プロに近づく3か条「動画作成/編集のコツ」応用編 プロの工夫やこだわりはどこにある?
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動画の編集に応用的な要素を加える
- トランジションでカットシーンをより見やすく
カットシーンを違和感なく繋げるトランジションは、動画編集において基本的なものです。クリエイターはこのトランジション部分にもいろいろな演出を施し、動画をスムーズで見やすいものにしています。シーンチェンジは一瞬の時間であまりこだわらない人もいますが、この一瞬に気を遣うことが質の高い動画制作に繋がるのです。
トランジションの編集にこだわるなら、動画編集ソフトに注目して下さい。中にはワンクリックで行えるソフトもあり、複雑な編集を要求されずサクサクトランジションを施せます。
- キャプションを導入してインパクトを与える
動画に限らず、「何を伝えたいのか?」を明確にするのは大事です。キャプションの演出に気を配り、視聴者にインパクトを与えてから動画を観てもらうという演出もこだわりの一つ。文字、画像の使い方に気を配り、視聴者に「面白い動画になるだろうな」と思ってもらえるようにしましょう。「ファーストインプレッションで面白そうと思ってもらう」のは、「面白い動画を作る」のと同じくらい重要です。
- エフェクト機能でより動画への没入感を
エフェクト機能は、無料ソフトの段階でも非常に多くの機能が使用可能です。動画の節々にエフェクトを多用して、動画への没入感をより高めてもらうのが動画編集のこだわりの一つ。一つ一つの工夫が動画の見やすさ、面白さに繋がり、どのような演出を施すかで動画のクオリティが大きく変わります。同じ編集ソフトでも編集のスキルによってクオリティが明確に違いが出るので一番大事な要素といっても差し支えません。
準備段階でのこだわり
- 動画編集ソフトにこだわる
編集環境を整えるのもクリエイターにとって大事なことです。まず注目すべきなのは、動画編集ソフト。トランジションやキャプションといった細かい作業が要求される編集をワンクリックで可能にしたり、3D動画を編集出来たりと、品質の高いソフトは「編集できる領域」が違います。もちろん、高額にはなりますがよりクオリティを求めるなら必須です。
- PCにこだわる
PCに関してもスペックにこだわりたいです。基本的な性能面であるCPUだけでなく、画像を鮮明に見るための解像度、編集環境が重くならずサクサク動かすためのメモリなどにこだわっていきましょう。クリエイターを目指す場合は、CPUは第八世代のハイエンド、フルHD、16GB以上のメモリを備えたPCを用意したいです。
どのような動画を作りたいかにもよりますが、内部ストレージについてもこだわりましょう。制作動画によっては編集素材だけで容量を大きく占めるので、1~2TBの容量を確保できると安心です。
- その他応用機能にこだわる
その他の機能として挙げられるのは、オーサリング機能等です。オーサリングはBDやDVDに動画を変換する機能で、BDやDVDに落とし込むなら必須となります。動画編集ソフトなら常備されていることが多いですが、よりこだわるならオーサリングの環境にも注目。有料ソフトのオーサリングは非常に使いやすく、作業時間を大幅に減らせるなどパフォーマンスが高いです。
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手順の中の工夫と優れた編集環境がプロへの入り口
以上のように、動画編集には演出へのこだわりや環境などの準備が重要です。技術的な問題もありますが、最初の段階で身に着けた技術にいかにプラスアルファを加えられるかがクリエイターとの違いになります。そのため、最新環境で何度も編集を行いクオリティアップに繋げていくことが、プロへの一歩です。まずは動画編集の環境を整えて、編集の場数を地道に踏んでいき、編集の技術を少しずつ上げていくといいでしょう。