観音クリエイションが挑む!古民家の冬がクソ寒いので 「PCデスクこたつ化計画」で仕事場を快適にしてみた
なぜ僕が長野県の古民家を買ったのか
Digital DIYをご覧の皆様はじめまして。観音クリエイションと申します。ヒップホップの楽曲を作ったり文章を書いたりして生きています。
僕はこれまでずっと都会で暮らしていたのですが、今年に入って「自然豊かな田舎でのんびり暮らしながら制作に打ち込みたい」という気持ちが高まって、長野県の古民家を購入して移住しました。
ここ最近はその古民家をDIYでリノベーションするのが楽しみの1つ。14畳の畳部屋をフローリングに張り替えて全身筋肉痛になったり、全部屋の土壁に漆喰を塗って筋肉痛になったりと、DIYの運動量に圧倒される日々を送っています。リノベーションを始めてから1ヶ月経たないうちに5kg痩せました。ダイエットしたい人は古民家買ってDIYでリノベーションしたらいいと思う。
プロフィール
観音(かんのん)クリエイション
神門、不可思議/wonderboy、あっこゴリラ、daokoなどのアーティストに楽曲提供をしているトラックメイカー、ブロガー。大学卒業後、外資系企業に勤務しインド、シンガポールなどで働いたのち、2012年、会社を辞めて旅人となり世界一周旅行に。音楽活動に加え、2017年より株式会社LIG所属のライターとしても活動。2020年夏、長野県信濃町への移住をきっかけにフリーランスに。
個人ブログ mozlog
Twitter @kannnonn
ワークデスク環境を改善したい
さて、そんな古民家のリノベーション作業のかたわら、本業の作曲や執筆をしている僕のデスク環境がこちら。
親戚のおばさんからいただいた、100年以上前に作られた机は雰囲気があって気に入っているのですが、
- 狭い
- 寒い
という課題があります。
作曲に使うMIDIキーボードやオーディオインターフェースなどの機材を卓上に置くと卓上がいっぱいになってしまうので横幅がもっと欲しい。
そして断熱が不十分な古民家で過ごす長野の冬はとても寒いのです。現状はというと…
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仕事をしていて足元が冷えるのでカイロを貼りまくっているのですが、さすがにもうちょっとマシな解決方法を考えたい。
そこで知人たちに「冬の寒さってどうやって乗り越えてるんですか?」と聞いて回ったところみんな「ずっとこたつに入ってる」と口を揃えて答えてくれました。
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なるほどその手があったか!
というわけで今回は、広いデスク(こたつ内蔵型)をDIYで作っていきたいと思います!
まずは天板をいい感じにしよう
今回デスクの天板用に購入した木材はこちらの赤松集成材。1,820mm × 910mmの理想的な広さ。ホームセンターのコメリで4,580円でした。このまま使ってもいいのですが、せっかく古民家に住んでいるので室内の雰囲気に合わせて、塗装していい感じにしていきます。
作業の流れはざっくり以下の通り。
①面取り
②やすりがけ
③塗装→1時間乾燥
④拭き取り→再度やすりがけ
⑤24時間乾燥→拭き取り
⑥完了
まずは面取りをしていきます。この木材のすべての角をドレッサーでなめらかにする作業。これをサボると座っているときに机の角が前腕に当たって痛くて発狂します。仕事中の集中力維持にも繋がるのでしっかりやりましょう。ドレッサーはAmazonで1,000円ぐらいで購入。
面取りが終わるとこんな感じ。これで腕が当たっても痛くない。
次に天板全体にヤスリがけをします。表面のチクチクした毛羽立ちを取り除くのが目的。手作業でやると筋肉痛で腕が死ぬので電動のサンダーを使うのがおすすめ。労力は無駄。文明は正義。
耐水ペーパー(サンドペーパーの一種)は240番→400番(番号が若いほど目が粗い)の順で二度がけしました。
ヤスリがけが終わったらいよいよ塗装。今回はワトコワックスのダークウォールナットを塗ることにします。深みのある風合いと手触り感を出す艶消しワックスとのことで、古民家にもマッチする仕上がりが期待できそう。
万能刷毛で薄く全体に塗って
1時間ほど乾燥。
畳がありえない汚れ方をしていますが、先月漆喰を塗ったときに「畳は最終的にフローリングに張り替えるから養生なしでいいやろ」という雑な決断をした結果です。(※養生とは、作業対象物の周りをビニールシートなどで保護すること)
今回のワックス塗装でさらに汚してしまった。皆様におかれましては塗装作業の際はしっかり養生してください。
乾燥を終える頃には日が暮れていました。乾燥後、表面に残ったワックスを布で拭き取って
二度塗り。さっきより薄めの量でOK。
2度塗りを終えたら400番の耐水ペーパーでさらにヤスリ掛けします。これはウェット研磨と言う手法で、塗料が乾かないうちに研磨をすることで細かい粉が木の隙間に入り込んで、なめらかな仕上がりになるというもの。
ウェット研磨が終わったら残っている塗料を再度拭き取って、24時間乾燥させます。
翌日、乾燥を終えたものがこちら。想像していたよりも明るめの色になりましたが、これはこれでいい感じ。ウェット研磨をしたことで表面がツヤっとした質感になっています。
天板に脚をつけてデスクを完成させよう
さて、天板が仕上がったので脚をつけていきます。
今回使うのはこちらのアイアン脚。おしゃれ。Amazonで7,500円ぐらいでした。
足をつける位置を決めて
穴を開けるところに印を打って
9mmのドリルで穴を開けて
鬼目ナットを埋め込んで
インパクトドライバーでネジ止め。これでデスク本体は完成!
お待ちかね、デスクにこたつ機能を搭載しよう
続いてデスクに暖かい機能を搭載していきます。今回はアイリスオーヤマのデスクヒーターというものを購入しました。Amazonで6,000円弱ぐらい。
設置は簡単で、付属の両面テープ付き金属板をデスクの天板裏側に貼り付けるだけ。両面テープだけで耐久性は十分ですが、心配な場合は付属のビスで補強することもできます。
後は本体を近づければ磁力でピタッとくっつくという仕組み。
そんなこんなで無事完成。広い!
デスクヒーターに付属の毛布はこんな感じで膝まわりをしっかりカバーしてくれます。
天板が広いと仕事がはかどる!そしてこたつはポカポカで快適
さっそくPCなどの仕事道具をセッティングしてみました。
①デスクトップパソコン本体
②モニター
③キーボード & マウス
④MIDIコントローラー
⑤オーディオインターフェース
などを卓上に置いてもこの通り、余裕のスペース。
仕事をしている様子はこんな感じ。PCの電源が入っていないまま撮影したので真っ暗な画面を真剣に見つめる頭のおかしい人の写真になってしまった。
広くて暖かいこたつデスクは超おすすめ
この記事もこのデスクで書いていますが、やっぱり広いデスクは良いですね。今まで以上に仕事がはかどる気がします。
そしてこたつ機能は設置して大正解でした。こいつのおかげで太ももがずっとポカポカ。これで真冬でも凍えず快適に作業ができそうです。やったぜ。
自分好みの環境を構築できるのがDIYの醍醐味のひとつ。リモートワーク化で自宅で仕事をする機会も増えていると思うので、作業環境を良い感じにしたい方は一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
究極のPC環境ナンバー1を決める「UltimatePCデスクグランプリ2020」
今回作ったこたつデスクは「UltimatePCデスクグランプリ2020」にエキシビジョンとしてエントリーしています。グランプリ公式サイトには僕が作ったデスク以外にも機能的なデスクやオシャレなデスクの写真がたくさんUPされています。眺めているだけで楽しいので、ぜひ一度チェックしてみてください。
※こちらのコンテストは終了しました
Ultimate PC デスク グランプリ 2020 ~究極のPC環境No.1決定戦~!
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