映像表現のプロたちがアプライドのクリエイターモデル「CERVO-calcul」を検証。1人で完結するのに最適なPC【PR】
最新のスマートフォンやミラーレス一眼などで動画撮影が手軽になってきたことや、コロナ禍でおうち時間が増えたことで動画撮影・動画編集をする人が増えました。
それにともない、動画編集用の高性能なパソコンにも注目が集まり、快適さを謳ったパソコンモデルも増えました。
一方で、3DCGやAR、VR、本格的な映像などを快適に行えるパソコンの情報はまだまだ少ないです。どんなパソコンを買って良いか、どのパーツを重視すれば良いかいまいち分かりにくいのではないでしょうか。
そこでDigital DIY編集部では、プロの現場でクリエイター向けのPCを使った検証をしてもらいました。使用したのはアプライドのワークステーション「CERVO-calcul」です。アプライドは「AIの日常化に挑戦する会社」の要望に応える製品を販売するBTOパソコン&HPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)専門店。
「CERVO-calcul」は、CPUにインテルのパワフルでハイエンドなデスクトップ PC 向けプロセッサー「インテル Core X プロセッサーシリーズ」のインテル Core i9-10900X(10コア/20スレッド 3.7GHz)、メモリ 64GB、GPUにGeForce RTX 3080 SUPER 10GBを搭載した、クリエイティブな作業に幅広く対応できるパソコン。
このパソコンがプロの現場で活躍できれば、3DCGやAR、VR、本格的な映像などのパソコンとして力強くおすすめできる、というわけです。
現場で検証をしてくれたのは、映像表現を専門に手がけるビジュアルデザインスタジオ「Here.」。プラネタリウムの映像や企画、プロジェクションマッピング、デジタルサイネージなどさまざまな映像を制作されています。
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▲CM内プロジェクションマッピングを「Here.」が手がけています。カメラに動く状態でプロジェクションマッピングを行っている挑戦的な映像。
本記事では、実際に検証をしてくれた「Here.」の勝目 咲さん、長澤 知宏さんの2名に、アプライドのワークステーション「CERVO-calcul」の検証結果などの話を聞きました。
■プロフィール
勝目 咲さん(写真左):CGディレクター。技術的な管理、サポート、指示の担当だけでなく、企画のディレクションも行う。メインツールは、C4D(CINEMA 4D)とAE(After Effects)。
長澤 知宏さん(写真右):3DCGデザイナー。メインツールは、Houdini。
ストレスフリーでマウス操作も気持ちよいマシン
── 本日はよろしくお願いします。さっそく本題なのですが、アプライドのパソコンを使ってみた率直な感想を教えてください。
勝目さん:マウス操作とか何気ない動作も気持ち良くて、凄く使いやすかったです。業務用のパソコンよりキャッチアップが速く感じました。車で例えると、「ハンドル操作がしやすくて運転するのが気持ちよい車」という感じで好感触です。
長澤さん:3DCGソフトで重たいデータを扱うときは、シークバーを移動してもスムーズに追いかけてくれなかったりするのですが、シュッシュと追いかけてくれたのでありがたかったですね。
── 業務で使われているマシンもかなり高性能だと思うのですが、それでもレスポンスの差を感じられたんですね。
■業務で使われているマシン
CPU : インテル Core i9-9900K(8コア / 16スレッド 3.6GHz)、
メモリ : 64GB
ストレージ : SSD 2TB、HDD 4TB
GPU : GeForce RTX 2080 SUPER 8GB
勝目さん:差は感じました。レスポンスが速ければ速いほど作業効率は上がりますし、ストレスフリーにも繋がるんです。
── なるほど。ストレスフリーに繋がるというのは仕事をするうえでポイントが高いですね。
長澤さん:たった何秒か遅かったり反応が悪かったりするだけでも、積もり積もっていくとけっこうストレスになるんです。逆にいうと、アプライドさんのマシンにはそれがなかったので精神的にも良いなと思いました。
── レンダリングしている時などのパソコンの音は気になりましたか?
勝目さん:今言われてみて思い返してみましたが、レンダリング時のうるささはなかったです。
長澤さん:業務用のマシンでは音や熱が気になることはあるのですが、アプライドさんのマシンは音や熱が気になることはまったくなかったですね。
■業務用マシンと比較した検証結果を公開
── 今回は、どのような形で検証されたのでしょうか。
勝目さん:C4DとHoudiniで検証をしました。
CINEMA 4D(シネマ フォーディー):
統合型の3DCGソフトウェア映画、広告、ゲーム制作などに用いられており、互換性に優れレンダリング速度が速い。「C4D」と略されます。
Houdini(フーディニ):
3DCGソフトウェア。TVCM、アニメ制作、ゲーム、映画、テレビ番組など、あらゆる分野のCG制作に使われている。
▲映像からの切り抜き
C4Dは、商業施設に提案をしたときのデータを使って検証しています。 4160 ×1760の解像度で23GBほどある映像です。まずはこのデータの立ち上げ速度を検証しました。結果は、業務用PCが1分18秒、アプライドさんのマシンが1分16秒と大きな差はありませんでした。
次にこのデータを、Octaneで1フレーム書き出し(レンダリング)をしてみました。結果は、業務用PCが4分24秒、アプライドさんのマシンが2分21秒です。さらに、Octaneで計100フレーム書き出しした結果、業務用PCが7時間3分21秒、アプライドさんのマシンが3時間31分2秒と、約2倍の速さで作業が完了しました。
Octane:
Octane Render(オクタン レンダラー)。サードパーティGPUレンダラーのこと
── 大きな差が出ていますね。
勝目さん:そうですね。グラボ(GPU)の違いが結果に出たのかなと思います。あとは、アプライドさんのマシンはストレージがM.2 NVMe(R:7000MB/s、W:5100MB/s)のSSDなのでその差もありそうです。
このデータは4メートルくらいの巨大なモニターに映す想定のもの。そのため、ゆっくり動くようにつくったので尺が長くデータが重くなっています。その分、グラボの性能が要求されるので面白い検証結果になったと思います。
── Houdiniでの検証はどのようなことをされたのでしょうか?
長澤さん:3200 × 3200の解像度で、600GB以上ある5分くらの映像を4分割したもの(145GB)で検証をしました。データは、パーティクルをまずはシミュレーションして、その軌跡をワイヤー化し、ポリゴン化をしたものです。
プロジェクトデータの立ち上げは、業務用PCが11秒、アプライドさんのマシンが10秒でした。キャッシュから読み込んで1フレームをOctaneで書き出したのですが、業務用PCが9分、アプライドさんのマシンが3分。
100フレームで書きだしたものが、業務用PCが13時間54分、アプライドさんのマシンが4時間48分と、約3倍速い結果となりました。
▲映像の切り抜き画像
あと、重たいデータだと編集画面でプレビューが反映するのにラグがあるんですけど、アプライドさんのマシンのほうが軽かったです。レンダリングの時間の差は、画像を生成する計算の速さと、データを読み込む速さも影響しているんじゃないかと思います。
── レンダリング時間が3分の1になると作業的には変わってきますか?
長澤さん:相当変わります。個人、フリーランスでされている方であれば、なおのこと嬉しいんじゃないかと思います。
フリーランスの方だと大規模なレンダーマシンを構築するのは難しいですし、1人で完結できることが大切です。グラボがこれだけ性能が良くて、CPUも申し分ないのでおすすめですね。
まとめ
本記事では、3DCGやAR、VR、本格的な映像などが快適に行なえるパソコンについて、プロの現場で実際に検証をしてもらいました。
検証に使用したのは使用したのはBTOパソコン&HPC専門店「アプライド」のワークステーション「CERVO-calcul」です。プロの現場で実際に使用した結果、速さのお墨付きをもたった「CERVO-calcul」の詳細なスペックは下記となります。
CPU:インテル Core i9-10900X(10コア/20スレッド 3.7GHz)
メモリ:メモリ 64GB
GPU:GeForce RTX 3080 SUPER 10GB
ストレージ:M.2 NVMe SSD 2TB(R:7000MB/s、W:5100MB/s)
Windows10 Pro 64bit
BTOなので増設やパーツの変更も可能です。3DCGやAR、VR、本格的な映像編集などさまざまな用途に対応できるモデルなので、気になった方はリンク先から詳細を覗いてみてください。この機会にパソコンを一新して映像表現の世界へ入り込んでみてはいかがでしょうか。
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