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    オンラインゲームの「チート」とは、RMT(リアルマネートレーディング)によるアイテムの不正売買や、DoS攻撃によるサービスの妨害等の違法行為を指します。そうして窃取したアイテムやゲーム内通貨を、チーター(ハッカー)が現実世界でユーザーに転売して利益を得るのです。この記事ではゲームにおけるチート行為の手口と、そもそもなぜチート行為が行われているのかを解説します。
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オンラインゲームでチート行為をする「チーター」とは?| チート行為の例など解説

  • DATE
    2022.12.07
  • WRITTEN BY
    ApolloMetal

オンラインゲームの「チート」とは、RMT(リアルマネートレーディング)によるアイテムの不正売買や、DoS攻撃によるサービスの妨害などの違法行為を指します。
RMTは、不正なアイテム入手と売買の典型例です。チーター(ハッカー)は、まずゲーム内でアイテムやゲーム内通貨を不正な手段で入手します。

そうして窃取したアイテムやゲーム内通貨を、今度は現実世界でユーザーに転売して利益を得るのです。そこで今回は、ゲームにおけるチート行為の手口と、そもそもなぜチート行為が行われているのかを解説します。

ゲームにおける「チート行為」とは | 電子計算機損壊等業務妨害罪に当たる可能性

ゲームにおける「チート行為」とは、キャラクターのパラメータの不正操作や、課金アイテムの窃取および転売行為、チート用の各種ボットの利用など以下のような行為を指します。

  • キャラクターのパラメータ改ざんによるゲームバランスの崩壊
  • 不正な方法による課金アイテムの窃取やアカウントの取得
  • エイムボットやウォールハック・壁貫通などの使用
  • チート情報の拡散

しかしこれらの行為は、「電子計算機損壊等業務妨害罪」、つまり犯罪に当たる可能性のある行為です。また、ゲームという著作物を不正に改変する行為でもあるため、ゲームの運営元に損害賠償を請求される可能性もあります。

代表的なチート行為の例 | スコア改ざん、アイテムの不正入手など

ここでは、代表的なチート行為の例をご紹介します。

アイテムの不正取得 | ガチャの不正な複数回の実行など

アイテムの不正取得もチート行為です。たとえば、ガチャを不正に何度も繰り返して、レアアイテムをゲットするなどです。課金アイテムの数を複製することもチート行為に該当します。

たとえばガチャに有償アイテムが1個必要なとき、所持数が1個であればガチャは1回しかできません。しかし極めて短時間に何度もガチャを行えば、新しいアイテム所持数がシステムに反映される前に何度もガチャができるので、レアアイテムをゲットしやすくなるのです。

パラメータやスコアの改ざんや対戦相手の妨害

パラメータやスコアを改ざんしたり、対戦相手を妨害したりすることもよく行われているチート行為です。パラメータやスコアの改ざん等に関連する、チート手法とチート行為の代表的な例は以下の通りです。

たとえば不正操作したハイスコアでランキングに入ったり、ステージを不正に解放するといったものが典型。位置情報ゲームでは、キャラクターの「現在位置」を不正に変更するといったケースもあります。また自キャラの攻撃力などパラメータの改ざんも同様です。

本来は閲覧/入手できない情報を不正に得る

通常のゲーム画面からは閲覧できない、もしくは入手できない情報を得るのは、チーターの常套手段です。たとえば、以下のようなものが該当します。

  • 対戦相手のステータスや行動を閲覧する
  • 遮蔽物を半透明にして向こう側を見る(ウォールハック)

不正なbotの運用

不正なボット(BOT)の使用も、よくあるチート行為です。BOTとは、通常のプレイでは不可能なことを自動で行うためのツールです。たとえば、フォートナイトやApex Legendsなどのバトロワゲームでは、「エイムボット」や「壁貫通」というものがあります。

エイムボットは、画面の中央付近に位置する敵に自動的にエイムを合わせて、自分の攻撃が必ず敵に当たるようにするためのチートツール。最近のエイムボットには、チートがバレにくいように、エイムアシストの強さを変更できるものもあるようです。一方で壁貫通は、壁などの遮蔽物を弾が貫通できるようにするためのチートです。

しかし、こうしたチートツールの使用が発覚した場合、垢BANだけではなくハードウェアBANの対象となる可能性があるので、絶対に行わないようにしましょう。

チート行為は何故行われる? | 営利目的の場合も

チート行為が行われる理由として、主に以下3つのものがあげられます。

  • 大会やイベントなどで勝つため
  • 周囲からの評価を得て承認欲求を満たすため
  • 報酬を得るため

チート行為を行う理由として特に多いのが、「勝つため」に行うというものでしょう。実際に、有名な世界大会でプロゲーマーによるチート行為が発覚し、問題になることもあります。バレないようにチート行為を行い、周囲からの評価を得ることで、承認欲求を満たそうとするプレイヤーも少なくありません。

また、当事者の代わりに代理プレイヤーに報酬を支払って、ランクを上げてもらう「代行」も問題になっています。「代行」では、実力ではなくチートでランクを上げるユーザーもいて、簡単にランクを上げられるうえに依頼者から報酬も得られます。

冒頭でご紹介したような、RMTによるアイテムやゲーム内通貨などの転売で、収益を得ることを目的にチート行為を行うケースもあります。

人口で言えば「小学生」が多いが「プロチーター」も

チーターには複数の種類が存在します。

チーターの種類 チーターの特徴
カジュアル・チーター チーター全体の9割以上を占める。
チートツールや不正アカウントを購入してチートを行う。
チート技術やリテラシーは、それほど高くない。
ビジネス・チーター 上述のカジュアル・チーターにツールを販売したり、アカウント・アイテムなどの転売で収益を得る。
プロ・チーター 知的好奇心などから、営利目的以外でチート行為を働く。

チーターの大半はカジュアルチーターであり、FPS・TPS・バトロワ系に多いです。前述したように、エイムボットやウォールハック・壁貫通などを使うチーターが存在します。

一方、ツール販売やアイテム転売などで利益を得るビジネスチーターや、クラッキング(ハッキング)を楽しむプロのチーターも存在します。

近年はゲーム専門のホワイトハッカーも登場

近年では、ゲームのバグを運営側に指摘する「ホワイトハッカー」も増えています。ホワイトハッカーは、自身が発見したチート行為の手口を運営側に報告し、運営側はチート行為ができないように対処します。

そもそも、これまでご紹介したチート行為の手口は、基本的にはゲームプログラムの些細なバグを突いたものです。そのため、プログラムの欠陥/バグをプロチーターが指摘することで、運営側が健全なゲーム環境を構築しやすくなります。実際に、ホワイトハッカーによるチート対策には、一定の効果が出ているようです。

まとめ | チーターが増えることは当該タイトルに不利益

ゲームのチーターについて解説しました。チーターはゲーム業界にとって悩ましい存在です。特に、バトロワ系に代表される「PvPタイトル」では、マッチにチーターが入るとゲーム性が完全に損なわれてしまいます。

運営側も迅速にBANするなど努力していますが、それにも限界があるため、チーターが多いゲームからは健全なプレイヤーが離れてしまいます。このように、チート行為はゲーム/ゲーム業界に大きな不利益をもたらすので、皆さんもチート行為は絶対に行わないようにしましょう。


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