【ファイナルファンタジーXI】推奨スペックとおすすめゲーミングPC/グラボまとめ
2002年にリリースされた「ファイナルファンタジーXI」は、MMORPGの草分けとなったタイトルで、2022年にサービス開始20周年を迎えました。現在もシステムアップデートが続き、2020年にリリースされた『蝕世のエンブリオ』は評価が高いシナリオの1つです。
改めてゲーム雑誌などでも取り上げられ、再注目されつつある「FF11」ですが、歴史が長いからこそ、リリース当初の推奨スペックと現在の推奨スペックには異なる点も多いです。そこで今回は「ファイナルファンタジーXI」の推奨スペックやおすすめのグラボなどについてご紹介します。
目次
【ファイナルファンタジーXI】を遊ぶための推奨スペック
まずはFF11公式が定めている「推奨スペック」をご紹介します。
なお、推奨スペックではグラボは「GT 740」とありますが、2022年現在、GT740はノートパソコンのオンボードグラフィックと同程度のスペックです。公式が発表している推奨スペックは「非常に古い」のが現状です。
推奨動作環境
OS | Windows 8.1 / 10 (日本語版) |
---|---|
CPU | Intel® Core™ i3 2.4GHz 相当以上 |
メインメモリ | 2GB 以上 |
グラフィックカード | NVIDIA® GeForce® GT 740 相当以上 ※DirectX® 8.1と100%互換性のあるドライバーソフトウェアが必要 |
ハードディスク/SSD空き容量 | 15 GB 以上の空き容量 |
画面解像度 | 記載なし |
インターネット | インターネットへ常時接続可能な環境 |
通信ポート | 記載なし |
サウンドカード | DirectX® 8.1と100%互換性のあるドライバーソフトウェアを備えたサウンドカード |
DirectX® | DirectX® 8.1以上 DirectX® End-User Runtimeのインストールが必須 |
引用元:http://www.playonline.com/ff11/envi/win/win04_1.html?pageID=win
FF11は前述の通り、2020年には『蝕世のエンブリオ』がリリース。今後もアップデートが継続される見込みで、ゲームとしてWindows 8.1の時代よりも重いです。
筆者としては、GTX 1660 Super程度のグラボは最低でも用意しておくことをおすすめします。
【ファイナルファンタジーXI】Windows 10へのインストール方法
GTX 1660 Superかそれに相当するグラボを用意したら、続いてFF11をインストールしていきましょう。
なお後述する通り、筆者はインストールの段階で大きく躓きました。理由はWindows Defenderの設定です。そのため、インストールの工程とFF11が起動できない際の対処法も細かめに紹介します。
まずは、ファイナルファンタジーXI公式サイトにアクセスします。画面左上にあるリンクをクリックします。
ダウンロードリンクがあるので、こちらをクリックします。なおダウンロードするファイルは5つ全てであり、不足があるとインストールできないのでご注意下さい。
ダウンロードが完了後、「FFXIFullSetup_JP.part1.exe」をクリックします。解凍ソフトが起動したら、「解凍」をクリックします。
解凍完了後、「FFXIFullSetup_JP」が生成されているので、こちらのファイルを開きます。中にある「FFXISetup.exe」をクリックします。
起動後、すぐにインストールするアプリケーションを選択する画面が表示されます。全てにチェックを入れて「インストール」をクリックします。後は画面の指示に従ってインストールを完了させてください。
ファイナルファンタジーXIが正常に起動できない場合は?
場合によってはファイナルファンタジーXIが起動できないことも。まずは以下で紹介する方法を試し、それでも解決できない場合はFF11の事務局に問い合わせてみましょう。
1.レガシーコンポーネントのDirectPlayがオンになっているか確認する
ファイナルファンタジーXIは20周年を迎える古いタイトルです。以下の方法でレガシ コンポーネントのDirectPlayをオンに切り替えることをおすすめします。
- コントロールパネルを開き、「プログラムと機能」を開く
- 「Windowsの機能の有効化または無効化」を開く
- 「レガシ コンポーネント」の「DirectPlay」にチェックを入れて「OK」をクリック
2.ウイルス対策ソフトを一時的に無効化する
ウイルス対策ソフトが原因で起動できない場合があります。今回はWindowsに搭載されている「Windows Defender」を例に、一時的にウイルス対策ソフトを無効化する方法を解説します。
- 「設定」を開き、「更新とセキュリティ」をクリック
- 「Windowsセキュリティ」のタブをクリックし、「Windowsセキュリティを開く」をクリック
- 「ウイルスと脅威の防止」タブをクリックし、「ウイルスと脅威の防止の設定」の下にある「設定の管理」をクリック
- 「リアルタイム保護」をオフに設定する
- ゲームが正常にプレイできたら、すぐに「リアルタイム保護」をオンにする
【ファイナルファンタジーXI】を遊ぶためのおすすめグラボ
前述の通り、2022年現在、FF11の公式で言及されている推奨スペックは古く、あまり「グラボの購入」の参考になりません。そのため筆者としては、現在流通しているグラボの中ではGTX 1660 Superか、それに相当する製品がおすすめ。おすすめグラボを2つ紹介します。
GTX1660 SUPER
引用元:Amazon
コストパフォーマンスが高く、一定の性能が見込める「定番」のグラボがGTX1660 SUPERです。
たとえば「RTX3060 Ti」など最高峰のグラボと比較すると、性能差がおおよそ60%ほどあるものの、それでも最新のゲームを安定してプレイすることが可能。もちろん、FF11も安定してプレイ可能です。
価格は28,999円(2022年7月14日時点)と、RTX3060 Tiと比較すると2分の1程度で抑えることができるため、非常にコスパの高いゲーミングPCが組めます。
Radeon RX6500XT
引用元:Amazon
価格重視で、とにかく軽いゲームをプレイしたい方はRX6500XTがおすすめ。性能面については、GTX1660 SUPERと比較すると、30%ほど下がるものの、ファイナルファンタジーXIはもちろん、フォートナイトなどのゲームでも設定を調整すればプレイが可能です。
注意点として、RTX3060 Tiのような最近のグラボと比較するとかなり性能が低いです。遊べるゲームの幅があまり広くないことを押さえておきましょう。
【ファイナルファンタジーXI】を遊ぶのにおすすめのゲーミングPC
自分でパーツを購入して組み上げることが自作PCの醍醐味ではありますが、中にはパソコンは欲しいけど自分でパーツを組み上げることに不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方にはBTOパソコンの購入を検討してみると良いでしょう。
「ファイナルファンタジーXI」をプレイするにあたっておすすめのBTOゲーミングPCを3つご紹介します。
パソコン工房 LEVEL-M0P5-R45-DNX
引用元:パソコン工房
価格をできるだけ抑えたい!という方はパソコン工房のLEVEL-M0P5-R45-DNXがおすすめ。3辺を合計しても95.6cmとコンパクトな作りですが、グラボはRadeon RX 6500 XTを、CPUはRyzen 5 4500を搭載しており、フルHDであれば様々なゲームを快適にプレイできるだけの性能を持ち合わせています。
価格は115,800 円(税込)(2022年7月14日時点)からと、非常にお買い求めやすい価格設定となっています。初めてのBTOパソコンだけど、予算を低く抑えたい方におすすめです。
ツクモ G-GEAR mini GI5A-A221/B
引用元:ツクモ
価格重視かつコンパクトなPCをお探しの方には、TSUKUMOのG-GEAR mini GI5A-A221/Bがおすすめ。こちらは3辺合計で87.3cmと、先程のパソコン工房よりも更にコンパクトな作りとなっています。価格は132,800円(税込)(2022年7月14日時点)です。
サイズがコンパクトなため、置く場所に困ることが少なく、配置場所の選択肢が増えるのがポイントです。また、ゲーム以外の用途として、仕事や動画編集などでも利用できるため、汎用性の高いPCとなっています。
ドスパラ GALLERIA XA7C-R36T
引用元:ドスパラ
グラフィック性能はもちろん、ファイナルファンタジーXI以外のゲームも幅広く楽しみたい方はドスパラの「GALLERIA XA7C-R36T」がおすすめ。グラボは最高峰の「RTX 3060 Ti」を、CPUはCore i7-12700を搭載しているため、どんなゲームでも快適にプレイすることが可能です。
FF11にはオーバースペック気味ですが、たとえばFF14や、PC版「FF7リメイク」も併せてプレイしたい場合にはぴったりです。
価格は239,980円(税込)(2022年7月14日時点)と20万円代で購入可能。このクラスのゲーミングPCとしてはお手頃でもあります。予算に余裕がある方は、こちらを検討してみてはいかがでしょうか。
【ファイナルファンタジーXI】向けグラフィックボード選びについてよくある質問
最後に「ファイナルファンタジーXI」のグラフィックボード選びについて、よくある質問を以下にまとめてみました。
CPUの選び方は?
Intelの場合は「Core i5-12400」、AMDの場合は「Ryzen 5 4500」がおすすめです。
ファイナルファンタジーXI自体がさほどスペックを要求しないゲームなため、これよりも少しグレードの低いCPUでも十分プレイすることが可能です。
【ファイナルファンタジーXI】と同等スペックで快適に遊べる他のおすすめゲームは?
今回はご紹介したBTOパソコンの中から、パソコン工房の「LEVEL-M0P5-R45-DNX」のスペックを参考に他のおすすめゲームをご紹介します。
CPUはRyzen 5 4500、グラボはRadeon RX 6500 XTを搭載しているため、「マインクラフト」や「VALORANT」などの軽量系ゲームは快適にプレイが可能です。
「Apex Legends」や「フォートナイト」などのFPSゲームもフルHDであれば快適にプレイが可能です。しかし4Kでのプレイや、レイトレーシングのような高い処理速度を求められるオプションを有効にするとかなり画面がカクつくため、設定の調整が重要になります。
まとめ
今回は「ファイナルファンタジーXI」の推奨スペックやおすすめのグラボ、BTOパソコンについてご紹介しました。
リリースから既に約20年経過しているため、グラボ無しでも十分にプレイすることが可能なタイトルであることが分かりました。
「ファイナルファンタジーXI」は、基本的にグラボ無しでプレイできるとは言え、他のゲームではグラボが必要なことが大半です。他のゲームをプレイすることを想定すれば、可能ならばGTX 1660 SUPER以上のグラボを搭載したパソコンを検討してみることをおすすめします。