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    ゲーミングPCならではのゲームといえば、FPS(ファーストパーソン・シューティングケーム)を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ところが要求されるPCのスペックは、基本的には高めです。そんな中ライアットゲームズは、2020年に異例ともいえる軽量級FPS「VALORANT」をPC専用基本無料タイトルとしてリリースしました。なんとVALORANTは要求スペックが非常に軽く、何世代も前のCPUやGPUでも動作可能です。そこで今回はVALORANTは本当に軽く動作するのか、実機検証を交えてご紹介します。
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VALORANTの推奨スペック&ベンチマークとおすすめグラボまとめ

  • DATE
    2021.09.24
  • WRITTEN BY
    amarunba

ゲーミングPCならではのゲームといえば、FPS(ファーストパーソン・シューティングケーム)を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ところが要求されるPCのスペックは、基本的には高めです。

そんな中ライアットゲームズは、2020年に異例ともいえる軽量級FPS「VALORANT」をPC専用基本無料タイトルとしてリリースしました。なんとVALORANTは要求スペックが非常に軽く、何世代も前のCPUやGPUでも動作可能です。そこで今回はVALORANTは本当に軽く動作するのか、実機検証を交えてご紹介します。

VALORANTを遊ぶための推奨スペック

引用元:VALORANT公式サイト

VALORANT(ヴァロラント)は2020年の6月にライアットゲームズからリリースされたFPSゲームタイトルです。プレイヤーが固有スキルを持ったエージェント(キャラクター)を選び、5人で1チームとなり爆弾の設置側と阻止側の攻守に分かれ、5vs5で対戦するのが基本となります。

最大25ラウンド、13ラウンド先取で勝利となり、ラウンド毎に武器やスキルを購入する時間が与えられ、エージェントの編成、1ラウンド毎の戦術と戦略の変化が肝となります。奥深く見所も多いゲームです。

そして基本プレイ無料で参加に必要なPCスペックは低く設定されています。つまり古い世代のPCでも動作が可能ということ。
古い世代のPCでも動作するということは「幅広い競技人口を獲得しやすい」ことを意味しており、今後の人気の高まりが強く期待されるタイトルでもあります。さっそく、VALORANTの必要動作環境と推奨動作環境を見ていきましょう。

なお前提として、OSやメモリは以下のスペックが要求されます。

OS メモリ グラフィックメモリ
共通項目 Windows7/8/10 64-bit RAM 4GB VRAM 1GB

VALORANTの必要動作環境・スペック

PCのスペックが不足すると、ゲームを秒間に何回描画するかを示す「フレームレート」が低下します。VALORANTの公式サイトでは、必要動作環境を「30fps」と定義していますが、30fps以上でプレイするために、最低限必要なCPUとGPUの構成は以下の通りです。

CPU Intel Core2 Duo E8400
GPU Intel HD 4000

引用元:https://playvalorant.com/ja-jp/specs/

なお「Intel Core2 Duo E8400」は2008年に販売されたCPUで、10年以上前のものになります。2021年現在ではどのPCを購入しても、VALORANTの必要動作環境を十分に満たせるといえるでしょう。

VALORANTの推奨動作環境・スペック

VALORANTの推奨動作環境の定義は「60fps」以上です。

CPU Intel Core i3-4150
GPU GeForce GT730

引用元:https://playvalorant.com/ja-jp/specs/

VALORANTでは、推奨CPUとして第4世代Core i3が指定されています。GPUもゲーム向けとは言えないGT730。この両者の構成で、通常のPCモニターの表示限界でもある「60fps」が出るとのことで、VALORANTの軽量な動作が際立ちます。

VALORANTのハイエンド動作環境・スペック

VALORANTでは、高リフレッシュモニターを利用しているユーザー向けに「144fps」向けの推奨環境も明記されています。CPUとGPUの構成は以下の通りです。

CPU Intel Core i5-4460 3.2GHz
GPU GeForce GTX 1050Ti

VALORANTが公表しているハイエンド向け環境でも、GPUがエントリークラスである「GTX1050Ti」です。

GTX1050Tiは補助電源不要のグラフィックボードで、企業で多く使用されるスリム型デスクトップPCに対応したロープロファイルモデルもあります。つまりデスクトップPCであれば、後付けできる可能性大。価格面でも比較的安価であるため、VALORANTで100fps以上出すPCを用意するのは簡単だと言えます。

【注意点】VALORANTのグラフィック設定について

ここまでVALORANTの推奨スペックについて考察してきましたが、実際のプレイ時の注意点についてもご紹介していきます。
実はVALORANTには、グラフィック設定の「プリセット設定」はありません。ユーザー自身がグラフィック設定をカスタマイズする必要がありますが、カスタマイズ内容によっても非常に大きくフレームレートが上下するため注意が必要です。

実際に筆者のPCでVALORANTを起動し、グラフィック設定によるフレームレートの変動などを確認しました。筆者のPCのスペックは以下の通り。ちなみにRadeon RX480の直接的な後継モデルはRX5500XT、性能的にはGTX1660と1650の中間ぐらいのフルHD向けグラボになります。

CPU AMD Ryzen5 3600
CPUクーラー サイズ 超天
メモリ(RAM) Crucial CT2K16G4DFD8352A[DDR-PC4-25600 16GB×2]
GPU GIGABYTE Radeon™ RX 480 G1 Gaming 8G(1290MHz)

なお、VALORANTのステージは「練習場」です。またフレームレートの表示は「MSI Afterburner」を使用していますが、ゲーム内設定でもフレームレートを表示する事は可能です。

グラフィック設定で全ての項目を低設定にすると、フレームレートは280fpsとなりました。

全て高+ONの設定にすると数値が169fpsまで下がります。特に「ディテール」「VSync」の項目はフレームレートへの影響が強く出ます。

ディテールは「オブジェクトの表限度」の違い。木々の輪郭などに影響を与える項目ですが、筆者の環境ではディテールの設定だけで、低と高では50fps程度の差が生じます。

VSyncはモニターのリフレッシュレートとの同期機能で「画像の乱れやカクツキ回避」のための項目です。綺麗な映像として見る分には有効なのですが、ゲームプレイそのものにはあまり影響がありません。基本的にOFFにしておいて良い項目です。

VALORANTをプレイしているユーザーのグラボ・構成とベンチマークスコア

VALORANTには「公式ベンチマーク」はありません。多くのユーザーは自身のPCで実際にプレイし、フレームレートを表示させたプレイ動画を公開することで、ベンチマークに関する情報を共有し合っています。

ここからは実際にYouTubeに投稿されているベンチマーク動画を参考に、VALORANTユーザーのグラボや構成の例を紹介します。

【280fps】Ryzen5 5600X × RTX 3070

Ryzen 5 5600XとRTX3070の組み合わせで、ハイエンド手前、アッパーミドルクラスのゲーミングPCとなります。

フルHDは余裕で300fps以上、2Kに関しても安定して280fps以上を出しています。このクラスになると、モニターも240Hz以上のリフレッシュレートの製品が欲しくなってきます。

【150fps】Ryzen 5 3600×RTX 2060

Ryzen 5 3600とRTX2060の組み合わせで、2019年頃のミドルクラスのゲーミングPCです。
こちらもフルHD~2Kで比較されていますが、200fps越えは当たり前といったところ。2Kの高設定においては、煙幕などのエフェクトによって150fps程度までの落ち込みが見られる場面があるようです。

【100fps】Core I5-3570×GTX 1650

Core i5-3570とGTX1650の組み合わせで、中古で流通している旧式のCPUに、2019年製のエントリークラスGPUを搭載されています。GTX1050Ti同様に、GTX1650も補助電源無しでロープロファイルモデルがあります。よってこちらも、中古PCをベースにしたお手軽ゲーミングPCとしてよく使われます。

フルHDと2Kは高設定で100fps以上。4Kは低設定で100fps以上を維持しており、おそらくフルHDで設定を下げれば160fps以上は出てくれるのではないかと思います。

【60fps】Ryzen 5 3500U

ノートPCに搭載されたAMD製APUによるプレイ動画で、CPUと内蔵グラフィックによって動作しており、ゲーミングPCとは言い難いスペックとなります。

動画の冒頭はフルHDの高設定で40fpsを切る場面もあり、流石に違和感を感じます。ですが低設定にすると60fpsを超えるようになり、スムーズな動きに変わります。

動画で扱われたノートPCは一般向けのものですが、GPUと高リフレッシュレートモニター搭載のゲーミングノートPCなら、快適なプレイが可能になります。あるいはAPUでもデスクトップ向けの5000Gシリーズなら、内蔵グラフィックがGT1030やRX550程度の性能があり、高いCPU性能もあって100fps以上の高いフレームレートが期待できます。

AMDのはテレワークなどに適した性能を持ち、モバイル向けのノートPCに採用されています。そこで今回はRyzen 5 3500Uの総評的なレビューに加え、ベンチマークをゲームタイトル別に取得し、…

VALORANTを遊ぶためのおすすめグラボ

VALORANTはCPU内蔵グラフィックでも動いてしまうほど軽いのですが、それでもやはり専用のGPUがあった方が動作も快適でスムーズになります。

特にシューター系ゲームは1/100秒以下のフレームレートの差が勝負を決めることもあるため、グラフィックボード=グラボの性能が優劣を決めると言っても過言ではありません。ではVALORANTをプレイするにはどのぐらいのグラボが必要なのか?具体的に3つご紹介します。

GeForce RTX3070

引用元:Amazon

アッパーミドルクラスのグラボで、VALORANTにおいては十分過ぎるほどのフレームレートを実現してくれます。フルHDから4Kまで対応可能で、モニター選びの幅も広がるでしょう。

GeForce RTX2060

引用元:Amazon

2021年の世界的な半導体不足の中でも、再販されたミドルクラスのグラボです。2021年現在、入手しやすいグラボの1つと言えるでしょう。VALORANTでは165Hz以上のモニターにも対応できます。

ただし「再販モデル」ということもあり、基礎設計もやや古いのがネック。
VALORANTは軽量級タイトルですが、同じ環境で「他の重量級タイトルもプレイしたい」場合は性能不足を感じてしまう時もあるかもしれません。

GeForce GTX1650

引用元:Amazon

エントリークラスのグラボで、GTX1050Tiの後継モデル。フルHD低設定であれば十分高いフレームレートを出せます。電源容量やケースの大きさなどに制限があるならばオススメとなるモデルです。

VALORANTを遊ぶのにおすすめのゲーミングPC

ここからは、これまで紹介したグラボを実際に搭載した、おすすめのゲーミングPCを3つ紹介します。

パソコン工房 LEVEL-M056-117-RBX

引用先:パソコン工房

CPU Intel Core i7-11700
RAM DDR4-3200 DIMM (PC4-25600) 16GB(8GB×2)
GPU NVIDIA GeForce RTX 3070 8GB GDDR6
SSD/HDD 1TB NVMe対応 M.2 SSD
OS Windows 10 Home 64ビット [DSP版]
価格 税込 222,178円~

引用先:パソコン工房

パソコン工房が手掛けるゲーミングPCブランド「LEVEL ∞(レベル インフィニティ)」のRTX3070搭載モデル。

組み合わせられているCPUはIntel Core i7-11700(8コア16スレッド)となっており、ゲームだけでなく動画編集や配信でも使える性能を持っています。

ツクモ G-GEAR GA5A-V212/T

引用先:ツクモ

CPU AMD Ryzen 5 5600X
RAM 16GB (8GBx2枚) DDR4-3200
GPU AMD Radeon™ RX 6600 XT / 8GB (GDDR6)
SSD/HDD 500GB SSD (M.2規格 / NVMe接続)
OS Windows 10 Home (64ビット版)
価格 税込 169,800円~

引用先:ツクモ

ツクモが手掛けるゲーミングPCブランド「G-GEAR」のミドルスペックゲーミングPC。

CPUはRyzen 5 5600X、GPUはRadeon RX6600XTとなっており、両方をAMDで固めたモデルです。RX6600XTは2021年8月に発売されたフルHDゲーミング対応のグラフィックボードとなっており、電力効率の良いモデルとなっています。

ドスパラ Lightning AH5

引用先:ドスパラ

CPU AMD Ryzen 5 3500
RAM 8GB DDR4 SDRAM(PC4-25600/8GBx1)
GPU NVIDIA GeForce GTX 1650 4GB
SSD/HDD 512GB NVMe SSD (M.2 2280,読込速度 3200MB/s,書込速度 2000MB/s)
OS Windows 10 Home 64ビット
価格 税込 89,980円~

引用先:ドスパラ

ドスパラが手掛けるBTOパソコン。VALORANTが比較的軽量なゲームタイトルという事もあり、あえて同社のゲーミングPCブランドであるGALLERIA以外から選ばせてもらいました。

ブランドとしてはゲーミングとは明言していませんが、GPUにGTX1650を搭載。VALORANTの様な軽量級ゲームタイトルをプレイするには十分な性能で、ライトゲーマー向けのエントリーゲーミングPCと位置づけることが出来ます。

VALORANT向けグラフィックボード選びについてよくある質問

最後にVALORANTを快適にプレイするためのグラフィックボード選びについて、よくある質問をまとめました。ストレスなく楽しめるよう、ぜひ参考にしてみてください。

自身のPCがVALORANTのシステム要件を満たしているかの確認方法は?

自分のPCに搭載されているCPUやGPUの具体的な型番を忘れてしまっている方も多いでしょう。ところが、Windows10のPCであれば簡単にスペックを知ることが出来ます。

ここでは実際に筆者のPCでCPUとGPUを表示させてみました。なお使用しているGPUは「Ryzen 5 3600」と「Radeon RX480」で、この表示が出れば正しくスペックを呼び出せたということになります。

まずタスクバー左下の検索のスペースに「システム情報」と入力し、システム情報アプリを呼び出します。

アプリ起動直後の最初の画面にシステムの要約が出ます。その中の「プロセッサ」の項目がCPUの品番です。Ryzen 5 3600が正しく認識されています。

次にGPUですが、左にあるリストから「コンポーネント→ディスプレイ」を選択します。名前の部分がそのPCで使われているGPUになります。こちらもRadeon RX480と認識されています。
表示させたCPUやGPUなどの構成が、VALORANTの推奨スペックを満たしていれば快適にプレイできるでしょう。

CPUの選び方は?

VALORANTのハイエンド環境での推奨CPUとGPUは「Core i5-4460 」と「GTX1050Ti」の組み合わせです。いずれも世代が古い製品となるため、後継モデルや代替品を購入することがおすすめです。GTX1050Tiは直接的な後継モデルであるGTX1650が発売されているため、そちらを購入するのがおすすめです。

一方でIntel第3世代、第4世代のCPUは2021年現在入手するのは困難です。しかし旧世代のものより、現行品の方が大きく性能では上回ります。たとえばIntel第10世代の「Core i3-10100」は4コア8スレッドのCPUであり、これはCore i7-7700と同等となります。つまり新世代のi3は旧世代のi5よりも性能では上なのです。

よって新規でVALORANT向けにPCを組むのであれば、筆者としては「Core i3-10100と同等以上のCPU」をおすすめします。

VALORANTと同等スペックで快適に遊べる他のおすすめゲームは?

新規でVALORANT向けに「Core i3-10100×GTX 1650×RAM 8GB」のエントリークラスのゲーミングPCを組んだと仮定し、この環境で遊べる他のおすすめタイトルを紹介します。

このスペックで遊べるゲームタイトルとして考えられるのは「Maincraft(マインクラフト)」です。MaincraftはCPUとGPUの要求が低く、一般的なノートPCでも動かすことが出来るゲームタイトルで、GTX1650搭載PCならバニラ環境で200fpsを超えます。ただし影MODなどを追加する事で処理が重たくなりフレームレートが下がりますので、MODを追加した環境で高いフレームレートを維持するにはハイエンドなゲーミングPCが必要となります。

マインクラフトは立方体ブロックで表現された世界を冒険し、ブロックを探索から建築といった工程を経て、独自の世界を作り上げるゲームです。また最近では、教育現場向けバージョンも…

もう少し重たいタイトルでもプレイできるPCをお持ちなら「FF14」もおすすめです。FF14は公式ベンチマークソフトも提供されており、ゲーミングPCのスペックを測定する際の定番タイトルの1つになります。
「Core i3-10100×GTX 1650×RAM 8GB」の端末の場合、フルHDで60fps~がフレームレートの目安となります。

FINAL FANTASYシリーズのナンバリングタイトルにして、数少ない国産MMORPGでもあるFF14:漆黒のヴィランズ。ゲームとしてはPS4でも楽しめますが、そのグラフィックを楽しむのであればPCでのプレイがオススメです。…

なお、VALORANTは古いPCでプレイすることも可能です。ハイエンド環境ではなく、30fps程度が出せれば十分な場合は、昔使っていたPCを押し入れから出して遊んでみても楽しいかもしれません。

まとめ

VALORANTの推奨スペックと、ベンチマーク動画を参照したフレームレートの目安、おすすめグラボを紹介しました。

VALORANTはFPSゲームとしては異例の軽快な動作を実現しており、eSportsタイトルとしても今後の人気の拡大が予測されます。ぜひ記事内で紹介したPCやグラボを用意し、遊んでみてください。


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