プロに近づく3か条「動画制作/編集のコツ」応用編 作る動画に応じて必要なPC
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Youtuberになる場合
- 高品質を追求するためにCPUの高さは必須
Youtuberは現在注目を浴びている職業ですが、競合する人が多く勝ち抜くのが大変です。動画編集で注目を浴びたいなら、より魅せる動画を制作して技術力の高さを見てもらいたいです。この点を考慮すると、Youtubeの動画を制作する際はCPUにまず注目するのがベスト。CPUはPCの性能にあたるため、編集のパフォーマンスを重視するなら必須です。現在のCPUはデスクトップでは第9世代、ノートでは第8世代が主流で、高い処理速度から編集できる領域も広がります。
CPUで一番支持を受けているインテル製CPUでおすすめなのは世代と共に、Core シリーズです。そのため、質の高い動画を作るならまずCore搭載モデルを選びましょう。最高の環境をさらに重視していく場合、最新の第九世代のCPUを選ぶもありです。ただその分高額になりますので、コストパフォーマンスを考えて第八世代か第九世代を選びましょう。
- 大量制作を想定して容量も欲しい
Youtuberは常に動画を制作する仕事柄、PCにデータがどんどん増えていきます。動画編集重視のYoutuberを目指す場合、素材を保存する容量も必要です。そのため、内部ストレージもYoutuberのPCに必要となってくるでしょう。容量を重視するなら、スペースを確保できるデスクトップパソコンがおすすめです。少なくとも3TBの容量は確保でき、内部ストレージだけで十分にデータを保存できます。逆に、ノートパソコンで編集をしたい場合は内部ストレージを必ず確認しましょう。
少なくとも1TBの容量が欲しいですが、2TB以上になるとより安心できます。
DVDを制作する場合
- 作業量が多くなるのでスムーズに操作するためのメモリは必須
DVD制作のクリエイターを目指す場合、編集量も非常に多くなります。そのため、Youtuber同様にCPUを確認する必要があるでしょう。加えて、作業を円滑に進めるためのメモリも必須です。動画編集をする際はメモリがある程度ないと重くなるので、必ず確認しましょう。
DVDのようにある程度時間を掛けた動画制作をする場合は、最低限16GBのメモリのPCを選びたいです。1時間以上の動画編集をするなら32GBあれば、サクサクと作業が行えて快適な環境に。自分がどれくらいの規模の動画を制作するかで、確保したいメモリの大きさも変わってきます。
- 光学ドライブを忘れずに
DVD制作の際にもう一つ気を付けたいのが、光学ドライブの再生環境です。制作物の確認のため光学ドライブの再生は必須ですが、PCによってはない場合も。後で気が付かないように光学ドライブが再生できるかもチェックしましょう。
写真映画の作成をする場合
- 動画の編集よりCPUは必要ないが解像度は必須
写真映画(フォトムービー)は、静止画を多用する編集です。そのため、上記二つよりもCPUにこだわる必要がないといえます。高いパフォーマンスを重視するならCPUも注目すべきですが、コスト重視ならミドルレンジも選択肢に。しかし、画像の鮮明さが命のため解像度にはこだわりたいです。クリエイターを目指すなら、最低限フルHDの解像度は確保しておきましょう。
- 素材が多くなるのでストレージの充実が必要
フォトムービーは画像を大量に保存するため、内部ストレージも確保したいです。「どうしてもノートパソコンで編集したい」わけでないなら、デスクトップパソコンから選ぶといいでしょう。
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自分の求めるクリエイター像が買うべきPCを決める要素に
クリエイター像によって理想とするPCは細かく変わります。同じYoutuberでも制作する動画によっては、向いているPCも違ってくるでしょう。自分のクリエイターとしての未来を創造し、それを実現してくれるPCのスペックを求めるといいです。