【BF2042】バトルフィールド 2042の推奨スペック&ベンチマークとおすすめグラボまとめ
「バトルフィールド 2042」は、2042年の未来を舞台にしたFPSタイトル。2013年の「バトルフィールド4」の続編として位置づけられており、最大128人対戦や圧巻の映像美など、さまざまな点で進化したことで注目を集めました。
それだけに「要求スペックが高いタイトル」としても有名で、快適にプレイするためには最新世代のグラボが必要です。本記事では、バトルフィールド 2042の推奨スペックとベンチマーク結果、おすすめゲーミングPCを紹介します。
バトルフィールド 2042を遊ぶための推奨スペック
引用元:バトルフィールド 2042
「バトルフィールド 2042」は2021年11月に発売された新作で、グラフィックスが追求されています。そのため要求スペックが高く、快適にプレイするためにはグラボがとくに重要。
さらに本作は「FPS」なので、有利な条件で戦うためには「高いフレームレート」も欠かせません。最低でも60FPS、できれば100FPS以上は欲しいところ。近年ではリフレッシュレート144Hzのモニターも普及しつつあるため、144FPS以上出れば理想です。
以上の点を踏まえて、まずはバトルフィールド 2042の「必要動作環境」と「推奨動作環境」を紹介します。
バトルフィールド 2042の必要動作環境・スペック
OS | 64ビット版Windows 10 |
---|---|
CPU | Core i5 6600K Ryzen 5 1600 |
メインメモリ | 8GB |
ビデオメモリ | 4GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti AMD Radeon RX 560 |
ハードディスク/SSD空き容量 | 100GB |
DirectX® | バージョン12以降 |
インターネット環境 | 512Kbps以上の通信速度 |
引用元:Electronic Arts
数年前のエントリーモデル以上のゲーミングPCであれば、上記のスペックは満たせるでしょう。ただしこれは「起動するために必要な最低スペック」で、「快適にプレイできる」というものではありません。バトルフィールド 2042は新作ということもあり、今後もさまざまなアップデートが予想されます。
上記の条件をギリギリ満たすPCでは、画質設定と解像度を大幅に下げなければ、プレイすることも困難でしょう。バトルフィールド 2042を快適にプレイするためには、少なくとも後述する推奨動作環境を満たすPCが必要です。
バトルフィールド 2042の推奨動作環境・スペック
OS | 64ビット版Windows 10 |
---|---|
CPU | Intel Core i7 4790 AMD Ryzen 7 2700X |
メインメモリ | 16GB |
ビデオメモリ | 8GB |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce RTX 3060 AMD Radeon RX 6600 XT |
ハードディスク/SSD空き容量 | 100GB SSD |
DirectX® | バージョン12以降 |
インターネット環境 | 512Kbps以上の通信速度 |
引用元:Electronic Arts
上記の推奨動作環境は、フルHD解像度の中画質~高画質設定で60FPSが出る可能性が高いものです。とくに注意が必要なのがグラボのスペック。
本作は重量級タイトルということもあり、最新世代のミドルクラス以上のグラボが求められます。前世代機であれば、RTX 2070やRX 5700 XT以上は必要でしょう。VRAM使用量も多いため、ビデオメモリが8GB未満の場合は画質や解像度を下げないといけません。
またバトルフィールド 2042は他作品と比べて、CPUの要求スペックも少し高め。実際には上記の表記よりもCPUスペックが要求される印象です。グラボを最優先にしてゲーミングPCを組んだ場合は、CPUがボトルネックになる可能性もあるので要注意。
バトルフィールド 2042をプレイしているユーザーのグラボ・構成と平均フレームレート
引用元:バトルフィールド 2042
バトルフィールド 2042を実際にプレイしているユーザーの構成と、平均フレームレートを下記6パターン紹介します。バトルフィールド 2042では公式ベンチマークは用意されていないため、実際のプレイ動画がフレームレートなど各種スコアの参考になります。
なおGPUスペックの要求水準がとくに高いタイトルなので、本章でもGPUスペックに焦点を当てて解説します。
- 【90FPS】NVIDIA GeForce RTX 3060(12GB)×AMD Ryzen 5 3600
- 【100FPS】NVIDIA GeForce RTX 3080(12GB)×AMD Ryzen 9 5900X
- 【90FPS】NVIDIA GeForce RTX 2070(8GB)×AMD Ryzen 5 5600X
- 【70FPS】AMD Radeon RX 6600 XT(8GB)×AMD Ryzen 5 5600X
- 【60FPS】NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER(6GB)×AMD Ryzen 7 5800X
- 【50FPS】NVIDIA GeForce RTX 3090(24GB)×Intel Core i9-12900K
【90FPS】NVIDIA GeForce RTX 3060(12GB)×AMD Ryzen 5 3600
まずはGeForce RTX 3060(VRAM12GB)とRyzen 5 3600のコンビ。先ほどの推奨動作環境に近い本構成では、フルHD高画質設定・レイトレーシングとDLSSオフで平均90FPSとなりました。
激しい戦闘時・ビークル乗車時・描画オブジェクトが多いときはフレームレートが低下しますが、それでも80FPS以上は維持できました。フルHDなら画質を下げれば100FPS超えも可能なので、RTX 3060でも十分なパフォーマンスを発揮できるといえるでしょう。
なおこの動画では、3分20秒からレイトレーシング・DLSSをオンにしていますが、平均フレームレートは50。FPSタイトルとしては厳しい数値なので、RTX 3060ではレイトレは期待できません。WQHDや4Kでの検証も行っていますが、レイトレなし・DLSSオンだとWQHDで平均60FPS、4Kでは40~50FPSとなりました。
【100FPS】NVIDIA GeForce RTX 3080(12GB)×AMD Ryzen 9 5900X
ほぼハイエンドに近い、GeForce RTX 3080(VRAM12GB)とRyzen 9 5900Xの構成です。こちらはフルHD最高画質、レイトレーシングOFFで平均100FPSとなりました。
動画では9分1秒から上記設定でのベンチマークが始まります。RTX 3080のスペックがあれば、フルHDの最高画質設定なら余裕。フルHDなら画質次第で144FPSも狙えるでしょう。
9分33秒からはレイトレをONにしていて、フレームレートは60~70で推移。DLSSもONにすればさらに安定します。ちなみに4K最高画質では平均70前後、レイトレ・DLSSオンで40~50FPSになりました。レイトレなしならWQHDでも最高画質でプレイできます。
【90FPS】NVIDIA GeForce RTX 2070(8GB)×AMD Ryzen 5 5600X
GeForce RTX 2070(VRAM8GB)とRyzen 5 5600Xの組み合わせでは、フルHD高画質設定・DLSSオンで平均90FPSとなりました。
動画では3分32秒からこの設定でベンチマークが行われます。激しい戦闘時や描画オブジェクトが多いときは、フレームレートが70台に低下することも。なお最高画質設定では平均70前後、WQHDの高画質設定でも70前後となります。
ただしバトルフィールド 2042は、フレームレートが60以上でも画面が一瞬カクつく場面が散見されます。そのため、平均FPSが90以上は出る画質設定にしておくほうが安心です。RTX 2070では、フルHD高画質・DLSSオンが現実的な範囲でしょう。
【70FPS】AMD Radeon RX 6600 XT(8GB)×AMD Ryzen 5 5600X
Radeon RX 6600 XT(VRAM8GB)とRyzen 5 5600Xの組み合わせでは、フルHD最高画質設定で平均70FPSでした。
動画では4分33秒から上記設定での検証が始まります。この設定では一時的にフレームレートが60を割り込む場面が多く、FPSタイトルとしては厳しい印象。2分21秒からは中画質設定にしており、こちらは平均110FPS近く出るので快適にプレイできます。動画にはありませんでしたが、高画質設定でも問題ないでしょう。
なおWQHDでは中画質設定、4Kなら低画質設定で60FPS以上でプレイ可能。ただしカクつきが気になる場面が多かったので、RX 6600 XTの場合はフルHD高画質でのプレイが現実的です。
【60FPS】NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER(6GB)×AMD Ryzen 7 5800X
GeForce GTX 1660 SUPER(VRAM6GB)とRyzen 7 5800Xの構成では、平均FPSはフルHD高画質設定で60となりました。
8分18秒から上記設定でのベンチマークが始まります。場面によっては60FPSを割り込むこともあり、カクつきがかなり気になります。低画質設定なら平均100FPS以上出るので、勝ちを意識するのであれば、フルHD低画質設定でのプレイがおすすめです。
【50FPS】NVIDIA GeForce RTX 3090(24GB)×Intel Core i9-12900K
現行最高峰の構成である、GeForce RTX 3090(VRAM24GB)とCore i9-12900Kのコンビ。4K最高画質設定・レイトレーシングON・DLSSなしで平均50FPSとなりました。
ただし上記のベンチマークではDLSSを使用していません。DLSSをオンにすると、フレームレートは80~90前後となるようです。つまりRTX 3090では、4K最高画質設定・レイトレーシングONでも問題なくプレイできるということ。フルHDなら最高画質でも144FPSを余裕で超えるでしょう。
WQHD以上の画質で映像美と高フレームレートを両立させたい場合は、RTX 3090が向いていています。そこまで解像度や画質を求めないのであれば、先ほど紹介したRTX 3080でも問題ありません。
バトルフィールド 2042を遊ぶためのおすすめグラボ
バトルフィールド 2042を快適にプレイするためには、先ほどのベンチマークで60FPS以上が安定して出せるグラボが必要です。本章では下記3点のおすすめグラボを紹介します。
- NVIDIA GeForce RTX 3090
- NVIDIA GeForce RTX 3080
- NVIDIA GeForce RTX 3060
NVIDIA GeForce RTX 3090
引用元:NVIDIA
2022年5月時点で最高峰のグラボ。10,000基を超えるCUDAコアと、24GBものGDDR6Xメモリを搭載するなど、圧倒的なスペックを誇ります。バトルフィールド 2042を4K最高画質・レイトレーシングONで60FPS以上でプレイできる数少ないグラボです。フルHDなら144FPS以上も余裕。それだけに価格も高いですが、映像美を追求する人におすすめです。
NVIDIA GeForce RTX 3080
引用元:NVIDIA
4Kゲーミングにも対応したハイクラスモデル。画質設定にこだわらなければ、バトルフィールド 2042も4Kでプレイできます。WQHD画質なら最高画質、レイトレーシングONでもDLSSと併用すれば快適に楽しめます。フルHDなら144FPSも可能。WQHD以上で映像美を楽しみたい人や、フルHDで144FPS以上を狙いたい人にはRTX 3080がおすすめです。
NVIDIA GeForce RTX 3060
引用元:NVIDIA
RTX 3000シリーズのミドルエンドモデル。さすがに4Kには対応できませんが、コストパフォーマンスが優れており、快適なゲーミング環境を比較的安価に構成できます。フルHDでDLSSも併用すれば、最高画質設定でもレイトレーシングを使用可能。画質設定を下げれば100FPS以上も狙えるので、フルHDでプレイしたい人にはRTX 3060がおすすめです。
バトルフィールド 2042を遊ぶのにおすすめのゲーミングPC
バトルフィールド 2042を快適に楽しむためには、ハイスペックなゲーミングPCが欠かせません。そこで本章では、下記3機種のおすすめBTOゲーミングPCを紹介します。
- ドスパラ GALLERIA ZA9C-R38
- パソコン工房 LEVEL-R769-LC127K-VBX
- ツクモ G-GEAR GA5J-F220/ZB
ドスパラ GALLERIA ZA7R-R39
引用元:ドスパラ
OS | Windows 11 Home 64ビット |
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CPU | AMD Ryzen 7 5800X (3.8GHz-4.7GHz/8コア/16スレッド) |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM(PC4-25600/8GBx2/2チャネル) |
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 3090 24GB GDDR6X (HDMI x1,DisplayPort x3) |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
電源ユニット | 850W 静音電源 (80PLUS GOLD) |
参考価格(税込) | 469,980円 |
販売サイト | https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime/13/87/9708/4451/ |
引用元:ドスパラ
「GALLERIA ZA7R-R39」はハイエンドのゲーミングPCです。CPUはAMDのハイクラスRyzen 7 5800X、グラボは最高峰のグラフィック性能を誇るGeForce RTX 3090を搭載。フルHD高画質で144FPS以上はもちろん、4K最高画質・レイトレーシングONで60FPS以上も出せます。カスタマイズでメインメモリやストレージの増設もできます。
パソコン工房 LEVEL-R769-LC127K-VBX
引用元:パソコン工房
OS | Windows 11 Home [DSP版] |
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CPU | Core i7-12700K 12コア/20スレッド (3.60GHz 8コア, 2.70GHz 4コア) |
メモリ | 16GB (8GB×2) DDR4-3200 DIMM (PC4-25600) |
グラボ | GeForce RTX 3080 12GB GDDR6X |
ストレージ | 1TB NVMe対応 M.2 SSD |
電源ユニット | 800W 80PLUS GOLD認証 ATX電源 |
参考価格(税込) | 365,880円 |
販売サイト | https://www.pc-koubou.jp/products/detail.php?product_id=881977&ref=geforce_rtx308012gb_level |
引用元:パソコン工房
「LEVEL-R769-LC127K-VBX」は、バトルフィールド 2042に最適なハイクラスゲーミングPCです。マルチスレッド性能に定評があるCore i7-12700Kと、12GBの大容量VRAMを備えたGeForce RTX 3080を搭載。フルHDで144FPSを狙うことはもちろん、WQHD解像度でのレイトレーシングも可能です。各パーツの品質が高く、拡張性が高いことも魅力です。
ツクモ G-GEAR GA5J-F220/ZB
引用元:ツクモ
OS | Windows 11 Home 64bit版(ディスク付属) |
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CPU | Intel Core i5-12400 (P6コア / 12スレッド / P2.5GHz、Boost時最大4.4GHz) |
メモリ | 16GB (8GB x2枚) DDR4-3200 メジャーチップ採用 |
グラボ | NVIDIA GeForce RTX 3060 / 12GB / LHR (HDMI 、DisplayPort x3) |
ストレージ | [高速M.2 Gen3] 1TB WD BLUE SN570 (読込最大 3500MB/s, 書込最大 3000MB/s, NVMe) |
電源ユニット | 【80PLUS GOLD認証】 CWT製 GPS750S-T (定格750W) |
参考価格(税込) | 199,800円 |
販売サイト | https://www.tsukumo.co.jp/bto/pc/game/2022/GA5J-F220ZB.html |
引用元:ツクモ
「G-GEAR GA5J-F220/ZB」は、フルHDでのゲーミングに向いているミドルクラスモデルです。CPUにCore i5-12400、グラボにGeForce RTX 3060を採用していてバランスが良く、フルHD最高画質でも快適にプレイ可能。画質設定を下げれば100FPSも狙えるので、実用性も非常に優れているモデルです。
バトルフィールド 2042向けグラフィックボード選びについてよくある質問
バトルフィールド 2042のGPU・グラボ選びでよくある2つの質問をまとめました。BTOゲーミングを選ぶときの参考にしてみてください。
- CPUの選び方は?
- バトルフィールド 2042と同等スペックで快適に遊べるおすすめゲームは?
CPUの選び方は?
CPUは「推奨動作環境」を満たしていれば問題ないでしょう。ただしバトルフィールド 2042は、ほかのタイトルと比べるとCPUの要求スペックが高め。CPUがスペック不足だとボトルネックになり、グラボのパフォーマンスを十分引き出せません。今からゲーミングPCを新調する場合は、Core i7-11700やRyzen 7 3700X以上のモデルなら安心です。
バトルフィールド 2042と同等スペックで快適に遊べる他のおすすめゲームは?
バトルフィールド 2042を快適にプレイできるスペックのPCなら、現行タイトルの大半も同様に快適に楽しめます。それだけにバトルフィールド 2042の要求スペックは高いのです。これを満たしていれば、ゾンビ系アクション「ダイイングライト2 ステイ ヒューマン」や大作レーシング「Forza Horizon 5」など、重量級タイトルにも対応できるでしょう。
まとめ
バトルフィールド 2042は重量級タイトルなので、要求されるPCスペックが非常に高いです。数年前に購入したPCでも、構成によっては快適なプレイが難しいことも。FPSタイトルということもあり、最低でも60FPS、できれば100FPS以上を狙いたいところです。
フルHD解像度はRTX 3060、WQHDならRTX 3080、4KであればRTX 3090を搭載したゲーミングPCがおすすめ。今回紹介したドスパラ・パソコン工房・ツクモのゲーミングPCを参考にして、この機会にバトルフィールド 2042向けのゲーミング環境を整えてみましょう。