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    レイトレーシングを採用するゲームタイトルは増える傾向にあり、レイトレーシングに対応するグラボも増えています。今回はレイトレーシングに対応したゲームタイトルを紹介します。
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【2023最新】レイトレーシング対応ゲームおすすめ3選 | RTXグラボ対応

  • DATE
    2023.02.20
  • WRITTEN BY
    amarunba


レイトレーシングとは光線などを追跡することで、像に映る反射、影、屈折などをシミュレートするレンダリング技術です。ゲームにおいてはグラフィック品質を向上させる効果があります。
たとえば「幻塔」はレイトレーシングに対応しているゲームの1つ。レイトレーシングオフだと、画質は以下の通り。

オンだと以下の通り。キャラクターの足元の反射や光の描写に、雲泥の差がありますね。

一方で品質を向上させるためにGPU負荷が高くなり、レイトレーシング有効状態でゲームを快適にプレイするにはハードルが高いです。そのためDLSSやFSRなどのアップスケーリング技術との組み合わせが適しています。

優れた機械学習の成果をゲームに反映させた、NVIDIAの「DLSS(=ディープ・ラーニング・スーパー・サンプリング」。例えばMMORPG「幻塔」がバージョン2.0へのアップデートにより、…

レイトレーシングを採用するゲームタイトルは増える傾向にあり、レイトレーシングに対応するグラボも増えています。今回はレイトレーシングに対応したゲームタイトルを紹介します。

【2023最新】レイトレーシング対応ゲームおすすめ3選

レイトレーシングに対応したグラボはRTX20シリーズからで、それに合わせてレイトレーシング対応ゲームもリリースされました。当初はレイトレーシングに必要な処理能力が不足していたこともあり、フレームレートの低下が著しく実用性に欠けていました。

近年ではフレームレートの低下をアップスケーリング技術で補うのが一般化しており、スムーズな動作性を確保したタイトルも存在します。

Marbles RTX | もっとも贅沢なビー玉転がしゲーム


2021年にNVIDIA社がデモンストレーションとして公開したビー玉転がしゲーム。レイトレーシングをフルに活用することで、非常にリアルな質感となっています。

対戦要素などは無くゲームとしてはシンプルな物なのですが、このゲームを起動するにはVRAM容量の要求が11GB以上となっています。尚且つまともな動作を期待するのであればRTX3090以上を必要としていたため、「もっとも贅沢なビー玉転がしゲーム」と表現されました。

なお、今回筆者のパソコン(RTX3090搭載)にて動かしてみました。「もっとも贅沢なビー玉転がし」といわれる通り、まずゲーム起動に2~3分かかるほど挙動が重たい。レイトレーシング抜きに、ゲーム起動の時点でハードルが高い重量級ビー玉転がしです。ただ、映像美に関しては文句なしです。

Tower of Fantasy(幻塔) | スマートフォン対応の無料のMMO


引用元:https://www.toweroffantasy-global.com/home.html

無料で遊べて、かつレイトレーシング対応のタイトルには「Tower of Fantasy(幻塔)」が挙げられます。レイトレーシングは2022年に実装されたものの、機能リリース後10日ほどで一旦停止。2023年1月に再実装され、2023年2月現在は非常に快適に機能を利用できます。

ゲーム内でレイトレーシングの効果を感じるのは、ヴェラ地区にあるミラポリス内。スクリーンショットを撮影するのに適している印象です。元がスマートフォン対応ゲームなので動作も軽め。設定次第では、性能が低めのグラボでもレイトレーシングONの状態でのプレイがしやすいでしょう。

Minecraft with RTX| Windows版でMODのような品質に


引用元:https://www.minecraft.net/ja-jp/article/minecraft-ray-tracing-windows-10-launch-today-jp

JAVA版のマインクラフトでは影MODなどの導入により、ゲーム内の品質を向上する事が出来ました。一方でマルチプラットフォーム対応の統合版ではアドオンでの対応に限られており、品質と自由度ではJAVA版が有利でした。

しかし現在はWindows版にてレイトレーシングに正式対応済み。対応しているグラボを搭載していれば、レイトレーシングによる映像美を体験できるようになります。

レイトレーシングの対応グラボ | RTX20シリーズ以上のスペックが目安

レイトレーシングに対応しているグラボは、「NVIDIA GeForce RTX20シリーズ以降」「AMD Radeon RX6000シリーズ以降」。より世代が新しくグレードの高いものほど、レイトレーシング環境での動作も快適になります。

2023年1月時点でもっとも安価なレイトレーシング対応グラボは「RX 6400」となりますが、ゲーミング性能としてもギリギリなところ。レイトレーシング機能はオマケ程度と思ったほうが良いでしょう。

2023年1月時点でもっとも高性能なのが「RTX4090」となり、こちらはDLSS 3への対応もあり、4K/120fps動作も可能となっています。

その他、基本的にはゲームとモニターの画質に対して、1~2ランク上のグレードのグラボを選択すると快適な動作が見込めます。

レイトレーシングのメリット、デメリット


筆者は主に幻塔にてレイトレーシングを体験しています。そこで感じたメリットとしては光源の多い場所=ミラポリス内での映像美。ゲーム自体の軽さにRTX3090の組み合わせにより快適動作が得られています。

デメリットとしては、その映像美が得られる環境が限定的であること。GPUの挙動を見る限りミラポリス以外のマップでは、レイトレーシングは適応されていない様です。たとえ機能していたとしても、草原や砂漠といったフィールドではその効果を感じ取りにくいと思われます。

またレイトレーシングは映像の高品質化が目的なので、画質設定も高くなりがち。よって、GPU負荷が高まり消費電力と排熱は増えますし、まだまだ要求スペックのハードルが高いです。

まとめ

ゲームにおけるレイトレーシング技術の導入はここ数年でのことであり、実際にプレイするにはまだまだハードルが高いです。

実装されているゲームタイトルも増えていますが、多くのユーザーは映像美よりもフレームレートが低下することを懸念して、設定をオフにされていることも多い機能と言えます。一方で激しい動きを伴わないゲーム、あるいはスクリーンショットの撮影といった場面では非常に有効です。

現状ではレイトレーシング単体での動作は厳しいですが、DLSSやFSRなどのアップスケーリング技術を活用することで、GPUにかかる負荷が軽減されて快適な動作が見込めます。またGPUも世代を重ねることで、レイトレーシング機能が強化されていくでしょう。今後は更に高品質で滑らかな映像が体験できるようになっていくと思われます。


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