• TOP
  • CATEGORY
    初めての自作
  • TITLE
    グラフィックボードは中古品が数多く出回っているため、購入時の選択肢のひとつとして検討している方も多いかと思います。一方、中古品ということで、正常に動作するか不安が残るという方も少なくないでしょう。

    本記事では、中古のグラフィックボードを購入するにあたっての留意点について解説します。
CATEGORY
初めての自作

中古グラフィックボードは危険?注意点と選び方~おすすめ中古グラボ5選スペック比較

  • DATE
  • WRITTEN BY
    DIGITAL DIY編集部

中古グラフィックボードは危険?注意点と選び方~おすすめ中古グラボ5選スペック比較

中古グラフィックボードは危険?

中古品といっても、多くの場合は販売店にて動作確認が行われているため、購入後に動作しないということはほとんどありません。動作未確認のパーツはジャンク品と呼ばれて区別されていることが多いので、購入前には動作確認済であるかをチェックしましょう。

最低限の確認さえできれば、中古品だからといって過度に警戒する必要はありません。ただし、オークションサイト等で扱われている商品は、正しい動作確認が行われているか不明なので注意しましょう。

中古グラフィックボードの注意点

中古グラフィックボードの注意点

「動作するか否か」と「100%の性能を発揮できるか」は別問題です。特に高規格なグラフィックボードは発熱量が多く、ゲーム用途などで長期間高い負荷にさらされ続けた結果、性能が低下している可能性があります。

そのため、高負荷環境で長期的に使われていた可能性の高い、ひと昔前のハイエンドモデルは注意が必要です。

中古グラフィックボードの選び方

中古グラフィックボード購入時に重要となる指標は、以下のとおりです。

  • 【メモリ】データを処理する前の停留所となるパーツ:多いほどよい
  • 【発売年】使用されていた長さを測る指標:新しいほどよい
  • 【解像度】出力できる画像の鮮やかさの指標:手持ちのモニターに合っていればよい
PCのグラフィック性能を向上させてくれるグラフィックボードは、最新のゲームや動画編集を行う場合に必須となるパーツです。価格は数千円台から、最上…

メモリ

グラフィックボードはGPUのほかに映像処理専用のメモリ(VRAM)が用意されており、この容量が大きければ大きいほど、大きなデータを処理しやすくなります。2~3年前の製品では4~8GBが一般的な容量といえるでしょう。

グラフィックボードの購入を検討していて、「VRAM」という項目を目にする機会はありませんか? VRAMとは、ビデオメモリーやGPUメモリとも呼ばれる…

発売年

製品の発売時期から、そのグラフィックボードがどのくらい使用されていたのか推察できます。製品の寿命は3~5年程度なので、使用期間が4年以内のものから選ぶのが妥当でしょう。

解像度

解像度

グラフィックボードには出力できる上限の解像度が存在します。通常のモニターであればフルハイビジョン(1,920×1,080)でよいのですが、その倍の解像度をもつ4K対応モニターに映像を出力するためには、それに対応したグラフィックボードが必要になります。

テレビの地上波デジタル放送は1画面を横1440ピクセル、縦1080ピクセルで表現していますが、4K対応モニターは横3840ピクセル、縦2160ピクセルと、…

購入方法別の注意点

中古品の購入にあたって重要なのは、購入する手段です。オークションサイトなど、店舗以外での購入は経年状態を確認することが難しいため、送られてきてみたら状態の悪い商品だったということも考えられます。

中古である以上は承知しなければならないリスクもありますが、少しでも安全に中古品を購入するための手段を確認していきましょう。

店舗購入

もっとも安全なのは店舗での直接購入です。現場で製品の状態を確認できるほか、店員さんの知識を借りることも可能です。

ただし、しっかりと知識を身に付けていないとセールストークに乗せられ、必要以上に高いスペックの商品を購入する結果にもなりかねませんので注意してください。

ネット通販

店舗直営の通販サイトであれば実店舗と同じ感覚で利用できますが、Amazonなどの通販サイトでは出品者がハッキリとしていない場合もあり、よく確認せずに購入すると求めていた性能と違うものが送られてくる可能性があります。

このようなことがないように、購入前には必ず誰が出品しているかをチェックし、実店舗が存在するお店から購入しましょう。

ネットオークション

ネットオークション

ネットオークションにて購入する場合は、出品者に対する他のユーザーからの評価と、複数の角度から出品商品の写真を登録しているかを確認しましょう。

また、購入前に質問ができるのであれば「使用期間(購入時期)」「使用環境」の2点を質問し、望んだ回答が得られたときにだけ購入するようにしましょう。

人気中古グラフィックボードのスペック比較

下記のリストは、近いスペックの商品を選ぶための参考としてください。なお、価格は常に変動しているので中古流通価格の目安を記載しています。

  • GF-GTX1050Ti-E4GB/DF3
  • PH-GTX1060-6G
  • GTX 1060 AERO ITX 6G OC
  • GV-N1070G1 GAMING-8GD
  • GTX 1080 ARMOR 8G OC
 GF-GTX1050Ti-E4GB/DF3 PH-GTX1060-6G GTX 1060 AERO ITX 6G OC GV-N1070G1 GAMING-8GD GTX 1080 ARMOR 8G OC
メーカー 玄人志向 ASUS MSI GIGABYTE MSI
価格  9,000円前後 16,000円前後 18,000円前後 25,000円前後 35,000円前後
サイズ 181x97x33 mm 183x121x38 mm 175x115x38 mm 286x115x42 mm 279x140x37 mm
メモリ GDDR5 4GB GDDR5 6GB GDDR5 6GB GDDR5 8GB GDDR5X 8GB
モニター端子 DVIx1、HDMIx1、DisplayPortx1 DVIx1、HDMIx2、DisplayPortx2 DVIx1、HDMIx2、DisplayPortx2 DVIx1、HDMIx1、DisplayPortx3 DVIx1、HDMIx1、DisplayPortx3

GF-GTX1050Ti-E4GB/DF3

GF-GTX1050Ti-E4GB/DF3

軽量のゲームであれば十分に動作させられる性能をもつ、コスパ重視のグラフィックボードです。中古価格も1万円を切っている場合が多いので、自作PCを組む際には有力な選択肢のひとつとなります。PCにかかる負荷も少なく、補助電源も不要ですので、どんな環境でも確実に力を発揮してくれます。

商品名 GF-GTX1050Ti-E4GB/DF3
メーカー 玄人志向
価格 9,000円前後
サイズ 181x97x33 mm
メモリ GDDR5 4GB
モニター出力端子 DVIx1、HDMIx1、DisplayPortx1

PH-GTX1060-6G

PH-GTX1060-6G

値段も大事なものの、性能面にも気を使ったPCを組みたい人におすすめなのが、ミドルエンドGPUであるGTX1060を搭載したグラフィックボードです。ASUSのPH-GTX1060-6Gはその中でも中古価格が安めで入手しやすく、環境次第では1万円台のグラフィックボードとは思えないほどのパフォーマンスを発揮してくれます。

商品名 PH-GTX1060-6G
メーカー ASUS
価格 16,000円前後
サイズ 183x121x38 mm
メモリ GDDR5 6GB
モニター出力端子 DVIx1、HDMIx2、DisplayPortx2

GTX 1060 AERO ITX 6G OC

GTX 1060 AERO ITX 6G OC

市場価格は少々高めになりますが、このグラフィックボードは冷却ファンの性能はもちろんのこと、温度を感知してファンを自動で停止するなど、細かな面で気が利いているのが特徴です。

商品名 GTX 1060 AERO ITX 6G OC
メーカー MSI
価格 18,000円前後
サイズ 175x115x38 mm
メモリ GDDR5 6GB
モニター出力端子 DVIx1、HDMIx2、DisplayPortx2

GV-N1070G1 GAMING-8GD

GV-N1070G1 GAMING-8GD

ハイエンドモデルのグラフィックボードです。ハイエンドモデルは基本的に流通量が少ないため、中古市場に出回る量も多くなく、一期一会の状況になることが少なくありません。本製品は、発売当時(2016年)の初期市場想定価格が6万円だったことを考えると、2万円中頃で購入できるのは相当にお得といえるでしょう。

商品名 GV-N1070G1 GAMING-8GD
メーカー GIGABYTE
価格 25,000円前後
サイズ 286x115x42 mm
メモリ GDDR5 8GB
モニター出力端子 DVIx1、HDMIx1、DisplayPortx3

GTX 1080 ARMOR 8G OC

GTX 1080 ARMOR 8G OC

2016年後半にリリースされた、ハイエンド向けGPUであるGTX 1080を搭載したグラフィックボードです。より高品質なグラフィックボードを安く導入したい人にとってはこの辺りが上限になるでしょう。

商品名 GTX 1080 ARMOR 8G OC
メーカー MSI
価格 35,000円前後
サイズ 279x140x37 mm
メモリ GDDR5X 8GB
モニター出力端子 DVIx1、HDMIx1、DisplayPortx3

まとめ

PCショップでは動作確認も行われているため、中古グラフィックボードであっても比較的安心して購入することができますが、オークションなど個人から購入する際はあくまで自己責任となります。なお、店舗で購入した場合は保証がつくことがほとんどです。まずはPCショップの上手な活用を考えてみましょう。

PCでの動画編集や、最新のゲームを遊ぶ際に重要となるのがグラフィックボードの性能です。しかし、メーカー製のPCを購入した…


BACK TO LIST

見た目良し!スペック良し!なサイコムのBTOパソコンを、女性自作erでもあるストリーマー・つつまるがレビュー!【PR】

自作erも納得の性能!eスポーツキャスター・平岩康佑がGALLERIA(ガレリア)のBTOパソコンをレビュー【PR】

FPSプロゲーマー・GorouがツクモのゲーミングPC「G-GEAR Aim」をレビュー!Apexでの無双プレイもお任せ【PR】

FPS界屈指の実力派・GreedZzも納得!arkのゲーミングPC「arkhive」の性能をApexで体験【PR】

FPS初心者にこそおすすめ!プロゲーマー・keptがパソコン工房のゲーミングPC「LEVEL∞」の実力をApexで試してみた 【PR】

Apexプレデター・Lightも大満足!FRONTIERのBTOパソコンの実力を検証してみた【PR】

【エルデンリング】推奨Ping値・重いときにラグを減らす方法まとめ

【FF14】Ping値の確認方法とレイテンシが高いときの対処法

【原神】Ping値の確認方法とレイテンシが高いときの対処法

【フォートナイト】Ping値の確認方法とレイテンシが高いときの対処法

【Apex Legends】Ping値の確認方法とレイテンシが高いときの対処法

原神に必要な通信速度(回線速度)・Ping値・ラグ改善のコツまとめ

フォートナイトに必要な通信速度(回線速度)・Ping値・ラグ改善のコツまとめ

Apex Legendsに必要な通信速度(回線速度)・Ping値・ラグ改善のコツまとめ

ELDEN RING(エルデンリング)の推奨スペック&ベンチマークとおすすめグラボまとめ

FF15の推奨スペック&ベンチマークとおすすめグラボ・CPU・ゲーミングPCまとめ