PC版「ウマ娘 プリティーダービー」の推奨スペックとおすすめゲーミングPC&グラボまとめ
2021年2月にリリースされた「ウマ娘 プリティーダービー」。リリース前よりアニメで話題になっていたこともあり、2022年現在では「日本を代表するソーシャルゲーム」の1つとして絶大な人気を誇ります。
では大人気の本作をPC版で楽しむには、どのくらいのPCのスペックが要求されるのでしょうか。そこで今回は筆者のゲーミングPCを使用しながら、「ウマ娘 プリティーダービー」を快適にプレイできるPCのスペックやおすすめのゲーミングPC、グラボをご紹介します。
DMM版(PC版)『ウマ娘 プリティーダービー』を遊ぶための推奨スペック
同作は当初、スマートフォンやタブレット端末向けのアプリとして配信されていましたが、2021年3月10日にDMM版としてパソコンでもプレイ可能に。これにより大画面でウマ娘を楽しむことができます。
しかし、ひと口にパソコンと言っても、その性能は様々。そのためPCゲームには要求スペックが設けられており、ユーザーはそれを満たすパソコンを用意する必要があります。
結論から言えば「ウマ娘」の要求スペックはさほど高くありません。ゲーム実況等を行う場合でも、エントリークラス向けのグラボがあれば十分でしょう。
DMM版(PC版)『ウマ娘 プリティーダービー』の必要動作環境・スペック
CPU | Core i3-4360 AMD A8-7650K 同等以上 |
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GPU | GeForce GTX 750Ti Radeon RX 250X 以上 |
メモリ | 8GB以上必須 |
ストレージ | 11GB以上の空き容量 |
画面解像度 | 1920×1080以上 |
OS | Windows 8.1/10(64bit)/11 |
元々スマホ・タブレット向けのゲームタイトルなので、高いPCスペックは要求されていません。公式のスペック表ではCPU2コア4スレッドの第4世代 i3と同等以上、グラボもGTX750Ti以上となっており、2022年代のエントリークラスのゲーミングPCなら余裕でクリアできる水準です。
DMM版(PC版)『ウマ娘 プリティーダービー』の推奨動作環境・スペック
公式の動作環境表は先に述べた物が全て。とはいえ上記は「必要最低限の動作環境」をまとめたものです。スペックに余裕を持たせるには、より上位のCPU/GPU等が求められます。
特に1920×1080以上で「ウィニングライブ」を大画面表示で楽しみたい場合、グラボの性能としてフルHD出力を見据えた物を用意した方が良いでしょう。
とはいえ元がスマホ対応ゲームなだけあって負荷は軽めなので、グラボもGeForce GTX1650やRadeon RX6400などのエントリー向けのもので十分です。
グラボ無し/ノートパソコンのオンボードグラフィックで遊べる?
「ウマ娘」は負荷が軽いタイトルのため、グラボが無くても起動することは可能です。
たとえば利用しているノートパソコンがAMD Ryzen系のAPUを搭載している場合、小規模ながらRadeonが搭載されることになり、ある程度安定した描画が期待できます。
とはいえ前述の通り「ウイニングライブを大画面表示で楽しみたい」「ゲーム実況もしたい」といった場合には、エントリークラスのグラボを搭載しておく方がよりおすすめです。
【筆者の場合】Ryzen 7 5800X3D × RTX3090 で30FPSが目安
「ウマ娘 プリティーダービー」はDMM GAMESより配信されており、「DMMGamePlayer」より起動可能となっています。
今回実際に筆者のパソコンでプレイしてみました。なお、PCスペックは以下の通りです。
CPU | AMD Ryzen 7 5800X3D |
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CPUクーラー | DeepCool AK620 |
GPU | GIGABYTE AORUS GeForce RTX 3090 XTREME WATERFORCE 24G |
RAM(メモリ) | DDR4-3200 32GB |
OS | Windows 10 Pro |
ちなみにこのゲーミングPCでFF14ベンチマーク(フルHD 最高設定)を行うと、スコア33000前後を出すことができます。
なお、フレームレートはGeForce Experienceを使って表示しています。
結果としては29~30fpsで終始安定。実は「ウマ娘 プリティーダービーは、ゲーム内では30fpsを上限」にして動いているので、この数字で正常です。
ちなみにCPU/GPU共に使用率はとても低かったので、PCスペックを落としても30fpsで安定させるのは容易です。
筆者の端末は「ウマ娘」の通常プレイはもちろん、OBS等の配信ソフトを利用した場合でもオーバースペック気味と言えるでしょう。
オンボードグラフィックで遊ぶなら「フレームレート制限」がおすすめ
ちなみに「フレームレートは高いほど良い」と思われがちですが、モニターのリフレッシュレートを大幅に超えて出力されても意味はありません。
また高フレームレートでグラボが描画しているということは、それだけCPUやGPUの稼働率が高くなるということであり、高い消費電力と排熱の問題が出てきます。
そこでフレームレートの上限を設定することで、それらの問題を解消する事が出来ます。
GeForce系のグラボを積んでいる場合は、「デスクトップで右クリック→NVIDIAコントロールパネル」を選択。3D設定の管理から「最大フレームレート」を選択します。
するとこのような画面が表示され、下限は20fps、上限は1000fpsまで設定可能です。オンボードグラフィックでのプレイ時に若干のカクツキを感じた場合は、フレームレート上限を少し引き下げてみると良いでしょう。
【筆者の場合】Ryzen 7 5800X3D × RTX3090 で30FPSが目安
PC版の「ウマ娘」はエントリークラスのグラボがあれば、十分に楽しめます。また同等スペックで「FF11」や「VALORANT」、また画質設定次第で「Apex Legends」等も快適に遊べます。
初めてのグラボ購入にもぴったりな、おすすめのコスパが良いグラボを2つ紹介します。
GTX 1660 Super
引用元:Amazon
フルHDゲーミング対応のエントリークラスGPUです。世代としては2世代前のものですが、2022年8月時点でも販売されています。レイトレーシングやDLSSなどは使えませんが、ウマ娘をプレイするには十分な性能を持っています。
Radeon RX6500XT
引用元:Amazon
GTX 1660 Super以上に安い価格帯でグラボを探している場合は、RX6500XTがおすすめ。GTX1660 SUPERと比較すると、30%ほど性能が下がるものの、ウマ娘のPC版のプレイには十分です。
注意点として、RTX3060 Tiのような最近のグラボと比較するとかなり性能が低いです。遊べるゲームの幅があまり広くないことを押さえておきましょう。
DMM版(PC版)『ウマ娘』を遊ぶのにおすすめのゲーミングPC
ウマ娘だけを遊ぶのであれば、高スペックのパソコンは不要です。
しかし昨今のゲームの楽しみ方は様々。プレイ中の様子を動画として録画や配信によって共有し、多くのプレイヤーと交流を持つことが可能にしてくれるのも、ゲーミングPCの高い処理能力ならではの魅力と言えます。
エントリークラスから、将来的に負荷が高いMMORPG等をプレイすることも見越したものまで、おすすめゲーミングPCを3つ紹介します。
パソコン工房 LEVEL-M0P5-R45-DNX
引用元:パソコン工房
価格をできるだけ抑えたい!という方はパソコン工房のLEVEL-M0P5-R45-DNXがおすすめ。グラボは先ほどご紹介したRadeon RX 6500 XT、CPUはRyzen 5 4500を搭載しており「ウマ娘」を快適にプレイ可能。
価格は115,800 円(税込)(2022年7月14日時点)からと、ゲーミングPCとしては非常に安価。初めてのBTOパソコンで、予算を低く抑えたい方におすすめです。
ツクモ G-GEAR mini GI5A-A221/B
引用元:ツクモ
TSUKUMOのG-GEAR mini GI5A-A221/Bは3辺合計で87.3cmと、先程のパソコン工房の端末よりもよりコンパクトな作りとなっています。価格は132,800円(税込)(2022年7月14日時点)です。
サイズがコンパクトなため、ワンルームの部屋などでもさほど邪魔にならないことに加え、テレワークや動画編集などでも利用できる汎用性とコスパの良さがポイントです。
ドスパラ GALLERIA ZA9R-R39
引用元:ドスパラ
OS | Windows 11 Home 64ビット |
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CPU | Ryzen 9 5900X |
GPU | GeForce RTX 3090 24GB GDDR6X |
RAM(メモリ) | 16GB DDR4 SDRAM |
ストレージ(SSD/HDD) | 1TB NVMe SSD / HDD 無し |
ハイエンド端末も、ご参考までに1つ紹介します。Ryzen 9 5900XとRTX3090を組み合わせたハイエンドゲーミングPCです。
5900Xは12コア24スレッドのCPUで、CPUだけでも通常のパソコン2~3台分の処理能力があります。そこに4Kゲーミング対応のRTX3090を組み合わせることで、高い処理能力となり、配信や多人数でのVRゲームなどでも快適にプレイできます。
DMM版(PC版)『ウマ娘』向けグラフィックボード選びについてよくある質問
最後に、DMM版(PC版)『ウマ娘』向けグラフィックボード選びについてよくある質問をまとめました。
ウマ娘のスマホ版・PC版のアカウント連携の方法は?
ウマ娘は元々スマートフォンやタブレット端末向けのアプリであり、PC版は後発になります。「既に持っているプレイデータを、パソコン版にも引き継ぎたい」とお考えの方は、データ連携をすることでパソコン版への引継ぎも可能です。
メニュー画面の下部にデータ連携のタブがあり、このタブを選択することで連携が可能になります。
連携はPC/スマホ、どちらからでも可能。ただし、注意点としてはOSが違う端末同士で有償ジュエルを共有することはできません。よってPC版の場合には、スマートフォンで決済した有償ジュエルは使えません。
連携パスワードの設定も行っておきましょう。連携パスワードは数字、大文字、小文字を組み合わせた8~16文字。
設定次第、連携したい側の端末でトレーナーIDと連携パスワードを入力すれば、連携作業は完了します。
CPUの選び方は?
ゲーミングPCでは、CPUとグラボのバランスも重要視されます。2022年8月時点で発売されているCPUを基準に考えるなら、CPUはCore i3-12100以上がおすすめ。4コア8スレッドのCPUなので、ゲームをするのにも十分な性能があります。エントリー〜ミドルクラスのグラボと組み合わせると良いでしょう。
そこから更に「より重たいゲームのプレイを視野に入れている→i5-12400」、「生配信やボイスチャットなどを同時に使う→i7-12700」といった具合に、作業の量や重さに応じて上位グレードのCPUを選んでいきましょう。
まとめ
ウマ娘 プリティーダービー自体は、元がスマートフォン・タブレット端末向けアプリであるため、パソコンなら要求スペックをクリアすることは容易です。
とはいえパソコンでプレイするのであれば、エントリークラス以上のグラボを搭載し、大画面で楽しみたいところです。グラボを搭載したゲーミングPCであれば、ゲーム実況等もスムーズに可能です。より高性能なゲーミングPCであれば、購入後も長く使い続けることもできるので、ウマ娘を始めとしたPCゲームに興味がある方にはおすすめです。