ゲーミングディスプレイ(モニター)人気おすすめ10選&選び方のポイント
ゲーミングディスプレイ(モニター)の選び方
ゲーミングディスプレイは、その名の通り、ゲームをプレイするために作られたディスプレイ(モニター)です。ゲーミングディスプレイでプレイすると、ゲームの臨場感がアップするうえ、ゲームを進めるうえでの機能面も向上します。ゲーミングディスプレイを選ぶときは、後述する「リフレッシュレート」「応答速度」「解像度」「本体サイズ」「入力端子の種類と数」、こちらの5項目をチェックするといいでしょう。
リフレッシュレート
リフレッシュレートとは、1秒間に書き換えられる画面の回数のことを指します。「Hz(ヘルツ)」で表現され、たとえば100Hzの場合は、1秒間に100回書き換わることを表します。ディスプレイのリフレッシュレートは60Hzが一般的ですが、ゲーミングディスプレイは144Hの製品が多く、なかには240Hzのハイスペックな製品も存在します。リフレッシュレートの数値が高くなるほど、映像がなめらかに表示されるようになり、ゲームを快適にプレイできるようになるのです。とくにシビアな入力や反応が必要な格闘ゲームやFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)で効果を発揮します。
応答速度
応答速度は、画面の色が変化するときに要する時間のことで「ms(ミリ秒)」の単位で表現されます。
一般的なディスプレイの応答速度は10ms、5msが多いですが、ゲーミングディスプレイでは1msがほとんどです。応答速度が遅い製品は残像が残りやすく、ゲームをプレイするには不向きであるため、一瞬の判断が勝敗を左右するFPSや格闘ゲームをプレイするときは、応答速度が1msのゲーミングディスプレイを選ぶとよいでしょう。
解像度
解像度は、画面のきめ細かさを示すもので、1280✕1024のように表されます。1280×1024の場合、横に1280、縦に1024の画素・ピクセルがあることを示しており、横と縦の数値が大きいほど画面が綺麗に見えます。
ゲーミングディスプレイでは、1920✕1080のフルHD以上が必要とされており、プレイするゲームのジャンルによって使い分けるのもよいでしょう。たとえば、2580×1080のような横長の画面では視野が広くなるため、FPSやレースゲームで有利になります。また、より綺麗な4Kの製品もありますが、そのぶん値段は高くなるので、求める性能や予算と相談して購入する製品を決めましょう。
本体サイズ
画面の大きなディプレイのほうが、ゲームをプレイしやすいと考えるかもしれませんが、その判断は早計です。確かに、画面が大きいと迫力は増しますが、画面が大きすぎると目で追いづらくなってしまうこともあるからです。画面すべてを捉えられないことはストレスにもなるので、用途に合ったサイズを選ぶようにしましょう。プロゲーマーは21~27インチのサイズを選んでいる人が多く、eスポーツの公式大会では、24インチ前後のディスプレイがよく使われています。このサイズを参考に、プレイするゲームや自宅の環境などに応じてサイズを選択してください。
入力端子の種類と数
いくらリフレッシュレートや応答速度、解像度に満足できるディスプレイを選んでも、PCや家庭用ゲーム機に接続できなければ宝の持ち腐れです。事前に使っているPCや家庭用ゲーム機のコードを確かめて、対応するゲームディスプレイを選びましょう。
近年は、主流のHDMIとDVIに加えて、接続にDisplayPort(DVIの後継を狙った規格)やUSBを採用した製品も増えてきています。
おすすめのゲーミングディスプレイ(モニター)10選
自作のPCや家庭用ゲーム機におすすめのゲームディスプレイを、10台ピックアップして紹介します。リフレッシュレートごとに3段階に分けているので、プレイするゲームのジャンルやマシンの性能、予算と相談しながら、自分に合ったゲームディスプレイを探してみてください。
※価格は販売時期や店舗によって異なります
PS4やPS3などの家庭用ゲーム機におすすめゲーミングディスプレイ4選(144Hz以下)
プレイステーション4やNintendo Switchのリフレッシュレートは60Hzなので、これ以上に高性能なゲーミングディスプレイを購入してもスペックを活かせません。これらのゲーム機であれば60Hzのディスプレイでも十分に楽しめますが、Xbox One S とXbox One Xは120Hzに対応しています。Xbox Oneユーザーでこだわるならば、120Hzのディスプレイを購入するといいでしょう。
Acer:KG251QGbmiix 24.5インチ
引用元:https://kakaku.com/item/K0001109148/
2018年11月発売のやや古いモデルですが、そのぶん価格は14000円前後と安く、手を出しやすいです。家庭用ゲーム機と接続できるHDMIの端子が、2ポートあるのも便利。低価格のわりに応答速度は0.7msと速く、ジャンルに応じて8種類の中から最適なモードを選んで遊べる機能や、黒色の強弱を調整できるブラック・ブースト機能が搭載されていることも特徴です。
参考価格 | 14000円前後 |
サイズ | 24.5インチ |
リフレッシュレート | 75Hz |
応答速度 | 0.7ms |
解像度 | 1920×1080 フルHD |
入力端子 | HDMI×2/ミニD-Sub 15ピン |
ASUS:VP248H 24インチ
2019年10月に登場したAmazon限定の最新モデル。応答速度1ms、リフレッシュレート75hHzの性能を持ちながら、価格が14000円を切るコスパのよさが大きな魅力です。画面のカクつきやチラつき、フレームレートの低下を解消する「Adaptive-Sync/FreeSync機能」に加えて、ブルーライト軽減機能や眼精疲労の原因になるフリッカーを抑制する機能が搭載されており、快適なゲームプレイが可能です。
参考価格 | 13870円(税込) |
サイズ | 24インチ |
リフレッシュレート | 75Hz |
応答速度 | 1ms |
解像度 | 1920×1080 フルHD |
入力端子 | HDMI/D-Sub15ピン |
I-O DATA:EX-LDGC252STB 24.5インチ
引用元:https://kakaku.com/item/K0001222502/spec/
こちらも2019年11月に登場した最新モデル。やや値は張りますが、オーバードライブ機能により、応答速度0.6msを実現しているほか、約0.02フレーム(約0.2ミリ秒)の低遅延モード、暗いシーンをより鮮明に表示する「Night Clear Vision」など、ゲームに便利な機能が搭載されています。また、コンテンツに適した設定がプリセットされた画面モードも用意されており、ゲームに合わせて見やすく、美しい画面でプレイできます。
参考価格 | 15,709円(税込) |
サイズ | 24.5インチ |
リフレッシュレート | 75Hz |
応答速度 | 0.6ms |
解像度 | 1920×1080 フルHD |
入力端子 | HDMI×2/アナログRGB/DisplayPort |
BenQ:GL2480 24インチ
引用元:https://kakaku.com/item/K0001188460/
2019年9月発売の最新モデルながら、15000円前後とリーズナブルな価格を実現。リフレッシュレート75Hz、応答速度1msと、家庭用ゲーム機のプレイには十分な性能を持っているうえ、端子の種類も豊富です。フリッカーフリーやブルーライト軽減、輝度自動調整など、目にやさしいアイケア技術も多数搭載されており、ゲームを長時間プレイしたい人にも向いています。
参考価格 | 15000円前後 |
サイズ | 24インチ |
リフレッシュレート | 75Hz |
応答速度 | 1ms |
解像度 | 1920×1080 フルHD |
入力端子 | HDMI/DVI/D-sub |
PC用ゲームにおすすめのゲーミングディスプレイ3選(144Hz)
家庭用ゲーム機よりも動きの早いPCゲームをプレイするときは、リフレッシュレートが144Hzのゲーミングディスプレイがおすすめです。プロゲーマーも144Hzのゲーミングディスプレイを愛用している人が多く、一般的な60Hzのディスプレイから切り替えれば、その性能の違いに気づくはずです。
Pixio:PXC243 24インチ
最大の魅力は、なんといってもコスパのよさ。2019年8月に発売された比較的新しいモデルながら、価格は2万円を切る水準です。応答速度は3msとやや見劣りしますが、リフレッシュレートは144Hzを実現。湾曲モニターが採用され、多人数でもゲーム画面が見やすい利点もあります。低価格で144Hzの世界を試してみたい人におすすめです。
参考価格 | 19,980円(税込) |
サイズ | 24インチ |
リフレッシュレート | 144Hz |
応答速度 | 3ms |
解像度 | 1920×1080 フルHD |
入力端子 | DP/HDMI/DVI |
LG:24GL650-B 23.6インチ
2019年7月よりAmazon限定で販売されているLGのゲーミングディスプレイです。144Hz、1msの高いスペックに加えて、遅延を最小限に抑える「DAS(Dynamic Action Sync)モード」や、暗いシーンの視認性を向上させる「ブラックスタビライザー」、ターゲットを正確に補足するクロスヘアの表示など、ゲームプレイに有利な機能が多数搭載されていることも、ゲーマーにはうれしいポイントでしょう。
参考価格 | 24,980円(税込) |
サイズ | 23.6インチ |
リフレッシュレート | 144Hz |
応答速度 | 1ms |
解像度 | 1920×1080 フルHD |
入力端子 | HDMI×2/DisplayPort |
I-O DATA:EX-LDGC242HTB 23.6インチ
引用元:https://kakaku.com/item/K0001134421/
2019年3月に発売された比較的新しいモデルで、144Hz、0.6msと高い性能を誇りながら、価格が23000円前後とコスパにすぐれたゲーミングディスプレイです。上で紹介した「EX-LDGC252STB」と同じく、低遅延モードや暗いシーンもより鮮明に表示する「Night Clear Vision」など、ゲームプレイに有利な機能を多数搭載。また、HDMIの端子が3ポートと多く、1台で複数のゲーム機や周辺機器と接続できることも使いやすさにつながっています。
参考価格 | 25,260円(税込) |
サイズ | 23.6インチ |
リフレッシュレート | 144Hz |
応答速度 | 0.6ms |
解像度 | 1920×1080 フルHD |
入力端子 | HDMI×3/DisplayPort |
最高な状況でゲームをするのにおすすめゲーミングディスプレイ3選(240Hz)
近年は240Hz対応のゲーミングディスプレイが増えてきており、金額もリーズナブルになってきました。予算に余裕があるなら、高価な240Hzのモデルを購入するのも手ですが、ディスプレイの入力端子によってはリフレッシュレートが制限されることがあり、せっかくの高機能を活かせないこともあります。高価な買い物になるだけに、売り場のスタッフに聞くなどしてから購入したほうが堅実です。
Pixio:PX279RP 27インチ
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07VKS4VSD/ref=dp_cerb_1
144Hzのマシンで圧倒的なコスパを見せつけたPixioは、240Hzでも高コスパのゲーミングディスプレイを販売しています。それは、2019年6月に登場した「PX279RP」。27インチと比較的大きなディスプレイで、240Hz、1msの高い性能を実現しながら、価格は36000円前後と、似たようなスペックの他社製品と比べてお求めやすくなっています。出費を抑えて、240Hzのゲーミングディスプレイを手に入れたい人におすすめです。
参考価格 | 35,980円(税込) |
サイズ | 27インチ |
リフレッシュレート | 240Hz |
応答速度 | 1ms |
解像度 | 1920×1080 フルHD |
入力端子 | HDMI 2.0/HDMI 1.4/DP1.2 |
AOC:AG251FZ2/11 24.5インチ
引用元:https://kakaku.com/item/K0001209869/
AOCが2019年11月に発売した「AG251FZ2」も、最新のモデルながら40000円前後とコスパは良好。24.5インチの画面に、240Hz、05msと、ゲーミングディスプレイとして優れた性能を持っています。映像をくっきりと鮮明に映し出すシャドウコントロール機能や、マウスやキーボードの操作を滑らかにする機能など、快適なゲームプレイに役立つ機能も充実。入力端子も多く、さまざまな用途に対応可能です。
参考価格 | 35,820円(税込) |
サイズ | 24.5インチ |
リフレッシュレート | 240Hz |
応答速度 | 0.5ms |
解像度 | 1920×1080 フルHD |
入力端子 | D-Sub 15ピン/DVI-D/HDMI 1.4/HDMI 2.0/DP1.2 |
I-O DATA:EX-LDGC271UTB 27インチ
引用元:https://kakaku.com/item/K0001187148/
2019年9月、I-O DATAのゲーミングモニターGigaCrysta(ギガクリスタ)シリーズに、最大240Hzの高リフレッシュレートに対応した27インチの大画面モデルが仲間入りしました。搭載されている全入力端子(HDMI×2、DisplayPort)で、最大240Hzに対応。オーバードライブ機能で応答速度0.4msも実現しています。ほかのI-O DATAの製品と同じく、ゲームプレイを向上させる機能も搭載されているので、大きな画面でより快適にプレイしたい人に最適です。
参考価格 | 50,720円(税込) |
サイズ | 27インチ |
リフレッシュレート | 240Hz |
応答速度 | 0.4ms |
解像度 | 1920×1080 フルHD |
入力端子 | HDMI×2/DisplayPort |
まとめ
3つのリフレッシュレートに分類し、それぞれおすすめのゲーミングディスプレイを紹介してきました。当然ながら、リフレッシュレートが優れたディスププレイほど高価になりますが、プレイするゲーム機やジャンル、PCなどの環境によっては、144Hz以下のディスプレイでも快適にゲームを楽しめます。まずは、自分に必要なディスプレイの性能を見極めて、予算に応じて最適な製品を購入してください。