FF14に必要な通信速度(回線速度)・Ping値・ラグ改善のコツまとめ

2013年に発売され、今も大人気のMMORPG「FF14」。2021年11月に新たな拡張ディスク「暁月のフィナーレ」がリリースされ、新たに4KやマルチGPUに対応されたことから、圧倒的な高品質のグラフィックを楽しみながらプレイすることが可能になりました。そのため、安定した品質のネット回線が必要です。
そこで今回は、FF14を快適にプレイできるネット環境を実現するのに役立つ、「通信速度」「Ping値」について解説します。またプレイ時のラグを改善するコツや、乗り換え先としておすすめの光回線も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

FF14 暁月のフィナーレの推奨スペック＆ベンチマークとおすすめグラボまとめ

2021年11月23日より、新たな拡張ディスク「暁月のフィナーレ」がリリースされることが発表された「ファイナルファンタジーXIV」。アップデートに先行して公開された新たなベンチマークは、4K対応など機能面も強化され、さらに高品質化したことが伺えます。…

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FF14に必要な通信速度(回線速度)・Ping値とは？

ネットの回線環境を表す数値として「回線速度」や「Ping値」がよく用いられます。回線速度はデータの送受信を行うスピード、Ping値はネット回線のレスポンス時間を指す数値です。

Ping値は数値が小さいほど、回線が快適であることを意味します。回線速度は「下り」と「上り」に分けられ、こちらは数値が高いほど回線品質が良好です。これらの数値はWebサービスを活用すれば、下記のように簡単に計測できます。

FF14に必要な通信速度(回線速度)・Ping値の目安

FF14の公式サイトには、通信速度やPing値などの目安値は記載されていません。しかしオンラインゲームである以上は、それなりの回線品質が必要になります。大まかな目安は下記のとおりです。

上記の数値を満たしていればFF14をプレイ可能です。Ping値が20ms以下であればより快適にプレイできるでしょう。なおFF14はグラフィック水準が高いため、GPU（グラフィックボード）のスペックも重要です。回線品質が高くても、グラボがスペック不足だとカクつくので注意が必要です。

FF14の通信量の目安

FF14を1時間プレイすると、およそ250MBの通信量が発生すると考えられています。1分あたり約4MB、10時間あたり約2.5GBです。ほかのオンラインゲームを比較するとデータ通信量が多いので、求められる通信速度もそれだけ高くなります。

自身の通信速度(回線速度)・Ping値を確認する方法

自宅のネット回線の通信速度とPing値をチェックしたい場合、「Speedtest」を利用してみましょう。画面中央の「GO」をクリックすれば、通信速度やPing値を30秒前後で計測できます。FF14では下り通信速度が重要なので、ぜひ確認してみてください。

引用元：Speedtest

より詳細な情報を得たい場合は、「USENのスピードテスト」もおすすめです。こちらも「測定開始」をクリックすると、通信速度やPing値が30秒前後でわかります。さらにゲームや動画視聴など、使用目的ごとの快適さが個別に表示されるので便利です。

いずれかを利用して通信速度やPing値を測定して、通信速度30Mbps以上・Ping値50ms以下であれば、FF14をプレイできるネット回線だと判断できます。

FF14で10Mbps未満の速度の場合に起きる不具合

通信速度が10Mbps未満の場合は「ラグ」が発生します。筆者が夜間にプレイしたところ、ボス戦のときにラグが発生しやすい印象でした。しばらく動きが固まったあと一気にキャラが動く、ラグが解消された瞬間に自キャラが倒されているなどの現象が多発しました。

FF14では30Mbps以上の通信速度が出る回線が望ましいですが、通信品質は時間帯によって大きく変動します。混雑時に10Mbps以下になることも考えられるため、できるだけ通信速度に余裕を持たせておくことが重要です。

ラグが気になる場合は、平日夜間の夜間以外の混雑が少ない時間帯でのプレイや、LANケーブルでの有線接続がおすすめです。プロバイダが「IPv4 over IPv6通信」に対応している場合は、IPv4 over IPv6に切り替えると混雑を避けて快適に通信しやすくなります。

FF14をプレイするのにおすすめの回線

FF14のプレイには、安定したネット回線が必要です。先ほど紹介した方法でラグを改善できない場合は、下記3つの光回線への乗り換えを検討してみましょう。なお戸建てと集合住宅によっても細かな回線料金は異なるため、詳細と最新情報は各公式サイトをご参照ください。

• NURO光
• auひかり
• ドコモ光

NURO光

引用元：NURO光

「NURO光」はソニーネットワークコミュニケーションズの光回線です。独自回線の採用で通信速度が国内トップクラスに高いため、ゲーマーから根強い人気があります。NURO光の概要を確認しておきましょう。

NURO光の魅力は、下り通信速度が最大2Gbpsあることです。「みんなのネット回線速度」では、通信速度の実測値は約500Mbps・Ping値は約13ms前後となっています。ソフトバンクのスマホユーザーなら、「おうち割 光セット」で最大1,100円の割引も適用できるのでコスパも高いです。

しかしNURO光は対応エリアが狭く、四国と東北では利用できないので注意が必要です。対応エリア外の場合は、後述するauひかりやドコモ光を選ぶ必要があります。現在居住中の地域がNURO光の対応エリア内であれば、NURO光を第一候補として検討してみるのがおすすめです。

auひかり

引用元：auひかり

「auひかり」はKDDIの光回線です。NURO光と同じくauひかりも独自回線の採用で通信速度が高いため、ゲーマーから高い人気を誇ります。auひかりの概要は下記のとおりです。

「みんなのネット回線速度」によると、通信速度の実測値は約420MbpsでPing値は20ms前後です。auスマホのユーザーは「auスマートバリュー」を適用すると、月額料金が550円安くなります。通信速度とコストのバランスが良い光回線です。

auひかりはNURO光より対応エリアが広いため、NURO光を契約できない場合の選択肢としておすすめです。ただし関西地方・中部地方・沖縄には対応していないため、これらの地域在住の場合は「eo光」「コミュファ光」「auひかり ちゅら」を検討してみましょう。

ドコモ光

引用元：ドコモ光

「ドコモ光」はNTTドコモの光回線です。NURO光やauひかりとは異なり、ドコモ光はNTT回線を使用しているため全国各地で利用できます。ドコモ光の概要は下記のとおりです。

ドコモ光は光コラボ回線なので、フレッツ光や他社の光コラボ回線を契約している場合は、回線工事なしで手軽に乗り換えできます。またドコモのスマホユーザーなら「ドコモ光セット割」の適用で、月額料金が最大1,100円安くなることも魅力です。

ただしドコモ光はNTT回線を使用しているため、混雑しやすい時間帯ではラグが出る可能性があります。とはいえ、「IPv4 over IPv6通信」対応のプロバイダを選べば安定して通信しやすくなるので、NURO光やauひかりを契約できない場合におすすめです。

まとめ

FF14をプレイするための光回線として、通信速度30Mbps以上とPing値50ms以下が目安となります。ラグが気になる場合は、混雑しやすい時間帯を避ける・LANケーブルで有線接続する・IPv4 over IPv6通信を利用するなどの方法で対処してみましょう。

アップデート時はさらに通信速度が必要になるので、快適さを重視する場合は光回線の乗り換えもおすすめです。今回紹介した「NURO光」と「auひかり」は、ゲーマーから人気が高い回線です。これらの回線が非対応の場合は「ドコモ光」も検討してみましょう。