【FF14】Ping値の確認方法とレイテンシが高いときの対処法
MMORPGであるFF14をプレイしているときにラグが発生している場合、「同一地域の他のプレイヤーの挙動がおかしい」あるいは「自分の挙動がおかしいと言われる」といった事象が発生していませんか。
そこで重要なのがPingというもので、Pingとはデータを発信して反応が返ってくるまでの時間=ユーザーとサーバー間の往復時間のこと。遅延時間、ラグ、レイテンシとも言われます。今回はFF14を快適にプレイするために、Ping値の確認方法とレイテンシが高いときの対処法を紹介します。
FF14の推奨のPing値は30~50ms程度またはそれ以下
Ping値は低い=低遅延であるほど望ましいです。30ms以下に抑えれば体感できるラグはほぼ無くなります。ちなみに10~20msはかなり快適で、1/100秒を争うFPSやTPSなどのゲームタイトルではこの差が優劣に繋がります。
FPS/TPSと比べ、MMORPGであるFF14の場合はラグに対してはそこまでシビアになる必要はないでしょう。目安としては、Ping値が30~50ms以下であれば支障なくプレイできます。
FF14のPing値の確認方法
FF14のPing値の確認方法は、以下の通り。サーバ毎のIPアドレスを知ることで、自分のパソコンからのラグの度合いを知ることが出来ます。
「ARRstatus」にアクセスすると、FF14の各サーバのIPアドレスが表示されます。
IPアドレスを把握したら、次にタスクバーの検索より「cmd」と入力してコマンドプロントを呼び出し起動します。そして「Ping XXX.XXX.XXX.XXX」と入力します。XXXの部分には調べたいサーバのIPアドレスを入れ、入力後にエンターを押して実行します。これによりパソコンから指定されたサーバまでの通信が行われ、Ping値が計測されます。
筆者の環境では平日の午前10時頃であれば、日本サーバへは20ms以下でアクセスできることがわかりました。もちろん夜間のアクセスが集中する時間帯などは、ラグが大きくなる可能性はあります。
オンラインゲームを快適にプレイできるPing値の目安
FF14を含む、オンラインゲームを快適にプレイできるPing値の目安は主に以下の通りです。
10~30ms | 非常に快適。日本国内サーバなどで見られる |
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30~40ms | 快適。日本国外にあるアジア地域サーバなどで見られる水準 |
40~60ms | 普通。アジア地域サーバでもアクセスが多い時間帯で見られることも |
60~100ms | ラグを感じてくる。シューター系だとやりにくい |
100~200ms | ラグを感じる。アクセスしているサーバが遠いなどの要因が考えられる |
200ms~ | 非常にひどいラグ。サーバ間の距離以外の不具合も考えられる。 |
FF14は国内外でサービスが行われているので、地域ごとにサーバが用意されています。仮に日本国内から北米サーバなどにアクセスした場合には、Ping値が100msを超えることも珍しくはないです。
Ping値が高いと何が起きる?
FF14のラグ発生時の現象として多いのは、当たり判定に関わるもの。特に範囲攻撃エリア外に逃れたはずなのに、当たったと判定された…というものです。
これは2パターンの遅延が考えられます。
- 「攻撃エリアが表示された」という情報が遅れていて、プレイヤーの行動が後手に回るため間に合わなかった=ゲームサーバ→プレイヤーPCへの伝達が遅い
- 「プレイヤーが移動した=座標データの情報」がゲームサーバに届くのが遅いために、当たり判定までに間に合わなかった=プレイヤーPC→ゲームサーバへの伝達が遅い
Ping値はプレイヤーPCとゲームサーバ間の往復時間ですから、行きと帰りどちらかが遅くてもラグになります。ゲームサーバ側に情報が届かなかった時点で当たり判定が適宜行われ、その判定がユーザー側から見た時に「おかしい」ものとなるケースがあるのです。
当たり判定の間違いを軽減するためには、Ping値を適切な値に引き下げることが必要です。
Ping値が高いときの対処法
Ping値が高いときの対処法は、主に以下です。
有線LAN接続を行う
MMORPGを含むオンラインゲームにおいては「有線LAN接続」はPing値を引き下げる対策として、鉄板です。通信の安定性では、無線LANよりも有線LANがはるかに有利です。
アクセスする時間を変える
ゲームサーバへのアクセス数が増えると順番待ちが発生し、この待ち時間がラグとなってしまうことがあります。混雑が予想される時間帯を避けることで回避できます。
その他の対処法
パソコンやルーターなどを、長時間使用している場合は動作が不安定になることがあります。再起動を行ってみましょう。
それでも問題が解消されない場合は、プロバイダーやネット回線の変更も検討しましょう。
まとめ
国産MMORPGとして長らくサービスが続いているFF14ですが、PC以外のプラットフォームからのアクセスも含めるとプレイ人口は非常に多いです。
それ故にゲームサーバへのアクセスが集中し、それがラグとしてプレイに影響がでるということは過去に何度もありました。人気のあるオンラインゲームにおいては必ず付きまとう問題とも言えます。
「なんか今日はラグい気がする…?」と感じたときは、使用している機器の見直しや再起動からやってみてください。