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    消費電力や発熱を抑える技術の発展により、ゲーミングPCの小型化も進んでいます。性能はデスクトップの大型PCに比べれば劣るところがあるものの、先進的なデザインのものや狭い場所でも配置できるなど、各種メリットもあります。そこで今回はBTOの小型ゲーミングPCおすすめ9選と、自作したい方に向けたおすすめのケースをそれぞれ紹介します。
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【2022年最新版】持ち運びもできる小型ゲーミングPCおすすめ9選&自作PC用ケース

  • DATE
    2020.02.05
  • WRITTEN BY
    大塚 敬永

消費電力や発熱を抑える技術の発展により、ゲーミングPCの小型化も進んでいます。
性能はデスクトップの大型PCに比べれば劣るところがあるものの、先進的なデザインのものや狭い場所でも配置できるなど、各種メリットもあります。

そこで今回はBTOの小型ゲーミングPCおすすめ9選と、自作したい方に向けたおすすめのケースをそれぞれ紹介します。

技術の進化で満足できる性能を持つ小型ゲーミングPCが増加

発熱が少ないグラフィックボードの登場により、各メーカーではゲーミングPCの小型化が進んでいます。

例えばNVIDIAからは「Max-Q Design」、AMDからはノートPC用のGPU他、高機能なグラフィック機能を持つ「Ryzen Mobile」などが登場しています。
BTOパソコンでもキューブ型など個性的な小型端末が登場しているほか、自作PC向けでも小型向けのケースが登場しています。

小型ゲーミングPCのメリット・デメリットを理解して選ぼう

小型ゲーミングPCには、大型のゲーミングPCと比較してどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。以下にまとめました。

メリット

小型ゲーミングPCの最大のメリットは置き場所に困らないことです。数十キロ以上の重みがある大型のものは重さや幅の面で、アパート暮らしなどの場合は端末の置き場所が無いこともあるでしょう。小型ゲーミングPCは軽く、サイズも小さいためオールラウンドに使いこなせます。

デメリット

小型ゲーミングPCのデメリットは、パーツサイズが小型であるが故にサイズに制限があるため、あまり大型なGPUといったものを取り付けることができません。
またケースも小型なため、エアフローが悪く、冷却性能は大型より劣ります。総じて4Kタイトルのプレイや競技性が高いゲームでは、難を感じることもあるでしょう。

小型ゲーミングPCの選び方

つづいて小型ゲーミングPCの選び方を、「CPU」「GPU」「メモリ」の3つの観点からご紹介します。

CPU

小型PCは冷却性能が大型より劣るため、高性能CPUを冷却しきれない傾向があります。性能を十分に発揮できず、製品寿命にも悪影響が及ぶケースも。そのためCPUはミドルレンジ、あるいはハイエンド手前程度のものを選ぶことをおすすめします。

なお、Intelの「Fシリーズ」やAMDの「Gシリーズ以外」の「内蔵グラフィックを搭載していない」ものを選べば、予算を抑えることができますよ。Intelの場合は、Core i5-11400FまたはCore i7-11700F。AMDの場合はRyzen 5 3600、またはRyzen 5 5600Xがおすすめです。

GPU

GPUは大型の製品も多く、予算的にもグラフィックボードそのもののサイズ的にも小型PCではある程度選択肢が限られます。

たとえばNVIDIAの場合はGeForce RTX 3060 Ti、予算を少しでも押さえたい場合はGeForce GTX 1660 SUPERなどがおすすめです。なお4Kでのゲームプレイや性能によりこだわる場合は、ケースサイズとの兼ね合いもありますがメーカーの最上位モデルの採用も検討したいところです。

メモリ

メモリは最低限、8GBは必要になります。しかし、予算に余裕がある場合は16GBにすることをおすすめします。最新の3Dゲームや競技性の高いゲームをプレイする場合、8GBでは足りないことが多いためです。

BTOパソコンでも自作PCでも、メモリの増設は比較的簡単です。8GBで足りない場合は後から16GBへと増設するという選択肢もありでしょう。

デスクトップ型小型ゲーミングPCおすすめ6選

ここからは小型ゲーミングPCの具体的なおすすめ製品を紹介します。有名なBTOメーカー3社から、おすすめのパソコンを6つご紹介。それぞれのメーカーからスリムタイプとミニタワーサイズをピックアップしていきます。

なお自作したい方に向けては、記事の後半でおすすめの小型ケースを紹介いたします。そちらをご参照ください。

【コンパクト型】パソコン工房:LEVEL-C056-117F-SAX

引用元:パソコン工房

まずはパソコン工房よりコンパクトタイプPCのご紹介です。まずはスペックから確認していきましょう。

CPU Core i7-11700F
GPU GeForce RTX 3060 Ti 8GB GDDR6
メモリ 16GB(8GB×2) DDR4-3200 DIMM (PC4-25600)
記憶装置 500GB NVMe対応 M.2 SSD
サイズ 約幅177mm×奥行388mm×高さ296mm
参考価格(2022年2月2日現在) 193,880 円(税込)~

スペックに関しては通常のゲーミングPCと遜色なく、良いバランスのスペックになっています。小型PCの苦手部分である冷却性能を補うように、エアフローを意識して作られています。ケース前面から外気を取り込み、背面から排気することで冷却性能が高くなっています。

また内部についてはGPU含め、ギリギリのサイズで構成されています。BTOパソコンを購入後、改造したい方にとっては敷居が高め。とはいえこのサイズ感でこの性能であれば、カスタム要らずで十分に楽しめるでしょう。

【ミニタワー型】パソコン工房:LEVEL-M0P5-R55G-SAX

引用元:パソコン工房

続いてはミニタワー型のデスクトップ型小型ゲーミングPCのご紹介です。スペックは以下の通りになっています。

CPU Ryzen 5 5600G
GPU GeForce RTX 3060 Ti 8GB GDDR6
メモリ 16GB(8GB×2) DDR4-3200 DIMM (PC4-25600)
記憶装置 500GB NVMe対応 M.2 SSD
サイズ 約幅190mm×奥行410mm×高さ356mm
参考価格(2022年2月2日現在) 196,980 円(税込)~

こちらはパソコン工房のゲーミングブランド、「LEVEL」シリーズからのラインナップです。バランスよく「Ryzen 5 5600G」と「GeForce RTX 3060 Ti 8GB GDDR6」が搭載されており、普段使いでも、ゲームでも問題なく使用出来ます。

採用しているGPUは「GeForce RTX 3060 Ti 8GB GDDR6」なため、小型ゲーミングPCとしては随一の性能。ケースのデザインもなかなかカッコいいので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

【コンパクト型】TSUKUMO:GS5A-A211T2/WH

引用元:ツクモ

続いてはツクモよりコンパクト型PCのご紹介です。スペックは以下の通りです。

CPU AMD Ryzen™ 5 5600X
GPU NVIDIA® GeForce RTX™ 3060
メモリ 16GB (8GBx2枚) DDR4-3200
記憶装置 1TB SSD (M.2規格 / NVMe接続)
サイズ 187(W)x188(D)x388(H)mm
参考価格(2022年2月2日現在) 247,800円(税込)~

デザイン、サイズ共にスタイリッシュなPCとなっており、置き場所に困るユーザーでも問題なく配置することが出来ます。スペックについても「GeForce RTX™ 3060」を搭載しているので、ほとんどのゲームは問題なくプレイ可能。

ちなみに2.5Gbイーサネットが搭載されており、有線LANが使えることも特徴。ネットワーク品質が勝敗に直結するFPSゲームのプレイヤーに特におすすめです。

【ミニタワー型】TSUKUMO:GI5A-B204/T

引用元:ツクモ

同じくツクモから今度はひと回り大きいミニタワー型ゲーミングPCのご紹介です。スペックは以下の通りになります。

CPU AMD Ryzen™ 5 5600X
GPU NVIDIA® GeForce RTX™ 2060
メモリ 16GB DDR4 SDRAM (PC4-21300、8GBx2)
記憶装置 500GB SSD (M.2規格 / NVMe接続)
サイズ 183(W)x390(D)x300(H)mm
参考価格(2022年2月2日現在) 179,800円(税込)~

こちらはミニタワー型の堅牢性の高いPC。GPUが「GeForce RTX™ 2060」を搭載しており、1つ前の世代を採用することによって価格重視の構成です。

なお、この構成では物足りないかもしれない!と思った方はカスタマイズも可能。「GI5A-B204T_CP2」という別タイプの構成も用意されており、CPUはそのままでGPUは「GeForce® RTX 3070」、その他メモリとSSDの容量が拡張されたモデルが用意されています。興味のある方はぜひカタログページを確認してみてください。

【ミドルタワー型】ドスパラ:Monarch XT

引用元:ドスパラ

ドスパラのミドルタワー型の小型ゲーミングPCです。スペックは以下の通りです。

CPU Intel Core i7-11700
GPU NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER 6GB GDDR6
メモリ 16GB DDR4 SDRAM(PC4-25600/8GBx2/2チャネル)
記憶装置 500GB NVMe SSD
1TB HDD
サイズ 190(幅)x475(奥行き)x415(高さ)mm
参考価格(2022年2月2日現在) 175,980円(税込)~

奥行きが他のPCよりも少し長いため、置き場所は少し考える必要がありそうです。スペックについてですが、GPUは「GeForce GTX 1660 SUPER」を搭載しており、最新のGPUではないものの、ヘビーなゲームをプレイしない限り、十分に使用できる構成。

また記憶装置についてもSSDとHDDが組み合わされたハイブリットタイプとなっており、価格を抑えつつも、十分な容量を確保できています。

【ミドルタワー型】ドスパラ:GALLERIA RM5C-R36T

引用元:ドスパラ

最後にご紹介するのは、ドスパラのゲーミングPC「GALLERIA」からのラインナップです。まずはスペックから確認しましょう。

CPU Intel Core i5-11400
GPU NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti 8GB
メモリ 16GB DDR4 SDRAM(PC4-25600/8GBx2/2チャネル)
記憶装置 500GB NVMe SSD
サイズ 220(幅)×440(奥行き)×425(高さ) mm
参考価格(2022年2月2日現在) 179,980円(税込)~

RTX 3060 Tiを搭載しており、ゲーミングPCとして十分な性能です。一方、「小型」を括るにはサイズ感はやや大きめ。GALLERIAモデルで一番小さいモデルをご紹介していますが、それでも今回紹介した中でトップクラスのサイズなので、あまりコンパクトとは言いがたい部分もあります。

しかし、性能・デザイン共に自信をもっておすすめできる端末です。購入前に配置場所を確認して、サイズが問題無ければぜひこちらの購入を検討してみてはいかがでしょうか?

自作PC作成時におすすめ小型PCケース3選

ここまで、BTOパソコンの小型ゲーミングPCをご紹介しました。しかし、中には「自分で小型ゲーミングPCを組みたい!」と思う方もいるでしょう。
そんな自作erの皆様に向けて、小型PCを組む時におすすめのケースを3つご紹介します。

COUGAR:MG130

安価でありながら、冷却性に優れ、CPUの水冷ユニットの取り付けも考慮されたミニタワー型のケースです。

タイプ ミニタワー型
サイズ 長さ400mm × 幅210 mm × 高さ415 mm
対応マザーボード Mini ITX / Micro ATX
電源 ATX PS2対応
ベイ(拡張スロット) 3.5インチ:最大2
2.5インチ:2 + 2(3.5インチドライブベイから変換)/(2 SSDトレイを含む)
端子(搭載位置) USB3.0 x 1、USB2.0 x 1、マイクx 1 /オーディオx 1、リセットボタン(前面)
冷却性 120㎜ファン1基を標準搭載・120/140㎜ファンを最大5基、
もしくは120/140/240/280㎜水冷ラジエーターを最大3基まで取付可

IN WIN:Chopin Silver

スリム型でありながら、厚みのあるケースを採用しており、ファンによる振動がケースに伝わりづらく、静音性も重視されたケースです。スリム型の特徴として、ケースファンの高さや、CPUクーラーの高さ、グラフィックボードのサイズに限界があるので、購入の際は搭載予定のCPUクーラーやグラフィックボードのサイズをよく確認してください。

タイプ スリム型
サイズ 長さ217mm × 幅84 mm × 高さ244 mm
対応マザーボード Mini-ITX
電源 150W 内蔵
ベイ(拡張スロット) 2.5インチ:2
端子(搭載位置) USB 3.0×2・オーディオ入出力(前面)
冷却性 高さ43㎜までのCPUクーラーに対応

COOLER MASTER:MasterCase H100 MCM-H100-KANN-S00

フロントメッシュパネルを採用し、キューブ型でありながらも高い冷却性を確保した最新のケースです。冷却性を確保するため前面が一部突出した形になっているのが特徴で、小型でおしゃれなデザインのためリビングにおいても邪魔になりません。リビングに設置した大画面のテレビやディスプレイでゲームを楽しみたいという方におすすめです。

タイプ キューブ型
サイズ 長さ312mm × 幅216 mm × 高さ301 mm(突起部分含む)
対応マザーボード Mini ITX /
電源 ATX PS2対応
ベイ(拡張スロット) 3.5インチ:1
2.5インチ:3 +1(3.5インチドライブベイから変換)
端子(搭載位置) USB 3.2 Gen 1 (旧称USB 3.0) x2, 3.5mm オーディオジャック x1,
3.5mmマイクジャック x1, RGB コントローラー x1(背面)
冷却性 200㎜ファン1基を標準搭載・120/140/200㎜ファンを1基、
もしくは120/140/200㎜水冷ラジエーターを1基まで取付可

まとめ

小型のゲーミングPCやノート型のゲーミングPCについて、メリットやデメリット、おすすめのモデルを紹介してきました。小型やノート型のゲーミングPCはどうしても高価になってしまう傾向がありますが、省スペースで設置できたり、持ち運べたりすることは大きな魅力です。

技術の進化により、最新のゲームをプレイできるだけのスペックを持つモデルもラインナップされていますので、ゲーミングPCの購入を検討されている方は、小型のモデルやノート型のPCも検討されてみてはいかがでしょうか?


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