CPUおすすめ製品20選(Intel・AMD)~ベンチマーク性能&選び方の比較ポイント【2021年更新】
CPUとは
CPUは、Central Processing Unitの略称で、日本語に訳すと「中央演算処理装置」となります。
CPUは「PCの頭脳」と呼ばれるように、キーボードやマウスなどの入力機器を通して送られる指示を処理して、結果として反映してくれる役割を担います。より高度で高速な処理を実現するため、現在ではIntel社とAMD社の2大メーカーが熾烈な開発競争を行っており、日進月歩の勢いで高性能化が進んでいます。
Intel Core iシリーズは幅広い層におすすめ
画像引用元:intel.co.jp
Intel社のCPUであるCore iシリーズは、長年トッププランドとして支持されてきたように信頼性が高く、対応するマザーボードが多いことが特徴です。幅広いモデルがラインナップされており、使用目的や環境にあわせて購入する製品を選べるため、初心者から上級者まで幅広い層におすすめできます。
あらゆる用途に対応できる製品が幅広くそろいますが、特に以下の用途でCPUの購入を検討している方は、Intel Core iシリーズを選ぶと良いでしょう。
【こんな人・用途におすすめ】
- はじめて自作に挑戦する初心者
- CPUの交換を検討している中級者
- 動画の編集を行うために自作を検討している上級者
- 3DCGを使ったゲームをプレイしたいゲーマー
AMD Ryzenシリーズは自作に慣れた上級者におすすめ
画像引用元:amd.com
AMD社のCPUであるRyzen シリーズは、Intel社の製品と比べて安価かつ高性能なものがラインナップされていることが特徴です。最高位モデルになると、Intel製品と比べて高額なものもありますが、その分、性能もずば抜けており、どこまでもハイスペックを追い求める自作上級者に人気です。
一方、対応しているマザーボードが少なかったり、Intel製CPUを使っていれば高速化できるアプリも、AMD製のCPUには未対応の場合があったりといったデメリットもあります。
PCを自作した経験がある方で、以下のような用途でCPUの購入を検討している方は、AMD Ryzen シリーズを選ぶと良いでしょう。
【こんな人・用途におすすめ】
- 安価で実用的なPCを自作したい
- 最高スペックのPCを自作したい
- 予算を抑えつつ動画編集用が欲しい上級者
- 予算を抑えつつゲーミングPCが欲しいゲーマー
CPUのベンチマークとは?
CPUの性能を測る指標のひとつである「ベンチマーク」は、PassMarkや3DMark、Cinebenchといった専用のベンチマークソフトを使って行われます。ベンチマークソフトがCPUに負荷を与え、与えた負荷に対してどの程度の速度で処理を行えたかを計測して、CPUの性能を判定するという方法です。
なお、チェックできる性能はベンチマークソフトの特徴に応じて異なります。
- PassMark
Microsoft OfficeやAdobe系のアプリなど、アプリを使った作業を行う際の性能を判定するために用いられるソフトです。PCの基本的な性能をチェックできる、最もスタンダードなベンチマークソフトといえるでしょう。
- 3DMark
3DCGを使ったゲームや、3Dモデルの製作など、3Dに関するグラフィックの性能をチェックするためのソフトです。最新のゲームをどれだけ快適にプレイできるか確認したい場合はこちらのソフトを使いましょう。
- Cinebench
自作を趣味とする自作er(ジサカー)に人気の定番ソフトです。3DMarkと同様にPCのグラフィック性能をチェックでき、最新のCinebench R20では、GPUのベンチマーク機能も追加されています。
実際に、定番のCinebench R15を使用した結果を見てみましょう。Intel、AMDそれぞれの人気モデルを対象に、後述するマルチコアでの性能と1コア(シングルコア)での性能をそれぞれ数値化しています。
【Intel・AMD主要CPUのベンチマークスコア】
マルチコア | 1コア | 発売日 | 参考価格 | |
---|---|---|---|---|
Intel Core i9-10980XE | 3744 | 209 | 2019年11月 | 113,000円 |
Intel Core i7 10700K | 2066 | 217 | 2020年5月 | 41,980円 |
Intel Core i5 10400F | 1333 | 189 | 2020年5月 | 17,980円 |
Intel Core i3 10100F | 890 | 187 | 2020年11月 | 9,980円 |
AMD Ryzen 9 5950X | 4569 | 270 | 2020年11月 | 124,800円 |
AMD Ryzen 7 5800X | 2611 | 270 | 2020年11月 | 60,980円 |
AMD Ryzen 5 5600X | 1970 | 258 | 2020年11月 | 43,750円 |
AMD Ryzen 3 3100 | 1019 | 179 | 2020年5月 | 13,178円 |
上記の結果を見ると、AMD製CPUは特に1コアの性能が優れていることがわかります。複数の作業を並行して行う場合は、マルチコアでの性能が重要となりますが、ひとつの作業に集中するなら、価格と性能のバランスを勘案すると、AMD製CPUがコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。
CPUの性能比較ポイント・選び方
実際にCPUを選ぶ際には、ベンチマークの結果だけでなく、以下の項目についてもチェックして下さい。特に型番と世代は重要なポイントになりますので、購入する際は必ず確認しましょう。
- 型番・世代
- コア数
- スレッド数
- クロック周波数(速度)
- ターボブースト(ブーストクロック)
- オーバークロック耐性
- 内蔵GPU
- ソケット
- TDP(熱設計電力)
- 付属クーラー
型番・世代
CPUの性能をチェックするうえで、必ず確認しなければいけないのが世代です。
例えば、同じIntel製CPU「Core i9」であっても、リリースされた時期により型番と世代が異なり、性能にも大きな差があります。
現状、Core iシリーズは第10世代、Ryzenシリーズは第4世代が最新のモデルとなり、Core iシリーズなら「Core i9-10980XE」などといったように名称末尾に表示されている型番が10000番台のモデルが最新の第10世代で、Ryzenシリーズなら5000番台のモデルが最新の第4世代となります。
一世代程度前のCPUであれば、性能と価格のバランスに優れているモデルもありますが、数世代前のモデルにまでさかのぼると、性能面は苦しくなってくるので、なるべく最新のモデルを購入するようにしましょう。
【POINT】同じ名称のCPUでも世代によって性能は異なります。自作初心者は必ず型番をチェックして新しい世代のCPUを購入してください。
コア数
コアとはコアプロセッサーの略称で、その名称が示す通りCPUの中核となる部分です。以前は、CPUそのものが中央演算処理装置=コアでしたが、昨今のCPUには、このコアが複数搭載されています。ひとつのCPUに複数のCPUが内蔵されているとイメージしてください。
コアが複数内蔵されているマルチコアのCPUは、同時に並行して複数の処理を行えるため、コアがひとつしかないシングルコアのCPUよりも高速処理が実現します。
現在は6コアのモデルが主流となっており、コアが多ければ多いほど高性能とされています。単純にゲームをプレイするだけ、といった用途であれば4コアのモデルでも問題ありませんが、ゲームをプレイしながら実況動画をYouTubeなどで配信するといったように、マルチタスクを検討するなら6コア以上のモデルを選びたいところです。
【POINT】
ゲーム実況など複数のアプリを同時に立ち上げて作業したい人はできるだけコア数の多いCPUを選びましょう。
スレッド数
スレッド数とは、OS上で認識されるコアの数を指すものです。
最新のCPUは、内蔵されているコアの処理効率を高めるために、1つのコアを疑似的に複数のコアとして扱う技術を採用しています。この技術により、1つのコアがOS上では2つのコアとして認識され、より効率的に情報の処理を行うことができるのです。
例えば、高解像度の動画を編集して書き出す際などは、並行してさまざまな処理を行うことになるので、コアの数はもちろん、スレッド数も多いCPUの方がより高速で処理を行うことができます。
【POINT】
動画の書き出し(レンタリング)などの複雑な処理を行う場合は、コア数だけでなくスレッド数もチェックしましょう。
クロック周波数(速度)
クロック数とは、CPUが処理を行う際に発する信号の速さを表した指標です。CPUに内蔵されたクロックジェネレータから発せられるクロック数が大きければ大きいほど、処理が高速化されます。マルチタスクでの作業はコア数やスレッド数が重要となりますが、1つの作業を効率よく処理したいなら、クロック数の高いCPUを選びましょう。
ただし、技術の進歩により、同じクロック数であっても旧世代のモデルより新世代モデルの方がより高速な処理が可能となっている点に注意してください。クロック数が高いCPUであっても、古いモデルは購入せず、できるだけ新しいモデルを購入しましょう。
【POINT】
動画の編集や最新ゲームのプレイなど、CPUに負荷が掛かる作業をする場合、処理速度の指標となるクロック数の高いCPUを選びましょう。
ターボブースト(ブーストクロック)
動画の書き出しなど負荷が強くかかる作業を実行する際、一部のコアに処理が集中してしまうことがあります。ターボブーストは、一時的にそのコアだけクロック数をアップさせ、処理を高速化してくれる機能です。
高解像度の動画の編集や書き出しの場合や、最新の3DCGを使ったゲームをプレイする際などに、ターボブーストの恩恵を受けることができます。
【POINT】
動画の編集や書き出し、3DCGを使ったゲームのプレイなど、負荷が大きな作業を行う場合はターボブーストの機能を搭載したCPUが真価を発揮します。
オーバークロック耐性
オーバークロックとは、マザーボードに搭載されているBIOSというOSを使って、CPUのクロックス数をメーカーが設定した数値よりもアップさせる行為を指します。オーバークロック耐性とは、このオーバークロックが行えるかどうかを表した項目で、耐性があるCPUならBIOSを起動し設定を変更することで、クロック数をアップさせることができます。
しかし、オーバークロックを行うと、CPUの発熱量も多くなり、場合によってはCPUが故障してしまうこともあります。オーバークロックに関する知識が豊富な上級者以外は、オーバークロック耐性という項目を気にする必要はありません。
【POINT】
高負荷のかかる用途を想定している上級者のみが着目すべき項目です。
内蔵GPU
内蔵GPUとはCPUに内蔵されているグラフィック機能のことです。最新の内蔵GPUは高性能なものが多く、簡単な動画や写真の編集は問題なく行えます。しかし、高解像度の動画の編集や、最新のゲームをプレイする場合は、内蔵GPUでは力不足になることが想定されるので、外付けのグラフィックボードを購入した方が良いでしょう。
予算をかけずにPCを自作する場合は、グラフィックボードを購入せずに内蔵GPUに頼ることになるので、内蔵GPUの性能は忘れずにチェックしましょう。
【POINT】
低予算でPCを自作する場合は、グラフィックボードを購入せず、内蔵GPUの性能が高いコストパフォーマンスに優れたCPUを購入しましょう。
ソケット
マザーボードにCPUを装着するソケットの形状はさまざまです。CPUとマザーボードを購入する際は、それぞれのソケットを必ずチェックしましょう。
CPUとマザーボードのソケットが異なっていると、CPUを装着することができないので注意してください。
【POINT】
CPUとマザーボードを購入する際は、それぞれのソケットが一致しているか必ず確認しましょう。
TDP(熱設計電力)
TDPはThermal Design Powerの略称で、CPUの設計上想定される最大放熱量を表したものです。この数値を参考に、CPUをいかに冷却するかを検討することになります。
例えば、サイズが小さなマザーボードの場合にはTDPの上限が設定されており、TDPの大きな高性能CPUを搭載できない場合があります。また、CPUクーラーにもTDPの上限値が設定されています。
【POINT】
TDPの値が大きなCPUを購入する場合、マザーボードやCPUクーラーのTDP上限値をチェックしましょう。
付属クーラー
CPUを購入する場合、CPUクーラーが付属しているかどうかもチェックしましょう。
基本的に、付属のクーラーはCPUのTDPに対応したものなので、そのまま使って問題ありませんが、内部に熱がこもりやすい小さなケースを使う場合や、発熱量の大きいグラフィックボードなどを搭載する場合は、より高性能なクーラーを購入することも検討しましょう。
【POINT】
PCの構成や用途に応じて、より高性能なクーラーを別途購入し換装することが検討されます。
【Intel・AMD】おすすめCPU20選~2021年版
CPUの選び方に応じて、2021年1月時点で購入できるCPUの中から。用途にあわせたおすすめのモデルを紹介していきます。
- 「Core i5 10400F」~性能とコストのバランスが最高
- 「Ryzen 5 5600X」~第4世代Ryzenナンバー1のコストパフォーマンス
- 「Core i3 10100F」~1万円を切る価格でゲームも遊べる
- 「Ryzen 3 3100」~1万円台でRyzenの性能を体感できる
- 「Core i7 10700K」~ゲーム実況におすすめのハイエンドモデル
- 「Ryzen 7 5800X」~最新版RyzenでVTuber活動に挑戦!
- 「Core i9-10980XE」~Intelトップクラスの高性能CPU
- 「Ryzen 9 5950X」~第4世代Ryzen最強のCPU
- 「Core i9-10900K」~価格を抑えたCore i9
- 「Ryzen 9 5900X」~動画編集に最適なRyzen 9の人気モデル
- 「Core i5 9400F」~ゲーマー御用達のベストセラー
- 「Ryzen 5 3600」~初めての自作にうってつけの定番CPU
- 「Core i7 9700K」~内蔵GPUでフォートナイトもプレイできる格安モデル
- 「Ryzen 7 3700X」~動画クリエイターを始めるならこのCPUで
- 「Core i3 9100F」~ビジネス用途の低予算PCに最適
- 「Ryzen 3 3200G」~省スペースPCを自作するならこのCPU
- 「Celeron G4930」~圧倒的な低価格が魅力のローエンドモデル
- 「Ryzen 5 1600 AF」~品薄状態が続く人気の低価格Ryzen
- 「Core i9 10850K」~5万円台で購入できる最高クラスのCPU
- 「Ryzen Threadripper 3970X」~脅威の32コアを活かし3DでのVTuber活動も可能
Core i5 10400F~性能とコストのバランスが最高
- 画像引用元:Amazon
- 参考価格:17,980円
発売日・世代 | 2020年5月・第10世代 |
---|---|
ベンチマーク(マルチコア) | 1333 |
ベンチマーク(1コア) | 189 |
コア数 | 6 |
スレッド数 | 12 |
クロック周波数 | 2.9 GHz |
ターボブースト | 4.3 GHz |
オーバークロック | できない |
内蔵GPU | なし |
ソケット | LGA 1200 |
TDP | 65 W |
付属クーラー | PCG 2015C |
2万円を切る実売価格ながら6コア12スレッドを搭載する高性能CPUです。内蔵GPUはありませんが、外付けのグラフィックボードと組み合わせることで、最新ゲームもプレイできる性能を有しており、コストパフォーマンスに優れたモデルとなっています。
メリット
- ストパフォーマンスに優れている
- スクーラーが付属している
- スTDPが低いので小さなケースやマザーボードにも対応
- スゲーミング性能も高い
デメリット
- 内蔵GPUがない
- 人気モデルのため品薄
- オーバークロックに対応していない
こんな人におすすめ
- はじめて自作をする初心者
- 予算を抑えつつ、ゲームもプレイできるPCが欲しい
- すでにグラフィックボードを所有している自作er
- ビジネスでもプライベートでも使えるPCを自作したい人
購入サイト
Ryzen 5 5600X~第4世代Ryzenナンバー1のコストパフォーマンス
- 画像引用元:価格.com
- 参考価格:43,750円
発売日・世代 | 2020年11月・第4世代 |
---|---|
ベンチマーク(マルチコア) | 1970 |
ベンチマーク(1コア) | 258 |
コア数 | 6 |
スレッド数 | 12 |
クロック周波数 | 3.6 GHz |
ターボブースト | 4.7 GHz |
オーバークロック | 対応 |
内蔵GPU | なし |
ソケット | AM4 |
TDP | 65 W |
付属クーラー | Wraith Stealth |
2020年11月にリリースされたばかりの最新モデル。同時にリリースされた第4世代Ryzenの中では最もコストパフォーマンスが良く、外付けのグラフィックボードと組み合わせた場合のゲーミング性能が高いモデルです。「Apex Legends」などの人気バトルロイヤルゲームのプレイにも向いています。
メリット
- 第4世代Ryzenで最も安価
- クーラーが付属している
- TDPが低いので小さなケースやマザーボードにも対応
- ゲーミング性能も高い
- オーバークロックに対応している
デメリット
- 内蔵GPUがない
- コスパは悪くないがそれなりに高額
- 最新ゲームを最高画質でプレイする場合は力不足
こんな人におすすめ
- 第4世代Ryzenの性能を試してみたい
- すでにグラフィックボードを所有している自作er
- 「Apex Legends」などの人気ゲームをプレイしたい
購入サイト
Core i3 10100F~1万円を切る価格でゲームも遊べる
- 画像引用元:Amazon
- 参考価格:9,980円
発売日・世代 | 2020年11月・第10世代 |
---|---|
ベンチマーク(マルチコア) | 890 |
ベンチマーク(1コア) | 187 |
コア数 | 4 |
スレッド数 | 8 |
クロック周波数 | 3.6 GHz |
ターボブースト | 4.3 GHz |
オーバークロック | できない |
内蔵GPU | なし |
ソケット | LGA1200 |
TDP | 65 W |
付属クーラー | PCG 2015C |
実売価格1万円を切る価格が魅力のCPUです。2020年11月にリリースされた最新のモデルのため、低価格でありながらも性能は十分。「フォートナイト』など、マシンスペックをそれほど要求されないゲームであれば、グラフィックボードを組み合わせることで十分プレイ可能です。
メリット
- 1万円を切る実売価格
- 「フォートナイト」などの人気ゲームもプレイできる
- クーラーが付属している
- TDPが低いので小さなケースやマザーボードにも対応
デメリット
- 内蔵GPUがない。
- 高解像度の動画を編集するには力不足
- オーバークロックに対応していない
こんな人におすすめ
- とにかく安価で実用的なPCを組みたい人
- 格安のGPUと組み合わせて「フォートナイト」をプレイした人
- Microsoft officeの使用などビジネス用途でPCを自作したい人
購入サイト
Ryzen 3 3100 ~1万円台でRyzenの性能を体感できる
- 画像引用元:価格.com
- 参考価格:13,178円
発売日・世代 | 2020年5月・第3世代 |
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ベンチマーク(マルチコア) | 1019 |
ベンチマーク(1コア) | 179 |
コア数 | 4 |
スレッド数 | 8 |
クロック周波数 | 3.6 GHz |
ターボブースト | 4.9 GHz |
オーバークロック | 対応 |
内蔵GPU | なし |
ソケット | AM4 |
TDP | 65 W |
付属クーラー | Wraith Prism |
1万円台の価格で購入できる第3世代のRyzenです。ターボブースト時のクロック周波数が高く、「フォートナイト」などの人気ゲームもグラフィックボードと組み合わせることで十分プレイできます。オーバークロックにも対応しており、経験豊富な自作erなら、さらにクロック数を引き上げることができるので、この価格帯では信じられないほどの性能を発揮させることも可能です。
メリット
- 低価格ながら高いクロック周波数を誇る
- クーラーが付属している
- TDPが低いので小さなケースやマザーボードにも対応
- オーバークロックで価格以上の性能を引き出すことも可能
デメリット
- 内蔵GPUがない
- Core i3 10100Fと比べると高額
こんな人におすすめ
- 1万円台でRyzenの性能を体感したい人
- オーバークロックに挑戦したい人
- オーバークロックを活用して低価格で高性能なPCを自作したい人
購入サイト
Core i7 10700K~ゲーム実況におすすめなハイエンドモデル
- 画像引用元:Amazon
- 参考価格:41,980円
発売日・世代 | 2020年5月・第10世代 |
---|---|
ベンチマーク(マルチコア) | 2066 |
ベンチマーク(1コア) | 217 |
コア数 | 8 |
スレッド数 | 16 |
クロック周波数 | 3.8 GHz |
ターボブースト | 5.1 GHz |
オーバークロック | 対応 |
内蔵GPU | UHD Graphics 630 |
ソケット | LGA 1200 |
TDP | 125 W |
付属クーラー | なし |
4万円台ながら8コア16スレッドと申し分ない性能を有したCPUです。GPUも内蔵しているため、別途でグラフィックボードを購入しなくても使用できますが、せっかくこれだけの性能を有したCPUを搭載するなら、ミドルエンドからハイエンドのグラフィックボードも購入して、最新のゲームをプレイしたいところです。また、コア数やスレッド数も多いので、ゲームをプレイしながらYouTubeなどでライブ配信を行うゲーム実況にも最適です。
メリット
- 4万円台で8コア16スレッドの高性能を実現。
- 内蔵GPUを使えば別途グラフィックボードを購入する必要なし
- 最新のゲームを快適にプレイできる性能
デメリット
- クーラーが付属しない
- TDPがそれなりに高いので省スペースPCには向かない
こんな人におすすめ
- 最新のゲームを快適にプレイしたい人
- YouTubeなどでゲーム実況をしたい人
- 複数のアプリを立ち上げてマルチタスクでの作業をしたい人
購入サイト
Ryzen 7 5800X~最新のRyzenでVTuber活動に挑戦!
- 画像引用元:価格.com
- 参考価格:60,980円
発売日・世代 | 2020年11月・第4世代 |
---|---|
ベンチマーク(マルチコア) | 2611 |
ベンチマーク(1コア) | 270 |
コア数 | 8 |
スレッド数 | 16 |
クロック周波数 | 3.8 GHz |
ターボブースト | 4.7 GHz |
オーバークロック | 対応 |
内蔵GPU | なし |
ソケット | AM4 |
TDP | 105 W |
付属クーラー | なし |
2020年11月にリリースされた最新のRyzen 7です。TDPを抑えつつ高いベンチマークスコアを記録しており、ハイエンドのグラフィックボードと組み合わせることで最新のゲームも快適にプレイできます。YouTubeなどでのゲーム実況はもちろん、VTuberとしてゲーム実況しながら2Dのアバターを動かすといった用途にも向いています。
メリット
- 最新のゲームを快適にプレイできる性能
- VTuberとしてゲーム実況を行うことも可能なマルチコア性能
- 動画の編集や書き出しも早い
デメリット
- 内蔵GPUがない
- クーラーが付属しない
- 3Dアバターを動かすならよりハイエンドなモデルがおすすめ
こんな人におすすめ
- 最新のゲームを快適にプレイしたい人
- VTuberとしてゲーム実況をしたい人
- 動画の編集をしたい人
購入サイト
Core i9-10980XE~Intelトップクラスの高性能CPU
- 画像引用元:Amazon
- 参考価格:113,000円
発売日・世代 | 2020年5月・第10世代 |
---|---|
ベンチマーク(マルチコア) | 3744 |
ベンチマーク(1コア) | 209 |
コア数 | 18 |
スレッド数 | 36 |
クロック周波数 | 3.0 GHz |
ターボブースト | 4.8 GHz |
オーバークロック | 対応 |
内蔵GPU | なし |
ソケット | LGA 2066 |
TDP | 165 W |
付属クーラー | なし |
18コア36スレッドという驚異的な性能を誇るインテル社製CPUです。10万円を超える価格ではありますが、その分、処理速度は圧倒的。ハイエンドなグラフィックボードと組み合わせることで最新のゲームを最高画質でプレイしたり、4K画質の動画を編集したりと、あらゆる作業に対応するモンスターCPUです。
メリット
- Intel製のCPUでは最高クラスの性能
- ハイエンドなGPUとの組み合わせで最新ゲームを最高画質でプレイ可能
- 4K動画の編集も快適
デメリット
- 内蔵GPUがない
- クーラーが付属しない
- DPが高いので高性能なクーラーやケースファンが必要
こんな人におすすめ
- Intel製のCPUで最高スペックのPCを自作したい人
- 最新のゲームを最高画質でプレイした人
- 4K動画を編集する動画クリエイター
購入サイト
Ryzen 9 5950X~第4世代Ryzen最強のCPU
- 画像引用元:価格.com
- 参考価格:124,800円
発売日・世代 | 2020年11月・第4世代 |
---|---|
ベンチマーク(マルチコア) | 4569 |
ベンチマーク(1コア) | 270 |
コア数 | 16 |
スレッド数 | 32 |
クロック周波数 | 3.4 GHz |
ターボブースト | 4.9 GHz |
オーバークロック | 対応 |
内蔵GPU | なし |
ソケット | AM4 |
TDP | 105 W |
付属クーラー | なし |
2020年11月にリリースされた第4世代Ryzenのハイエンドモデル。2021年1月の時点で市販されているCPUの中では最高クラスの性能を誇り、ハイスペックのグラフィックボードと組み合わせることで4K動画の編集や書き出しや最新ゲームのプレイにも対応します。さらに、圧倒的な性能を誇りながらもTDPがそれほど高いわけではない点も嬉しいポイントです。
メリット
- 最高クラスのスペックを誇っている
- 性能に対してTDPの値が抑えめ
- ハイエンドなGPUとの組み合わせで最新ゲームを最高画質でプレイ可能
- 4K動画の編集も快適
デメリット
- 価格が12万円台と高額
- 内蔵GPUがない
- クーラーが付属しない
こんな人におすすめ
- 最高クラスのスペックを誇るPCを自作したい人
- 最新のゲームを最高画質でプレイした人
- 4K動画を編集する動画クリエイター
購入サイト
Core i9-10900K~価格を抑えたCore i9
- 画像引用元:Amazon
- 参考価格:54,980円
発売日・世代 | 2020年5月・第10世代 |
---|---|
ベンチマーク(マルチコア) | 2677 |
ベンチマーク(1コア) | 234 |
コア数 | 10 |
スレッド数 | 20 |
クロック周波数 | 3.7 GHz |
ターボブースト | 5.3 GHz |
オーバークロック | 対応 |
内蔵GPU | UHD Graphics 630 |
ソケット | LGA1200 |
TDP | 125 W |
付属クーラー | なし |
6万円を切る価格が魅力の第10世代Core i9です。Core i9-10980XEと比較すると価格が抑えられている分、コア数やスレッド数では見劣りしますが、クロック数は高く、4K動画の編集や最新ゲームのプレイも快適です。内蔵GPUも搭載しており、新たにグラフィックボードを購入しなくても使用できますが、せっかくこのクラスのCPUを搭載するならハイエンドのグラフィックボードも搭載したいところです。
メリット
- 第10世代のCore i9が6万円以下で購入できる
- オーバークロックに対応している
- クロック数が高い
- ハイエンドなGPUとの組み合わせで最新ゲームを最高画質でプレイ可能
- 内蔵GPUを搭載している
デメリット
- Core i9-10980XEと比べるとコア数やスレッド数が少ない
- クーラーが付属しない
- TDPは低くないのでそれなりに高性能なクーラーやケースファンが必要
こんな人におすすめ
- ある程度価格を抑えつつ第10世代のCore i9が欲しい人
- Core i9でオーバークロックを試したい人
- それなりの予算で長く使えるPCを自作したい人
購入サイト
Ryzen 9 5900X~動画編集に最適なRyzen 9の人気モデル
- 画像引用元:価格.com
- 参考価格:91,000円
発売日・世代 | 2020年11月・第4世代 |
---|---|
ベンチマーク(マルチコア) | 3684 |
ベンチマーク(1コア) | 270 |
コア数 | 12 |
スレッド数 | 24 |
クロック周波数 | 3.7 GHz |
ターボブースト | 4.8 GHz |
オーバークロック | 対応 |
内蔵GPU | なし |
ソケット | AM4 |
TDP | 105 W |
付属クーラー | なし |
実売価格で10万円を切りつつも圧倒的な性能を誇る第4世代のRyzen 9です。Ryzen 9 5950X と比べてコア数やスレッド数では劣りますが、第4世代Ryzen 9ならではの高いシングルコア性能を誇り、4K動画の編集やプロのカメラマンが行うレベルでの画像加工も難なくこなせます。動画の書き出し(レンタリング)能力も高く、多くのクリエイターに愛用されていますが、人気モデルのため品薄傾向にあるのが残念です。
メリット
- 動画や画像の編集に適したシングルコア性能
- ハイエンドなグラフィックボードと組み合わせることで最新のゲームを最高画質でプレイ可能
- 性能に対してTDPの値が抑えめ
デメリット
- Ryzen 9 5950Xと比べてコア数とスレッド数が少ない
- 内蔵GPUがない
- クーラーが付属しない
- 人気モデルのため品薄傾向
こんな人におすすめ
- 動画の編集を仕事にしているクリエイター
- 動画配信サイトに動画をアップしているライバー
- 高解像度の写真の編集するカメラマン
- 10万円を切る価格で第4世代Ryzen 9を購入したい人
購入サイト
Core i5 9400F~ゲーマー御用達のベストセラー
- 画像引用元:Amazon
- 参考価格:15,880円
発売日・世代 | 2019年2月・第9世代 |
---|---|
ベンチマーク(マルチコア) | 845 |
ベンチマーク(1コア) | 169 |
コア数 | 6 |
スレッド数 | 6 |
クロック周波数 | 2.9 GHz |
ターボブースト | 4.1 GHz |
オーバークロック | できない |
内蔵GPU | なし |
ソケット | LGA 1151 |
TDP | 65 W |
付属クーラー | PCG 2015C |
2019年2月発売と少し古いモデルですが、多くのゲーマーから支持され続けているベストセラー商品です。世代もひとつ前の第9世代なので、第10世代のCPUと比べると決して高性能とはいえませんが、価格が安く、ゲーミング性能も高いため、ミドルエンドのグラフィックボードと組み合わせた低予算ゲーミングPCの構築に向いています。また、多くのユーザーが使用しているCPUですので、ネット上にこのCPUを使って自作した例などの情報が多い点も魅力です。
メリット
- 低予算ゲーミングPC用CPUのベストセラー
- クーラーが付属している
- TDPが低いので小さなケースやマザーボードにも対応
- ベストセラー商品だけに中古価格も下がりそう
デメリット
- 最新の第10世代Core iシリーズと比べると力不足
- 内蔵GPUがない
- コア数とスレッド数はそこまで多くないのでマルチタスクでの作業には向かない
こんな人におすすめ
- 低予算でゲーミングPCを自作したい人
- 対応したマザーボードを所有していてCPUの載せ替を検討している人
- 他のユーザーと同じCPUを使って自作したい初心者
購入サイト
Ryzen 5 3600~初めての自作にうってつけの定番CPU
- 画像引用元:価格.com
- 参考価格:25,280円
発売日・世代 | 2019年7月・第3世代 |
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ベンチマーク(マルチコア) | 1578 |
ベンチマーク(1コア) | 196 |
コア数 | 6 |
スレッド数 | 12 |
クロック周波数 | 3.6 GHz |
ターボブースト | 4.2 GHz |
オーバークロック | 対応 |
内蔵GPU | なし |
ソケット | AM4 |
TDP | 65 W |
付属クーラー | Wraith Stealth |
2019年に発売されたRyzen 5の人気モデル。最新の第4世代Ryzen 5と比べると厳しい面もありますが、「Ryzenを使って自作に挑戦してみよう」という初心者の多くがこちらのCPUを選んでおり、リーチできる情報が豊富なのが嬉しいところ。オーバークロックにも対応しているので、自作中級者がオーバークロックに挑戦するためのCPUとして選ぶのも良いでしょう。ビジネス用途はもちろん、簡単な動画編集や、ある程度の画質でのゲームプレイにも向いています。
メリット
- 多くの初心者に支持された人気CPU
- クーラーが付属している
- オーバークロックに対応している
- 中古なら2万円を切る価格で販売されていることもある
- TDPが低いので小さなケースやマザーボードにも対応
デメリット
- 最新の第4世代Ryzen シリーズと比べると力不足
- 内蔵GPUがない
こんな人におすすめ
- 自作にこれから挑戦する初心者
- オーバークロックに挑戦したい中級者
- 中古でもいいから低予算で長く使えるPCを自作したい人
購入サイト
Core i7 9700K~内蔵GPUで「フォートナイト」もプレイできる格安モデル
- 画像引用元:Amazon
- 参考価格:37,280円
発売日・世代 | 2018年10月・第9世代 |
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ベンチマーク(マルチコア) | 1520 |
ベンチマーク(1コア) | 214 |
コア数 | 8 |
スレッド数 | 8 |
クロック周波数 | 3.6 GHz |
ターボブースト | 4.9 GHz |
オーバークロック | 対応 |
内蔵GPU | UHD Graphics 630 |
ソケット | LGA1151 |
TDP | 95 W |
付属クーラー | なし |
2018年10月発売とかなり古いモデルですが、性能は申し分なく、簡単な動画の編集やゲームのプレイなら余裕でこなせるCPUです。内蔵GPUも搭載しているほか、中古で探せば2万円台後半で購入できることもあるので格安でPCを自作する際にもおすすめです。
メリット
- 中古なら2万円台後半で購入できることもあるロングセラーモデル
- 内蔵GPUを搭載している
- TDPがこのクラスのCPUの中では低め
デメリット
- 最新の第10世代Coreシリーズと比べると力不足
- クーラーが付属していない
- コア数とスレッド数はともに8と最新のモデルと比べて少ない
こんな人におすすめ
- 低予算で簡単な動画の編集ができるPCを自作したい人
- 内蔵GPUを活かして「フォートナイト」をプレイしたい人
- ビジネス用途をメインに動画の鑑賞などにも耐えうるPCを自作したい人
購入サイト
Ryzen 7 3700X~動画クリエイターを始めるならこのCPUで
- 画像引用元:価格.com
- 参考価格:39,980円
発売日・世代 | 2019年7月・第3世代 |
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ベンチマーク(マルチコア) | 2114 |
ベンチマーク(1コア) | 204 |
コア数 | 8 |
スレッド数 | 16 |
クロック周波数 | 3.6 GHz |
ターボブースト | 4.4 GHz |
オーバークロック | 対応 |
内蔵GPU | なし |
ソケット | AM4 |
TDP | 65 W |
付属クーラー | Wraith Prism |
YouTubeなどの動画投稿サイトで活動するライバーたちも愛用しているCPUです。最新の第4世代Ryzen シリーズと比べると若干の力不足は否めませんが、それでも動画のレンタリング能力は高く、YouTubeなどにアップする10分程度の動画作成なら余裕でこなせるだけのスペックを誇ります。価格もギリギリ3万円代ではありますが、性能と比較してコストパフォーマンスが良いので、動画制作をこれから始めたい人におすすめです。
メリット
- 性能と価格を比較するとコストパフォーマンスが良い
- 動画のレンタリング能力が高い
- ミドルエンドのグラフィックボードを導入することで「Apex Legends」もプレイできる
- クーラーが付属している
- オーバークロックに対応している
デメリット
- 最新の第4世代Ryzen シリーズと比べると力不足
- 内蔵GPUがない
こんな人におすすめ
- これから動画制作を始めたい人
- レンタリング能力の高いCPUを格安で入手したい人
- すでにグラフィックボードを所有している自作er
- グラフィックボードとの組み合わせで最新のゲームをプレイしたい人
購入サイト
Core i3 9100F~ビジネス用途の低予算PCに最適
- 画像引用元:Amazon
- 参考価格:8,970円
発売日・世代 | 2019年5月・第9世代 |
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ベンチマーク(マルチコア) | 699 |
ベンチマーク(1コア) | 139 |
コア数 | 4 |
スレッド数 | 4 |
クロック周波数 | 3.6 GHz |
ターボブースト | 4.2 GHz |
オーバークロック | できない |
内蔵GPU | なし |
ソケット | LGA 1151 |
TDP | 65 W |
付属クーラー | なし |
予算を大幅に抑えつつ、Microsoft officeでの作業などビジネス用途で使うPCを自作したい人におすすめのCPUです。ひと世代前のモデルではありますが、実売価格1万円以下という価格を考えれば十分高性能な部類に入ります。ミドルエンドのグラフィックボードと組み合わせれば、「フォートナイト」などのゲームもプレイできるので、比較的マシンスペックを要求しないゲームをプレイするためのゲーミングマシンを安価で組みたい人にも向いているモデルといえるでしょう。
メリット
- 実売価格1万円を切る低価格。
- クロック数は高いのでMicrosoft officeなどの使用には十分な性能
- ミドルエンドのグラフィックボードと組み合わせれば「フォートナイト」もプレイ可能
デメリット
- 最新の第10世代Core iシリーズと比較すると力不足
- 4コア4スレッドなので重いアプリを同時に起動して作業するのは厳しい
- 内蔵GPUがない
- クーラーが付属しない
こんな人におすすめ
- Microsoft officeの使用などビジネス目的のPCを自作したい人
- ネットサーフィンやYouTubeの鑑賞など目的としたPCを自作したい人
- ミドルエンドのグラフィックボードと組み合わせて「フォートナイト」をプレイしたい人
購入サイト
Ryzen 3 3200G~省スペースPCを自作するならこのCPU
- 画像引用元:価格.com
- 参考価格:12,980円
発売日・世代 | 2019年7月・第3世代 |
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ベンチマーク(マルチコア) | 576 |
ベンチマーク(1コア) | 142 |
コア数 | 4 |
スレッド数 | 4 |
クロック周波数 | 3.6 GHz |
ターボブースト | 4.0 GHz |
オーバークロック | 対応 |
内蔵GPU | Radeon Vega 8 |
ソケット | AM4 |
TDP | 65 W |
付属クーラー | Wraith Stealth |
内蔵GPUを搭載し、クーラーも付属して実売価格1万円台前半というコストパフォーマンスに優れたCPUです。高解像度の動画を編集たり、最新のゲームをプレイするには厳しいスペックですが、内蔵GPUとしては高い性能を誇るRadeon Vega 8を搭載し、さらにTDPも65Wと低いので、ミニPCなどの省スペースマシンを自作するには最適です。高性能な内蔵GPUのおかげで、ミニPCでも「フォートナイト」などの人気ゲームをプレイできるのも嬉しいポイントです。
メリット
- 内蔵GPUとクーラーが付属して1万円台前半という低価格
- 内蔵GPUの性能が良いので「フォートナイト」もプレイ可能
- TDPが低いので小さなケースやマザーボードにも対応
デメリット
- 最新の第4世代Ryzenシリーズと比較すると力不足
- 4コア4スレッドなので重いアプリを同時に起動して作業するのは厳しい
こんな人におすすめ
- ミニPCなどの省スペースマシンを自作したい人
- グラフィックボードやクーラーを別途購入せずに自作をしたい人
- ビジネスや動画鑑賞を目的でPCを自作したい人
- コンパクトなPCで「フォートナイト」をプレイしたい人
購入サイト
Celeron G4930~圧倒的な低価格が魅力のローエンドモデル
- 画像引用元:Amazon
- 参考価格:3,880円
発売日・世代 | 2019年9月・第8世代 |
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ベンチマーク(マルチコア) | 505 |
ベンチマーク(1コア) | 152 |
コア数 | 2 |
スレッド数 | 2 |
クロック周波数 | 3.2 GHz |
ターボブースト | なし |
オーバークロック | できない |
内蔵GPU | UHD Graphics 610 |
ソケット | LGA1151 |
TDP | 54 W |
付属クーラー | PCG 2015C |
Core iシリーズよりも価格と性能を抑えたCeleronシリーズの人気モデルです。Core iシリーズと比べると性能は落ちてしまいますが、ビジネス用途や通常画質での動画鑑賞をメインに使うなら、このCPUでも対応できるでしょう。なんといっても、4千円を切る実売価格で内蔵GPUを搭載し、クーラーも付属するという圧倒的な低価格は大きな魅力です。極限まで予算を抑えて、実用性のあるPCを自作したいと思ったら、このCPUを検討しましょう。
メリット
- 内蔵GPUとクーラーが付属して4千円を切る圧倒的な低価格
- TDPが低いので小さなケースやマザーボードにも対応
デメリット
- 最新の第10世代Core iシリーズと比較すると性能が大きく劣る
- 2コア2スレッドなのでマルチタスクでの作業には向かない
こんな人におすすめ
- 極限まで予算を抑えて実用性のあるPCを自作した人
- ミニPCなどの省スペースマシンを自作したい人
- グラフィックボードやクーラーを別途購入せずに自作をしたい人
- ビジネスや動画鑑賞を目的でPCを自作したい人
購入サイト
Ryzen 5 1600 AF~品薄状態が続く人気の低価格Ryzen
- 画像引用元:Amazon
- 参考価格:11,978円
発売日・世代 | 2020年5月・第2世代 |
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ベンチマーク(マルチコア) | 1181 |
ベンチマーク(1コア) | 153 |
コア数 | 6 |
スレッド数 | 12 |
クロック周波数 | 3.2 GHz |
ターボブースト | 3.6 GHz |
オーバークロック | 対応 |
内蔵GPU | なし |
ソケット | AM4 |
TDP | 65 W |
付属クーラー | Wraith Stealth |
2017年に発売された人気モデルのRyzen 5 1600をグレードアップし、第1世代のコアから第2世代のコアへと生まれ変わった超低価格モデルです。高いベンチマーク値と6コア12スレッドという十分すぎるほどの性能を誇りつつも、1万円台前半という価格を実現したため、2020年5月の発売以来、品薄状態が長く続いています。販売サイトの一部ではプレミア価格で取り扱われていたりもするので、購入の際は価格をよく確認しましよう。
メリット
- 6コア12スレッドのRyzen 5が1万円台前半で購入できる
- TDPが低いので小さなケースやマザーボードにも対応
- クーラーが付属している
デメリット
- 最新の第4世代Ryzenシリーズと比較すると力不足
- 品薄状態が続いているため適正な価格で購入しづらい
- 内蔵GPUがない
こんな人におすすめ
- できるだけ予算を抑えてRyzenを使った自作をしたい人
- ミドルエンドのグラフィックボードと組み合わせてゲームをプレイしたい人
- 低予算で動画の編集にも耐えうるPCが欲しい人
購入サイト
Core i9 10850K~5万円台で購入できる最高クラスのCPU
- 画像引用元:Amazon
- 参考価格:50,880円
発売日・世代 | 2020年8月発売・第10世代 |
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ベンチマーク(マルチコア) | 2616 |
ベンチマーク(1コア) | 229 |
コア数 | 10 |
スレッド数 | 20 |
クロック周波数 | 3.6 GHz |
ターボブースト | 5.1 GHz |
オーバークロック | 対応 |
内蔵GPU | UHD Graphics 630 |
ソケット | LGA1200 |
TDP | 125 W |
付属クーラー | なし |
2020年8月に発売した最新のCore i9です。性能と価格を抑えたモデルではありますが、実売価格は5万円台という低価格を実現し、人気となっています。内蔵GPUも搭載していますが、せっかく最新のCore i9を導入するなら、ミドルエンド以上のグラフィックボードと組み合わせて、「Apex Legends」などの人気ゲームを高画質で快適に遊べるゲーミングPCを自作したいところです。なお、オーバークロックにも対応していますが、オーバークロックの設定が難しいモデルでもあるので、経験が少ない方は購入時の状態で使うことをおすすめします。
メリット
- 最新のCore i9が5万円台で購入できる
- 内蔵GPUを搭載している
- ミドルエンド以上のグラフィックボードと組み合わせることで最新のゲームを快適にプレイ可能
- 4K動画の編集や書き出しも快適に行える
デメリット
- Core i9 10980XEと比べると性能が劣る
- クーラーが付属していな
- オーバークロックの設定が難しい
こんな人におすすめ
- 価格を抑えつつも最高クラスのスペックを誇るPCを自作したい人
- 最新のゲームを快適にプレイしたい人
- 4K動画の編者をしたい人
購入サイト
Ryzen Threadripper 3970X~脅威の32コアを活かし3DでのVTuber活動も
- 画像引用元:Amazon
- 参考価格:252,500円
発売日・世代 | 2019年11月・第3世代 |
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ベンチマーク(マルチコア) | 7398 |
ベンチマーク(1コア) | 210 |
コア数 | 32 |
スレッド数 | 64 |
クロック周波数 | 3.7 GHz |
ターボブースト | 4.5 GHz |
オーバークロック | 対応 |
内蔵GPU | なし |
ソケット | sTRX |
TDP | 280 W |
付属クーラー | なし |
建築デザインや3Dゲームの制作などに使われるワークステーション用のCPUです。個人で使用する場合、ここまでのスペックが求められるケースはそれほどありませんが、性能を追い求めるベテラン自作erには支持されています。また、VRゴーグルやトラッキングバーなどと組み合わせて、3Dモデルを使ったVTuber活動を行う際には、かなり高いスペックが要求されますので、最高クラスのグラフィックボードとともに、こちらのCPUを導入しても良いでしょう。
メリット
- 32コア64スレッドという桁外れの性能
- VR機器と組み合わせて3Dモデルを動かすこともできる
- 4K動画の編集や最新ゲームのプレイも快適。
- マルチタスクでデザインの作業をすることも可能
デメリット
- 価格が25万円以上と一般的なCPUと比べて高額
- 対応しているマザーボードが少ない
- 内蔵GPUがない
- DPがかなり高く、高性能なクーラーが必要
こんな人におすすめ
- 建築デザインやゲーム制作を仕事にしているクリエイター
- 性能を追い求める自作er。
- VR機器と組み合わせて3Dモデルを動かしたいVTuber