人気ゲーム実況動画にするためのコツ~YouTubeの再生数を伸ばす方法
目次
人気の高いゲーム実況動画の特徴
再生数を伸ばすために、まずは人気のゲーム実況者の動画がなぜ支持されているのか、研究するところから始めましょう。
人気のゲーム実況動画の特徴には、以下のような項目が挙げられます。
✔ トークが面白い
✔ ゲームが上手い
✔ 実況するゲームの選択が的確
✔ ゲームに関する知識が深い
✔ 編集が上手い
トークのスキルは簡単に上がるものではありませんが、人気の実況者の真似をするところから始めても良いでしょう。ゲームの腕についても簡単に上げられるものではありませんが、ゲームの選択と合わせて、自分が得意なジャンルが見つかるまで幅広くゲームに触れてみるのも手です。どうしてもゲームの腕が上がらない時は、ゲームのプレイが苦手だからこそ起きるハプニングをトークで盛り上げたり、といった工夫も考えられます。
ゲームに関する知識は必ずしも必要ではありませんが、実況中にちょっとしたゲームの小ネタなどが披露できると視聴者の支持を集めやすいでしょう。編集についても、簡単に技術が身につくものではありませんが、人気の動画を参考に工夫してみてください。
これらを踏まえたうえで、あらためて人気の動画を作るためのコツを解説していきます。
再生数を伸ばすコツ
動画の再生数を伸ばすためには、視聴者に「見てみたい」と思わせる工夫が必要です。動画の内容以前に、下記の項目を意識して動画投稿をしてみましょう。
✔ 見てほしい視聴者のペルソナを設定する
✔ サムネイルやタイトルでインパクトを出す
✔ 投稿タイミングや頻度を工夫する
見てほしい視聴者のペルソナを設定する
まずは自分の動画をどんな人に見てもらいたいのか、ペルソナ=人格(人物像)を想定しましょう。性別・年代・趣味や趣向など、ターゲットとなる視聴者を設定することで、動画のコンセプトを決めることができます。
このペルソナのイメージが固まれば、どんな目線でトークをするのか、自分をどんな位置づけ(キャラ設定)にするのか、トークや編集の方針も定まるでしょう。コアなゲーマー向けに同じ目線でゲーム実況をするなら、視聴者と同等のプレイテクニックやゲームに関する知識が必要ですし、コアなゲーマー視点でライトなユーザーにゲームを紹介するなら、コア層にとっては常識となっている用語についても詳しく解説しなければなりません。
このように想定視聴者を設定することで、動画のコンセプトを固めることができるのです。
サムネイルやタイトルでインパクトを出す
視聴者が動画を見る際、最初にチェックするのが動画のサムネイル画像やタイトルです。多くの視聴者は、ゲームのタイトルで動画を検索しますので、動画のタイトルにゲーム名を入れるのはもちろんとして、サムネイル画像にもゲーム名や、そのゲームの実況だとわかるテロップを入れておきましょう。
特にサムネイル画像は重要です。サムネイル画像にテロップが入っていないゲーム画面だけを使用した動画は、視聴者から「やる気のない実況者の動画」と位置付けられ、見られない傾向にあります。
タイトルもゲーム名だけでなく、どんな実況なのか、具体性のある言葉を入れ込んで、わかりやすいものにすべきです。「ガチ攻略」や「まったりプレイ」「キャラクター紹介」「対戦」など、タイトルやサムネイルに具体的な言葉を盛り込みつつ、「まさかの全滅!?」や「10連勝なるか!?」など、動画の内容を期待させる煽り文句も入れ込めると、インパクトを出すことができます。
投稿タイミングや頻度を工夫する
多くのゲーム実況動画が投稿されるようになった昨今、投稿のタイミングや頻度は、再生数を伸ばすための重要な要素となっています。前項で解説したペルソナを踏まえ、投稿の時間帯や曜日、頻度を設定しましょう。
社会人を想定した動画なら、深夜や早朝よりも就寝前の時間に投稿すべきですし、大学生や専門学生のコアなゲーマー層をターゲットにするなら深夜の投稿が喜ばれるかもしれません。ペルソナの動画視聴ルーチンに自分の動画を入れてもらうため、できるだけ決まった時間に決まった頻度で動画を投稿するのがベストです。
しかし、いきなり毎日投稿しようとするなど無理なスケジュール設定は長続きしないので、まずはできる範囲のタイミングと頻度で確実に定期的な投稿を心掛け、余裕ができたら頻度を増やしていきましょう。無理なスケジュールを組んで、投稿タイミングや頻度がバラバラになるよりも、確実に同じ曜日の同じ時間に投稿される動画のほうが、視聴者の視聴ルーチンに組み込まれやすいということを覚えておいてください。
上手いゲーム実況のトークとは
投稿前の準備や心構えなどについて紹介したところで、ゲーム実況のキモとなるトークについ解説します。まずは上手い実況トークの特徴を下記にまとめてみました。
✔ 声量や発言頻度がちょうどいい
✔ 言葉が聞き取りやすい
✔ 発言内容が適切・面白い
これらを踏まえた上で、トークスキルをアップさせるためのコツを見ていきましょう。
人気の出るゲーム実況トークのコツ
トークのスキルは簡単にアップするわけではありませんが、以下のような項目を意識することで、視聴者の支持を集めやすくなります。
✔ 声量やマイクとの距離を調節する
✔ 明るく楽しそうに喋る
✔ ある程度話すことを考えておく
声量やマイクとの距離を調整する
視聴者が最も気にするのが実況者の声量です。何をしゃべっているのか聞き取れない実況動画はすぐに閉じられてしまいます。口を大きく開けて声を出すなど、聞きやすい声量を工夫したり、ノイズや息の音が入らないようマイクとの距離を調節したり、息や雑音をカットするポップガードをマイクにつけるなどの工夫をしましょう。
何度か自分の声を収録して、マイクとの適切な距離を測ってから、本格的なゲーム実況を始めるのも手です。
明るく楽しそうに喋る
あえてテンションの低いゲーム実況を行い、独自の人気を獲得している実況者も存在しますが、基本的にはゲームを楽しんでいることが伝わるような明るく楽しい実況が支持されます。テンションに強弱をつけることよりも、まずは大きくな声で明るく楽しい実況をするよう心がけましょう。
声がこもりがちな方は、大きく口を開けて、遠くに声を飛ばす感覚でしゃべると、聞き取りやすい実況を行うことができるので試してみてください。
ある程度話すことを考えておく
ゲームをプレイしながらの実況はどうしても、場当たり的なものになりがちですが、しっかりと動画のコンセプトが決まっていれば、ある程度トークの内容を想定してからゲーム実況をはじめることも可能なはずです。
例えば「ゲーム内の強敵に挑む」というコンセプトの動画を作ろうと思っているなら、あらかじめ「なぜその敵が強敵なのか」「どんな作戦で強敵に挑むのか」など、想定されるトーク内容は見えてくるはずです。トーク内容が想定できれば、話すことも決めておけるはずなので、何を話していいのか悩んでしまい、グダグダしてしまうといった事態も避けられるようになります。
また、グダグダするタイミングが出ることもあらかじめ想定して、その場合に使える小ネタを用意しておくのも良いでしょう。
興味を引く動画編集・構成のコツ
ゲーム実況動画において、トークのスキルとおなじく大事なのが動画編集のテクニックです。
動画編集は初心者にとって難しく感じられるものですが、人気の動画を参考にして編集することを心掛けつつ、下記の項目を意識して行うと、視聴者の支持を集めやすい動画を作ることができるはずです。
✔ 導入部分を作り込む
✔ テンポの良い展開を心掛ける
✔ テロップやエフェクトでメリハリをつける
導入部分を作りこむ
タイトルやサムネイルに惹かれて動画を開いた視聴者の心をつかむためには導入部分の工夫が不可欠です。
導入部分でグタグタとトークせず、動画のコンセプトをわかりやすいテロップで的確に表現したり、あえて動画のクライマックス部分を導入部分で少しだけ見せて引き込んだりと、視聴者に「続きを見たい」と思わせる作り込みを行いましょう。
テンポの良い展開を心掛ける
対戦ゲームのマッチング待ちや、RPGのレベル上げなど、視聴者が退屈してしまうようなシーンをカットしたり、ついつい同じ話を何度も繰り返してしまったトーク部分などを再編集したりと、テンポの良い動画になるよう心がけましょう。
明るく楽しいトークが前提ではありますが、実況時に声量やテンションを変化させたり、レベル上げなど似たようなプレイが続く部分は編集で説明する前提でそもそも録画しないなど手間を省くことも意識すると良いでしょう。
テロップやエフェクトでメリハリをつける
人気の実況動画はテロップやエフェクトを上手に活用しています。プレイ中に印象的な出来事が起きた箇所をテロップで説明したり、様々なエフェクトやSE(効果音)などを使って、自分の動画がより魅力的なものになるよう演出しましょう。
人気のゲーム実況動画を参考にするのはもちろん、テロップやエフェクト、SE(効果音)の使い方は、テレビのバラエティ番組などを参考にしても良いでしょう。テロップやエフェクトの仕様は、編集ソフトごとにことなりますので、詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
ゲーム実況でやってはいけないこと3つ
これまで、再生数を伸ばすコツを紹介してきましたが、ここではあえてゲーム実況で避けた方がよい項目について解説します。下記のようなトークをしないよう、常に心掛けるようにしましょう。
✔ 内容に変化がない
✔ ネガティブな発言
✔ 伝わりにくい内輪ネタ
内容に変化がない
ライブ配信で特に起こりがちですが、沈黙が続いたり、レベル上げなどの単調なプレイが続くと、視聴者が飽きてしまい、動画を閉じられてしまう原因となります。録画した動画を投稿するなら、沈黙が続いている場面や単調なプレイが続いている場面を編集でカットするようにしましょう。
ネガティブな発言
ゲーム実況を行う上で最も避けるべき発言は、ネガティブな発言です。実況しているゲームを批判したり、自分のプレイを極端に卑下したり、他のゲーム実況者を誹謗中傷したりといった視聴者を不快にする言動はタブーです。
特に、ゲーム会社や他の実況者への誹謗中傷は炎上につながるおそれもあるので絶対に避けましょう。
伝わりにくい内輪ネタ
友達同士でしか通用しない内輪ネタや、地元ネタ、特定のコンテンツ(漫画・アニメ・テレビ番組など)のネタなど、一部の人にしか分からないネタを多用すると、それらのネタがわからない視聴者が疎外感を感じ、動画を閉じられてしまうきっかけになります。
多くの視聴者に動画を見てほしいと思うのなら、友達同士でしか通用しない内輪ネタはやめるべきですし、地元の視聴者を喜ばせるために地元ネタを入れ込む場合はテロップなどで解説を入れて、地元以外の視聴者が置いてけぼりにならないような配慮が必要です。特定のコンテンツのネタを話す場合も、地元ネタと同様に配慮が必要でしょう。
いずれにしろ、実況しているゲームとあまり関係がない地元ネタや特定コンテンツのネタは入れすぎると、ゲーム実況という軸がブレてしまうことになりがちなので、多用は禁物です。
まとめ
YouTubeへの動画投稿を例に再生数を伸ばすコツを解説しました。ちょっとした工夫で再生数が飛躍的に伸びることもあるので、本記事を参考にご自身の動画のクオリティアップを図ってみていただけたら幸いです。