インテル主催のカスタムPCをもっと手軽に身近に感じるイベント「CUSTOM PC STUDIO-カスタムってたのしい!」開催レポート
もっと PC をカジュアルに。インテルが提唱する「カスタム PC 」とは?
「CUSTOM PC STUDIO -カスタムってたのしい!」イベントのコンセプトは、インテルが提案する新しい PC のカタチ「カジュアル PC 」をより身近に感じてもらうこと。例えば、イタリアンレストランでピザのトッピングを選ぶように、もっと自由に構成パーツを選んでカスタムして欲しいという願いも込められています。カスタム PC は、いわゆる自作 PC となっていますが、初めから PC を自作するのはハードルが高いと思うユーザーがいる一方で、メモリの増設や SSD の換装、ビデオカードの増設など、ライトな部分から PC に触れることで慣れ親しみ、快適な PC ライフを目指す。そんな新しい PC のカタチを訴求したイベントと言えるでしょう。
イベント会場には大手パーツメーカー、MSI、ASUA、GIGABYTE、ASRockの4社がブースを構え、各社ともに至高の カスタム PC を展示。往年の名作ゲーム「ソニック」とコラボした ASRock のデモ PC をはじめ、ケースはもちろんマザーボードやビデオカード、メモリに至るまでホワイトカラー一色に染め上げたスタイリッシュな PC を展示した MSI など、各社ともに自社の“推しポイント”を掲げたカスタム PC をお披露目。パーツメーカーの“本気”が詰まった至極のカスタム PC 展示に感嘆の声が溢れ、来場者の羨望の眼差しを集めていました。なかには、カスタム PC と並んで写真を撮影する来場者も。今後カスタムを行っていくうえで、良きヒントを得られたことでしょう。
さらに、出展 4 社によるミニステージでは、カスタム PC の組み立てを実演。各パーツが担う役割や組み込み方はもちろん、最新のトレンドも挟みながら来場者にパーツ選びのポイントをアドバイス。熟練の技で手際よく PC を組み上げていく様子を子どもたちが食い入るように見ている姿が印象的でした。
知識ゼロでも簡単に組み立てられる、無料のカスタム PC 体験コーナーは終始大盛況!
「CUSTOM PC STUDIO -カスタムってたのしい!」で、来場者が後を絶たなかった人気イベントのひとつが「カスタム PC 組み立て体験」コーナー。本イベントに出展した 4 社がそれぞれブースを構え、プロと一緒にゼロからカスタム PC の制作体験を行えるとあって、子どもたちはもちろん大人も興味津々。メーカーのプロがパーツのひとつひとつの名前とその役割を丁寧に説明しながら、実際に PC の制作をサポート。初めて見るパーツに恐る恐る触れ、マザーボードに挿し込んでいく子どもたちの姿が印象的でした。
各社のブース担当者によると、来場者の多くはメインターゲットとなる小学生とその家族で全体の半分以上を占めていたとのこと。イベント当日は祝日であったいうことに加え、ららぽーと豊洲にある「キッザニア東京」へ続くエスカレーター正面にイベント会場があったこともファミリー層の来場を後押ししていました。
また、ブースの担当者によると、カスタム PC の組み立て体験を行った来場者は、PC に触れたことがあるものの、組み立てはもちろんパーツを見るのも初めてという人が大半を占めていたようです。実際の組み立ては、メーカーによってマザーボードに CPU やメモリ、 SSD を挿し込むだけであったりケースに組み込んで実際に電源を入れてみるところまで行ったりと作業範囲に幅はありましたが、約 3 分ほどで体験できた人もいたほど。初めてケースにパーツを組み込んで電源を入れるところまで体験した人でも、プロによる手ほどきによって、長くても約20分程度で組み立てることができていました。
親子で一緒に楽しめる“カスタム PC ”は家族の新たなコミュニケーションツールに
カスタム PC の組み立て体験ブースの担当者は「来場者の多くは、 PC パーツをはじめて見たり触れたりする方々でしたが、思った以上に簡単に組み上げることができたと仰っています」と口を揃えています。また、来場者の多くは小学生ということもあり、 GIGA スクールを強く意識した保護者も少なくなかったとか。さらに、友達関係を築いていく中で、ゲーム機を与える機会があるものの、 カスタム PC ならゲームだけでなく調べ物を通じて知識を深め、考える力を育むことができると口にする保護者も多くいたようです。
ブース担当者は、カスタム PC のメリットとして、必要なスペックを選んで組み立てられることはもちろん、必要に応じてパーツを増設して PC を強化できるほか、万が一パーツが壊れたとしても、その交換することによって修理することができることを来場者にアピール。それに呼応するように、カスタム PC なら中長期的に使え、SDGs精神の一環に繋がると捉える保護者もいたようです。
なかには、本イベントで大きな刺激を受け、早速専門ショップに赴いてパーツを買い揃え、子どもと一緒に組み立てることを決断した保護者も。それが、家族のコミュニケーションにも繋がり、組み上げたカスタム PC を子どもと一緒に使っていくことでデジタルリテラシーの向上を図りたい。という声も挙がっていました。
いきなりパーツをゼロから集めて制作する自作 PC に挑戦するのはさすがに不安。でも、パーツをカスタムすることろから始めるなら敷居もグッと低くなる。カスタム PC という新しい概念がさらに広がっていけば、 PC 初心者へのアプローチ幅がさらに広がること必至。更なる訴求に期待が高まります!