寝ながらパソコン作業をするには?横たわってPC作業/ゲームをする環境作りと予算目安
寝ながらパソコン作業をしたり、リクライニングしてモニターを見上げるような形でゲームをプレイしたりしたいとき、あるのではないでしょうか?実は、寝ながら楽な姿勢でパソコン作業やゲームをするために、各メーカーから「寝ながらデバイス」が販売されています。今回はそれらの製品の特徴をご紹介します。
「仰向けゴロ寝デスク2」(定価3,980円)を使う|安定性が課題
引用元:サンコー
「仰向けゴロ寝デスク2」は、サンコー社が開発した、ノートPC・タブレット・スマホなどのデバイスを、寝ながら使うためのデバイスです。まるで「コンパクトな机」のような外観で、まさに寝ながらパソコン作業ができる魅力的な製品です。
引用元:サンコー
しかし、デスクとは異なり安定性に欠けるため、タイピングすると本体が揺れてしまいます。また、腕を上にあげてタイピングする必要があるため、長時間使用するとどうしても腕に痛みやしびれなどが出てしまいます。
そのため、「たまに短時間だけ寝ながら作業したい人」や、「少しでも腰痛を楽にしたい人」には向いていますが、長時間作業やゲーミングをしたい人にはおすすめできません。なお、「仰向けゴロ寝デスク2」は以下のサイトで3,980円で購入できます。
「GeeScorpion」(定価1,260,000円)を使う|大きさと価格が課題
引用元:PR TIMES
「GeeScorpion」は、株式会社Glotureが開発した、サソリ型のゲーミングチェアです。こちらはデスクとしての機能も兼ね備えており、電動で変形する近未来的なデザインが魅力。PC作業やゲーミングはもちろん、動画鑑賞などで長時間座ることを考えて、非常に快適な仕様になっています。
引用元:PR TIMES
快適リクライニング機能搭載で、最大160度以上のフラットポジション対応なので、まるでベッドに寝ているような快適さも味わえます。さらに、Windows PCやMacはもちろん、PlayStationやXBOXなどのコンソールゲーム機も接続できます。
極めて魅力的なゲーミングチェアですが、そのサイズの大きさと価格はデメリットです。しかし予算や設置場所に余裕がある場合は、これ以上に快適な「寝ながらパソコンシステム」はないでしょう。なお「GeeScorpion」は、2022年10月現在は以下のサイトで963,600円で購入できます。
ロングモニターアームとリクライニングチェアを組み合わせる|予算10万円
引用元:Bauhutte
Bauhutte社の「ロングモニターアーム」と「リクライニングチェア」を組み合わせれば、快適な「寝ながらパソコンシステム」を構築できます。
引用元:Bauhutte
引用元:Bauhutte
使用感と予算のバランスの面で、モニターアームとゲーミングチェア、周辺機器などを合計10万円くらいで揃えるのが最も現実的なプランです。
ロングモニターアームを伸ばしてモニターに傾斜を付けつつ、ゲーミングチェアを十分にリクライニングさせれば、ほとんど寝ながらパソコン作業やゲーミングが楽しめます。ただし、モニターアームとゲーミングチェアを使用する場合、「キーボードスライダー」や「オットマン」なども揃えるほうがいいでしょう。
リクライニングを倒してPCを使う場合、デスクの位置がかなり高くなるため、腕を上げてPCを操作することになります。それでは腕や肩が疲れるので、より身体に近く低い位置でキーボードやマウスが使えるように、キーボードスライダーを使うのがおすすめです。
これらを合わせて10万円くらいで実現できるので、最も現実的なプランだといえるでしょう。
寝ながらPC作業/ゲームをする環境づくりの注意点
寝ながらPC作業やゲームができる環境をつくるときは、「快適さ」と「手軽さ」がトレードオフ、つまり「両立できない」ことを意識することが重要です。
たとえば、「寝ながらシステム」では当然ほとんど寝た状態なので、気軽に飲食ができません。また、最適なポジションに付くためには、リクライニングや腰の位置を調整する必要があるため、「ぱっと座って作業する」ことが難しくなります。
ゲーミングチェアを使う場合はあまり気にする必要はありませんが、リクライニングを倒すと腰が浮きやすくなります。腰が丸くなると腰痛の原因になるので、腰にクッションを当てて腰椎のS字カーブを維持することが重要。ゲーミングチェアの場合は、ランバーサポートをしっかり腰に当てれば基本的にOKです。
また、モニターアームを使用するときは、定期的にボルトの緩みをチェックすることも重要です。ボルトが緩んだ状態で使い続けると、モニターが落ちてケガの原因になるので要注意。
寝ながらPC作業/ゲームができる環境づくりは「意外に安価」!
寝ながらPC作業・ゲームができる環境を作るための、おすすめ製品や注意点などについて解説しました。GeeScropionなど、100万円代の予算がかかると思っていた人にとって、ロングモニターアームを使って10万円代で環境を作れるのは魅力的ではないでしょうか。この環境であれば、2畳分くらいの広さの場所があればセットも簡単です。
ただし寝ながらシステムは、腰が浮いてしまうと腰痛の原因になるので、ランバーサポートやクッションなどをしっかり腰に当てるようにしましょう。以上の点に気を付けて、寝ながらパソコン作業やゲーミングを楽しんでください。