• TOP
  • CATEGORY
    初めての自作
  • TITLE
    ゲームを快適にプレイしたり、サクサク動画編集するには高いスペックのPCが必要になります。そこで高性能のPCを選ぶ際の指標に「CPUスコア」があります。今回は、主要ゲームタイトルや動画編集ソフトの推奨スペックを元に、各タイトルやソフトウェアが快適に動くCPUスコアの目安を算出します。そして、スコアを参考におすすめのBTOパソコンやCPUをご紹介します。
CATEGORY
初めての自作

ゲーミングPC・動画編集向けPCのCPUスコアの目安はどれくらい?推奨スペックから考察

  • DATE
    2021.08.27
  • WRITTEN BY
    ApolloMetal

ゲーミングPCと動画編集向けPCには高いスペックが要求されます。さまざまな処理を行うCPUの性能は、ゲームや動画編集には特に重要な要素です。
しかし、CPUは多様なモデルが販売されているため、どれを選べば良いか分かりづらいところがあります。そこで便利な指標が「CPUスコア」です。

そこで今回は主要ゲームタイトルや動画編集ソフトの推奨スペックを元に、各タイトルやソフトウェアが快適に動くCPUスコアの目安を算出。そのスコアにマッチしたおすすめBTOパソコンやCPUをご紹介していきます。

CPUとは

引用元:Intel

「CPU(中央演算処理装置)」とは、パソコンのさまざまな処理を行うための装置です。いわばPCの頭脳のようなもので、キーボードやマウスなどの入力機器操作を反映したり、ゲームでキャラクターの動きを計算したりする役割を担います。

ゲーム用途のPCでも、動画編集用途のPCでも「CPUの性能」は重要です。GPU(グラフィックボード)の役割が増えてきたとはいえ、CPUの性能が低いと「GPUの性能に対して、CPUがボトルネック」になります。よってグラボの性能を十分に出せません。そのため、PCの選択時はCPUスペックに注目することが大切です。

「PCの頭脳」ともいわれるCPUは、PCの性能そのものを大きく左右する非常に重要なパーツです。現在では、Intel、AMDの2大メーカーから、性能・価格など…

CPU性能の検証方法

引用元:AMD

今回は主要なゲームタイトルや動画編集ソフトを題材に、推奨されるCPUスコアの目安を算出しました。具体的には次の3つの要素から総合的にCPU性能を検証しています。

  • プレイしたいゲームの推奨環境
  • 使用したい動画編集ソフトの推奨環境
  • ベンチマーク(PassMark)スコア

ゲームや動画編集ソフトには、「動作環境」と「推奨環境」が指定されています。動作環境はソフトが最低限必要な動作を行える構成、推奨環境はソフトが比較的快適に動作する構成です。

とはいえCPUのカタログスペックは似たようなものが多く、スペックだけを見ても「どれを選べばいいのか分かりづらい」のも事実です。よって実際のパフォーマンスはベンチマークスコアを比較することも有効です。

ベンチマークスコアを比較するのに便利なサービスが「PassMark」です。PassMarkの公式サイトには、すべてのCPUのスコア値が掲載されています。予算の範囲内で可能な限りPassMarkスコアが高いものを選べば、目的のソフトを快適に使用できるPCが手に入ります。

上記を踏まえたうえで、ここからは具体的なCPUスコアの検証を行っていきます。

【ゲーミングPC編】検証対象のタイトルと推奨スペック一覧

特に人気が高い5つのゲームタイトルの推奨スペックを確認したうえで、必要なPassMarkスコアを検証していきましょう。対象のタイトルと推奨環境は以下の表のとおりです。

タイトル OS CPU メインメモリ グラフィックボード 関連記事
FF14 Windows® 8.1 64 bit
Windows® 10 64 bit
Intel® Core™i7 3GHz 以上 8GB以上 NVIDIA® Geforce® GTX970 以上
AMD Radeon™ RX 480 以上
https://digitaldiy.jp/article/esportsgame/12260/
FF15 Windows 7 SP1
Windows 8.1
Windows 10 64 bit
Intel Core i7-3770(3.4GHz以上)
AMD FX-8350(4.0GHz以上)
16GB以上 NVIDIA GeForce GTX1060 (VRAM 6GB)
AMD Radeon RX480
https://digitaldiy.jp/article/esportsgame/12276/
モンスターハンターワールド Windows® 7, 8, 8.1, 10 (64 bit 必須) Intel® Core™ i7 3770 3.4GHz
Intel® Core™ i3 8350K 4GHz
AMD Ryzen™ 5 1500X
8GB以上 NVIDIA® GeForce® GTX 1060 (VRAM 3GB)
AMD Radeon™ RX 570 (VRAM 4GB)
https://digitaldiy.jp/article/esportsgame/12403/
マインクラフト Windows 10
macOS 10.12 Sierra
Linux(2014年以降の最新のディストリビューション)
Intel Core i5-4690
AMD A10-7800 APU
8GB以上 OpenGL4.5を搭載したGeForce700シリーズ
AMDRadeon Rx 200シリーズ(統合チップセットを除く)
https://digitaldiy.jp/article/esportsgame/12445
エースコンバット7 Windows 7/8.1/10 (64 bit) Intel Core i5-7500 8GB以上 NVIDIA GeForce GTX 1060 (3GB) https://digitaldiy.jp/article/esportsgame/12438/

上記のように、ゲームによって求められる環境はさまざまです。FF14以外のタイトルは具体的なCPU型番が明記されています。

その中で、「FF15」「モンスターハンターワールド」「エースコンバット7」の3タイトルは比較的高いスペックを要求されるので、CPUの選択時は注意が必要です。

求められるCPUスコアの目安

先ほどご紹介した5つのゲームタイトルの推奨スペックでは、7つのCPUが具体的に指定されていました。どのゲームでも比較的快適に動作するCPUを選びたい場合は、これらのCPUの平均スペックを上回るモデルを選べば良いと考えられます。

そこで、CPUのPassMarkスコアを比較したうえで、平均値を算出してみましょう。CPU型番と指定されたゲームタイトル、PassMarkスコアは次のとおりです。

CPU型番 ゲームタイトル PassMarkスコア
Intel Core i7-3770 FF15
モンスターハンターワールド
6372
AMD FX-8350 FF15 5941
Intel® Core™ i3 8350K モンスターハンターワールド 6897
AMD Ryzen™ 5 1500X モンスターハンターワールド 9067
Intel Core i5-4690 マインクラフト 5578
AMD A10-7800 APU マインクラフト 3120
Intel Core i5-7500 エースコンバット7 6064

上記7つのCPUのPassMarkスコアの平均値は「6149」となります。したがって、6000くらいのPassMarkスコア値を持つCPUが、ゲーミングPCとして平均的に求められる基準となるでしょう。

ただし、現在販売されているCPUは下位モデルであっても、PassMarkスコアは10000を大きく上回ることがほとんどです。そのため、先ほどご紹介した5タイトルの推奨スペックを満たすくらいのPCが必要なのであれば、コストを優先して選んでも良いかもしれません。

【動画編集向けPC編】検証対象のソフトと推奨スペック一覧

続いて動画編集向けPCのCPUを比較検討していきましょう。基本的に動画編集ではゲームよりもCPUスペックが要求される場面が多いため、推奨スペックも必然的に高くなります。

特に人気が高い4つの動画編集ソフトの推奨スペックを確認したうえで、必要なPassMarkスコアを検証していきましょう。

ソフト OS CPU メインメモリ グラフィックボード
After Effects Microsoft Windows 10 (64 ビット)
macOSバージョン10.14、10.15、またはmacOS Big Sur 11.0以降
IntelのCore i7、Core i9、もしくはAMDの同等製品(少なくとも3.2GHzのクロック周波数が必要) 32GB以上(128GB以上が理想的) VRAM 4GB 以上のGPU
Premiere Pro Microsoft Windows 10 (64 ビット)
macOS v10.15 (Catalina)以降
IntelのCore i7、Core i9、もしくはAMDの同等製品(8コア以上のCPUが理想的) 32GB以上(128GB以上が理想的) VRAM 4GB 以上のGPU
AviUtl 基本的に何でも対応可能 Intel Core i5、Core i7のCPU(Core i5 9400F以上を推奨) 8GB以上 なし
PowerDirector Microsoft Windows 10、8、8.1、7 (64 bit OS のみ対応)
AI機能の使用にはMicrosoft Windows 10必須
Intel Core™ i-series 以上
AMD Phenom® II 以上
AI機能の使用にはCore i7-4770、AMD A8-7670K、AMD Ryzen™ 3 1200以上を推奨
8GB以上 DirectX 11に対応したVRAM2GB以上のGPU

上記のように、全体的に推奨スペックの基準が高めです。AdobeのAfter EffectsとPremiere Proは、さすがにプロ向けソフトなので、相当のスペックを要求されます。一方で、AviUtlに関してはかなり歴史の長いソフトなので、推奨スペックは比較的緩めです。

なお、動画編集ソフトについては下記の記事で詳しく解説しています。ゲーム実況者におすすめの編集ソフト10選もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

ゲームの映像を撮影し音声を収録した後に待ち構える、ゲーム実況動画配信最大の難関。それが動画編集です。何時間も画面に向き合う必要がある以上、…

求められるCPUスコアの目安

先ほどご紹介した4つの動画編集ソフトの推奨スペックでは、4つのCPUが具体的に指定されていました。動画編集を快適に行いやすいCPUを選ぶ場合は、これらのCPUの平均スペックを上回るモデルを選ぶのがおすすめです。

そこで、動画編集ソフトの推奨CPUのPassMarkスコアを比較して、平均値を算出してみましょう。CPU型番と指定された動画編集ソフト、PassMarkスコアは次のとおりです。

CPU型番 動画編集ソフト PassMarkスコア
Core i5 9400F AviUtl 9548
Core i7-4770 PowerDirector 7031
AMD A8-7670K PowerDirector 3028
AMD Ryzen™ 3 1200 PowerDirector 6281

上記4つのCPUのPassMarkスコアの平均値は「6472」となります。したがって、7000くらいのPassMarkスコア値を持つCPUが、動画編集に必要なスペックを満たしたPCだと言えるでしょう。

しかし、動画編集で最も負荷が高いエンコード処理にかかる時間は、CPUの処理速度に比例します。動画編集の時間を短縮したい場合は、PassMarkスコアができるだけ高いCPUを予算の範囲内で選びましょう。

先ほどの検証から、ゲーミング用と動画編集用に必要なCPUは、どちらもPassMarkスコアが6000~7000以上であることが分かりました。そこで、2つの用途どちらにも適したCPUと、おすすめのBTOゲーミングパソコンメーカーをご紹介します。

おすすめCPU「Intel Core i7-11700」

引用元:Amazon

ゲーミングと動画編集双方に適したCPUは「Intel Core i7-11700」です。このモデルはIntel社が2021年3月30日に発売した最新の第11世代CPUで、現在の2021年7月末時点での最安価格は40,980円となっています。Intel Core i7-11700の詳細スペックは次のとおりです。

スペック
コア数 8コア
スレッド数 16スレッド
ベースクロック数 2.5GHz
ブーストクロック数 4.9GHz
プロセスサイズ 14nm
PassMarkスコア 21707

Intel Core i7-11700は非常にコストパフォーマンスの高いCPUです。8コア16スレッドで最大クロック数4.9GHzのCPUが4万円前後で手に入ります。しかも、PassMarkスコアは2万を超えていて、これまでに検証した基準値を大幅に上回っています。

CPUにIntel Core i7-11700を採用すれば、基本的にはほとんどのゲームでも満足のいくパフォーマンスを実現できます。また、動画編集ソフトにおいても各処理やエンコードが高速になり、動画編集を快適かつ効率的に行えるようになるでしょう。

おすすめのBTOパソコン

ゲームや動画編集に使用するPCを購入する際は「BTOパソコン」がおすすめです。BTOパソコンでは、必要に応じてパーツ構成をカスタマイズすることができます。そのため、通常のメーカー製パソコンよりも高性能で、なおかつお得なPCが手に入るのです。

そのため、ハイスペックなPCを使いたいのでカスタマイズしたいものの、PCを自作するのは難しいという場合は、ぜひともBTOパソコンを検討してみましょう。

BTOパソコンを販売しているメーカーはたくさんありますが、「ドスパラ」「FRONTIER」「arkhive」「ツクモ」「パソコン工房」が特におすすめです。

しかも、ドスパラやツクモ、パソコン工房などのBTOパソコンメーカーでは、先ほどご紹介した「Intel Core i7-11700」を搭載したモデルも販売されています。BTOパソコンについては下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!

BTOを扱っているメーカーは多数ありますが、その中でもドスパラは特に優れています。どのような部分で優れているのか、そして製品の特徴を知っておくことで、…
スマホやウェアラブルカメラなどの撮影デバイスが身近になり、動画配信サイトやSNSなど動画発信の選択肢が豊富となったいま、自分で動画を編集したり…
BTO PCを扱うブランドの中でも、高い品質と品揃えで多くの支持を集めているのが、インバースネットが展開する「FRONTIER(フロンティア)」…
イラスト作成や3DCG制作、動画や音楽の編集など、クリエイティブの作成をともなうPCは常に高負荷な環境に晒されています。使用するPCには高性能な…
イラスト作成や3DCG制作、動画や音楽の編集など、クリエイティブの作成をともなうPCは常に高負荷な環境に晒されています。使用するPCには高性能な…
秋葉原の老舗PCパーツショップ「ark」が、2020年11月に発表したBTOモデル「arkhive(アークハイブ)」。ゲーミング、クリエイター、ビジネス、サーバーと4つのシリーズ…
秋葉原の老舗PCパーツショップ「ark」が、2020年11月に発表したBTOモデル「arkhive(アークハイブ)」。ゲーミング、クリエイター、ビジネス、サーバーと4つのシリーズ…

まとめ

今回の検証では、PassMarkスコアが6000~7000を超えていれば、一般的なゲームタイトルや動画編集ソフトの推奨スペックを満たせることが分かりました。

しかし、負荷の高いゲームを高画質設定でプレイしたい場合や、動画編集の時間を短縮したい場合は少し力不足かもしれません。PassMarkスコアが15000~20000を超えるようなハイクラスのCPUを選んでおけば、より汎用性の高いパソコンを構成できます。コスパが優れたCPUとして「Intel Core i7-11700」が特におすすめです。

ゲームや動画編集のためのPCを購入するときは、コスパが優れた「BTOパソコン」が特におすすめです。適切なCPUを選んで、理想的なパソコンを手に入れましょう!


  • DATE
    2021.08.27
  • WRITTEN BY
    ApolloMetal
  • TAG
    CPU
BACK TO LIST