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    自作PCで重要な役割を担っているのがCPUクーラーです。CPUの温度が高くなりすぎるとCPU寿命が極端に短くなってしまうため、いかにPCケース内の温度を調整できるかが鍵になります。ここでは、空冷クーラーの基本知識と、おすすめの商品を紹介していきます。
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初心者でもわかる!空冷クーラーの選び方とおすすめ商品

自作PCで重要な役割を担っているのがCPUクーラーです。CPUの温度が高くなりすぎるとCPU寿命が極端に短くなってしまうため、いかにPCケース内の温度を調整できるかが鍵になります。ここでは、空冷クーラーの基本知識と、おすすめの商品を紹介していきます。

■CPUクーラーの基本

■空冷のメリット・デメリット

■【タイプ別】おすすめ空冷クーラー4選

■PC内エアフローを適切に構築しよう

 

 

■CPUクーラーの基本

CPUクーラーの役割はその名前のとおりCPUを冷却することです。CPUは高度な演算を続けていると負荷が上がり、高熱になっていきます。しかし、CPUは熱に弱いため、あまりに高温になるとオーバーヒートしてクラッシュしてしまうのです。そのためにCPUクーラーが存在します。CPUクーラーにはいくつか種類があり、空冷タイプと水冷タイプ、トップフロー型とサイドフロー型が存在します。それぞれの特性について詳しく見ていきましょう。

 

空冷タイプと水冷タイプ

 

まず、CPUクーラーの性能を大きく分けるのが「空冷 or 水冷」という点です。簡単にいえば空冷は空気の力で冷却するタイプ、水冷は液体を使って冷却するタイプです。イメージでいえば熱したフライパンを扇風機で冷やすか、水につけて冷やすかの違いでしょうか。冷却効果はご想像のとおり水冷の方が効果は高くなります。

空冷はCPUが発する熱をコアプレートが吸い上げ、ヒートパイプを伝ってヒートシンクで冷却するといった仕組みになっています。対して水冷はCPUの熱をポンプが吸い上げ、熱を吸収した冷却液がラジエーターまで循環して熱を放出します。ラジエーターとポンプの間を冷却液が循環しているので、常に高い排熱効果を生み出すことができる、というわけです。

 

トップフロー型とサイドフロー型

 

冷却ファンの特性を知るうえで大事なことがあります。それは「PCケース内のエアフローは前から後ろに流れている」ということ。実際に稼働中のPCに手をかざしてみてればわかりますが、PC前部よりも後部の方から、より熱気が出てくるのがわかります。そのうえでサイドフローとトップフローの違いを見てみましょう。

サイドフロー型はCPUの熱を吸い上げてそのまま背面に放熱する仕組みです。これは本来のPCケースのエアフローと相性が良く、無駄なく熱を逃してくれます。これに対してトップフロー型はCPUの熱を吸い上げて垂直に放熱します。つまり、PCケースのエアフローに対して直角の空気の流れを作ることになります。これは効率的とはいえません。

以上のことから、近年ではサイドフロー型の方が主流になりつつあり、実際にハイエンドの空冷はサイドフロー型の方が多くなっています。

 

 

■空冷のメリット・デメリット

 

それでは空冷タイプのメリットとデメリットを見ていきましょう。

 

メリット

 

・コスパが高い

空冷タイプは水冷タイプと比べると構造がシンプルなため、価格も比較的安価なものが多いです。安いものなら2,000円台から入手できます。基本的にハイエンドモデルのCPUをフル稼働させない限りは十分な冷却性能を得られるので、安価な定番モデルでもしっかり働いてくれるのが空冷の良いところといえるでしょう。

 

・ファンを増やして高出力にできる

サイドフロー型に限りますが、空冷はファンを連結してエアフローをブーストすることができます。これによって高い冷却性能を得られるだけでなく、低回転でも十分なエアフローを生み出すことができ、結果静音性も向上します。とはいえ、いくらでも増やせるわけではなく、2つが限界ですので注意してください。

 

・高い静音性

水冷と空冷との比較で、空冷に大きなメリットを感じられるのはこの静音性でしょう。水冷は冷却水を循環させるためにモーターを動かしますが、この音が気になるという人は少なくありません。空冷は多少コストをかけるだけで静音性の高いファンが手に入ります。通常運転では耳をすませてもほとんど音が聞こえないものも多いです。水冷ではここまでの静音性は実現できないでしょう。

 

・故障しにくい

もともとがシンプルな構造なので、故障することがほとんどありません。水冷の場合だとポンプが壊れた、冷却水に異常が出たといった故障のリスクがありますが、空冷は物理的に衝撃を与えない限りはファンが回らなくなるくらいしか故障要因がありません。また、壊れてもシンプルに買い換えればいいだけなのでメンタル的にも楽です。

 

デメリット

 

・適切なエアフローを計算しなくてはいけない

適切なエアフローを考えないと、温まった空気がケース内に籠もってしまいます。そのため、しっかり空気を背面に放出できるよう気をつかう必要があります。

 

・大きい空冷=良い空冷

扇風機を考えればわかるように、大きな空冷ファンがついたものは性能が高いです。しかし、むやみに大きなものを買ってしまうと今度はPCケースに入らない、ほかの部品に干渉してしまうなどの可能性があります。そのため、適切な大きさの空冷を選ぶ必要があります。

 

・どうしても水冷には冷却性能で勝てない

冷却性能を見るとどうしても水冷に軍配が上がります。ハイエンドなら空冷でも十分に冷却できるものはありますが、予算の上限なしで比べた場合は、水冷の方が高い性能を誇ります。

 

 

■【タイプ別】おすすめ空冷クーラー4選

 

ここからはおすすめの空冷クーラーをタイプ別でご紹介していきます。

 

 

トップフロー型

 

・サイズ(SCYTHE) 大手裏剣 参 SCBSK-3000

トップフロー型の定番タイプがこちらの「大手裏剣 参」。全高69mmというコンパクト設計でPCをスリム化させやすい手裏剣シリーズです。120mmファンでCPUだけでなく、メモリやグラフィックボード、VRMまで一緒に冷却できてしまうのが魅力です。静音性も高く、取り付けがとても簡単なのもおすすめなポイントの1つ。

 

・noctua NH-L9a-AM4

省スペースPCで採用したいのであればこちらがおすすめ。全高は37mmと超薄型で、メモリなどの部品に干渉しにくいので使いやすいクーラーといえるでしょう。銅製ヒートパイプや銅製ベースを採用している、高い冷却性能を誇るトップフロー型クーラーです。冷却性能もさることながら静音性能でも高評価を得ています。

Noctua NH-L9a-AM4 ロープロファイル AMD Ryzen用 CPUクーラー 37mm

 

サイドフロー型

 

・サイズ(SCYTHE) 虎徹 MarkII SCKTT-2000

サイドフローで迷ったらとりあえずコレ!という商品が「虎徹 MarkII」です。6mm径ヒートパイプを4本と120mmのPWMファンを搭載。さらに防振ラバーがついているので高回転時の「ガタガタ」というノイズも軽減されます。CPUをオーバークロックで運用しないのであれば、これで十分な冷却性能を得られるでしょう。

 

・noctua NH-D15

サイドフロー型では現状最強クラスのクーラーです。140mmファンを2基搭載したデュアルタイプで、エアフローをしっかり生み出します。また、ヒートパイプの間隔が広いので、熱放射をしっかり行ってくれるだけでなく、静音性も非常に高いのが魅力です。

Noctua NH-D15 chromax.black ハイエンド CPUクーラー ツインタワーヒートシンク 140mm ファン [NH-D15 chr...

 

■PC内エアフローを適切に構築しよう

 

パソコンにとってケース内の温度管理は死活問題となります。とくにCPUはオーバーヒートしてしまうと突然シャットダウンを繰り返すようになったり、CPUそのものの寿命が短くなってしまったりするので、しっかり冷却できるCPUクーラーを設置したいところです。空冷クーラーは水冷クーラーよりも比較的安価で入手でき、高い静音性と冷却性能を両立できるのでおすすめです。自分のPCケースにはトップフロー型とサイドフロー型のどちらが良いのか、エアフローは問題ないのかなどを考えながら適切なものを選びましょう。

 

 


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