コンテンツ東京2019 ”Digital DIY”ブースに潜入してみた! クリエイター向けにカスタマイズされたBTO PCがずらり!
寒いけどいいお天気に恵まれた3日間。
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東京ビックサイトで開催されていた”コンテンツ東京2019”に『Digital DIY』出展
2019年4月3日から5日までの3日間、東京ビックサイトで開催されていた”コンテンツ東京2019”に、この『Digital DIY』がブースを出展していました!
”プロにはプロのPCを”というコンセプトの通り、ブースには各販売店オリジナルのクリエイター向け BTO PCがずらりと並んでいました。BTO PCは、構成次第で色々な用途や予算に合わせることができますが、特にクリエイター向けの構成において重視されるのは”描画クオリティ”と”処理スピード”だと思います。
コンテンツの制作に必要な素材(動画や静止画など)を、クリエイターの思うように表現し、かつストレスなく作業を行うためには、高性能なグラフィック機能はもちろん、PC全体の処理速度が重要になってきます。Digital DIYブースには、それを満たすプロ向けのPCが揃っていました!
3日間様々なトークセッションが開催されていました。
ブース全景。とおこちゃんとななみちゃんのムービーがお出迎えです。
ブースの正面にあるPC2台では、それぞれ5年前のPCの標準構成( Windows 7 / Intel Core™ i7-4790搭載)と最新のPCの標準構成( Windows 10 / Intel Core™ i9-9900K)を使って、PC全体の性能を動画編集ソフトAdobe Premierのエンコードで比較していました。結果はもちろん最新PCの大勝利!ですね。
ほかにも、マイクロソフトの製品担当者による、Windows 10のセキュリティ機能についてのセッションも開催されました。来年1月14日にサポートが終了する Windows 7。その前に消費税の増税も控えていますから、まだ Windows 7 搭載のPCを使っているクリエイターの方は、早めの買い替えやOSのアップグレードを検討してくださいね!
この比較デモを見ると、最新のPCに変えたくなる……はず……。
販売各社さんのブースは連日大盛況でした!どんなクリエイターの方がいらっしゃったのでしょうか……。
ブース内は連日大盛況!販売店さんのスペースのあちらこちらで、来場者の方とお話されている姿が見られました。さて、ここで今回Digital DIYブースに出展された販売店各社さんのPCをご紹介したいと思います。まずは個人でお仕事されている方などにちょうど良いPCからいってみましょう。
この1台で動画も静止画もサクサクこなすPCたち
ツクモさんのG-GEARシリーズのノートPC。ツクモさんのG-GEARシリーズのノートPC。なんと最新のGeForce RTX 2070 搭載です!ノートPCで最新のレイトレーシングができるとは驚きです!NVMeのSSD採用、そして液晶のリフレッシュレートも144Hzで、システムの動作も動画表示もスムーズ間違いなしですね!
キューブPCに大型グラボがすっぽり入っています!キューブPCにハイエンドのグラフィックカードは入らないでしょ……というのはもう昔の話。小さな筐体にすっぽりとQuadro搭載グラフィックカードが入っています。Shuttleさんのベアボーンキットは省スペースなハイエンドマシンの構築にぴったりですね!
クリエイターPCも光る時代!AURA Syncに対応したイルミネーションが特徴のFrontierさんのクリエイター向けPC。光るだけでなく、高容量のストレージとメモリを搭載していたり、Quadroを採用していたりと、スペックも至れり尽くせりなのです。エアフロ―にもこだわっていてシステムの安定性も高いですね!
アイドルのカタログからは想像できない高スペック……iiyamaさんのブランドからは、デジタルアーティスト朝倉 涼さんとコラボレーションしたPCが出展されていました。GeForce RTX 2080 Tiを2台、SSDにもIntel Optane SSDを搭載と、制作時間の短縮に大きく貢献しそうな構成です。
法人向けならではの保証体制!サードウェーブさんからは、今年3月に新しく誕生した”THIRDWAVE Pro”ブランドの法人向けPCが出展されていました。ハイエンドクリエイター向けの構成はもちろん、法人向けならではのオンサイト保証サービスが選べたりするのが魅力です!
販売店さんの中には、本格的なワークステーションを出展されているところもありました!一度でいいから、ハイエンドCPUや山盛りのメモリが搭載されているマシンで作業してみたい静止画専門のクリエイターせれろんやまだです。
一度は使ってみたい!本格派クリエイティブワークステーション
静かな環境に設置してみたい……。
サイコムさんのワークステーションのウリは何といっても”水冷”と、それにともなう”静音性”。静かな環境で集中して制作したいという方にはとってもおすすめです。コアとスレッド数が多い、Core™ X プロセッサーを搭載しているのも魅力ですね!
こ、これが真のクリエイター向けPC……?
8Kなどの高解像度映像は、制作や編集などにそれだけ大きなデータ容量が必要となりますが、それを「どんとこい!」と言わんばかりのハイエンド(すぎる)スペックの、アストロデザインさんのワークステーションです。
BlackmagicDesign、クリエイターの憧れです。
映像系のクリエイターなら誰もが知っている、BlackmagicDesign社とコラボレーションしたワークステーションを出展されていたのはアプライドさんです。こちらも高解像度映像向けのハイエンドワークステーションですね!
大容量ストレージへのストックが良いですね!
eArenaさんのワークステーションの最大の特徴は、外付けの大容量ストレージ”QNAP”を採用しているところです。これで非圧縮の8K映像の制作や保存なども心配ありませんね!
販売店さんが企画・製造されているPCには、動作検証が済んでいることや、独自のサービス・サポートが用意されていることが多いです。やはりこのような”安心感”も、クリエイターの皆さんには重要ですね!大事な商売道具……クリエイターの右腕ともいえるPCが壊れてしまったりしたら、何もできなくなってしまいますからね……。
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桐島ローランドさんによる”最新テクノロジーで作る、映像作品のワークフロー”セッション
そしてイベント最終日に人気を集めていたのが、桐島ローランドさんによる”最新テクノロジーで作る、映像作品のワークフロー”セッションです。なんでも、昨年暮れに発注がきた6分半のCGのお仕事を、最新のハードウェアやモーションキャプチャー等を使って、通常1年かかっていたところを、なんとすでに(4月頭に)仕上げてしまったとのことです。
制作人数や時間に限りがある中、モーションキャプチャーを使って、通常は大人数で行うダンス撮影などをすべてCGで行ったり、GPUベースのレンダリングソフトを使うことで、一番時間のかかるレンダリング作業の大幅時間短縮を行ったりして、この短期間での制作が可能になったとのこと。
こうやって、最新のハードウェアや技術で、クリエイターの世界……つまり現実にはありえない世界が構築されていくのは素敵ですよね……。が、どうしても現実は時間や予算との戦いもあるわけで、そこを解決していくのも、また最新のハードウェアや技術なんですね。
Digital DIYブースは最新のハードウェアが、クリエイターの表現を存分に発揮するためにいかに必要かがわかるブースでした!クリエイターの皆さん、また、これからクリエイティブな仕事につきたい皆さん、趣味でやっている皆さんはぜひぜひ、ハードウェアにこだわってみてください!
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