YouTuberにおすすめの照明機材6選~動画撮影で照明は重要!
YouTubeの動画撮影で照明が重要な理由
室外での撮影と違い、室内での撮影は太陽の光に頼ることができません。カメラの構造は、光量が多いほどクッキリとした映像になりやすいため、見栄えの良い映像を撮影するためには光量の確保が必要となります。
人気YouTuberのような被写体の影が消えたクッキリした動画も、適切な照明器具を使っているからこそ実現できる画面作りなのです。
照明(ライト)の種類
ここからは、照明器具の種類を「LED」「白熱灯」「蛍光灯」の3つに分けて紹介していきます。それぞれの構造と特性を理解すれば、どんな場面でどの器具を選べばよいのかを、判断できるようになるでしょう。
LED
電圧を加えた際に発光する半導体「発光ダイオード」を用いた照明器具です。数年前までは技術的な理由で光量の確保が困難であり、照明器具としては適切でないと言われていたLEDですが、近年ではこれらの課題もクリアし、LED照明器具が普及し始めています。
特徴は他の照明とは比較にならないほど長い耐用年数と、低い消費電力です。やや値段は張りますが、長期的に運用するのであればLEDが有力な選択肢として挙げられます。
白熱灯
いわゆる一般的な電球を用いた照明器具で、撮影照明の世界では「タングステンライト」とも呼ばれます。消費電力に対する発光の効率が低めで、発熱量も多く、寿命も短いので少々扱いが難しいと言われる機材です。
とはいえ、他の機材と比べると交換が容易で価格が安く、かつ軽量なので気軽に使えるのは大きなメリットと言えるでしょう。
暖かな黄色い光が醸し出す色合いには独特の深みがあり、そういった演出効果を期待して使われる場合も少なくありません。
蛍光灯
ガラス管の内側を蛍光物質で塗装し、その内部で放電を行うことで発光させるタイプの照明です。よく施設などで使われている長い蛍光灯ではなく、撮影照明においては電球のような形状をしたものを用います。
ただし、蛍光灯は連続して光を発しているのではなく、実際には秒間に100~120回のペースで点滅しています。カメラのシャッタースピードが消灯した瞬間に噛み合ってしまうと画面が暗くなるので、そういった場合はシャッタースピードを変える必要があります。
電力、寿命の面で白熱灯より上ですが、持ち運ぶ際にはその重量がネックになります。
照明機材の選び方のコツ
YouTuberとして活動するのであれば、軽量で省電力、長期的に運用できるLEDライトがおすすめです。
ただし、より安価な製品を求めているのであれば蛍光灯や白熱灯も選択肢に入ってきます。また、物を撮影する際に一瞬点灯させるフラッシュライトのような使い方も想定しているのであれば、安定して光を発する白熱灯が力を発揮します。
まずはLEDを軸足に据えて、必要な場面が出てきたらほかの照明機材を検討してみるとよいでしょう。
おすすめの照明機材6選
では、実際に購入できる照明器具を紹介していきます。YouTuberとして活動を続けるのでれば長期的に点灯し続ける照明が必要になるので、人気の高いLED照明から6つの製品を選びました。
それぞれ値段も使い勝手も異なるので、自分の環境に合ったものを探してみましょう。
NEEWER:Neewer 2 Packs
引用元:Amazon
撮影に必要な機材がまるごと入った、NEEWERの照明パッケージ。十分な光量をもつ660個のLED電球を搭載しています。2つの照明がセットになっているので、角度の異なる光を照らしてクッキリとした映像を作り出すことができます。
色温度の調整機能も付いているので、環境や作りたい映像に合わせた光にできるのも強みです。多少値は張りますが、耐用年数の長いLEDなので一度購入すれば長期間使い続けられます。
参考価格 | 24,999円(税込) |
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照明有効距離 | – |
最大出力 | 3360ルクス/メートル |
光束密度 | – |
サイズ | 23.2x20x4.8センチ |
使用時間 | バッテリー付属なし |
パッケージ内容 | LEDライト×2、電源アダプター×2、ライトスタンド×2、キャリーバッグ×2 |
購入サイト | Amazon |
サンテック:スリムライト LG-E268C
引用元:価格.com
軽量で小型ながら、撮影に十分な光量を提供してくれるLEDライトです。フィルターを通してパネル全体が光るため光にムラがなく、光源を近づけてもLEDライト特有の影が生まれることがありません。
主にデスクの前での撮影を中心としているYouTuberにとっては、「軽量」「小型」「近接OK」の3点が揃っている商品は心強い存在です。配置を工夫すればスペースの少ないカメラの裏側に配置したり、手元を撮影する際にデスクの上から光を照らすなど、さまざまな用途に使用できます。
参考価格 | 20,800円(税込) |
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照明有効距離 | – |
最大出力 | 5,600K~3,200Kまで常に13.40W |
光束密度 | 広角91度 |
サイズ | 348x310x26 mm |
使用時間 | 2時間25分(ACアダプター接続可能) |
パッケージ内容 | ACアダプター(ACコード付き)、ACアダプターホルダー、布カバー |
購入サイト | 価格.com |
LPL:VLP-9000XD
引用元:価格.com
プロも使用する照明機材で、ある程度遠くから壁に向けて光を当てるだけでも、部屋全体にきれいな光を行き渡らせてくれるパワーがあります。リモコン操作に対応しているため、カメラから遠い位置に置いても楽に操作できるのも嬉しいポイント。
野外では本体に直接バッテリーを取り付けることができ、室内ではACアダプターで稼働させられるため、場所を選ばず使えるのも強みです。
発熱を抑えるファンは温度感知型なので常に回り続けるわけではなく、短時間の稼働であれば静かに使えます。しっかりとした機材を買って、長くさまざまな場面で使い続けたい人には、おすすめの一品です。
参考価格 | 35,090円(税込) |
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照明有効距離 | 約6300Lx/1m 約25000Lx/50cm |
最大出力 | 約36W |
光束密度 | – |
サイズ | 約260×188×40mm |
使用時間 | 約50分/2000mAh 約130分/5800mAh |
パッケージ内容 | ソフトンフィルター、アンバーフィルター(色温度調整時使用)、リモコン(赤外線)、ハンドグリップ、ダボ付ボールヘッド、スイッチングアダプター(AC/DC) |
購入サイト | 価格.com |
リトラ:Litra Torch2
引用元:価格.com
安価で、最長辺42mm&重さ90gと取り回しの良さがウリの超小型LEDライトです。小型ゆえに光量に不安を感じるかもしれませんが、一般的な部屋で使用するのであればそれなりの効果を発揮してくれるパワーは備えています。
その小ささゆえに場所を選ばず配置でき、さらにUSBで簡単に充電できるので、複数購入して並べて使えば、ほかの機器では実現できないきれいな画作りをすることも不可能ではありません。
また、防塵、防滴、防寒、耐衝撃などの性能が高く、アウトドアでの撮影にも適しています。
参考価格 | 12,100円(税込) |
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照明有効距離 | – |
最大出力 | 800ルーメン |
光束密度 | – |
サイズ | 38x38x42 mm |
使用時間 | Level1:100lm/4時間 Level2:450lm/70分 Level3:800lm/35分 Level4(点滅光):2200lm/7時間 |
パッケージ内容 | カメラマウント、白色ディフューザー、マジックマウント、ベルトクリップ、GoPro 1/4 20フィンガーマウント、USB充電ケーブル |
購入サイト | 価格.com |
NEEWER:CN-160 LED ビデオライト
引用元:Amazon
動画撮影に使用できるレベルの光量で常設型のライトとしては破格の激安ライトです。それなりの光量をもちながら本体は小さめなので、安い値段を活かして複数並べれば、クッキリとした映像を撮影することも可能です。
ただバッテリーの駆動時間はそれほど長くはないので、長時間の撮影には適していません。野外の撮影に用いたい場合は、替えのバッテリーを用意しておきましょう。
参考価格 | 2,299円(税込) |
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照明有効距離 | 6m |
最大出力 | 9.6w |
光束密度 | 660lm |
サイズ | 15.7×15.3×8.5 cm |
使用時間 | 60~80分 |
パッケージ内容 | フィルター×2、バッテリーホルダー×1、ホットシュースタンド×1 |
購入サイト | Amazon |
YONGNUO:YONGNUO 600 LEDビデオライト
引用元:Amazon
安価で十分な光量を確保できる大型のビデオライトです。600個のLEDがビッシリと並べられ、かなりの光量が得られるので、部屋に1台設置しておけば一般的な撮影は安心して行えます。リモコンでの操作にも対応しているので、少し遠い位置にあっても撮影中に調整可能。十分な性能と機能を備えながら1万円前半という低価格を実現しているのも、ビギナーにとっては嬉しいところです。
ただし、これは海外メーカーの製品すべてに言えることですが、マニュアル等が英語で書かれていることが多いため、届いたら自身で使い方を調べる必要があります。
参考価格 | 12,370円(税込) |
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照明有効距離 | – |
最大出力 | 36w |
光束密度 | 4680lm |
サイズ | 38.4×21.4×6.2cm |
使用時間 | – |
パッケージ内容 | リモコン×1、グリップ×1、CTフィルター×2、マニュアル(英語)×1、ACアダプタ×1 |
購入サイト | Amazon |
照明関連でこんなものもあると便利
紹介した製品のパッケージに含まれている場合もありますが、高い位置から光を照らすことができるライトスタンドや、光を反射して影を減らすレフ板などもあるとさまざまな撮影に対応できます。また、光が強すぎると感じた時には、薄い膜で光を拡散させるフィルターもあると便利です。
まずは設置してテスト撮影を行い、そこから必要になる関連機材を探してみましょう。
まとめ
普通に動画を見ているだけでは意識することがない機材でありながら、画作りの重要なポジションを占める照明機材についてまとめてみました。
室内での撮影において、照明は映像のクオリティを一段ランクアップさせる力を秘めています。この記事が、これから初めて動画を撮る人や、照明機材の導入について悩んでいた人の助けになれば幸いです。