DTMは自作PCで! 多才すぎる声優・小岩井ことりさんに聞く、制作環境へのこだわりと自作するメリット
楽曲はすべてDTM制作で、超難関と言われているMIDI検定1級も取得してしまったのだとか。DTM熱が高まりすぎて、ついには自作PCを組んでしまった小岩井さんに、愛用のPCや制作環境のこだわりについてお話を伺いました。
小岩井ことりさん
声優、アーティスト。代表作は『のんのんびより』宮内れんげ、『アイドルマスターミリオンライブ!』天空橋朋花、『アイカツ!』大地ののなど。ヘヴィメタルバンド「DUAL ALTER WORLD」としても活動中。DTM、イヤフォン・ヘッドフォンなどにも造詣が深く、イヤフォン・ヘッドフォンセレクションと撮影した写真集『イヤフォン・ヘッドフォンことり図鑑』(一迅社)を発売。人口の上位2%しかいない知能指数(IQ)を持つメンバーの交流団体「MENSA」会員。愛称はこっこちゃん。
Twitter:@koiwai_kotori
オフィシャルHP:https://ameblo.jp/koiwai-kotori/
公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UClDfVHJxrsGTq61MJp55s3Q
はじめはポストペットとゲームから。小岩井さんのPC遍歴
─PCをはじめて触ったときのことから教えていただけますか?
はじめて触った、というなら、覚えてないくらい小さいときに親戚のうちにあったパソコンを見て、つけたり消したりしてみたのがはじめての出会いです。その後、小学生の頃に親にねだってパソコンを買ってもらいました。そのときに「これからは就職にも必要になると思うし」と口説いたらしいです(笑)。
─小学生のときに? それはすごいですね。
本当は「ポストペット」(※1)のことを知って、やってみたかったんですけど(笑)。でも、実際に買ってもらって触ってみたら、いろいろとおもしろいことができることを知って、ゲームしてみたり、絵を描いてみたり、ゲームのファンサイトみたいなところで交流をしたりとハマっていきました。
(※1)PostPet(ポストペット)は、ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社(So-net)が販売していた、ピンクのクマがメールを運ぶ電子メールソフト。さまざまなキャラクターが登場し人気を博した。
─当時はどんなゲームをやっていたのですか?
小学生のときは「マインスイーパ」や「ソリティア」です。中学生になって、「ラグナロクオンライン」にハマりました。学校にあまり行かなくなるくらい(笑)。その頃、容量が足りなくなり、外付けハードディスクというものが必要だということを知りました。
─もともと音楽の素養はあったのでしょうか?
高校の吹奏楽部でパートリーダーをやっていたので、ある程度の理論は理解していて、楽譜を書いたりもしていました。その頃にいろいろとフリーソフトがあることも知って、パソコンを使って遊びで曲を作っていたんです。情報は、「窓の杜」やゲームサイトのチャットなどで知り合った仲間から、いろいろ教えてもらっていました。でもそれは本当に遊びみたいなもので、DTMとはいえないくらいのものです。DTMとしてちゃんとはじめたのは、声優になってからです。
声の波形を研究するうちに本気のDTMユーザーに
─声優さんになろうと思ったのはいつだったのでしょうか?
高校を卒業するくらいのタイミングだったと思います。実際に就職や進学を考えたときに声優という職業に就きたいと思うようになりました。
小中学校のときからアニメやゲームが好きで、憧れはずっとあったんです。小さい頃に、「ピカチュウ」は「ピカッ!」と言うだけなのに感情が伝わることに感動して。「声の表現ってすごく素敵だな」と感じたことが声優に憧れるきっかけだったと思います。
─声の波形を分析して、声優の訓練に取り入れていたそうですね。
そうなんです。声優になりたての頃、どう勉強していいのかわからなくて。どうしてもわからないことがあればレッスンに行くんですけど、基本的には独学だったので、「しっかり音を捉えて、視覚でも判断しながら、正しいアプローチをしていきたい」と思ったんです。それで、いわゆるDTMという形式で、ソフトウェアシーケンサーであるDAW(Digital Audio Workstation)を使って声を研究しようと思いました。
オーディオインターフェース(音をPCに取り込む際に使う機器)を買うと、おまけのソフトがついてきたりするんですが、はじめはCubase AIという体験版のようなソフトを使って声の波形を調べて、なるべく同じになるように真似してみようと。さらに、なるべくプロスタジオの収録環境に近い形で録音して、それを自分で聞いて訓練することが大事だと思ったんです。それで録音して、波形を見ながら比較して練習しました。
─そういったアプローチは声優さんの中でも珍しいのでは?
そうみたいです。音楽はもともと好きだったということもあってか、音を波形として見るのもおもしろかったからというのもあります(笑)。高校生の頃に使っていたのは「Audacity」というフリーソフトだったのですが、ツールで波形を編集すると音が変わってしまうんですよ。音の伝わる仕組みとかにも興味があったので、とてもおもしろかったです。
デビュー当時はなかなか思うようにお芝居ができなかったんですけど、「私ができなくて、先輩たちができていることは、波形として見たらどう違うのか」と思って、見てみたいなと。
─実際に波形に違いはありましたか?
実際に検証したわけではないので本当に違うかどうかはわからないんですけど、傾向をつかむことには役立ちました。普通に人が話すときの音ってすごく音階が狭いんですけど、声優さんがセリフとしてしゃべるときの音程はすごく広くて、1オクターブ以上平気で出しているんです。そのことに気づいて、「もっと幅を広げないとダメだ。狭いと棒読みっぽく聞こえるんだな」と理解しました。
ダイナミクスって音の強弱の表現のことなんですけど、すごく大きい音でしゃべっているのに小さい声でしゃべっているような表現のできる方もいるんです。さまざまな方の演技を聞くうちに、「そういう技術もあるんだ」と確認することができました。
─かなり専門的で興味深いです。声優の勉強をするうちにDTMにハマっていったのでしょうか?
声優の勉強のためにオーディオインターフェースやマイクなどが必要だったので、いろいろと買ったんです。せっかく揃えたのなら、もともと好きで趣味としてやっていた音楽のほうにも使いたいなと。じゃあ、同じソフトで作曲もできるので遊びで試してみようかなと思い、はじめた感じです。
─マイクなどの機材は何を基準に選んだのですか?
声優という職業柄、さまざまなスタジオに行くので、スタジオの方やエンジニアさんに聞いたり、ネットで調べたりしました。ただ、プロが使う機材は値段が高いので、買うのには勇気がいりました(笑)。上京してきたばかりであまりお金もなかったので、本当に少しずつ揃えていった感じです。
─最初はDTMでどういうものを作っていたのですか?
この仕事をやりはじめて気づいたのですが、発声には結構な筋肉が必要なので、毎日の基礎トレーニングってかなり大事になってくるんですよね。でも、どうしてもサボりがちになってしまうので、最初にトレーニング用の30分くらいのリズムデータを作りました。例えば、舌を回すトレーニングだったら、「チャ、チャ、チャ、チャ、パッ、パッ、パッ、パッ」というリズムに合わせて舌のトレーニングをしていくんです。そういったデータをDAWで作ってスマホに入れておけば、朝起きたときに「眠いなあ」と思っても、ポチッと再生して、それに沿ってトレーニングを強制的にはじめるという感じです。
─すごいですね。趣味と言うより仕事のための制作ですね。
そうですね、でも、仕事ではもちろんあるんですけど、自分の声を鍛えるのも趣味なので。私の場合は仕事と趣味がほぼ一緒なんです(笑)。
─そこから音楽のほうにシフトしていったんですね。
音楽も並行して趣味としてやっていたので、知り合いに曲を作ったりしていました。実はTBSラジオさんのジングルは、私が制作したんです。ネットで公募があったので出しみたら、採用されて。2015年だったかな? 作曲として公になっているのは、それが最初のお仕事だと思います。
そこから依頼も増えてきて、声優の方に曲を提供させていただいたり、自分が出演している作品でも作詞作曲をさせてもらったりしています。
─DTMの魅力について教えてください
手軽に一人で曲を作れるところが魅力です。DTMが確立されるまでは、曲を完成させようと思ったら、たくさんの人の力を借りないとできなかったと思うんです。一人で誰でも簡単に、演奏技術がなくても作れるので、それが嬉しいですよね。
理想のDTM環境を作るために自作PCに挑戦
小岩井さんが作り上げた理想の制作環境
─自作PCを組んだのもDTMのためだったんですよね。
はい。最初はノートパソコンでやっていたのですが、DTM用にはもう少し良いパソコンが必要だなと。BTOも調べたんですけど、大体ハイスペックなマシンはゲーム用なんですよね。DTM用にもハイスペックのものは欲しいんですけど、グラボはそこまで高いものは要らないなと。限られた予算だったので、それならもう自作したほうが自分の理想通りのものができるんじゃないかなと思ったんです。
─DTMに必要なスペックを教えてください。
DAWを動かしたり、音源を立ち上げたりするのに、まず、CPUは絶対ですよね。あと、電源によって安定性もずいぶん変わってくるそうなので、良いものにしたほうがいいかなと思い、電源にはお金をかけました。メモリも当然多いほうが良いのですが、私が組んだときはまだ8GBが2枚くらい。当時、グラボは最低限のもので良かったんですけど、最近は動画に合わせて楽曲を作ることも多いので、動画編集のためにグラボが必要になってきています。
- 小岩井ことりさんのシステム
CPU | Intel Core i7 4770K(3.5GHz) |
SSD | Crucial CT1000MX 500SSD1+OCZ Vertex 460A 240G |
HDD | TOSHIBA 8TB(MD05ACA800) |
グラボ | ZOTAC GeForce GTX 1080 Ti Mini 11GB |
マザボ | ASRock Z97 Extreme6 |
電源 | ENERMAX EPM500AWT(80PLUS PLATINUM) |
メモリ | 8GB+8GB=16GB(PC3-12800) |
ケース | ANTEC P183 V3 |
光学ドライブ | Pioneer BDR-209 |
OS | Windows 10 Pro |
─使用パーツを見ると、どれも自作ユーザーの間で定評のある製品ばかりです。しっかり調べて作られたことがわかるのですが、自作は大変でしたか?
思ったより大変ではなかったです。パソコンを組み立てると聞くと、半田ごてを使って、みたいなことを想像するかもしれませんが、実際はプラモデルを組み立てるのに似ているというか。テレビの配線を、説明書を見ながらやるじゃないですか。あれに近いですよね。私は説明書の代わりに「はじめての自作PC」みたいな本を見ながらやったのですが、手順に沿って組んでいけばまったく難しくなかったです。
パーツ選びも、今はネットでいろいろな情報が調べられますし。私もまったくわからない状態からスタートしましたけど、ちょっと調べればわかるので大丈夫です!
─DTMまわりの機器へのこだわりを教えてください。
なるべく声優の業界やスタジオなどで使われている、業界標準のものに合わせたいと思っています。特にマイクはちょっと高い、良いものを買おうと。初めての収録現場でめちゃくちゃ緊張しちゃって。なるべく収録現場で緊張しないようにするにはどうしたらいいかを考えたときに、「自宅をなるべく収録現場の環境に近づけたら、現場でも緊張しないだろう」という理論にたどり着いたんです(笑)。
そういった理由もあり、今はノイマンのU87Aiというマイクを使っています。もともとはもっと安いマイクを使っていたんですけど、やっぱり収録現場と同じマイクが良いと思い、思い切って購入しました。
こだわりのマイクは「ノイマンU87Ai」
─どんどんと充実した環境が整っていっているのですね。
はい。声優っていろいろなスタジオやレコード会社さんに行けるので、そこで使われているスピーカーやマイク、ヘッドフォンとか、良いものをたくさん見ることができるんです。その中から自分が気に入ったメーカーや製品を選んでいます。
例えばスピーカーは、ジェネレックの8020A、8010Aというスピーカーを使っています。スタジオではもっと大きなスピーカーですが、私はここのブランドの音が好きだなと思ったので、小さめのものを自宅用に選びました。
─ヘッドフォンマニアとしても有名ですが、音へのこだわりがヘッドフォンやイヤフォンへつながっていくのですね。
これまでの人生を振り返ってみると、やっぱり音が好きなんですよね。8020A、8010Aが小さいスピーカーとはいえ、東京の住宅事情だと大音量では楽しめません。どうやったらもっと音を楽しめるかを考えて、イヤフォンやヘッドフォンだったら持ち歩けるし、迷惑をかけることもなくより繊細に音を楽しめるのでだんだんとハマっていきました。
─最初はどんな製品を買いましたか?
最初は、ソニーのMDR-CD900STっていうモニター用のヘッドフォンがわりと業界標準的に使われていたので、仕事用に買いました。そのヘッドフォンは仕事用だとノイズを拾いやすいとか、高い音が聞きやすいなどの利点はあるのですが、ずっと聞いているとちょっと疲れちゃうんです。それで、遊び用とかリスニング用にほかのも欲しいなと思い、数が増えていったという感じです。
オーディオインターフェースはUniversal Audioの「Apollo Twin USB」、スタジオモニターヘッドフォンの定番ソニー「MDR-CD900ST」。イヤーパッドを装着性が高いYAXIの「stpad-DX-LR」に変更している点もプロっぽい
─今はどれくらいお持ちなんですか?
現時点ではよくわからないですが、80以上はあります(笑)。前にテレビ番組で密着してもらったときに数えたんです。そこからまた少し増えているとは思うんですけど、100超えたなと感じたら、また数えてみようと思います。
─それはどういう感じで使い分けるのでしょうか?
機能性や気分が一番大きいです。雨に濡れそうなときには防水のモデル。例えばラジオの収録では今日も持って来たMeze Audioの99 Classicsを使います。私がやっている「ことりの音」は柔らかい雰囲気の番組なので、木の素材感が似合うかなと。
小岩井さん愛用のモデルは、イヤーカップ部分にウォルナットを使ったデザインが特徴的なMeze Audioの「99 Classics」
今日はデジタルオーディオプレイヤーなども持ってきていただきました。
Astell&KernのSA700というプレイヤーはものすごく良い音なので、解像度の高いヘッドホンがいいと思うんです。finalのA8000はとても高い製品なんですが、解像度がとても高くて作った方が表現したかったことが読み取りやすいというか。演奏のレベルなどもわかりやすいです。良いプレイヤーにはそういうモデルを合わせたくなりますね。
でもお手軽なものもすごく好きで、1万円以下のワイヤレスイヤフォンなどは、外出するときに便利です。普段はスマートフォンで聞くことも多いので、そのときにはお手軽なモデルを合わせます。お手軽なものにはお手軽なものの良さがあって、高いものには高いものの魅力があるんですよね。
ポータブルヘッドフォンアンプも音は良いですが、落としたりして壊すのも怖いので、車の移動や新幹線の長時間移動のときなどに使っています。もちろん音にはこだわりがありますが、良い音のモデルも、お手軽なモデルもどちらも愛用しています。
Astell&Kern「SA700」は、CDなどよりも高音質なハイレゾに対応のポータブルオーディオプレイヤー。オーディオファンに高い評価を得ているモデル
ポータブルヘッドフォンアンプを使えば、スマートフォンなどの音質を最大限にアップできる。中でもChord Electronicsの「Hugo 2」は高音質を誇る高級機
左上から、final「A8000」、intime「碧 -SORA Light-」、Unique Melody「Maverick II Re;」、DITA Audio「ANSWER-SLV」、acoustune「HS1650CU」、AKG「K3003」。高級モデルからお手軽なエントリーモデルまでバランス良くセレクト
─ヘッドフォン・イヤフォン好きが高じて、写真集も出されたとか(笑)。
そうなんです(笑)。「写真集を出しませんか?」というお話をいただいたので、それだったら「ヘッドフォンとイヤフォンを紹介したいんですけど」って。家にたくさんのヘッドフォンたちを持っていると、ペットみたいな感じになるというか。日常に家にいるときの姿は自然で愛らしいんですよ!(笑)でもカタログだとキリッとなってしまうんですよね。私も宣材写真ではキリッとしているけど、日常で友達がスマホで撮ってくれた写真が、自然でよかったりもするじゃないですか。それはイヤフォンやヘッドフォンでも同じで、日常の姿を見せたいと思ったんです。ついでに私も写っていたら、ファンの方も私を知らない方も嬉しいんじゃないかと思い、作らせていただきました。
デスボイスの出せるMENSA会員!こっこちゃんのこれから
─本当に多才で、ヘヴィメタルバンドDUAL ALTER WORLDの活動もされています。
メインボーカルをやっているDUAL ALTER WORLDの新しい報告は、今はないのですが、最近、デスボイスが出せるということを知ってもらえて、メタルバンドの方から「参加しませんか?」と誘っていただく機会も増えています。レーベルメイトでもある、メタル界で有名なFukiさんのアルバムにも参加させてもらいました。それもあって、これからもっと聞いてもらえる機会があると思うので楽しみにしていてください!
─あのデスボイスはすごいですよね。
最初はできないかと思ったんですけど、喉の動きとかをYouTubeとかで見て研究して、いろいろ実験してみたらできたんです。声にひずみをかける感じで、声優でも使えるところがあるような、おもしろい感覚で勉強になりました。
─多才ぶりに驚きました。さらに、極めて高いIQを持つ人しか入れないMENSA(※2)の会員だそうですね。
そうなんです。よくインターネットとかであるIQテストが得意だったんです。それで、ちゃんと測定とかしてみたいなと思ったときにMENSAの存在を知って。「MENSAに入れたらIQ130以上だよ」と聞いて、受けてみようかなと。もし受かったら友達に脱出ゲームに誘ってもらえるかと思って。あとで友達からは、「誘ってって言った方が早くない?」と言われて、「確かに」と思いました(笑)。
(※2)MENSA(メンサ)は、1946年にイギリスで創設された、全人口の内上位2%のIQ(知能指数)の持ち主であれば、誰でも入れる国際グループ。世界100カ国以上、10万人以上の会員を持つ。
─これからどんなことに挑戦していきたいですか?
本業の声優業はもちろんなのですが、昨年はたくさんのイベントに出させて頂いたので、今年は作詞・作曲等の自宅でできるお仕事の割合を増やしていきたいです。アニメソングや声優さんに提供する曲を手がけたい。作詞・作曲の速さが少しずつ上がってきているので、仕事としてやっていけると思えるようになってきました。だからそろそろパソコン環境もバージョンアップしたいと思っています。最初に組んでからしばらく経っているので、そろそろ組み替えたいですね。
─次も自作なんですね!
はい!(笑)自作だったらHDDやSSDもいつでも追加できますし、壊れたときも自分で組んでいたらわかりやすいですし、すぐに修理できます。締切はどんどん迫ってくるので、修理に出す時間がないときなどは、自分でなんとかできると本当に便利です。
─まさに自作ユーザーですね(笑)。
ライブで使うちょっとした映像を作ることもあって、最近では動画の書き出しもするようになったので、つぎはグラボも強化したPCをぜひ作りたいです!
声優としての活躍はもちろん、音楽活動や、DTMへの取り組みなど、多方面に才能があり、知識量も非常に多い小岩井さん。仕事や趣味へのアプローチがすべて論理的で、お話を伺うほどに頭の良さを感じる方でした。高いIQを持っているというのも納得です。今後もさまざまなジャンルで活躍されていくこと間違いなし! 自作PCを新しく組み替えるときには、またぜひ取材させてください!
PHOTO_BY 岩田えり
HAIR&MAKE-UP_BY Hitomi Haga