからは「エルデンリング推奨PC」も登場し始めています。そこで今回は、エルデンリングの2023年最新推奨スペックとベンチマーク結果から最適なグラボ、おすすめゲーミングPCをご紹介します。
エルデンリングを遊ぶための推奨スペック
まずは、ELDEN RING(以下エルデンリング)をプレイするためのスペックについて押えておきましょう。
エルデンリングの必要動作環境・スペック
OS | Windows®10 |
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CPU | Intel® Core™ i5-8400 AMD RYZEN™ 3 3300X |
メインメモリ | 12GB RAM |
グラフィックカード | NNVIDIA® GeForce® GTX 1060 3GB AMD Radeon™ RX 580 4GB |
ハードディスク/SSD空き容量 | 60GB以上 |
サウンドカード | Windows互換オーディオデバイス |
DirectX® | DirectX® 12(FEATURE LEVEL 12.0) |
引用元:https://www.eldenring.jp/operatingenvironment.html
必要動作環境は「ゲームを起動するための最低条件」を指します。つまりゲームをプレイするためにはこのスペックよりも高いパーツが必要。パーツを見る限り、なかなか高い性能を求められていることが伺えます。もし今から自作PCを組み立てようと考えているのであれば、少なくともこの条件より1~2段階上のパーツを購入することをおすすめします。
エルデンリングの推奨動作環境・スペック
OS | Windows®11/10 |
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CPU | Intel® Core™ i7-8700K AMD RYZEN™ 5 3600X |
メインメモリ | 16GB RAM |
グラフィックカード | NNVIDIA® GeForce® GTX 1070 8GB AMD Radeon™ RX Vega 56 8GB |
ハードディスク/SSD空き容量 | 60GB以上 |
サウンドカード | Windows互換オーディオデバイス |
DirectX® | DirectX® 12(FEATURE LEVEL 12.0) |
引用元:https://www.eldenring.jp/operatingenvironment.html
推奨動作環境は「快適にプレイすることができる条件」を指します。つまりエルデンリングを快適にプレイしたいのであれば、このパーツと同程度またはこれよりも性能の高いものをそろえる必要があります。
グラボに関しては、RTX3060などを用意すれば十分快適にプレイすることが可能です。このレベルのパーツで自作PCを組み上げた場合、おおよそ10万円〜15万円あたりの比較的安価でコスパの良いゲーミングPCを組み上げることができるでしょう。
エルデンリングを遊ぶためのおすすめグラボ
エルデンリングをプレイするには、基本的に「RTX3060」以上のスペックのグラボがおすすめ。とはいえ4Kやレイトレーシングを楽しむには、RTX3060を上回るグラボを搭載するのがよりおすすめです。
2022年初頭のエルデンリング発売より、1年弱が経過し、エルデンリングを4Kやレイトレーシングで楽しめるグラボも増加しています。
まずNVIDIAからはRTX40シリーズとして「GeForce RTX4090」「GeForce RTX4080」などのハイエンドモデルが登場。4Kなどの高解像度での性能が大きく向上しています。
AMDからもRX7000シリーズのハイエンド「Radeon RX7900XTX」「Radeon RX7900XT」の発表が11月にあり、2022年12月に発売開始。こちらも高解像度での性能が向上しており、レイトレーシング機能も強化されています。
もっとも、フルHD~WQHDゲーミングに対応するミドルクラスは旧世代のグラボでも十分です。エルデンリングは非常に高品質なタイトルであり、筆者としてはハイエンドをおすすめしますが、用途や予算によってミドルクラスを選ぶことも検討してください。
ELDEN RING(エルデンリング)を遊ぶのにおすすめのゲーミングPC 10選
エルデンリングをプレイするのにおすすめのゲーミングPCを、10個紹介します。各PCショップではエルデンリングの快適動作が確認された推奨PCが販売されているので、それらを選ぶと安心です。
ドスパラ GALLERIA XA7C-R37
引用元:ドスパラ
CPU | Core i7-12700 |
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GPU | GeForce RTX 3070 8GB GDDR6 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD / 追加ストレージ 無し |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
ドスパラのゲーミングPCブランド「GALLERIA」のエルデンリング推奨PCです。
CPUはコア数の多い12世代Core i7-12700、GPUはWQHDにも対応したRTX3070となっています。
パソコン工房 LEVEL-R769-LC127K-RBX-ER
引用元:パソコン工房
CPU | Core i7-12700K |
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GPU | GeForce RTX 3060 12GB GDDR6 |
メモリ | DDR4-3200 DIMM (PC4-25600) 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 1TB NVMe対応 M.2 SSD |
OS | Windows 11 Home [DSP版] |
パソコン工房のゲーミングPCブランド「LEVEL ∞」のエルデンリング推奨ゲーミングPC。
こちらはよりCore i7-12700Kとなっており、高クロック仕様となっています。GPUはフルHD対応のRTX3060が搭載されています。
ツクモ G-GEAR ELDEN RING 推奨PC – AMDモデルGA7A-B221T/ER
引用元:ツクモ
CPU | AMD Ryzen 7 5700G |
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GPU | AMD Radeon RX 6700 XT |
メモリ | 16GB (8GBx2枚) DDR4-3200 |
ストレージ | 1TB SSD (M.2規格 / NVMe接続) |
OS | Windows 10 Home |
ツクモのゲーミングPCブランド「G-GEAR」のエルデンリング推奨ゲーミングPC。
こちらはCPUとGPU共にAMDで統一されており、CPUは8コア16スレッドのRyzen7 5700G、GPUはWQHD対応のRX6700 XTが採用されています。
arkhive Gaming Alliance GN-A5R66M ELDEN RING 推奨モデル AG-AR6B55MRN6-TSE
引用元:ark
CPU | AMD RYZEN 5 5600G |
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GPU | AMD RX6600XT 8GB |
メモリ | Crucial DDR4-3200 16GB |
ストレージ | Crucial 1000GB SSD |
OS | Windows 10 Home 64bit 日本語版 |
パソコンSHOPアークのハイエンドPCブランド「arkhive」のエルデンリング推奨PC。
こちらもAMDのCPUとGPUで統一されています。CPUはRyzen5 5600G、GPUはフルHD対応のRX6600XTとなっています。
サイコム G-Master Axilus NEO H670/D4-ER
引用元:@Sycom(サイコム)
CPU | Intel Core i7-13700K |
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GPU | GeForce RTX3060Ti 8GB |
メモリ | 16GB[8GB*2枚] DDR4-3200 |
ストレージ | Crucial P5 Plus CT500P5PSSD8 [M.2 PCI-E Gen4 SSD 500GB] |
OS | Windows10 Home (64bit) DSP版 |
サイコムが販売するエルデンリング推奨PC。
CPUは13世代のCore i7-13700Kとなっており、12世代の物より性能が向上しています。GPUはフルHD対応のRTX3060Tiが搭載されています。
フロンティア FRGH670/ERi2エルデンリング推奨PC
引用元:FRONTIER
CPU | Core™ i7-12700F |
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GPU | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti |
メモリ | 16GB (8GB x2) メモリ |
ストレージ | 1TB M.2 NVMe SSD |
OS | Windows 11 Home 64bit版 [正規版] |
フロンティアが販売するエルデンリング推奨PC。
CPUは内蔵グラフィックを持たないCore i7-12700Fを採用。GPUはWQHD対応のRTX3070Tiを搭載しています。
STORM PG-DH12T
引用元:STROM
CPU | Intel Core i7-12700 |
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GPU | RTX 3060Ti |
メモリ | DDR5メモリ 16GB |
ストレージ | NVMeSSD 500GB |
OS | Windows11 Home 64bit |
ストームが販売するエルデンリング推奨PC。
CPUにはCore i7-12700を搭載し、GPUにはフルHD対応のRTX3060Tiが採用されています。
マウスコンピューター G-Tune PP-Z-3070Ti
引用元:マウスコンピューター
CPU | Core™ i7-12700KF |
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GPU | GeForce RTX™ 3070 Ti |
メモリ | 32GB (16GB×2 / デュアルチャネル) |
ストレージ | 512GB SSD (NVMe Gen4×4 / SAMSUNG PM9A1)/4TB HDD |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」のエルデンリング推奨PC。
CPUは内蔵グラフィック無し高クロック仕様のCore i7-12700KFを搭載。GPUはWQHD対応のRTX3070Tiを搭載しています。
ドスパラ GALLERIA ZA9C-R39
引用元:ドスパラ
CPU | Core i9-12900K |
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GPU | GeForce RTX 3090 24GB GDDR6X |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD / 追加ストレージ 無し |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
GALLERIAのエルデンリング推奨PCのハイエンドモデル。
こちらはCPUとGPUが強化されており、CPUにCore i9-12900K、GPUは4K対応のRTX3090が採用されています。
パソコン工房 LEVEL-R769-LC127K-XLX
引用元:パソコン工房
CPU | Core i7-12700K |
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GPU | GeForce RTX 4090 24GB GDDR6X |
メモリ | DDR4-3200 DIMM (PC4-25600) 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 1TB NVMe対応 M.2 SSD |
OS | Windows 11 Home [DSP版] |
パソコン工房が販売するハイエンドゲーミングPC。
こちらは推奨PCではありませんが、GPUにRTX4090を搭載したことで、4Kなどの高画質環境でより高いフレームレートを出せるようになりました。
エルデンリングをプレイしているユーザーのグラボ/構成とベンチマークスコア例
今回ご紹介した推奨スペックおよび推奨PCに相当するプレイ動画を2つ紹介します。
GeForce RTX 3060 × Ryzen 5 5600X
こちらの組み合わせですが、価格面でも性能面でも非常にバランスが取れた構成となっており、FPS値も非戦闘時は70~80、戦闘時などでも50~60をキープしており快適にプレイできていることが分かります。
また、グラボの温度やファン回転率の数値を見ても非常に安定していることが確認できます。
とはいえCPUが余力を残している一方で、GPUが限界まで使われています。これ以上の高フレームレートを望むのであれば、グラボのグレードアップを検討していくと良いでしょう。
GeForce GTX 1060 6GB × AMD Ryzen 9 5950X
こちらは価格重視の構成となっており、グラボはGTX1060を搭載しています。
RTX3060と比較すると約30%近くベンチマーク結果で差が出ますが、最高画質設定にも関わらずFPS値が40を維持。ただこちらもCPUがオーバースペックで、グラボの性能がやや低い印象。
同じAMD ZEN3アーキテクチャのCPUで組むのであれば、Ryzen7 5700X辺りを選択し、5950Xとの差額分をグラボに投資したほうが構成バランスが良く、フレームレートは伸びる傾向にあります。
エルデンリングは「PS5版」と「PC版」はどちらがおすすめ?
エルデンリング推奨PC等を揃えると、本体だけで15万円以上。さらに周辺機器を揃えると20万円を超えることも珍しくありません。その一方でエルデンリングはPS5版もあり、PS5でプレイするなら定価での本体価格は6万円前後です。
価格だけを見れば「PS5を選ぶ方が経済的」ということになるのですが、高価なゲーミングPCならではのメリットというのも存在します。
PC版は高フレームレートかつリアルタイムレイトレーシング対応
ゲーミングPCでプレイする時の大きなメリットが、高フレームレート化とリアルタイムレイトレーシングに対応しているという点です。
ゲーミングPCであれば高い解像度を維持したまま、PS5以上の高フレームレートを実現可能。また近年ではグラボがリアルタイムレイトレーシングに対応しており、より映像美を楽しむ事ができます。
PS5の場合は処理能力不足のため、解像度、フレームレート、レイトレーシングのなどの機能が犠牲になる場面が目立ちます。
PC版はMODに対応
PC版はゲームデータをパソコン内のストレージに取り込むことで、ゲーム内データの閲覧や書き換えができ、ゲーム内のパラメータなどの仕様変更が可能。この仕様変更をする際に導入されるのが個人製作のMODです。ちなみに先に述べた高フレームレート化もMODを導入することで可能となります。
PS5は2022年冬現在、入手困難
そもそもPS5は発売当初からその性能に対して、非常に低価格な設定となっています。つまり本体は採算度外視です。
よってユーザーからすれば高コスパですが、それ故に市場での争奪戦が激化し、2022年冬の時点でも小売店では入手困難な状況です。
一方でゲーミングPCは半導体不足によって一時期高騰していましたが、2022年冬時点では供給が安定して入手は容易に。さらにPCパーツの世代交代が進んだことで、より高性能となり、PS5とのコストパフォーマンスでの差も小さくなっています。
よって「映像美」と「入手のしやすさ」や「MODへの対応」などの面から、ゲーミングPCを選ぶのがおすすめです。
エルデンリング向けのゲーミングPCや各種設定についてよくある質問
最後にエルデンリングのグラフィックボード選びについて、よくある質問について以下にまとめてみました。
CPUの選び方は?
Intelの場合は「Core i5-12400」AMDの場合は「Ryzen 5 5600X」などがおすすめです。
あまり高価かつハイスペックなCPUを搭載しても、大きくプレイには影響しない場合があります。ある程度のスペックで押えた方が、グラボに予算を回せるのでおすすめです。
エルデンリングのフレームレート制限を解除する方法は?
エルデンリングは通常プレイの場合、FPS値が上限60で固定されているため、それ以上高くすることができません。MODを導入することでこの問題を解決することができます。
まずはエルデンリングにMODを導入するため、「Elden Mod Loader」を用意します。次にMODファイルである「Unlock the framerate」をダウンロード後解凍し、MODフォルダごと以下のパスに入れることでフレームレートの制限を解除することが可能です。
/ELDEN RING/Game/mods/UnlockTheFps.dll
エルデンリングと同等スペックで快適に遊べる他のおすすめゲームは?
ドスパラのミドルレンジモデルである「GALLERIA XA7C-R37」を基準に考えてみましょう。
比較的動作が軽い「Minecraft」や「ドラゴンクエストX」、「VALORANT」は問題無く快適にプレイできます。
対して「Battlefield 2042」や「レインボー・シックスシージ」、「Apex Legends」など、高いFPS値が求められるゲームでも、RTX3070を搭載しているため、こちらも快適にプレイできます。
しかし4Kで最高画質でプレイする場合、戦闘シーンなど高負荷がかかる場面では少しカクつく場合があるかもしれません。その場合は解像度や画質調整を試してみることをおすすめします。
まとめ
今回はエルデンリングの推奨スペックや、ベンチマーク結果、それらからおすすめのグラボ、BTOパソコンについてご紹介しました。
オープンワールドのゲームであることや、SEKIROのようなスタイリッシュな戦闘シーンもあることから、比較的高いスペックを要求されるゲームになります。
しかし、設定次第によってはロー、ミドルレンジのPCでも十分快適にプレイすることができるため、パソコン選定時にはまず自分がどこまでの品質を求めるのかを決めてから選ぶことによって最適なパソコンを選ぶことができます。
ぜひ購入前にしっかり求めるレベルを決めてからゲーミングPCを購入してみましょう。