【最新版】ノートパソコン向け外付けグラボおすすめ7選
ノートパソコン向け外付けグラボの特徴
一般的に外付けグラフィックボードは「GPU BOX」と呼ばれています。
GPU BOXは外付けハードディスクのように専用のケースにグラフィックボードを収納する形で運用されるため、そのサイズはやや大きくなります。また、同等のGPUが搭載されているグラフィックボードと比較すると値段は比較的高く、多くの製品で専用のコネクタが必要になります。
既にデスクトップPCを所有しているのであれば通常のグラフィックボードを購入した方がお得になるほか、高品質なGPU BOXは新しいPCと同程度の価格になることも少なくないので、目的と予算を確認して両方のルートを考えたうえで購入しましょう。
外付けグラボを選ぶときのポイント
導入を検討する前に、必ず確認しておくべき要素は下記の2点です。
- ノートPCへの対応・接続方法
- グラフィックボード同梱型/別売り型
前者に問題があった場合はそもそも利用が不可能ですし、後者は単体で機能するか否か、そして今後の拡張性が変わってきます。
ノートPCへの対応・接続方法
多くの外付けグラフィックボードはThunderbolt 3と呼ばれるケーブルが採用されています。
Thunderbolt 3は、USBの中でもUSB Type-Cと呼ばれるコネクタ形状のケーブルで、USB Type-Cに備わっている「オルタネートモード」を利用しているため、それに対応しているポートが必要です。基本的にはUSB 3.1 Gen2をサポートしているUSBコネクタであれば問題ありません。ただし、対応/非対応の表示形式はまちまちで、場合によっては「Thunderbolt 3ポート」といった形で表記されていることもあります。
USB Type-Cがコネクタの形状を示し、Thunderbolt 3はその拡張機能を利用したケーブルであることを覚えておきましょう。
グラフィックボード同梱型/別売り型
外付けグラフィックボードには、すでに内部にグラフィックボード(GPU)が収納されている「同梱型」と、ケースに後からグラフィックボードを差し込む必要がある「別売り型」が存在します。
同梱型は総合的な価格面で勝り、あまりスペースも取らないため、導入したいGPUが既に決まっている場合はこちらを選ぶのがベターでしょう。対する別売り型は後から差し替えが利くため、既に所持しているグラフィックボードを使いまわしたい場合や、これからアップグレードを予定している人におすすめです。
人気外付けグラフィックボード7選
主に取り回しの良い製品、特徴のある製品を中心に、おすすめの外付けグラフィックボード7製品を紹介していきます。なお、本解説では理解を容易にするために、別売り型の外付けグラフィックボードを「GPU BOX」と表記します。
- Razer「Core X Chroma (RC21-01430100-R3J1)」
- GIGABYTE「GV-N1070IXEB-8GD」
- AKiTiO「Node Titan」
- AKiTiO「NODE-T3IA-AKTU」
- ASK「SAPPHIRE GearBox」
- アミュレット「PowerColor Mini Pro」
- Alienware「Alienware Graphics Amplifier」
商品名 | 搭載GPU |
Core X Chroma | 別売り型 |
GV-N1070IXEB-8GD | GeForce GTX 1070 |
Node Titan | 別売り型 |
NODE-T3IA-AKTU | 別売り型 |
SAPPHIRE GearBox | 別売り型 |
PowerColor Mini Pro | AMD Radeon RX 570 |
Alienware Graphics Amplifier | 別売り型 |
Razer「Core X Chroma (RC21-01430100-R3J1)」
搭載GPU | なし(別売り型) |
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サイズ | 168×374×230mm |
重量 | 6.91kg |
内部電源 | 700W |
<商品の特徴>
ゲーミングデバイスのメーカーとして有名なRazerによるシンプルなGPU BOXで、内部には3スロット幅のPCI-Express x16を備えているため、ほとんどのグラフィックボードを搭載可能です。また、USB3.1 Type-Aポートを4つ搭載しているほか、内部電源の容量も大きいため、各種機器のハブとしても機能します。
<こんな人におすすめ>
- 今後長くGPUBOXを運用したい人
- 大きめのグラフィックボードを運用したい人
GV-N1070IXEB-8GD
搭載GPU | GeForce GTX 1070 |
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サイズ | 212 x 96 x 162 mm |
重量 | 2360g |
内部電源 | 450W(補助電源コネクタ用) |
<商品の特徴>
GIGABYTEが手掛けるハイエンドなグラフィックボードを搭載したモデルです。価格は張りますが、グラフィックボード同梱型だけあってサイズも小さめ、かつ重量も2キロ以内に抑えられています。キャリーバッグもグッズとして同梱されているので、ノートPCと合わせて利用すればどこでも気軽に高い映像処理能力を得られるのが魅力です。
<こんな人におすすめ>
- 値段を気にせず、ハイスペックな商品が欲しい人
- 小型で持ち運びやすい、同梱型の製品が欲しい人
AKiTiO Node Titan
搭載GPU | なし(別売り型) |
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サイズ | 35.7 cm x 13.5 cm x 26.6 cm |
重量 | 3.5kg |
内部電源 | 650W |
<商品の特徴>
シンプルなフォルムが特徴のGPU BOXです。持ち運びを前提にしているため取っ手が付いているほか、内部構造は堅牢で高い耐腐食性を持つSECCが素材として使われています。それでいて重量は3.5kg程度と比較的軽量であるため、取り回しも良好。移動を前提にしたGPU BOXを求めている人には特におすすめです。
<こんな人におすすめ>
- 軽量な別売り型の製品が欲しい人
- 持ち運びを前提とした運用をしたい人
AKiTiO NODE-T3IA-AKTU
参照:AKiTiO公式サイト
搭載GPU | なし(別売り型) |
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サイズ | 42.8 cm x 14.5 cm x 22.7 cm |
重量 | 4.9kg |
内部電源 | 400W |
<商品の特徴>
先に紹介したNode Titanの下位モデルにあたるGPU BOXです。無駄を完全に排し、グラフィックボードを搭載する機能に特化した製品であり、他製品に存在するUSBポートなどは存在しません。ただ、内部スペースは広く取られているため対応機種も多く、GPU BOXとしての機能は十分に果たしてくれます。とにかく安く導入したい、という人は試してみましょう。
<こんな人におすすめ>
- 安くGPU BOXを導入したい人
- GPUBOX以外の機能を求めていない人
SAPPHIRE GearBox
参照:ASK公式サイト
搭載GPU | なし(別売り型) |
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サイズ | 300(L)×138(W)×204(H) mm |
内部電源 | 500W |
<商品の特徴>
USB 3.0ポートを2基備えた、ベーシックなGPU BOXです。面白いのは天板と側面パネルが一体化した構造で、開放時には側面と天板がまとめて車のボンネットのように開きます。その構造上、ケーブルなども底面と背面パネルに集中しており、整備が容易なことが特徴です。
<こんな人におすすめ>
- 整備しやすいGPU BOXが必要な人
- これからグラフィックボードのアップグレードを予定している人
PowerColor Mini Pro
参照:アミュレット公式サイト
搭載GPU | AMD Radeon RX 570 |
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サイズ | 68mm x 215mm x 153mm |
重量 | 1.45kg、専用ACアダプター:1.3kg |
内部電源 | +12V/20A ACアダプター |
<商品の特徴>
極端なハイエンド型に偏りがちな外付けグラフィックボードにおいて、貴重なミドルエンドモデルです。本体は非常に小さく、ACアダプターを含めても3kgを切っているため、移動先での運用に適しています。Radeon RX 570搭載のグラフィックボードの価格は3万円中頃であり、3万円台のGPU BOXを購入して搭載すれば大きな価格差は生まれないので、取り回しが目的の場合に採用するのをおすすめします。
<こんな人におすすめ>
- 安く、とにかくグラフィックボードの機能が必要な人
- 小型で取り回しの良い外付けグラフィックボードが必要な人
Alienware Graphics Amplifier
搭載GPU | なし(別売り型) |
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サイズ | 41 x 18.5 x 17.3 cm |
重量 | 5.34 kg |
<商品の特徴>
エイリアンウェアによるGPU BOXです。最大の特徴はGraphics Amplifier専用ケーブルで、他の商品とは異なりThunderbolt 3を使用しません。Alienware Graphics Amplifier Portを備えているノートPCにしか接続できませんが、専用ポートを利用するだけあって性能は十分。これから新しいゲーミングノートの導入を予定している人は、本機と合わせての導入を検討してみましょう。
<こんな人におすすめ>
- これからハイスペックなゲーミングPCを導入したい人
- エイリアンウェアのデザインを好む人
まとめ
一般的にGPU BOXの価格は4万円以上で、中に入れるグラフィックボードもミドルエンドの性能を求めるのであれば3万円前後の製品を導入する必要があります。合計7~8万円を支払うとして、デスクトップPCにグラフィックボードを搭載するよりもメリットがあるかどうか、よく考えてから導入しましょう。