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    ゲーミングPCを購入すると、デスクトップPCの場合は配置場所の問題やモニターを複数にするなど、必要なコンセント数の増加や、コードを長くする必要が発生することがあります。この記事では「意外と見落としがちな電源タップの取り扱いや選び方」について解説していきます。
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ゲーミングPCに電源タップを使っても大丈夫!?選び方やおすすめを紹介

  • DATE
    2023.07.24
  • WRITTEN BY
    Ynow

ゲーミングPCを購入すると、デスクトップPCの場合は配置場所の問題やモニターを複数にするなど、必要なコンセント数の増加や、コードを長くする必要が発生することがあります。初心者の人は以下のような疑問にぶつかることも多いでしょう。

  • タコ足につなぎすぎると、パソコンが起動しなくなったりしないか?
  • ゲームをプレイ中に、いきなりパソコンが落ちたりえることはないか?

そんな問題を解決して安心できるゲーミングライフを送るために、この記事では「意外と見落としがちな電源タップの取り扱いや選び方」について解説していきます。

これからゲーミング環境を構築する人は、ぜひ参考にしてみてください。

ゲーミングPCに電源タップやタコ足配線・延長コードを使っても大丈夫?

まず、ゲーミングPCに電源タップを使用しても大丈夫なのか?ということですが、結論からいうと【大丈夫】です。

しかし、「定格容量を越えた繋ぎすぎ」や「たこ足配線」などは火災の要因になるので注意が必要です。以下、で具体的に解説していきます。

電源タップを使用する際の注意点

まずは早速電源タップを使用する際の注意点を解説していきます。
初心者にありがちな失敗でもあるため、これからゲーミングPCの環境を作る人は確認してみてください。

家庭用のコンセントは上限1500Wまで

一般的な日本家庭のコンセントは100Aの15Vが採用されており、W(ワット)に換算すると1,500Wとなります。

そのため、一つのコンセントで使用できる最大の容量は1,500Wまでです。
それ以上の電力を使おうとすると、そもそも電源がつかなくなったり、ブレーカーが落ちてしまう、といった現象が発生してしまいます。

では、1,500Wはどれくらいの電力なのでしょうか。
ゲーミングPCをはじめとした、周辺機器類の消費電力目安を以下に簡単にまとめましたので確認してみてください。

〈各機器の参考消費電力〉

機器 消費電力
ゲーミングPC 280W~300W
ゲーミングモニター(24インチ) 30W~40W
PS5 200W~350W
Switch 10W~17W
モデム 10W~15W
ルーター 15W~20W

こう見ると、1,500Wは大容量だということがよくわかりますよね。
ゲーミングPC環境だけで1,500Wを超えることは、超ハイスペックなゲーミングPCじゃないとなかなかありません。

ただし、壁についているコンセント本体が1,500Wではないケースもあり、その場合はコンセント本体のワット数になりますので、注意してください。

電源タップにタコ足配線や延長コードを繋がない

電源タップにたこ足配線や延長コードを繋げることは、できる限り避けた方が良いでしょう。仕組み上、繋げることは可能ですが、注意しなければいけない点があります。

注意すべき点は、一般的なコンセントの容量は1,500Wですが、容量は電源タップを増やしても変わらないというところです。

コンセントの容量は変わらないが、コンセントの口数は増えていくため気づかないうちに、定格容量を越えてしまっていたといった事態になりかねません。
たこ足配線は容量オーバー以外にも発熱による火災など思わぬトラブルに繋がるため、極力接続するのは避けた方が良いでしょう。

また、延長コードも同様の理由により火災のリスクがあるため、コンセントには電源タップのみを使用して利用するのがおすすめです。

しっかりと火災予防をする

電源タップは火災の発生原因になる可能性が大きく2つある装備のため、火災を予防することが大切です。

1つ目は、使用している電力容量が1,500Wを超えると、電線が発熱し発火する恐れがある点です。
先ほど避けるべきと紹介した、「電源タップの継ぎ足し」は使用中の電力容量を把握しにくくなるため、火災に発展する可能性があります。
電源タップの継ぎ足しをする場合は、電力容量にしっかり注意しましょう。

2つ目は、いわゆるトラッキング火災と言われる現象です。
コンセントに長時間差し込んだままにしておくと、そこにホコリが蓄積され、そこに湿気など水分が付くことで発火に繋がることになります。
予防策としては、電源タップの継ぎ足しを避けることや、定期的な清掃、使用しないコンセントは塞いでおく、などが効果的です。

選び方

インターネットで調べると膨大な種類の電源タップが見つかりますが、どのように選べばいいのでしょうか。
ここでは、電源タップを選ぶ際のポイントを紹介していきます。

差し込み口の数で選ぶ

その時に必要な差し込み口の数に応じて、電源タップを選ぶ人が多いですが、口の数は多いに越した事はありません。

最低限の口数の電源タップを購入すると、その後やりたいことの幅が広がった時に買いなおすことになるからです。

将来的に以下のようなことを検討する可能性がある人は、できるだけ口数が多い電源タップを購入すると良いでしょう。

  • ゲーム配信や音楽配信をする
  • デュアルモニターにしたい
  • PS5やSwitchなどのコンシューマーゲームもプレイする
  • 2PCで配信環境をグレードアップする

予算と設置するスペースに問題がないのであれば、口の数が多い商品をおすすめします。

電源タップのタイプで選ぶ

電源タップには様々なタイプがあり、ケーブルの長さや口の数だけでも何百通りになります。

さらに、雷ガード・節電スイッチ・マグネットの有無・ブレーカーの有無・抜けとめ防止・USBポート付き・3Pプラグなどなど、際限なく選択肢が豊富です。
まずは、自分に必要な口数・ケーブルの全長・機能を整理してみてください。
これだけ豊富にあるので、自分に最適な商品はきっと見つかるはずです。

USB接続ができるかどうか

電源タップを選ぶ重要なポイントには、「USBポートがあるか」という点があります。
このUSBポートがあると色々と使えて便利ですが、様々な種類があり、USB2.0のポートが付いているものが代表的です。

USBポート付きは、スマートフォンが普及し始めた時に各メーカーがこぞって販売し始めました。

普通にスマートフォンを充電する分にはUSBポートが付いていれば十分かと思います。
また、最近出てきたのが急速充電タイプ、いわゆるPD(Power Delivery)タイプの物です。

これはUSB-CというタイプのUSBポートを使用するもので、従来の充電よりも3倍以上(全ての物ではありません)の速さで充電できるものとなっております。

ただし、注意点があり、電源アダプターやUSB-Cケーブル、iPhoneの場合ならライトニングケーブルやスマートフォン等の端末、これら全てがPDに対応している必要があります。
最新の上位モデルであればほとんどの物が対応していますが、購入の際は必ずチェックしてください。

電源タップにあると良い機能

電源タップは数多くの種類がありますが、中にはあると便利な機能を持っているものもあります。
具体的にはあまり知られていないため、紹介していきます。
ぜひ確認して電源タップを選ぶ際の参考にしてみてください。

雷ガード機能

皆さんは雷で停電した経験はありますか?一瞬でも雷の影響で電気が落ちると、ゲームをプレイ中だったらデータが消えてしまったり、そもそもパソコンが壊れたりと、致命的な影響が出ます。

そうならないためにも、電源タップにも雷ガード機能がついている商品があります。
価格は高くなるケースがありますが、それを補う効果的な機能になるため、今から購入する方はぜひ雷ガード機能が付いた電源タップを検討してみてください。

コンセントロック機能

コンセントを差し替えたりしている時に、抜きたくないケーブルも一緒に抜けてしまった経験ありませんか?そんな煩わしい現象を防いでくれるのが、このコンセントロックです。

コンセントをさした後に、コンセントを回す形でロックをかけるものが主流です。
ロックしておくことで、回して抜くという動作をしないと抜けなくなるため、間違えて必要がないケーブルが抜けてしまう心配はありません。

ただし、ロックしたことを忘れて力強く引っ張ると断線することもありますので、気を付けましょう。

ON/OFFスイッチ機能

差し込み口に流れる電力をON/OFFするスイッチ付きの電源タップがあります。

スイッチには大きく2つのタイプがあり、

  • 1つのスイッチですべての差し込み口の電力を管理するタイプ
  • 差し込み口それぞれにスイッチがついていて、その時使用する口だけ電力をONできるタイプ

の2つです。

電力が不要な際にOFFにできるため、節電効果で電気代を少しでも抑えられることがメリットです。

すべての差し込み口の電力が流れていると1500Wを超えてしまう場合にも、このスイッチ機能が必要になります。
※この配線の仕方は、先ほど紹介した火災の危険もあるためおすすめしません。

固定機能

固定機能として多いのは、裏にマグネットがついており、デスクやパソコンなどにくっつけるタイプです。

デスクの裏に引っ付けてケーブルを見えなくすることで、デスク周りがすっきりして見た目がスタイリッシュになります。

工夫すれば壁にも固定できたりするため、その部屋・デスクに最適な配線を実現するために、固定機能は選択肢を増やしてくれるでしょう。

おすすめの電源タップ

ここでは、おすすめの電源タップをタイプ別に紹介していきます。
機能が豊富なものや、流行りのもの・インテリアにも使えるものなどを紹介していきますので、これから電源タップの購入を検討する人はぜひ参考にしてください。

汎用タイプ


【紹介ポイント】
ユーザーが一般的に求める機能は一通り装備しており、最強の電源タップという人も。
正面と側面に2個口ずつついているので、Switchなど大きめのACアダプターにも最適。
今から購入する人にとっては外れはない商品。

製品名・商品 サンワサプライ・TAP-SP2110SW-1
Amazon価格 2,600円
差し込み口数 10口
安全機能 雷ガード、ブレーカー
USB接続 なし
スイッチ
  • 2個口ごとに個別スイッチ
  • スライド式の集中スイッチ
    (接続した機器の電源をまとめてON/OFF)

ベーシックタイプ


【紹介ポイント】
差し込み口の数が多く、横の口との間隔が広い差し込み口もあり、サイズの大きいACアダプタを差し込みやすい。
特別な機能はないが、見た目がスタイリッシュ。
マグネットはないがフック穴で固定も可能。
オシャレを意識したい場合は、選択肢に入れたい商品。

製品名・商品 エレコム・ECT-0101BK
Amazon価格 1,980円
差し込み口数 10口
安全機能 ほこり防止シャッター
プラグの刃の根元に絶縁キャップ
雷ガード
USB接続 なし
スイッチ なし

タワー型


【紹介ポイント】
最近主流になりつつあるタワー型タイプ。
USBも使用できるので、スマホの充電も問題なし。
コンセントの感覚も適度に空いているので大きめのACアダプタも差しやすい。
底面はラバー仕様になっており、設置に安定感あり。

製品名・商品 エレコム・ECT-0620WH
Amazon価格 3,699円
差し込み口数 8口
安全機能 ほこり防止シャッター
雷サージを吸収する素子(バリスタ)を搭載
USB接続 5つ
スイッチ なし

USBハイブリットタイプ


【紹介ポイント】
差し込み口の数は少ないが、USB3.0・USB-C(PD)がついており、スマートフォンやタブレット、Macbookなどをメインで使用する人には、これくらいでピッタリ。

製品名・商品 Anker・A9133
Amazon価格 3,590円
差し込み口数 3口
安全機能 Anker独自の多重保護システム
(電子回路のショート防止、温度管理)
USB接続 USB-Cポート1つ、USB-Aポート2つ
スイッチ あり

多機能タイプ


【紹介ポイント】
スタイリッシュ・口の数6個、急速充電対応、巻き取り式のUSB-Cケーブル付きと、見た目の良さも合わさった多機能タイプ。
値段は高めのため、初心者よりは中級者向けな商品。

製品名・商品 Anker・A91F1
Amazon価格 8,990円
差し込み口数 6口
安全機能 Anker独自の多重保護システム
(電子回路のショート防止、温度管理)
ActiveShield️ 2.0
USB接続 USB-Cポート (×1)
USB-Aポート (×1)
巻取り式のUSB-Cケーブル (1m×2)
スイッチ なし

オシャレタイプ


【紹介ポイント】
見た目が木目調で珍しく、インテリアとしても優秀でキッチンやリビングに置いても違和感はない。
合計4つの差し込み口があるのも魅力的。
クランプ式でデスクに固定でき、USBポート付きでかゆいところにも手が届いている。

製品名・商品 サンワダイレクト・700-TAP047DBRM
Amazon価格 4,880円
差し込み口数 4口
安全機能 ブレーカー
USB接続 2つ
スイッチ 一括集中スイッチ

まとめ

この記事では、ゲーミングPCに電源タップやタコ足配線・延長コードを使っても大丈夫なのかといった疑問への回答や、電源タップの選び方について紹介してきました。
ゲーミングPC電源タップやタコ足を使用することは問題なく、以下の点に注意して使用しましょう。

  • コンセントの最大容量は1,500Wまでなので、つなげすぎに要注意
  • 電源タップに電源タップをつなげるのはなるべく避ける
  • 火災予防のため、定期的な清掃を心がける

最後に、電源タップの寿命は3〜5年と言われています。
見落としがちな周辺機器ではありますが、最終的にゲーミングPCの寿命を伸ばすことにもなるため、定期的に交換することをおすすめします。


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