フォートナイトに必要な通信速度(回線速度)・Ping値・ラグ改善のコツまとめ
「フォートナイト」はEpic Gamesが手掛けるTPSゲーム。バトルロイヤル要素があり、動きが激しいオンラインゲームのため、快適なプレイをするためには高品質なインターネット回線が必要になってきます。そこで注目したいのが、高品質なインターネット回線を実現する指標となる「通信速度」「Ping値」です。
今回はフォートナイトのプレイに必要な通信速度とPing値について解説していきます。気になる「ラグ」を改善するコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Apex Legendsに必要な通信速度(回線速度)・Ping値とは?
ネットの回線環境を表す数値として「回線速度」や「Ping値」がよく用いられます。回線速度はデータの送受信を行うスピード、Ping値はネット回線のレスポンス時間を指す数値です。
数値 | 意味 | 単位 |
---|---|---|
Ping値 | ms | ネット回線の応答速度 |
下り速度 | bps | データの受信速度 |
上り速度 | bps | データの送信速度 |
Ping値は数値が小さいほど、回線が快適であることを意味します。回線速度は「下り」と「上り」に分けられ、こちらは数値が高いほど回線品質が良好です。これらの数値はWebサービスを活用すれば、下記のように簡単に計測できます。
フォートナイトに必要な通信速度(回線速度)・Ping値の目安
まずはフォートナイトをプレイするために最低限必要な、通信速度とPing値について解説します。大まかな目安は下記のとおりです。
通信速度(下り) | 10Mbps以上 |
---|---|
Ping値 | 50ms以下 |
後述するWebサービスでネット回線の計測を行い、上記の数値を満たしていればフォートナイトをプレイ可能だと考えられます。また下記の基準を満たしていれば、フォートナイトを快適にプレイできるでしょう。
通信速度(下り) | 30Mbps以上 |
---|---|
Ping値 | 20ms以下 |
フォートナイトの通信量の目安
フォートナイトをプレイすると、1時間あたり約40MBの通信量が発生すると考えられています。10時間プレイすると約400MBの通信量です。ほかのゲームと比べて「通信量が多い」わけではありませんが、それでも通信速度が高いほうが有利です。
自身の通信速度(回線速度)・Ping値を確認する方法
オンライン計測サービス「Speedtest」を利用すると、自身のネット回線の通信速度やPing値をチェックできます。画面中央の「GO」をクリックすると、約30秒で通信速度とPing値を計測できます。
引用元:Speedtest
また「USENのスピードテスト」も正確な計測ができるのでおすすめです。こちらも画面中央の「測定開始」をクリックすると、30秒前後で通信速度とPing値を測定できます。動画閲覧やゲームなど、目的ごとの快適度もわかりやすく表示されるので便利です。
いずれかのサービスで計測し、下り通信速度10Mbps以上・Ping値50ms以下であれば、フォートナイトをプレイできるでしょう。ただし快適にプレイしたい場合は、通信速度30Mbps以上・Ping値20ms以下が目安です。
フォートナイトで10Mbps未満の速度の場合に起きる不具合
通信速度が10Mbpsに満たない場合は、フォートナイトのプレイ時に「ラグ」が気になります。ラグとは敵の動きがカクついたり、突然ワープしたりする現象です。ちなみに筆者がフォートナイトを平日夜にプレイしたところ、壁を立てたときに反映が遅れて被弾してしまうケースが相次ぎました。
下り通信速度10Mbps未満の環境では、フォートナイトのプレイは困難だといえます。また、プレイする時間帯によって回線の通信速度は大きく変動するため、余裕を見て30Mbps以上の回線を使用するのが望ましいです。通常時に30Mbps以上ある回線でも、混雑時には10Mbpsを切ってしまうこともあります。
フォートナイトでラグが気になる場合はプレイ時間を変えてみましょう。平日の夜間は混雑しやすいので、早朝を狙ってみるのがおすすめです。また、最大1Gbpsに対応している「CAT5e」のLANケーブルで有線接続することも、通信品質の向上に効果的です。
フォートナイトをプレイするのにおすすめの回線
フォートナイトを快適にプレイするためには、通信速度が速くPing値が低い光回線が必要です。現在の回線でどうしてもラグが改善できない場合は、下記3つの光回線への乗り換えを検討してみましょう。なお戸建てと集合住宅によっても細かな回線料金は異なるため、詳細と最新情報は各公式サイトをご参照ください。
- NURO光
- auひかり
- ドコモ光
NURO光
引用元:NURO光
ソニーネットワークコミュニケーションズの「NURO光」は、回線品質の高さと月額料金の安さに定評がある光回線です。NTT系列とは異なる独自の光回線網を使用しており、その通信速度は「国内最速クラス」と評されるほど。ゲーマーから非常に人気が高いNURO光の概要は下記のとおりです。
月額料金 | 5,200円 (現在はキャンペーンで1年間月額980円) |
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最大通信速度(下り) | 2Gbps |
対応エリア | 北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉、群馬、栃木、茨城、愛知、静岡、岐阜、三重、大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、広島、岡山、福岡、佐賀 (上記都道府県の一部地域) |
NURO光の魅力は、最大2Gbpsの下り通信速度です。ほとんどの光回線は最大1Gbpsですが、NURO光はその2倍。さらに一部地域では最大10Gbpsのプランも利用できるので、通信速度を最大限に高めたい人に最適です。月額料金が5,200円と他社より安く、現在はキャンペーンで1年間は月額980円で利用できることも魅力。
しかしNURO光は対応エリアが狭いので、四国や東北ではまったく使えません。関東や関西などの大都市圏でも一部地域は未対応なので、対応エリアの事前確認は必須です。現在居住している地域にNURO光が対応しているのであれば、ぜひNURO光への乗り換えを検討してみましょう。
auひかり
引用元:auひかり
KDDIが提供する「auひかり」も、NURO光と同じく通信速度の速さに定評がある光回線です。NTT回線を使用する「光コラボ」とは異なり、auひかりは独自の光回線網を使用しているため、夜間や休日などの時間帯でも混雑が少ないことが特徴。そんなauひかりの概要は下記のとおりです。
月額料金 | 5,610円 (「auスマートバリュー」適用で月額5,060円) |
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最大通信速度(下り) | 1Gbps |
対応エリア | 沖縄・関西地方・東海地方の一部地域以外 |
auひかりは下りの最大通信速度が1Gbpsですが、実測値ではNURO光の次に速い光回線として有名です。また月額料金も比較的安い水準で、auのスマホユーザーは「auスマートバリュー」で毎月550円の割引を適用可能。全体的にコスパが高い光回線だといえます。NURO光の対応エリア外では、auひかりがゲーマー向け回線の第一候補となるでしょう。
しかしauひかりは関西地方・東海地方・沖縄の一部地域で利用できません。これらの地域在住の場合は、「eo光」「コミュファ光」「auひかり ちゅら」などがおすすめです。いずれの光回線もNTT系列ではない独自回線なので通信速度が速く、ゲーミング用途に向いています。
ドコモ光
引用元:ドコモ光
NTTドコモが提供する「ドコモ光」は、対応エリアの広さに魅力がある光回線です。先ほどのNURO光やauひかりとは異なり、NTTの光回線を採用しているので全国各地で利用できます。ドコモ光の概要は下記のとおりです。
月額料金 | 5,720円 (「ドコモ光セット割」適用で月額4,620円) |
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最大通信速度(下り) | 1Gbps |
対応エリア | 全国的に対応 |
ドコモ光は対応エリアの心配がないので、NURO光やauひかりが対応していない場合におすすめです。光コラボ回線ということもあり、現在フレッツ光や他社の光コラボを契約中の場合は回線工事なしで乗り換えられます。さらにドコモユーザーは「ドコモ光セット割」で、毎月最大1,100円の割引を適用可能。
一方で通信速度の点では、NURO光やauひかりに軍配が上がります。NTT回線はほかの多くの回線も使用するため、夜間や休日はどうしても混雑しやすいです。「ドコモ光に乗り換えれば必ずしも通信速度が速くなる」わけではありませんが、現在の回線に問題を抱えていて、NURO光やauひかりが利用できない場合は検討してみるといいでしょう。
まとめ
フォートナイトをプレイするためには、10Mbps以上の通信速度が出る光回線を使用することが望ましいです。回線の品質が不足していると、ラグが起きやすく不利なバトルを強いられます。アップデート時は通信速度がさらに求められるので、30Mbps以上は出る光回線を使用するのがおすすめです。
ラグを改善するためには、混雑する時間帯を避けることや、高速通信対応のLANケーブルでの有線接続が効果的です。それでもラグが気になる場合は、NURO光・auひかり・ドコモ光などの光回線への乗り換えを検討してみましょう。