ゲームにみんなどのくらいつぎ込んでる?ゲームの世界の課金相場
■データで見るゲームの課金金額
ふだん、みなさんどのくらいの金額をゲームにつぎ込んでいますか? まずは、データから見るオンラインゲームとオフラインゲームの課金金額を見ていきましょう。
オフラインゲームの月額平均は?
まず、オフラインゲームの購入額について月額データを紹介します。
2016年にゲーム情報サイト「4Gamer.net」が調査したところによると、オフラインゲームの購入ペースは月に1本程度がもっとも多くなっています。1本当たり5,001円〜1万円。全体の約40%は毎月1本以上、オフラインゲームを買っていることがわかります。月額平均1〜3,000円の人も全体の4分の1。年間数本のペースで購入しているゲーマーも一定数いるということです。
オフラインゲームの月額平均購入額は2015年に2回実施した調査とほぼ変わりません。つまり、ゲーマーの毎月の購入額をおおよそ表しているといっていいでしょう。
ちなみに、オフラインゲームの月額平均購入額は5,734円です。
オンラインゲームの月額平均は?
次に、オンラインゲームの月額平均購入額はどうなっているでしょうか。
オフラインゲームとちがって無料でも遊べるという特徴があるため、「無料の範囲だけで遊んでいる」との回答は37.1%。過去2回の数字と比べても、全体の約4割は無料でオンラインゲームを楽しんでいることがわかります。有料で遊んでいるピークの価格帯は月額1,001円〜3,000円で21.4%。つづいて3,001円〜5,000円で12.8%、1円〜1,000円が12.3%となっています。
ちなみに、オンラインゲームの月額平均購入額は3,645円です。
■気軽に課金できるスマホアプリの課金相場がスゴイ
スマホゲームの課金がアツイ
近年、ゲーマーの課金の割合が年々高くなっているのがスマホゲームです。ただし、スマホゲームはそもそも遊んでいない人が全体の約2割、無料で遊んでいる人が3割です。よって、2人に1人はスマホゲームの課金ユーザーであることがわかります。月額平均購入額はオフラインゲームやオンラインゲームに比べると低めで、ピークは1円〜1,000円で11.3%。つづいて1,001円〜3,000円で11.1%、3,001円〜5,000円で8.3%となっています。
ちなみに、スマホアプリゲームの月額平均購入額は3,112円です。
スマホゲームでよく課金されるゲームタイトル
毎月5万円以上課金されている主なゲームタイトルには「Pokemon GO」、「アイドルマスター シンデレラガールズ」、「Fate/Grand Other」などのラインナップがあります。
スマートフォンのOS別で見ると、この2016年のデータではスマホゲームの大半はiPhone版。「Fate/Grand Other」と「星のドラゴンクエスト」のみAndroid版が優勢という特徴が明らかになりました。
また、3万円から5万円の月額課金ユーザーのゲームタイトルは、「シノビナイトメア」「ラストピリオドー終わりなき螺旋の物語」「夢王国と眠れる100人の王子様」となっています。毎月5万円以上の課金ともなるとタイトルやジャンルにちがいがでているのがよくわかります。
■どんなゲームに課金している?
具体的に、ゲーマーが毎月課金して遊んでいるゲームタイトルを紹介しましょう。
月額別課金されやすいゲームタイトル
課金して楽しむゲーマーが多いオンラインゲームの代表的なタイトルには、次のようなものがあります。
・Tree of Savior(ツリーオブセイヴァー)
ゲーム内で使える通貨アイテムは「TP」です。1NEXONポイント=1円で、30TPは300 NEXONポイント、100TPなら1,000 NEXONポイント。さらに、200TPをまとめて買う場合は2,000 NEXONポイント、300TPも3,000 NEXONポイント。まとめ買いによるお得度はありません。
スマホゲームで月額課金トップ3のタイトルは次の通りです。ゲーム内で課金する場合、どのくらいの料金設定となっているのでしょうか。
・Pokemon GO
課金通貨「ポケコイン」を入手して使用します。ポケコイン100で120円、ポケコイン550で600円。1,200で1,200円、2,500で2,400円、5,200で5,200円、14,500で11,800円。ポケコインをまとめて購入するほうが、お得に入手しやすくなっています。
ゲーム内では「ポケモンボックス」と「アイテムバッグ」の拡張がゲームを楽しむ鍵です。1回拡張すると200ポケコインを消費。ポケコイン100で購入すると200ポケコインは240円、ポケコイン550では218円、1,200では,200円、2,500では192円、5,200では185円、14,500では200ポケコインあたり163円です。
・アイドルマスター シンデレラガールズ
有償スターエンジェルが「メニュー」>「ショップ」から購入できます。2019年10月現在の有償スターエンジェルの価格は、60個で120円、360個で490円、760個で980円。2,650個では3,300円、4,200個では5,020円、8,400個では10,000円となっています。
ちなみに、年に数回キャンペーンで6,300個が4,900円や5,020円で買えるチャンスも。
なお、有償スターエンジェルの月購入可能金額は年齢によって異なります。20歳以上は制限がありませんが、16歳未満の人は月5,000円まで、16歳以上20歳未満なら月20,000円までです。
・Fate/Grand Other
聖晶石30個につき11回のガチャが回せます。2019年10月現在の課金額は、聖晶石1個で120円、5個で490円、19個で1,480円、41個で2,940円、77個で4,900円、168個で10,000円です。
なお、聖晶石5個でガチャ1回分、19個で6連分、41個で14連分、77個で27連分、168個で61連分まで回せます。
無課金でもみんな楽しんでいるゲームタイトル
無課金でプレイする人が多いゲームタイトルも紹介しましょう。オンラインゲームなら次のようなものがよく楽しまれています。
・TERA
クエスト系のファンタジックなグラフィックの完成度が高い1本。どこまでも広がる世界を楽しみたいゲーマーの間で熱く支持されています。2011年8月にリリースされて約10年、根強い人気を誇るMMORPGゲームです。美しいグラフィックデザインは月日を経た今でも色あせない、魅惑的な画面を演出しています。タゲをとってくれないというMMOでは珍しいノンタゲバトルタイプのゲームで、アクション性が高いのがポイントです。基本的にプレイは無料。アイテム課金制が導入されています。無課金でもプレイはできますが、強くなるにはやはり課金が鍵を握るかも。
・ワールドエンドファンタジー
世界約4億2千万のゲーマーが熱くプレイしたファンタジーRPG。壮大なスケールで王道のRPGを存分に楽しめます。コンテンツの作り込みが徹底しているため、どこまで遊んでも次々と新しいストーリーや展開が広がっているのが魅力です。ワールドエンドファンタジーも基本は無課金で遊べますが、強くなるには課金がほぼ必須のイメージ。初心者でもスムーズに入り込みやすいのは、グラフィックデザインの素晴らしさのたまものといえるでしょう。
スマホゲームを無課金で楽しみたいなら、次のようなタイトルがおすすめです。
・獅子の如く
信長を主人公にした戦国ゲーム史上最高峰の呼び声が高い傑作タイトル。戦国時代のあらゆる要素を詰め込んで、プレイヤーが政治経済、軍事、ビジネス、人事まで存分に才覚を働かせられるのが魅力です。
舞台は戦国時代の日本。信長をはじめ毛利元就や前田利家、明智光秀など、そうそうたる戦国大名がキャラクターとして採用。日本史好きならたまらないゲーム設計になっています。
マルチ対戦をはじめ内政コンテンツが豊富なのもゲームを面白くしているポイント。課金をしなくても、このゲームの面白みを十分に楽しめるはずです。
■毎月の課金をだいたい決めてゲームを楽しもう
ゲーマーは月額1〜3万円の課金が多いことがわかりました。あくまでデータからピックアップした数字なので目安ではありますが、スマホゲームが人気を博してから、ゲーマーの課金額が減少傾向なのは事実です。
暇つぶしやゲーム初心者なら、スマホアプリがメインで毎月数千円から1万円くらい。オンラインもオフラインもスマホゲームもガンガンやり込むヘビーなゲーマーなら、月数万円でも少なく感じるかも。
おこづかいのなかから毎月どれぐらい課金していきたいですか。ぜひ今回紹介したゲームの課金相場を参考にして、より楽しいゲーマーライフを送りましょう。