大学生協の推奨パソコンは購入すべき?不要?おすすめの人・おすすめしない人まとめ
大学の授業や課題に必要なパソコンは「大学生協の推奨パソコンを買うべきか」迷っている方も多いのでは。感覚的に「高い」と感じる方も多いでしょう。
実は大学推奨パソコンは「ハイスペックな端末」が多く、なおかつ4年間の動作保証付きのケースが多いです。4年以内に買い替える場合や「Excelが動けば十分」程度の条件ならばオーバースペックです。
大学生協の推奨パソコンを購入すべきかどうか。また、4年間快適に使えるノートパソコンを選べるように、詳しく解説します。
大学推奨パソコンとは | 主な大学推奨パソコンの例
大学推奨パソコンとは、大学側の要求するスペックを満たし、在学中の4年間に手厚い保証が受けられるなど「新入生が安心して購入できるパソコン」。大学の生協が、大手パソコンメーカーとタイアップして販売しています。
(引用元:新入生応援サイト|東洋大学)
端末の例は以下の通り。
Panasonic Let’s note CF-FV3
- 価格
- 基本セット :229,900円(税込み)
- 安心サポートセット :249,900円(税込み)
- 安心フルセット :279,700円(税込み)
- OS :Windows11 Pro 64bit
- CPU :第12世代 intel Corei7 Pシリーズ
- メモリ :16GB
- SSD :256GB
- ディスプレイ :14.0型QHD(3:2)
- グラフィックス :Iris Xe
- グラフィックス(内蔵)
- 端子 :USB3.0×3、USB Type-C(Thunderbolt4)×2、HDMI、VGA、有線LAN
- 駆動時間 :約17時間
- 重さ :1.099kg
(引用元:新入生応援サイト|東洋大学)
Apple Macbook Air
- 価格
- 基本セット :199,900円(税込み)
- 安心サポートセット :219,900円(税込み)
- 安心フルセット :249,700円(税込み)
- OS :MacOS
- CPU :AppleM2チップ 8コアCPU 8コアGPU
- メモリ :16GB
- SSD :256GB
- ディスプレイ :13.6インチ Retinaディスプレイ
- 端子 :USB4(Type-C)×2
- 駆動時間 :18.5時間
- 重さ :約1.24kg
(引用元:新入生応援サイト|東洋大学)
Surface Laptop Go 2
- 価格
- 基本セット :174,900円(税込み)
- 安心サポートセット :194,900円(税込み)
- 安心フルセット :224,700円(税込み)
- OS :Windows11 Pro
- CPU :Corei5(第11世代)
- メモリ :16GB
- SSD :256GB
- ディスプレイ :12.4型
- 端子 :TypeC(Thunderbolt4)×2
- 駆動時間 :最大13.5時間
- 重さ :約1.12kg
(引用元:新入生応援サイト|東洋大学)
Mouse computer DAIV 4N
- 価格
- 基本セット :254,900円(税込み)
- 安心サポートセット :274,900円(税込み)
- 安心フルセット :304,700円(税込み)
- OS :Windows11 Pro
- CPU :第12世代 Core-i7 Pシリーズ
- メモリ :16GB
- SSD :512GB
- ディスプレイ :14型FHD
- GPU :GeForce RTX3050
- 端子 :USB3.0×2、USB3.1 TypeC×1/USB Type-C(Thunderbolt4)×1、HDMI、有線LAN
- 駆動時間 :約10時間
- 重さ :1.42kg
(引用元:新入生応援サイト|東洋大学)
総じて大学推奨パソコンは文系にはオーバースペックではあるものの、4年間快適に使用できる安心感があります。またCADなどの専用ソフトを用いる一部の理系でもサクサク使用できる、専用のグラフィックボードを搭載した「Mouse computer DAIV 4N」など、ラインナップも豊富に用意されています。
大学推奨パソコンが「高い」理由
大学入学シーズンには入学金や授業料の支払い、教材費、新生活に向けて何かと出費がかさみます。そのため、20万~30万円するような高額の大学推奨パソコンの購入は大きな負担となります。
購入に際しては、価格に見合うだけの価値があるのかの見極めも必要です。
大学推奨のパソコンが高い理由には下記の通りです。
- 保証が充実している
- 性能が良い
- 軽量でバッテリーの持ちがよい
動作保証が長め | 大学在学中の安定的な動作が保証されている
「自然故障」のように正しい使い方をしていた場合の故障が4年間保証されるだけでなく、「ついうっかりと落としてしまった」や「キーボードの上に飲み物をこぼしてしまった」などのような「不注意による故障」に対しても4年間の「動産補償」がつきます。
その他、故障の際に無償で代替機を貸してもらえるなどのサービスもあります。トラブルを迅速にカバーし、在学中はパソコンを滞りなく使用できるでしょう。
高額なPCを推奨しているケースがある | Panasonic「レッツノート」など
大学によっては、高額なPCを推奨してるケースもあります。たとえば、Panasonic「レッツノート」シリーズなど。CPU性能が良く、なおかつ頑丈なつくりなので、4年間の使用にも十分耐えうるボディーですが「高性能なCPU」「頑丈な設計」に加えて「4年間の動作保証」が付くと高額です。
そこまでの性能や保証が不要ならば、大学生協以外で購入する方が大抵の場合はお得です。
付属品が多い | ウイルス対策ソフトなど
大学推奨パソコンには市販のウイルス対策ソフトの4年間のライセンスなども付属することがあります。
Windowsに標準搭載されているウイルス対策ソフトでも十分な場合は、これらのライセンスもすべて不要です。
大学推奨パソコンは購入すべき?
大学側の提示するスペックを満たしていれば、大学推奨パソコンである必要はありません。
ただ、パソコンに詳しくなく「スペックを満たす快適なパソコンを探すのが大変」「万が一の際の補償が充実している方が安心」といった方には、大学推奨パソコンがおすすめです。
基本的に大学の授業は「大学推奨パソコン」でなくとも受講可能
基本的に、大学側が提示するスペックを満たしたパソコンなら、「大学推奨パソコン」でなくても授業で使用できます。
なお一部の理系の大学やデザイン系の学校では、特定のパソコンが指定されていることがあります。そのような場合は学校のPCルームを利用できたり、大学側からパソコンが支給されることが多いです。また、支給される場合は学費にパソコン代が含まれています。
「文系」か「理系」かも重要 | 文理で選ぶべきパソコンは違う
「文系」と「理系」で要求されるパソコンのスペックが異なる場合があります。特に理系の場合は高いスペックを要求される事が多いので、大学側の提示するスペックをしっかりと確認しましょう。
理系では学部にもよりますが、CPUはCore i5~Core i7以上、メモリは8GB~16GB以上、SSDは256GB~512GB以上、グラボは大学の提示する仕様以上なら快適に使用できるでしょう。
文系なら、CPUはCore i5以上、メモリは8GB以上、SSDは256GB以上なら快適に使用できるでしょう。
要件を満たすPCを多く発売しており、なおかつ大学推奨パソコンに選ばれることが多いメーカーには、Panasonic、Apple、Microsoftなどが挙げられます。
四年間の動作保証が必要かどうかも慎重に検討すべき
大学生協推奨のノートパソコンは四年間の動作保証や付属物やソフトが充実していますが、四年もの保証が必要ない方にとってはコスパの悪い選択です。
四年間の動作保証は、在学中に故障しても問題ない方、パソコンに詳しく問題が発生したら自分で解決できる方、四年も経たないうちにパソコンを買替えるような方には必要ないかもしれません。
また、趣味のゲームや動画編集などで大学以外の用途でも使用される場合は、大学生協推奨のノートパソコンでも性能が不足している場合があるので注意が必要です。
大学推奨パソコンの購入をおすすめする人・おすすめしない人
ここまでのおさらいとして、大学推奨パソコンの購入を「おすすめする人」と「おすすめしない人」に分けて解説します。
おすすめする人
大学推奨パソコンは下記のような人におすすめです。
- 予算に余裕がある人
- パソコンについてあまり詳しくない人
- 多少高額でも、快適に使用できるパソコンの購入を手っ取り早く済ませたい人
- いざというときの補償も充実してる方が便利と感じる人
- 不注意などで、よく物を壊したりしてしまう人
おすすめしない人
大学推奨パソコンは下記のような人におすすめしません。
- 予算に余裕がない人
- パソコンに詳しく、トラブルが起こっても自力で解決できる人
- 大学側の提示するスペックを満たした上で、趣味など、個人的な用途にも最適なノートパソコンを自ら選択できる人
- 4年以内にノートパソコンを買い替える人
- 物を丁寧に扱うタイプの人
まとめ
大学推奨パソコンは基本的に、大学側の基準を満たしており、なおかつ性能が良く、4年間の保証が充実しているので、ノートパソコンを4年間苦労なく、快適に使いたい方にはおすすめします。メーカーはPanasonic、Apple、Microsoftなどがおすすめです。
しかし、予算に余裕がない方、パソコンに詳しくトラブルを自己解決できる方、4年以内にノートパソコンを買い替える方などにはおすすめできません。
その場合は、文系なら、CPUはCore i5以上、メモリは8GB以上、SSDは256GB以上、理系なら、CPUはCore i5~Core i7以上、メモリは8GB~16GB以上、SSDは256GB~512GB以上でグラボは大学の提示する仕様以上の機種であれば4年間快適に使えるでしょう。