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    PCのパーツの中でも、CPUは人体に例えると頭脳といわれるほど重要なパーツです。しかし、ほかのパーツと同様にCPUにもさまざまなステータスが存在するため、どれが何を意味しているのか分からなければ、用途に合った買い物をするのは難しいものがあります。こちらでは、CPU性能の指標を解説するとともに、用途に合わせた10個のおすすめ製品を紹介していきます。
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【2020年最新版】おすすめCPUの選び方~Intel・AMDのベンチマーク性能比較

PCのパーツの中でも、CPUは人体に例えると頭脳といわれるほど重要なパーツです。しかし、ほかのパーツと同様にCPUにもさまざまなステータスが存在するため、どれが何を意味しているのか分からなければ、用途に合った買い物をするのは難しいものがあります。こちらでは、CPU性能の指標を解説するとともに、用途に合わせた10個のおすすめ製品を紹介していきます。

CPUの性能比較

CPUにはさまざまな性能の指標が存在します。基本的にはいずれも「高ければ良い」「多ければ良い」というものですが、それぞれが何を意味しているのかは結構違うものです。その内訳を理解すれば、用途に合わせた性能を推し量る目安になるでしょう。以下に各性能の意味と見方を紹介していきます。

 

 

コア数

CPUの中にはいくつかの区画が存在しますが、運び込まれたデータを指示通り処理する区画を指すのが「コア」です。ひとつのコアが一度に処理できる仕事は基本的に1種類だけなので、たくさんのコアがあれば同時に複数の仕事を処理することが可能になります。より多くのコアを持つCPUを搭載したPCを使えば、動画を視聴しながら書類を作成したり、ゲームを遊びながらボイスチャットを楽しんだりといった、マルチタスクな処理をスムーズに行うことができます。

 

 

スレッド数

「ひとつのコアが一度に処理できる仕事は基本的に1種類」が原則ではありますが、実際にはひとつのコアを仮想的に複数のCPUとして認識することで、複数の仕事を同時に処理することができます。ここで、仮想的に分割したコアのことを「スレッド」と呼びます。例えば「4コア/8スレッド」と表記されていた場合は、4つのコアがそれぞれ2つのスレッドに分割されていることを指します。

 

 

クロック

「GHz(ギガヘルツ)」で表記される、それぞれのコアのデータ処理速度を指す言葉です。データは一定の振れ幅を持つ波(高電圧/低電圧)で送受信され、データを処理する際には、データをやり取りする周波数を一定にする必要があります。その振れ幅が細かい(周波数が高い)ほど、短い時間に大量のデータを処理できる、と考えてください。

 

あくまでコア個別の性能なのでこれだけで性能を推し量ることはできませんが、最新の世代では3.0GHz前後がエントリーモデルからミドルエンド、4.0GHz付近がハイエンド、という認識でOKです。

 

 

ターボ

Intel系のCPUでは「Turbo Boost」、AMD系では「Turbo CORE」と呼ばれるクロック数の調整機能を指す言葉です(一般的にはどちらもひっくるめて「ターボブースト」と呼んだりもします)。

先に紹介したクロックは「定格クロック」と呼ばれるもので、いわゆる通常時の能力。より負荷の高い処理が持ち込まれた際にはターボブーストがかかり、より高い処理能力を発揮することができます。負荷のかかった状態が続くと発熱量が増してパーツの寿命も短くなるので、必要なときにだけ力を発揮している仕組みです。

 

最新世代のCPUには確実に搭載されている機能なので、古いパーツを使わなければそれほど気にせずとも良いでしょう。

 

 

ソケット

CPUとマザーボードを接続するための規格を指す言葉です。マザーボード側とCPU側でこれが合致していなければ接続することができません。例えば、IntelのCoer iシリーズ第8世代、および第9世代は「LGA1151v2」を、AMDのRyzenシリーズは「Socket AM4」を採用しています。

 

ただし、ソケットが同じだからといって必ず使用できるわけではありません。まず、マザーボードに搭載されているチップセットがCPUに対応していなければ接続できても使えません。その点でSocket AM4は互換性の高いソケットではありますが、間違えないように注意しましょう。また、LGA1151v2は前世代に採用されていたLGA1151と形状が同じものの、搭載できるCPUは異なります。

 

 

 

【メーカー別】CPUの特徴

現在の家庭用PCにおけるCPUの市場には、intelの「Coer iシリーズ」とAMDの「Ryzenシリーズ」の2種類しか存在しないといっても過言ではありません。CPUを決めると必要なチップセットが決まり、それに見合ったパーツをそろえることになるので、どちらのCPUを選ぶかは非常に重要な意思決定となります。

 

 

Intel Coreシリーズの特徴

Intelが展開するCoer iシリーズは、エントリーモデルからハイエンドまで幅広い層をカバーしています。現在の最新製品にあたるのは第9世代(製品の名前の末尾につく4桁の数字の頭が世代を示す)で、オーバーブースト時にはローエンド向けCPUでもコアクロックが4.0GHzを超えるほどの高性能を誇ります。

 

特徴①:ラインナップの広さ

同じ世代内でも細かく選べるラインナップの広さは、AMDにない強みといえるでしょう。ミドルエンドからハイエンドにかけての選択肢は特に広く、極めてコスパの良い「Core i5 9400F」から、そこにグラフィック機能を付け足した「Core i5 9400」、もう少し動作クロックを求めたい人向けの「Core i5 9600K」などなど、用途やお財布事情に合わせてチューンナップできるのは大きな魅力です。

 

特徴②:安定性とゲーミング性能の高さ

長らく「安定」の選択肢として使われ続けてきたIntelのCoer iシリーズは、その評価通り動作安定性が高く、安定性の高い処理を求められるゲーミングPC向けのCPUとされています。より高品質な3Dゲームを楽しみたい人は、Coer iシリーズが第一選択肢となるでしょう。

 

 

AMD Ryzenシリーズの特徴

AMDが製造するRyzenシリーズは、2017年にリリースされ、現在まで自作PCユーザーを中心にシェアを伸ばしてきたCPUです。もちろん世代ごとに対応するチップセットは異なるものの、対応ソケットはSocket AM4にほぼ統一されており、高い互換性を誇ります。

 

特徴①:統一ソケットによる互換性の高さ

互換性が高いため、まずはエントリーモデルの「Ryzen 3 3200G」を買って、その後に買い換えるといった動作を取りやすいのが魅力です。次世代に入ってもチップセットの更新で対応可能になることも考えられ、以降の世代を見据えた買い物と見なすこともでき、そんな点も自作ユーザーに愛されています。

 

特徴②:特定の需要に応える性能

現状のハイエンドモデル「Ryzen 9 3900X」は12コア/24スレッド、「Ryzen 9 3950X」は16コア/32スレッドを誇り、単純な処理性能ではIntelの同世代ハイエンドモデル「Core i9 9900KS」(8コア/16スレッド)を大きく上回っています。超ハイエンドPCを組み上げてみたいという人など、尖った構成を楽しみたい人はAMDのCPUを選ぶことになるでしょう。

 

 

 

2020年最新・CPUおすすめ人気10選

これらの内容を踏まえて、2020年におけるオススメのCPUを紹介していきます。なお、製品の並びは性能順ではないので注意してください。それぞれ用途や目的に合った使い道がありますので、それに即した製品を選ぶのが良いでしょう。

※価格は販売時期や店舗によって異なります

 

 

Intel「Core i5 9400F」

引用元:https://review.kakaku.com/review/K0001126893/</

1万円台で購入可能なCPUとしては破格の性能を誇るミドルエンドのCPUです。現状でコスパ最強を求めるのであれば、これがまず選択肢に入ってくるでしょう。使用しているグラフィックボードと搭載メモリ次第ではゲーミングPC用途としても活躍できます。消費電力も低く抑えられているため、電源ユニットなどのパーツを安く抑えられるのも嬉しいポイント。

 メーカー  Intel
 商品名  Core i5 9400F
 コア数  6
 スレッド数  6
 ソケット  LGA1151v2
 動作周波数  2.9GHz
 ターボ  4.1GHz
 参考価格  17,550円(税込)

 

 

AMD「Ryzen 5 3600」

引用元:https://kakaku.com/item/K0001172062/

先に紹介したIntelの「Core i5 9400F」と近いポジションにあるAMD製CPUが「Ryzen 5 3600」です。価格は一回り上ですが、マルチスレッドに対応したことでマルチタスク機能は大幅に向上しています。動作クロックも上昇しており、十分に一線級のPCとして活躍できるだけの性能を備えているといえるでしょう。その上で消費電力も落ち着いており、性能と取り回しのバランスが良いCPUです。

 メーカー  AMD
 商品名  Ryzen 5 3600
 コア数  6
 スレッド数  12
 ソケット  Socket AM4
 動作周波数  3.6GHz
 ターボ  4.2GHz
 参考価格  24,367円(税込)

 

 

Intel「Core i5 9600K」

引用元:https://kakaku.com/item/K0001095745/

最初に紹介した「Core i5 9400F」を、ひとつグレードアップした製品です。対抗馬は「Ryzen 5 3600」で、あちらはマルチスレッドに対応しているかわりに、こちらは定格・オーバーブースト時ともに動作クロックで上回っています。マルチタスク機能を求めず、単純な値段比の処理性能の高さを求めている人にはこちらをおすすめします。

 メーカー  Intel
 商品名  Core i5 9600K
 コア数  6
 スレッド数  6
 ソケット  LGA1151v2
 動作周波数  3.7GHz
 ターボ  4.6GHz
 参考価格  25,510円(税込)

 

 

Intel「Core i7 9700K」

引用元:https://kakaku.com/item/K0001095746/

続いては少し性能を上げて、ハイエンドモデルながら4万円前後で購入可能なお手軽さが魅力の製品を紹介します。コアの定格クロックは3.6GHz、ターボ時のクロックは4.9GHzまで伸び、マルチスレッド機能はないものの8つのコアを備え、価格に見合うだけの処理性能を持ちます。価格に対する性能の伸び率が高めなので、もう少し予算を出せるという人は選択肢に加えてみましょう。

 メーカー  Intel
 商品名  Core i7 9700K
 コア数  8
 スレッド数  8
 ソケット  LGA1151v2
 動作周波数  3.6GHz
 ターボ  4.9GHz
 参考価格  45,437円(税込)

 

 

AMD「Ryzen 9 3950X」

引用元:https://kakaku.com/item/K0001172057/

ハイエンドの世界でいま一番人気のCPUといえば、やはり「Ryzen 9 3950X」は外せません。16コア/32スレッドという、数年前からは想像もできない数字が並んでいますが、それでも値段は10万円程度。4K画質のモニターで高品質なゲームを60fpsで遊んだり、高価なVR機器を全力で使い尽くしたい人にはぜひおすすめしたい一品です。ただし、これらの用途以外ではオーバースペックなので要注意。

 メーカー  AMD
 商品名  Ryzen 9 3950X
 コア数  16
 スレッド数  32
 ソケット  Socket AM4
 動作周波数  3.5GHz
 ターボ  4.7GHz
 参考価格  97,460円(税込)

 

 

AMD「Ryzen 9 3900X」

引用元:https://kakaku.com/item/K0001172058/

こちらは先に紹介した「Ryzen 9 3950X」の一段下にあたるモデルです。処理能力は1~2割減といったところですが価格は一気に6万円台とお手頃に。同世代・同価格帯のIntel製CPUと比較しても圧倒的なパフォーマンスを誇ります。他の構成とも相談する必要はありますが、高い負荷のかかる処理をするPCであれば「6万円の予算が出せるならコレ」と迷わずおすすめできるCPUです。

 メーカー  AMD
 商品名  Ryzen 9 3900X
 コア数  12
 スレッド数  24
 ソケット  Socket AM4
 動作周波数  3.8GHz
 ターボ  4.6GHz
 参考価格  60,797円(税込)

 

 

Intel「Core i9 9900K」

引用元:https://kakaku.com/item/K0001095747/

先程「Ryzen 9 3900X」と比較された同期のIntel製CPUが、この「Core i9 9900Kで」す。処理速度の面ではやや遅れを取っていますが、こちらも値段相応の基礎性能を備えているので、選択肢からまるきり外れてしまう事はありません。Intelのウリである安定性やゲーミング性能はもちろん備わっているので、ゲームプレイなどが目的であればこちらを選ぶのもよいでしょう。

 メーカー  Intel
 商品名  Core i9 9900K
 コア数  8
 スレッド数  16
 ソケット  LGA1151v2
 動作周波数  3.6GHz
 ターボ  5.0GHz
 参考価格  59,980円(税込)

 

 

AMD「Ryzen 3 3200G」

引用元:https://kakaku.com/item/K0001172064/

Ryzenシリーズ第3世代で唯一のエントリーモデルです。比較対象となるIntelの「Core i3 9100F」を見ると少し値段が高めですが、Ryzenの強みはその互換性の高さにあります。やりくりした結果CPUに予算を割けなかった場合はまず「Ryzen 3 3200G」を採用し、次世代のミドルエンドに交換するといった”つなぎ”としての使い方ができるのが魅力です。

 メーカー  AMD
 商品名  Ryzen 3 3200G
 コア数  4
 スレッド数  4
 ソケット  Socket AM4
 動作周波数  3.6GHz
 ターボ  4.0GHz
 参考価格  12,577円(税込)

 

 

Intel「Core i3 9100F」

引用元:https://kakaku.com/item/K0001157347/

第9世代では、ほぼ唯一といえる、1万円以下で購入できるエントリーモデルのCPUです。コア数は4と少なめですが、それでもコア単体の定格クロックは3.6GHz、ターボブースト時には4.2GHzに達するなど、意外と性能は悪くありません。それなりのグラフィックボードと一緒に採用すれば、軽めのゲームをストレスなく遊べる程度のPCを組むことは可能なので、低価格ゲーミングPCを組みたい場合には心強い味方になってくれることでしょう。

 メーカー  Intel
 商品名  Core i3 9100F
 コア数  4
 スレッド数  4
 ソケット  LGA1151v2
 動作周波数  3.6GHz
 ターボ  4.2GHz
 参考価格  9,320円(税込)

 

 

Intel「Core i9 10920X」

引用元:https://kakaku.com/item/K0001218982/

2019年12月にリリースされたCore iシリーズの第10世代CPUのひとつです。ゲーミングPC構成でより高みを目指したい人が採用するパーツですが、性能に対して価格がやや抑えられているのが注目点です。このラインの製品すべてにいえることではありますが、現状の家庭用PCはミドルエンドでもさまざまな処理に十分耐える性能を持っています。何らかの目的意識を持って使用しなければオーバースペックになりがちな点には注意しておきましょう。

 メーカー  Intel
 商品名  Core i9 10920X
 コア数  12
 スレッド数  24
 ソケット  LGA2066
 動作周波数  3.5GHz
 ターボ  4.8GHz
 参考価格  94,050円(税込)

 

 

 

まとめ

CPUの特徴や製品を紹介してきましたが、基本的にCPUは非常にシンプルなパーツです。動作クロックが早いほど、コアが多いほど、スレッドが多いほど素早く情報を処理できる。それは何年経っても変わらないでしょう。重要なのは、自分にとってどのステータスが、どの程度必要かを見極められるようになることです。本稿が、その一助になれば幸いです。


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