ゲーミングスピーカーは必要ない?選び方やメーカーの特徴を紹介
ゲーミングPCを購入する時に、スピーカーは必要?と悩む方も多いのではないでしょうか?
デスクトップ型のゲーミングPCを購入した場合は、ディスプレイにスピーカーが内蔵されていないと、外付けのスピーカーを購入する必要があります。
しかし、ゲーミングPCにこだわったなら、「スピーカーにもこだわりたい」と思うものですが、実際のところ何を基準に選べばいいのか分からない方がほとんどです。
今回の記事では、ゲーミングPCにスピーカーの必要性から、選ぶ際のポイントなどを合わせて解説していきます。是非参考にしてみて下さい。
目次
ゲーミングスピーカーは必要なのか?
ゲーミングスピーカーの必要性は、ゲームへ求める臨場感や没入感、個人の使用環境に大きく依存します。多くのゲーミングモニターにはスピーカーが内蔵されていますが、これらの内蔵スピーカーは基本的な音を提供するためのもので、音のクオリティを提供する目的は大きくありません。
ゲーミングスピーカーは高品質なサウンドで、ゲーム内の臨場感や没入感を高めることができます。
「内蔵されたスピーカーだけで十分では?
「ゲーミングスピーカーを使うメリットってなに?」
など疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
この記事ではゲーミングスピーカーのメリット・デメリットに触れ、利用がおすすめな人の環境を紹介し、最後におすすめのスピーカ―の紹介をします。
最後まで読んでいただくことで、自分のゲーム環境に合うスピーカーの存在や、クオリティの高さがわかりゲーミングスピーカーへの期待が更に高まっていることでしょう。
「スピーカー搭載」のゲーミングモニターがおすすめな人
スピーカーが内蔵されているゲーミングモニターは、次のような人におすすめです。
(1)デスクトップのスペースが限られている人
…内蔵スピーカーは追加のスペースを必要としません。
(2)基本的な音質で満足できる人
…内蔵スピーカーは基本的な音質を提供しますが、高音質やサラウンドサウンド体験は期待できません。
(3)コストを抑えたい
…外部スピーカーを購入する必要がないため、コストを節約できます。
「スピーカー非搭載」のゲーミングモニター+外部ゲーミングスピーカーがおすすめな人
外部のゲーミングスピーカーを使用することをおすすめするのは、次のような人です。
(1)高品質な音を求める人
(2)ゲームの臨場感を追求する人
ゲーミングスピーカーは、詳細な音や高度な音声を提供するため、品質が高いほどゲームの臨場感を味わえるアイテムです。
オーディオ機器のカスタマイズが可能で、外部スピーカーは種類がとても豊富であり、個々の音質やデザインの好みに合わせて選ぶことができます。
ゲーミングスピーカーが必要かどうかは、あなたが何を優先するかによりますが、よりゲームを楽しみたいと思ったり、臨場感あふれるゲームに没入したいと感じたりするなら、ゲーミングスピーカーをおすすめします。
ゲーミングスピーカーと普通のスピーカーの違いとは?
ゲーミングスピーカーと普通のスピーカーとの違いは以下の通りです。
(1)音質
(2)デザイン
(3)特別な機能
これらについて詳しく解説していきます。
(1)音質
ゲーミングスピーカーは、様々な音を詳細に再現することができます。
爆発音や歩く音、会話や息遣いといった微細な音まで表現し、高品質なゲーミングスピーカーは、これらの音を立体的に体感させる機能をもち、プレイヤーにより没入感を与えます。
(2)デザイン
ゲーミングスピーカーは、RGBライトや、ゲームに特化したモダンなデザインなど、一般的なスピーカーとは全く違うデザインのものが多いです。
直接ゲームには影響をあたえないものの、ゲーム体験をより引き立てることができ、更にゲーム環境に合わせてカスタマイズできるものもあります。
(3)特別な機能
ゲーミングスピーカーは、特別な技術によってゲーム内のサウンドを表現します。
- サラウンドサウンド
- バーチャルサラウンドサウンド
- ドルビーアトモス
などといった高度なオーディオ技術を使用しています。
これらの技術は、一般的なスピーカーよりもゲームの詳細なサウンドを表現するために普通のスピーカーでは実現できない特徴です。
ゲーミングスピーカーのメリット
ゲーミングスピーカーのメリットは様々ですが、中でも代表的でわかりやすいものが以下のメリットです。
- 音質が良い
- ゲームの臨場感が味わえる
- デザインの選択肢が広い
既に分かり切っているよ!という声も聞こえてきそうですが、ゲーミングスピーカーの素晴らしさは、その予想を上回ることでしょう。
一つ一つ解説していきますので参考にしてみてください。
音質が良い
ゲーミングスピーカーは、一般的なスピーカーよりも音質に重点を置いて設計されています。多くのゲーミングスピーカーは、高解像度の音を再生し、バランスの取れた低音、中音、高音を提供します。
専用のサブウーファーが付属しているものもあり、深みのある低音を実現します。
それによって、爆発音や重低音の音楽など、重要なオーディオキューを信じられないほど鮮明に再現できます。
ゲームの臨場感が味わえる
ゲームの世界に完全に没入できるよう、ゲーミングスピーカーは360度の立体サウンドで音の方向を正確に判断できるようにします。
フットステップ、射撃音などの位置を特定することで、FPS(First Person Shooter)やバトルロイヤルゲームの戦略的な没入感を感じることができます。
デザインの選択肢が広い
ゲーミングスピーカーは通常のスピーカーと比べ、デザインの選択肢が広いのも魅力的です。シンプルなデザインももちろんありますが、ゲーム部屋に合わせて、七色に光るスピーカーや近未来的なスタイリッシュな形状など色々なデザインからプレイ環境を整えられます。
ゲーミングスピーカーのデメリット
ゲーミングスピーカーはプレイヤーにとって素晴らしいメリットを与えてくれる反面、第三者にとっては、騒音等、都合の悪い問題が発生します。
ゲーミングスピーカーを使用する際の一部の潜在的なデメリットを解説していきます。
騒音になる
ゲーミングスピーカーの高音質は、共有の生活空間で他の人にとってはノイズとなってしまいます。
特に、アパートなどの壁が薄い住居では、隣人と直接的なトラブルへ繋がってしまう可能性があります。
防音や遮音が期待できない環境では、ヘッドセットにより問題を回避するか、音量をさげるかの対応を取りましょう。
費用が高い
高品質のゲーミングスピーカーは、一般的なデスクトップスピーカーやヘッドセットに比べてコストがかかります。
特にサラウンドサウンドやサブウーファー機能、Bluetooth接続機能を持つスピーカーは、高価になりがちですが、これらの機能はよりリアルな音場を再現するためには必須です。
ゲームによっては不向きなジャンルも
ゲーミングスピーカーが向いていないジャンルもあります。
例えば、戦略ゲームやパズルゲームでは、サラウンドサウンドのようなハイクオリティは求められません。
また、音楽ベースのゲームや音声対話が重要なオンラインマルチプレイヤーゲームでは、ヘッドセットがより適しています。
ゲーミングスピーカーの種類
ゲーミングスピーカーは様々な形状やサイズ、特性を持つ製品が揃っており、使用するゲームや個々のニーズに応じて選べるようになっています。
以下に、主なタイプをいくつかご紹介していきますので、自分がゲーミングスピーカーに何を求めているのか想像しながら確認してみてください。
複数タイプ
複数タイプのゲーミングスピーカーは、通常、左右のメインスピーカーとサブウーファーを含んだ2.1チャンネルシステムが一般的です。
これらのシステムは広範な音域をカバーし、サブウーファーが低音を補強してリアリティを向上させます。
一部の製品では、さらに多くのスピーカーを備えており、真のサラウンドサウンド環境を再現しています。
バータイプ
バータイプのゲーミングスピーカーは、デスク上のスペースを節約するために設計されたモデルです。普通スピーカーの使い方はモニターの下やテレビの前に配置し、ステレオサウンドを使用します。
しかし高品質のバータイプは、バーチャルサラウンドサウンドを使用することで、より没入感のあるゲーム体験を提供することができます。
ネックスピーカー
ネックスピーカーはユーザーの首にフィットし、ゲーム音を直接耳に届けます。
ネックスピーカーは、
- ヘッドホンを長時間使用すると耳が痛くなる
- 環境音を完全に遮断したくない
などのプレイヤーのニーズに応えたモデルです。
ネックスピーカーはワイヤレスでバッテリー寿命も長いですが、音質やステレオイサウンドは他のスピーカータイプと比べて劣る可能性があります。
ゲーミングスピーカーの選び方
ゲーミングスピーカーを選ぶ際には、様々な要素を考慮する必要があります。
(1)有線か無線か
(2)ワット数
(3)適切な端子・サイズ・設置場所
個々の好みによるものから、実際のハードウェアの制限によるものまで紹介しますので一つずつ解説しましょう。
有線か無線か
スピーカーには有線と無線の2つの主要なタイプがあります。
有線スピーカーは音質が優れていますが、配線が必要で、設置場所の制限もあります。
無線スピーカーは配線を気にすることなく、設置場所が自由ですが、音質が少し劣る場合があります。どちらを選ぶかは、設置の容易さと音質のバランスを見つけるようにしましょう。
ワット数
ワット数はスピーカーの音量の大きさを示します。ワット数が高いほど、スピーカーから出る音は大きくなります。
しかし、あまり高いワット数は必要としない場合が多く、特に居住スペースが小さい場合や、ノイズコントロールが必要な環境では適切なワット数を選ぶことが重要です。
適切な端子・サイズ・設置場所
ゲーミングスピーカーを選ぶ際には、他のハードウェアと互換性のある端子を持つスピーカーを選ぶことが重要です。スピーカーのサイズと設置場所も考慮する必要があるため、しっかりとリサーチして環境にあったものを探しましょう。
大きすぎて設置スペースに収まらないスピーカーや、小さすぎて音が十分に広がらないスピーカーは本来の目的には叶わないでしょうし、スピーカーを設置する場所によっては、壁に取り付けるか、デスクの上に置くかを選ぶ必要があります。
また、スピーカーの見た目が部屋の他の家具や設備とうまく合うかも重要な要素と言えます。
ゲーミングスピーカーのメーカーごとの特徴
ゲーム市場の盛り上がりが過熱しており、各メーカーから様々な需要にむけたゲーミングスピーカーが開発されています。
それぞれのメーカーは自社の製品に独自の特性や強みを探り、音質やデザイン、機能性、そして価格によって差別化されています。
Logitech(ロジテック)
Logitech(ロジテック)はゲーミングデバイスの世界で非常に有名なブランドで、ゲーミングスピーカーも高品質です。
ハイクオリティなサウンド、物理的な耐久性、そしてRGB照明等、あらゆるニーズに応えています。
価格は中程度で、多くのユーザーの手が届く範囲になっています。
Logitech製品の価格帯:¥10,000 – ¥40,000
Razer(レイザー)
Razer(レイザー)は高品質なゲーミングデバイスを提供するメーカーです。
Razerのスピーカーは、優れたサウンドとスタイリッシュなデザインにより人気があります。
また、Razer Chromaのサポートにより、他のRazerデバイスと同様にRGB照明をカスタマイズすることも可能です。
Razer製品の価格帯:¥15,000 – ¥60,000
Creative(クリエイティブ)
Creative(クリエイティブ)はオーディオ製品ジャンルで広く認知されたメーカーです。
Creativeが作るゲーミングスピーカーは、価格パフォーマンスに優れています。
そのなかでも一部のモデルにはサラウンドサウンド機能を付属しており比較的高価な商品も提供しています。
Creativeの価格帯:¥5,000 – ¥40,000
おすすめのゲーミングスピーカー6選
おすすめできるゲーミングスピーカーを6つ紹介します。
ゲーミングスピーカーは種類がたくさんあるため、どれがいいか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
USB
Bluetoothバーチャル 7.1ch
Dolby Digital 5.1ch
29,800円
Amazon
製品 | 通信方法 | ユーザビリティ | 価格 |
---|---|---|---|
LogitechG560 LIGHTSYNC
|
USB 3.5mm Bluetooth |
RGBライティング DTS:X Ultra サラウンドサウンド |
35,780円 Amazon
|
LogitechG533 Wireless
|
USB | ワイヤレス 7.1 バーチャルサラウンドサウンド |
19,496円 Amazon
|
RazerNommo Pro
|
USB Bluetooth |
フルレンジスピーカーシステム ワイヤレスサブウーファー |
66,990円 Amazon
|
RazerLeviathan
|
3.5mm Bluetooth |
サウンドバーとサブウーファーのセット Bluetooth v4.0 対応 |
21,578円 Amazon
|
CreativePlus
|
USB 3.5mm |
2.1 スピーカーシステム 小型でもパワフルなサウンド |
4,700円 Amazon
|
まとめ
ゲーミングスピーカーは、より充実したゲームライフに変えるためのアイテムです。
そのサウンド効果は同じゲームをプレイしているにも関わらず、全く新たな世界をよりリアルに感じさせてくれます。
しかし、ゲーム環境や生活環境又は費用によっては、必ずしも最良の選択肢とは限らないかもしれません。
スピーカーの種類、接続タイプ、ワット数、そしてどのように設置するかなど自分に必要な条件を考慮することが大切です。
最後に、おすすめのゲーミングスピーカーを選ぶ際には、Logitech、Razer、そしてCreativeといった信頼できるメーカーを考慮することをおすすめします。
それぞれのブランドが提供する異なる特性や価格帯を比較検討することで、自分のゲーム環境に最適なスピーカーを見つけることができるでしょう。
この記事の情報を参考に、あなたにとって最適なゲーミングスピーカーを選んで充実したゲームライフを送ってください!