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    アプリケーション開発に重宝されるRuby on Railsは、その特性から多くのアプリケーションに利用されており、サーバーサイド側の開発者では必須項目になりつつあります。しかし自分で勉強を始めようにも、「Ruby on Railsを使うと何ができるのか?」「Rubyとは何が違うのか?」、イメージを掴みづらい側面もあるでしょう。Ruby on Railsの特徴・メリットや習得方法を詳しく紹介していきます。
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Ruby on Railsとは?特徴・メリットや学習方法を解説

  • DATE
    2020.03.10
  • WRITTEN BY
    DIGITAL DIY編集部

Ruby on Railsとは?特徴・メリットや学習方法を解説

Ruby on Railsとは

Ruby on Railsとは、Rubyで使えるWebアプリケーションフレームワークで、サーバーサイドの開発を簡単により早く行うための枠組みです。

Ruby on Railsはベンチャー企業に人気の技術であり、SNS・オンラインのゲーム開発・業務システム等に用いられているように、応用範囲が幅広い万能フレームワークといえるでしょう。

さらにRubyが日本産であることから開発現場での需要が高く、関連するRuby on Railsの求人数も多くなっていることもポイントです。

 

 

 

Ruby on Railsでできること

Ruby on Railsでできること(作れる)は、主に以下の5つです。

  • WEBサイト制作

→Web系に強く1番力を発揮できる領域

  • ショッピングサイト制作

→ ログイン機能などを簡単に実装

  • SNSなどWebサービス開発

→ 簡単かつ質の高いアプリを開発可能

  • スクレイピング

→ Web上から情報を自動で取得して加工し、新たな情報を作り出す

  • 業務システム開発

→ 開発速度が速いため、会社独自機能を追加する余裕ができる

 

一方、Ruby on Railsでできないこと(作りにくい)は以下の2つです。

  • スマホアプリやゲーム

→他の主要言語(ゲーム系はC#、スマホアプリ系はJavaやSwift)がある

  • 機械学習・AI開発

→ 実用性がほぼない

 

 

RubyとRuby on Railsの違い

RubyとRuby on Railsの違いをまとめると、

  • Ruby:プログラミング言語
  • Ruby on Rails:RubyでのWeb開発を手助けするためのフレームワーク

となります。

 

例えば、InstagramのようなWebアプリを作りたいとします。その中でフォローやいいね!のボタンをクリックすると、それに合わせた動きをする必要があります。

この時、フォローなどの機能自体をRubyで作り、クリックで機能を呼び出すための仕組みをRuby on Railsで作る流れになります。

Rubyだけでも作れますが、新しいアプリを開発するたびにすべて作り直すのは工数がかかるので、繰り返し使えそうなものを標準機能としてRuby on Railsで用意するのです。

 

 

WindowsのRuby on Rails開発環境

WindowsのRuby on Rails開発環境

WindowsでRuby on Railsを扱うために必要な動作環境・ツールは以下の通りです。

  • 動作環境(2020年1月時点の推奨環境)
    • OS: Windows10 (64bit)
    • エディタ: VS code
    • ターミナル: git bash
    • Ruby 2.6.5
  • VSCode

→ Railsのコード編集・保存、ターミナル上でサーバー起動とGitの使用が可能

  • GitBash

→プログラムのバックアップ・変更履歴の記録・チームでの共有が可能

  • Ruby

→ Railsで活躍するツール「MSYS2」が内蔵

Windows環境でRuby on Railsを利用して開発する場合は、これらを導入しておきましょう。

 

 

 

Ruby on Railsのインストール方法

WindowsにRuby on Railsをインストールする場合は、まず「WindowsのRuby on Rails開発環境」にて、動作環境および各種必要なツールをインストールします。

その後git bash上で以下のコマンドを入力してRubyのバージョンを確認できたら完了です。

$ ruby -v

最後にRailsをインストールするためのコマンドを入力し、Railsのバージョンを確認できたら全インストール工程の完了となります。

$ gem install rails
$ rails -v

 

 

 

Ruby on Railsのメリット・デメリット

Ruby on Railsのメリット・デメリットを見ていきましょう。

【メリット】

  • 初心者でも習得しやすい

→Ruby自体が書きやすく、解説記事も多い

  • 開発スピードが速い

→ コード量が少なく、書き方のルールが決まっている

  • 応用が効く

→ 情報共有サイト等に載っている他の開発者のパッケージが使える

  • 仕事を獲得しやすい

→ 業務システム等、BtoB案件の需要が増えている

  • 機能修正しやすい

→共通で使われているコードのみを修正するだけでいい

  • 作り込み具合が高い

→ すぐにシステムを開発できる

 

 

【デメリット】

  • エラーの対処が難しい

→フレームワーク内の細かい部分はRubyから学ぶ

  • 使いこなすのが難しい

→ 機能が多すぎる

 

 

【入門向け】Ruby on Railsの学習方法

Ruby on Railsの学習は以下の3ステップで行うとおすすめです。

  1. 以下の4つの基礎を固める
      • HTML&CSS:Webの骨組みを作れるようにする
      • Ruby:Railsの大元
      • SQL:データを扱う
      • Command Line Tool:Railsを操作する画面
  2. Railsチュートリアルに挑戦
  3. オリジナルサービスを作る

 

また学習で挫折しないために、以下の2点を意識するとよいでしょう。

  • 楽しむ気持ちで学ぶ
  • 初心者のうちは素直に学ぶ

 

 

 

「Ruby on Railsチュートリアル」とは?

「Ruby on Railsチュートリアル」とはWebアプリケーションの開発から公開までを、実際に手を動かして学べる大型チュートリアルです。

解説動画や質問対応サービスも¥32780(税込)から提供されており、Railsチュートリアルで行き詰まった方や本格的に学びたい方におすすめです。

しかしRailsチュートリアルは以下の点からRails初心者の方には活用しにくいです。

  • 情報量が多すぎる
  • 読みにくい
  • 著作権とライセンスが関係している
  • 多くの前提知識が必要

 

 

 

Ruby on Railsが学べる本

Ruby on RailsはWEBアプリの開発において需要が高く、学習本も多く存在します。その反面、Rails初心者の方が書籍を選ぶと、学習レベルを間違ってしまい理解できないこともあります。

そこでRailsの学習に求められるレベルを以下の3つに分け、各レベルでおすすめの1冊を上から順に紹介していきます。

  1. RubyやRailsの基礎を学ぶ
  2. Railsで試しに開発する
  3. Railsを業務で活用する

 

 

 

作りながら学ぶRuby入門 第2版/ 久保秋 真

作りながら学ぶRuby入門 第2版/ 久保秋 真

『作りながら学ぶRuby入門 第2版』はオブジェクト指向を基礎としたRubyやRuby on Railsを同時に学べ、実際にアプリケーションを少しずつ実装しながら読み進められる本です。

ある程度オブジェクト指向プログラミングを経験している方ならスムーズに理解できるので、読み終える頃にはRubyやRailsを扱えるようになるでしょう。

自分が作ったソースコードを実際に動かしながら進めるので、達成感も得やすく楽しく学習できます。

  • こんな人向け:オブジェクト指向プログラミング経験者、Ruby入門者、Ruby on Rails挫折者
  • 価格
    • Kindle版:¥2574(税込)
    • 単行本:¥2608(税込)
  • ページ数:496ページ
  • 出版年月日:2012年11月26日
  • 読みやすさ:Rubyをある程度経験している人なら説明文は読みやすいが、プログラミング初心者の場合は一部の図解や説明文を理解できないことがある。

 

 

独習Ruby on Rails/小餅 良介

独習Ruby on Rails/小餅 良介

『独習Ruby on Rails』は、Rubyのフレームワークである「Rails」を自力で習得できる入門書です。

Railsに則ったWebアプリケーション開発の基礎を解説するだけでなく、Ruby言語の基礎となるオブジェクト指向も説明しているので、Rails入門者にとっても理解が進みやすい書籍です。

さらに実際にコードを書いていく演習問題も用意されているので、課題をこなしていけば実践的なスキルが身につきます。

  • こんな人向け:Rubyの経験者、Ruby on Rails入門者
  • 価格
    • Kindle版:¥3762(税込)
    • 単行本:¥3960(税込)
  • ページ数:560ページ
  • 出版年月日:2019年06月19日
  • 読みやすさ:Ruby on Railsで必要な基礎知識を図解で説明しているので、Rubyを経験している人ならスムーズに読めます。

 

 

現場で使える Ruby on Rails 5速習実践ガイド/大場寧子,松本拓也,櫻井達生,小田井優,大塚隆弘,依光奏江,銭神裕宜,小芝美由紀

現場で使える Ruby on Rails 5速習実践ガイド/大場寧子,松本拓也,櫻井達生,小田井優,大塚隆弘,依光奏江,銭神裕宜,小芝美由紀

『現場で使える Ruby on Rails 5速習実践ガイド』は基礎から実務レベルの開発までを取り扱っている学習本で、Railsを業務や開発ですぐに使えるようにならなければいけない場合におすすめの一冊です。

「現場で使える」という名前の通り、チームでの開発・アクセス/エラーログの管理・コーディング規約・バージョンアップ・メンテナンス時の障害対応など、実際に現場やチームで働く上で課題となる要素が網羅されています。

またRailsだけでなく開発者として考慮すべき点も記載されているので、この本を読むことで開発者として現場で働く際の心構えを身に着けられるでしょう。

  • こんな人向け:Ruby以外の言語でWebアプリ開発をしていた方、オブジェクト指向プログラミングの経験者でRubyは初めての方
  • 価格
    • Kindle版:¥3637(税込)
    • 単行本:¥3828(税込)
  • ページ数:480ページ
  • 出版年月日:2018年10月19日
  • 読みやすさ:Ruby on Rails に使われているコントローラー・モデル・ビューの共通化の仕組みなど、文字では伝わりづらい部分を図で説明しているので理解しやすい。

 

 

まとめ

Ruby on Railsを学習したい方は、以下の手順でRailsの勉強を進めていきましょう。

  1. 「【入門向け】Ruby on Railsの学習方法」のステップ1にある、Railsに必要な基礎を身につける
  2. 基礎が身についたら、「WindowsのRuby on Rails開発環境」と「Ruby on Railsのインストール方法」を参考にRailsを利用する環境を整える
  3. 「【入門向け】Ruby on Railsの学習方法」のステップ2以降を続ける

必要に応じてRailsに関連する書籍やサイトを利用し、疑問点をひとつずつ解決しながら学習していくと、先々のWebアプリケーション開発効率は飛躍的に向上するでしょう。


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