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    PCやスマートフォンの購入にあたり性能をチェックする際、「クアッドコア」「デュアルコア」「オクタコア」といった言葉を目にしたことはありませんか? この記事ではCPUの性能を左右する「コア」について、詳しく解説していきます。
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クアッドコアとは?デュアルコア・オクタコアとの違いとメリット・デメリット

  • DATE
    2021.01.21
  • WRITTEN BY
    DIGITAL DIY編集部

クアッドコアとは?デュアルコア・オクタコアとの違いとメリット・デメリット

クアッドコアとは

クアッドコアは、PCの頭脳ともいえるCPUに4つのコアが搭載されているモデルの総称です。

CPUがPCの頭脳と呼ばれているのに対し、コアはCPUの頭脳とも呼ばれています。

  • CPU:PCの頭脳
  • コア:CPUの頭脳

4つのコアを搭載したクアッドコアのCPUを搭載したPCは、一度に4つの作業を同時に行うことができるわけです。

なお、クアッドコアの性能を最大限に活かすためには、アプリケーションがクアッドコアの処理に対応している必要があります。数年前までは対応するアプリも少なく、クアッドコアの性能を完全に活かせる機会は少なかったのですが、現在は多くのアプリがクアッドコアに対応しているので、さまざまな作業で効果を実感することができます。

 

 

 

デュアルコアとの違い

クアッドコアが4つのコアを搭載しているのに対し、デュアルコアのCPUはコアを2つしか搭載していません。それでも、かつて主流だったコアをひとつしか搭載されていないシングルコアCPUと比べれば、マルチコアCPUであるデュアルコアは、十分高性能といえるでしょう。

クアッドコアのCPUと性能を比べた場合はどうしても処理速度で劣りますが、それでも並行して複数の作業を同時に行わなければ、そこまで大きな性能差は出ません。クアッドコアのコア数がデュアルコアの2倍だからといって性能が単純に2倍になるわけではなく、処理速度そのものは同一時間内に処理できるデータ量を示したCPUのクロック数に左右されるからです。

同じクロック数のCPUなら、アプリがクアッドコアに対応していたとしても、デュアルコアと比べた際の性能差は、1.2~1.5倍程度といわれています。

「PCの頭脳」と例えられるCPUですが、近年はちょっとその例えでは説明しにくい状況が生まれてきました。というのも、その頭脳の中に「複数の頭脳…

 

 

 

オクタコアとの違い

オクタコアは8つのコアを搭載したCPUです。動画編集を行うクリエイター向けのPCや最新のゲーミングPCなど、高度な処理を並行して行うことが多いハイエンドモデルに搭載されています。

ただし、デュアルコアとクアッドコアの違いと同様に、こちらも処理速度そのものは、CPUのクロック数に左右されます。

クロック数が上がるとCPUの発熱量も大きく上がるため、スペース的に排熱の難しいスマートフォンには、クロック数を抑えたオクタコアなどのマルチコアCPUが搭載されるようになりました。スマートフォンは、複数のアプリを同時に立ち上げて使うユーザーも多いので、オクタコアとの相性も良く、多くの機種で採用されています。

 

 

 

クアッドコアのメリット

クアッドコアのメリット

あらためてクアッドコアのメリットについて見てみましょう。

  • 並行作業に強い
  • 負荷のかかる処理に強い
  • 処理速度が向上する

コアが4つ搭載されていることで、シングルコアやデュアルコアのCPUに比べて並行作業に強いのはもちろん、負荷のかかる処理に強かったり、アプリが対応していれば処理速度そのものが向上したりと多くのメリットを享受できます。

 

 

並行作業に強い

クアッドコアの一番の強みは並行作業に強いことです。4つのコアで同時に作業できるので、例えば動画編集をしながら、動画内で使う画像の編集をしたり、最新のゲームをプレイしながら動画配信用アプリを立ち上げてリアルタイムでゲーム実況を行ったりといった使い方に向いています。

 

 

負荷のかかる処理に強い

クアッドコアのもう一つのメリットは、処理に負荷がかかりやすい作業に強いことです。

例えば、動画の編集を終えた後、動画ファイルとして書き出す「エンコード」と呼ばれる作業には、大きな負荷がかかります。シングルコアやデュアルコアのCPUだとひとつ、または2つのコアで処理を行うため、エンコードを行うとコアに大きな負荷がかってくるのです。結果、CPUの使用率が増え、処理速度の低下を招いてしまい、エンコードを終えるまでにかなりの時間がかかってしまいます。

一方、クアッドコアのCPUでは負荷を4つのコアに分散できるので、それぞれのコアのパフォーマンスを落とすことなく、円滑に作業を行うことができるのです。

エンコードにかかる時間は動画の長さやサイズによって異なりますが、例えばデュアルコアだと20分かかる動画のエンコードがクアッドコアなら10分程度で終わることもあります。クアッドコアの効果をわかりやすく体感することができるでしょう。

 

 

処理速度が向上する

処理速度そのものを大きく左右するのはクロック数ですが、アプリがクアッドコアに対応している場合は、4つのコアを効率的に使うことで、同じクロック数のデュアルコアCPUと比較して1.2~1.5程度の処理速度を実現してくれます。

昨今では多くのアプリがクアッドコアに対応しているので、クアッドコアであるというだけで、同じクロック数のデュアルコアCPUと比べて、1.5倍近い処理速度を誇ると考えて問題ないでしょう。

 

 

 

クアッドコアのデメリット

メリットの多いクアッドコアCPUですが、下記のようなデメリットもあります。

  • コストが高い
  • 消費電力が増える

コア数が増えるので当然ではありますが、クアッドコアのCPUはシングルコアやデュアルコアのCPUと比べると高価です。また、コア数が増えることにより消費電力も増えるので、電源や発熱の問題も発生します。

 

 

コストが高い

コア数が増えた分だけ価格はどうしても高くなります。なお、複数アプリの同時稼働や、負荷のかかる動画編集などの作業を行わないなら、クアッドコアの効果を大きく体感することはできません。文章を書いたり、ネットを閲覧したりするだけの用途であれば、割安なデュアルコアCPUでも十分です。

 

 

消費電力が増える

クアッドコアのCPUは同時に4つのコアを動作させるため、消費電力が増えがちです。PCを自作する際、クアッドコアのCPUを搭載するなら、大容量の電源ユニットを選ぶ必要があります。また、クアッドコアのCPUは発熱量も高くなりがちですので、CPUを冷やすためのCPUクーラーも高性能なものを選ぶ必要があるでしょう。

消費電力がアップすることによるランニングコストのアップだけでなく、大容量の電源ユニットや高性能なCPUクーラーの搭載など、導入に予算がかかることも留意しておきましょう。

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クアッドコアCPUはクリエイターやYouTuberにおすすめ

クアッドコアCPUはクリエイターやYouTuberにおすすめ

並行作業や負荷のかかる処理に強いクアッドコアは、動画編集を行うクリエイターや、ライブ配信を行うYouTuberにおすすめのCPUです。

動画編集の場合は、並行作業はもちろんのこと、一番時間のかかるエンコードの速度で大きな差を体感することができます。

また、YouTubeでゲーム実況などのライブ配信を行う際は、ゲームを起動しながら配信用のアプリを立ち上げつつ、場合によってはゲームの攻略サイトで情報を確認しながらプレイしたりと、複数アプリを同時に立ち上げることになります。実況系YouTuberとして活動したいと考えている方にとってはクアッドコア以上のCPUを搭載したPCは必須ともいえるでしょう。

 

 

 

まとめ

クアッドコアのCPUについて、デュアルコアとの違いや、想定されるメリットとデメリットについて紹介しました。どんな用途でPCを使うのか整理したうえで、用途に合致したスペックを有するCPUを選ぶようにしてください。

昨今では、ハイエンドモデル向けにオクタコア以上のCPUもラインナップされています。より高性能なPCの購入や、PCの自作を検討している方は、オクタコア以上のCPUも選択肢に含めて考えてみましょう。

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