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    自作PCには費用を安くできたり、PCの構造を学べたりといった楽しみのほかに、オーバークロックというメリットがあります。CPUの定格周波数を上げることにより、高い性能を引き出すことができるのです。自作PCならではの裏技ですので、自作する前にぜひともオーバークロックについて知っておいてください。
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初めての自作

自作PCには費用を安くできたり、PCの構造を学べたりといった楽しみのほかに、オーバークロックというメリットがあります。CPUの定格周波数を上げることにより、高い性能を引き出すことができるのです。自作PCならではの裏技ですので、自作する前にぜひともオーバークロックについて知っておいてください。

>> 関連記事 :目指せ脱初心者!PCパーツごとの役割を知ってスペックを読み解こう【CPU編】

■ 自作するなら知っておきたいオーバークロックとは?

  • PCの性能はCPUで決まる

自作PCの性能はCPUの選び方で決まります。CPUはPCの頭脳とも言われ、性能が高くなると複数のプログラムを同時にかつスピーディーに処理できるのです。

 

  • CPUには定格(決まった性能)がある

CPUの性能は周波数(クロック)で決まります。周波数はGHzという数値で表されており、この数値が高いほど高性能なCPUです。

 

  • オーバークロックで定格以上の性能を引き出せる

例えば「Core i7 8700 BOX」というintel製のCPUがありますが、定格周波数は3.20GHzです。これをオーバークロックすることによって周波数を3.8GHzや4GHzに上げることができます。

つまり、ランクの低い「Core i7 8700 BOX」でもオーバークロックすることによってランクの高いCPUと同等の性能を引き出せる、というわけです。

 

■ オーバークロックする2つの方法

  • BIOS(バイオス)の設定を利用してオーバークロックする

オーバークロックする方法の1つが、BIOSの設定です。BIOSというのはPCに接続された周辺機器を制御するもので、マザーボードの中にセットされています。

マザーボードのメーカーによってBIOSの起動方法は異なりますが、一般的にはPCの電源を入れてすぐに「Delete」か「F2」キーを押すと起動できます。

BIOS画面には色々な基本情報が設定されていますが、この中のCPUの倍率を変えることでオーバークロックが可能です。この時に気をつけることは倍率を×1倍ずつ上げること。安定動作を確認しながら倍率を上げていってください。なお、CPU電圧をあげることでさらに高性能にできますが、パーツへの負荷が掛かるだけでなく、熱対策が必要となります。

なお、最近のマザーボードではBIOSに代わって「UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)」が搭載されています。

 

  • ソフトを使ってオーバークロックする

BIOS設定のやり方はひと昔前の方法で、今では主にマザーボードメーカーが配布しているソフトでオーバークロックするのが一般的です。大手マザーボードメーカーとして「ASUS」と「GIGABYTE」がありますが、それぞれに「Turbo V EVO」「Easy Tune」というソフトが用意されています。

ソフトを使えば画面に従って設定変更ができるので、初心者でも簡単にオーバークロックができます。

 

■ オーバークロックするメリットとは?

  • CPUの性能がアップして処理速度が向上する

オーバークロックするとCPUの性能を上げることができます。処理能力が向上して処理スピードが速くなるのです。

例えば今の性能では快適にゲームができなくなった場合でも、CPUをオーバークロックすることで快適さをアップすることができます。一般的にオーバークロックによってアップする性能は5%~10%です。

 

  • 低スペックでも上位のCPUと同等の性能になる

快適にゲームができなくなったら、より性能の高いCPUを搭載したPCに買い換えるのが普通です。しかし自作の場合は低スペックでも、オーバークロックによってワンランク以上も上のCPUと同等の性能を手にできます。これは自作PCのメリットの1つです。

 

  • お金をかけずに性能アップができる

値段の安い低スペックのCPUでもオーバークロックによって高性能にできるので、お金をかけずに性能アップが可能です。CPUは高性能になるにつれて値段も高くなっています。例えば最新のCPUではなく少し前のCPUなら安く手に入るので、それをオーバークロックすれば費用を抑えながら高い性能のPCにできる、というわけです。

 

■ オーバークロックするデメリットとは?

  • 故障するリスクがある

オーバークロックは良いことばかりではありません。CPUには定格周波数があり、それを変更するのですから当然リスクも抱えることとなります。具体的なリスクは故障です。一般的にオーバークロックしたCPUは寿命が短くなるといわれており、不具合が発生する原因もなりやすいのです。無理なオーバークロックをするとCPUだけでなく、マザーボードやメモリまで故障する場合も。

対策としては、無理なオーバークロックをしないで最小限の性能向上を求めることでしょう。ただそれでも、CPUに負荷がかかるリスクは覚悟する必要があります。

 

  • 壊れた時の保証がない

もしもオーバークロックが原因で故障した場合、パーツメーカーやショップでは保証してくれません。壊れた時の保証がないというのもオーバークロックのリスクです。

 

  • 通常より発熱する(熱対策が必要)

オーバークロックすると発熱が大きくなります。CPUファンは定格周波数に対応できる能力しか備わっていないので、オーバークロックすると熱処理が追いつかず故障の原因になることも。

対策としてはCPUの標準ファンではなく、別売りの高機能ファンを取り付けること。熱暴走すると強制終了が頻繁に発生するので、優れたファンを使う必要があります。このような熱対策もオーバークロックのリスクといえるでしょう。

 

  • パーツの寿命が縮む

発熱が大きくなると、PCの各パーツの寿命も短くなる恐れがあります。CPUはもちろんですが、他のパーツもオーバークロックによる故障は保証されません。各パーツの寿命を保つためにも、冷却効果の高いCPUファン対策が必要です。

 

>> 関連記事 :自作/BTOユーザーは内部のPCパーツを把握しておこう!パーツ確認方法を解説

■ 自作するなら1度は挑戦したいCPUのオーバークロック!

 初めて自作PCに挑戦する人のために、オーバークロックについて説明しました。今はBIOSよりもソフトで簡単にオーバークロックできます。ただし、リスクについては充分な覚悟を持つ必要ありです。またCPUやマザーボードによってオーバークロックできない製品もあるので、事前に充分にチェックをしてからトライしてくださいね。


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