PUBGの推奨スペックを解説|おすすめ推奨のゲーミングPCグラボやも紹介
バトルロワイヤル系のゲームとして有名な「PUBG: BATTLEGROUNDS」。
PUBGは、超リアルな映像に浸りながら、戦略を練り、チームプレイを楽しむことで、半端ない没入感を味わえます。
しかし、リアルで美しい画質を保ったまま、ゲームを有利に展開するには、グラボをはじめ、PCやゲーミングモニターなどに高いスペックが要求されます。
そこで、今回は、メーカーが公表している推奨スペックなど、快適にPUBGをプレイできるPCの環境について詳しく解説し、おすすめのグラボやPCを厳選して紹介します。
PUBGのゲーミングPCやグラボのスペックは?|推奨スペック以上がおすすめ
PUBGの公式が発表しているスペックは「最低必要なスペック(必須スペック)」と「推奨スペック」がありますが、「最低必要なスペック(必須スペック)」はかろうじて動く程度で、決して快適とはいえません。
そのため、メーカー公式の快適にプレイできて、戦いに生き残るためには「推奨スペック」以上をおすすめします。
下記で、「最低必要なスペック(必須スペック)」、「推奨スペック」について詳しく説明します。
メーカーが公表しているPCやグラボの最低必要なスペック(必須スペック)
▼メーカーが公表しているPCやグラボの最低必要なスペック(必須スペック)
OS | 64-bit Windows 10 |
---|---|
CPU | Intel Core i5-4430 / AMD FX-6300 |
メモリ | 8 GB RAM |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 960 2GB / AMD Radeon R7 370 2GB |
DirectX | Version 11 |
ネットワーク | ブロードバンドインターネット接続 |
ストレージ | 40 GB 利用可能 |
最低必要なスペック(必須スペック)は、今のPCの標準的なスペックと比較するとさほど高いわけではありませんね。
このスペックでは、PUBGを快適にプレイすることはできません。
メーカーが公表しているPCやグラボの推奨スペック
▼メーカーが公表しているPCやグラボの推奨スペック
OS | 64-bit Windows 10 |
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CPU | Intel Core i5-6600K / AMD Ryzen 5 1600 |
メモリ | 16 GB RAM |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1060 3GB / AMD Radeon RX 580 4GB |
DirectX | Version 11 |
ネットワーク | ブロードバンドインターネット接続 |
ストレージ | 50 GB 利用可能 |
メーカーが公表している推奨スペックでも、画質が高い設定や144fps以上のゲーム環境では、お世辞にも快適とは言えず、ゲームを有利に展開できるスペックではありません。
そのため、この記事では画質が高く、144fpsでも快適に、また、ゲームで勝ちを狙える独自の推奨スペックを提案して解説し、おすすめのグラボやPCを紹介します。
PUBGのゲーミングPCやグラボの快適おすすめスペック|144fps以上を推奨
PUBGを快適にプレイ、また、勝ちにこだわるのであれば、フレームレートを144fps以上出せるグラボやPC、ゲーミングモニターのスペックが必要です。
フレームレートは、1秒間に映像を更新できる回数です。
フレームレートが、60fpsであれば、1秒間に60回、144fpsであれば144回、映像を更新することができます。
(引用:NVIDIA GeForce が支える『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS 』の高フレームレート – スローモーション検証映像|NVIDIA)
そのため、上図のように、1秒間にたくさん映像を更新できる144fpsの方が滑らかに表示できます。
たとえば、パラパラアニメでは、絵の枚数が多いほど、滑らかなアニメーションとして表示されるのに似ています。
(引用:NVIDIA GeForce が支える『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS 』の高フレームレート – スローモーション検証映像|NVIDIA)
また、上図のように、60fpsでは約17ms(1msは1/1000秒です。)ごとに映像が更新されるのに対して、144fpsは約7msとより短い時間で映像を更新できます。
そのため、フレームレートが大きい144fpsの方が60fpsより残像感も少なく、操作をより早く映像の動きとして反映しやすく、レスポンスが良くなり、操作性が向上します。
プロの選手は誰も60fpsではプレイしておらず、144fps以上でのプレイがほとんどです。
結論として、PUBGのゲームプレイで快適さや勝ちにこだわるのであれば、フレームレートは144fps以上を推奨します。
それにともなって、グラボのスペックは「GTX 3050」以上、ゲーミングモニターのスペックはフルHDで144Hz以上の性能を推奨します。
さらに、CPUはCore i5、メモリ16GB以上のスペックを推奨します。
▼PUBGを60fps程度でカジュアルに楽しめる最低限のスペック
CPU | Core i5 |
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メモリ | メモリ16GB |
グラボ | GTX1650 |
ゲーミングモニター | フルHDで60Hz |
▼PUBGを60fps程度でカジュアルに楽しめる最低限のスペック
CPU | Core i5 |
---|---|
メモリ | メモリ16GB |
グラボ | GTX 3050 |
ゲーミングモニター | フルHDで144Hz |
PUBGにおすすめ!グラボ(GPU)のスペック
PUBGにおすすめなグラボのスペックを下記のように2つのケースにわけて詳しく解説します。
- フルHD・144fpsの場合|「GTX 3050」以上を推奨
- 4K・144fpsの場合|「RTX 3060 Ti」以上を推奨
1. フルHD・144fpsの場合|「GTX 3050」以上を推奨
PUBGでフルHD・144fpsの場合は、高画質で140fps前後出ることが確認されている「GTX 3050」以上のスペックのグラボを推奨します。(参考:RTX 3050 8GB : PUBG All Settings Tested ft i5 12400F|ShadowSeven )
2. 4K・144fpsの場合|「RTX 3080」以上を推奨
4KでPUBGを楽しむのであれば、ゲーム内のグラフィック設定を高画質以上で楽しみたいものです。
そのため、4K・144fpsの場合は、高画質で155fps出ることが確認されている「RTX 3080」以上のスペックのグラボを推奨します。(参考:【実測済】PC版PUBGの推奨スペックとおすすめなゲーミングPC|こまたろPC)
ちなみに、「RTX 3080」で画質を「ウルトラ」にすると、平均のフレームレートは約100fps程度になるようです。(参考: PUBG :RTX 3080 10GB ( 4K Ultra Graphics )|GTX 1050 Ti)
PUBGにおすすめ!CPUのスペック
PUBGにおすすめなCPUのスペックを下記のように2つのケースにわけて詳しく解説します。
- フルHD・144fpsの場合|「Core i5・Ryzen5」以上を推奨
- 4K・144fpsの場合|「Core i7・Ryzen7」以上を推奨
フルHD・144fpsの場合|「Core i5・Ryzen5」以上を推奨
PUBGでフルHD・144fpsの場合は、どの画質でも安定して200fps以上をキープすることが確認されている、比較的最近に発売された「Core i5・Ryzen5」以上のCPUを推奨します。(参考:【実測済】PC版PUBGの推奨スペックとおすすめなゲーミングPC|こまたろPC)
4K・144fpsの場合|「Core i7・Ryzen7」以上以上を推奨
PUBGで「RTX 3080」を使用して、画質を「ウルトラ」にすると、平均のフレームレートは約100fps程度になるようです。
その時のCPU(Core i5 9400FやCore i5 10400F)の使用率が常時50%以上ですが、100%付近に張り付くことはないので、Core i5でも十分そうですが、余裕を持って、Core i7以上を推奨します。
(参考①:PUBG : RTX 3080 10GB ( 4K Ultra Graphics )|GTX 1050 Ti)
(参考②:RTX 3080 PUBG | 1080p 1440p 4K|FPS TEST Ti)
PUBGにおすすめ!メモリのスペック|16GB以上を推奨
PUBGにおすすめなメモリの容量を下記のように2つのケースにわけて詳しく解説します。
- フルHD・144fpsの場合|「16GB」以上を推奨
- 4K・144fpsの場合|「16GB~32GB」以上を推奨
フルHD・144fpsの場合|「16GB」以上を推奨
PUBGでフルHD・144fpsの場合は「GTX 3050」で、画質が「高画質」の場合、メモリの使用量が10GB前後なので、メモリは16GB以上あれば十分でしょう。(参考:RTX 3050 8GB : PUBG All Settings Tested ft i5 12400F|ShadowSeven)
4K・144fpsの場合|「16GB~32GB」以上以上を推奨
「RTX 3080」で画質を「ウルトラ」にすると、平均のフレームレートは約100fps程度になるようです。
その時のメモリの使用量が10GB~12GB程度なので、16GBのメモリで十分でしょう。余裕を持たせたい人には32GBがおすすめです。
(参考①:PUBG : RTX 3080 10GB ( 4K Ultra Graphics )|GTX 1050 Ti)
(参考②:RTX 3080 PUBG | 1080p 1440p 4K|FPS TEST Ti)
【厳選】PUBGにおすすめ推奨の快適グラボ(GPU)3選
PUBGにおすすめ推奨の快適グラボ(GPU)を下記のように2つに分けて紹介します。
- フルHD・144fpsの場合
- 4K・144fpsの場合
1. フルHD・144fpsの場合
PUBGをプレイする時は、フルHD・144fpsに適したグラボを選ぶと費用対効果が最も高くなります。
というのは、フルHD・144fpsはフルHD・60fpsに比べて、体感が著しく向上し、遅延も少なくレスポンスが良いので、勝率がぐんと上がります。
また、4K・144fpsと比較しても映像の美しさは劣るものの、勝率はほとんど変わりません。
そのため、フルHD・144fpsの環境は、快適でゲームも有利に展開できて4Kより低コストということで、費用対効果に優れています。
GTX 1660 Superよりコスパ良し!「MSI GeForce RTX 3050 AERO ITX 8G OC」
GTX 1660 Superより値段が若干高い程度でそれほど価格差はないですが、RTX 3050の方が発売日が新しく、また性能も若干高く、TensorコアとRTコアを搭載し、DLSSやリアルタイムレイトトレーシングを利用できます。
また、GTX 1660 Superがメモリ6GBに対して、RTX 3050は8GBとメモリもRTX 3050の方が多いです。
そのため、PUBGのフルHDで144fps以上を狙う場合はRTX 3050を搭載した「MSI GeForce RTX 3050 AERO ITX 8G OC」がコスパが良いと言えるでしょう。
メーカー | MSI |
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商品名 | MSI GeForce RTX 3050 AERO ITX 8G OC |
GPU | NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 |
VRAMタイプ | GDDR6X |
VRAM容量 | 8 GB |
インターフェース | PCI-Express x16 |
出力端子 | DisplayPort x 3 (v1.4) HDMI™ x 1 (Supports 4K@120Hz as specified in HDMI™ 2.1) |
性能とコスパに優れる「MSI GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X 8G OCV1 LHR」
PUBGのフルHDで平均フレームレートが「ウルトラ」画質でも余裕で200fpsを超えており、4Kでも「ウルトラ」画質で80fpsを超えているので、幅広い解像度でゲームを楽しめます。(参考:【実測済】PC版PUBGの推奨スペックとおすすめなゲーミングPC|こまたろPC)
性能が良く、コスパに優れるグラボなので、他のゲームでも活躍できるでしょう。
メーカー | MSI |
---|---|
商品名 | GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X 8G OCV1 LHR |
GPU | NVIDIA® GeForce RTX™ 3060 Ti |
VRAMタイプ | GDDR6X |
VRAM容量 | 8 GB |
インターフェース | PCI-Express x16 |
出力端子 | DisplayPort x 3 (v1.4a) HDMI™ x 1 (Supports 4K@120Hz as specified in HDMI™ 2.1) |
2. 4K・144fpsの場合
4K・144fpsの場合は、予算に余裕がある人におすすめです。
4Kの高い解像度を活かした細部まで鮮明で、綺麗な映像が楽しめます。
4K・144fpsで楽しむならコレ!「MSI GeForce RTX 3080 VENTUS 3X PLUS 10G OC LHR」
PUBGの4K「ウルトラ」画質で平均フレームレートが136fps、「高画質」で155fpsと十分な性能です。(参考:【実測済】PC版PUBGの推奨スペックとおすすめなゲーミングPC|こまたろPC)
メーカー | MSI |
---|---|
商品名 | GeForce RTX 3080 VENTUS 3X PLUS 10G OC LHR |
GPU | NVIDIA® GeForce RTX™ 3080 |
VRAMタイプ | GDDR6X |
VRAM容量 | 10 GB |
インターフェース | PCI-Express x16 |
出力端子 | DisplayPort x 3 (v1.4a) HDMI™ x 1 (Supports 4K@120Hz as specified in HDMI™ 2.1) |
【厳選】PUBGにおすすめ推奨の快適ゲーミングPC4選
PUBGにおすすめ推奨の快適ゲーミングPCを下記のように2つにわけて紹介します。
- フルHD・144fpsの場合
- 4K・144fpsの場合
1. フルHD・144fpsの場合
PUBGをプレイする時は、フルHD・144fpsに適したPCを選ぶと費用対効果が最も高くなります。
というのは、フルHD・144fpsはフルHD・60fpsに比べて、体感が著しく向上し、遅延も少なくレスポンスが良いので、勝率がぐんと上がります。
また、4K・144fpsと比較しても映像の美しさは劣るものの、勝率はほとんど変わりません。
そのため、フルHD・144fpsの環境は、快適でゲームも有利に展開でき、4Kより低コストということで、費用対効果に優れています。
フルHD・144fpsでPUBGやるならコレ!「G-GEAR GM5A-C222BN/A/CP1」
(引用:G-GEAR GM5A-C222BN/A/CP1|TSUKUMO)
GeForce RTX3050搭載で、PUBGをフルHD・144fpsでプレイするにはコスパが良いデスクトップPCです。
CPUも性能が良く、メモリも十分、ストレージも容量が余裕の1TBで高速のM.2 SSDです。
メーカー | TSUKUMO |
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商品名 | GM5A-C222BN/A/CP1 |
CPU | Ryzen5 5600X |
メモリ | 16GB |
グラボ | GeForce RTX3050 |
ストレージ | 1TB (M.2 NVMe Gen4 SSD) |
OS | Windows11 Home (64ビット) |
4Kでも80fps以上でプレイ可能「GALLERIA RM5R-R36T」
「GeForce RTX 3060 Ti 8GB」搭載で、PUBGのフルHDで平均フレームレートが「ウルトラ」画質でも余裕で200fpsを超えており、4Kでも「ウルトラ」画質で80fpsを超えているので、幅広い解像度でゲームを楽しめます。(参考:【実測済】PC版PUBGの推奨スペックとおすすめなゲーミングPC|こまたろPC)
CPUとメモリ、ストレージも申し分ないスペックです。
メーカー | ドスパラ |
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商品名 | GALLERIA RM5R-R36T |
CPU | Ryzen 5 4500 |
メモリ | 16GB |
グラボ | GeForce RTX 3060 Ti 8GB |
ストレージ | 500GB NVMe SSD |
OS | Windows 11 Home |
120Hzで表示が可能な液晶搭載!「Dell G15 ゲーミング ノートPC」
(引用:Dell G15|Dell)
最大120Hzで表示可能な液晶を搭載しているので、144fpsの表示はできませんが、最大120fpsでの画面表示が可能です。
「NVIDIA® GeForce RTX™ 3060」はフルHDの「ウルトラ」画質で平均122fps出ているので、「Dell G15 ゲーミング ノートPC」でのプレイが最適です。(参考:NVIDIA GeForce RTX 3060 [Laptop, 65W] – PUBG gameplay benchmarks (1080p)|LaptopMedia Benchmarks)
CPUが「AMD Ryzen™ 7 6800H」と性能が良く、メモリも16GBと十分です。
メーカー | Dell |
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商品名 | Dell G15 ゲーミング ノートPC |
CPU | AMD Ryzen™ 7 6800H |
メモリ | 16GB |
グラボ | NVIDIA® GeForce RTX™ 3060 6GB GDDR6 |
ストレージ | 512 GB, M.2, PCIe, SSD |
OS | Windows 11 Home |
液晶のリフレッシュレート | 最高120Hz |
2. 4Kの場合・144fps
4K・144fpsの場合は、予算に余裕がある人におすすめです。
4Kの高い解像度を活かした細部まで鮮明で、綺麗な映像が楽しめます。
ALIENWARE AURORA R14
(引用:ALIENWARE AURORA R14|Dell)
「ALIENWARE AURORA R14」に搭載されている「GeForce RTX™ 3080」は、4Kの「ウルトラ」画質で平均フレームレートが136fps、「高画質」で155fpsと十分な性能です。(参考:【実測済】PC版PUBGの推奨スペックとおすすめなゲーミングPC|こまたろPC)
また、CPUが「AMD Ryzen™ 9 5900」、メモリも16GBと十分な性能の上に、ストレージも大容量の1GBで、高速なM.2 SSDを搭載しています。
ゲームの他に、動画編集などもサクサクこなせます。
メーカー | Dell |
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商品名 | ALIENWARE AURORA R14 |
CPU | AMD Ryzen™ 9 5900 |
メモリ | 16GB |
グラボ | NVIDIA® GeForce RTX™ 3080 10GB GDDR6X LHR |
ストレージ | 1TB NVMe M.2 PCIe SSD |
OS | Windows 11 Home |
「PUBGの推奨スペックを解説」のまとめ
PUBGは映像が美しいので、なるべく高画質で楽しみたいものです。
また、バトルロワイアル系のゲームなので、ゲームの勝敗にもこだわりたいところです。
しかし、メーカーが公表している推奨スペックは、リアルで綺麗な映像を楽しみながら、ゲームを有利に展開できる性能ではありません。
そこで、この記事では、快適にゲームをプレイできて勝てる環境の「フルHD・144ftp」を実現できる推奨スペックを独自に提案・解説し、おすすめのグラボやPCも紹介しました。
この記事を参考にして、PUBGを思う存分楽しめるゲーム環境を整えてもらえれば幸いです。