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    CPUグリスはCPUの発熱を抑えるために必要不可欠なアイテムです。PCを自作する際はもちろん、CPUを交換する場合やPCをメンテナンスする時にも必要になります。この記事では、CPUグリスの概要を解説するとともに、おすすめのCPUグリスを紹介します。
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CPUグリスおすすめ5選~CPU冷却効果とグリスの種類・選び方

  • DATE
    2021.01.05
  • WRITTEN BY
    DIGITAL DIY編集部

CPUグリスおすすめ5選~CPU冷却効果とグリスの種類・選び方

CPUグリスとは

CPUグリスは、CPUを冷やすために取り付けられるCPUクーラーとCPU本体との隙間を埋めるために使用される潤滑剤です。グリスを塗ることで、CPUとCPUクーラーが密着し、CPUクーラーの性能を最大限に発揮させることができます。

CPUグリスの効果

CPUグリスは、CPUとCPUクーラーの隙間を埋めてCPUクーラーの冷却効果を高めてくれるものです。長年に渡ってメンテナンスをせずにPCを使い続けていると、CPUグリスが乾いて本来の冷却効果が薄れてしまいます。CPUクーラーを外して、乾いたグリスを拭き取ってから、新しいグリスを塗ってあげることで、冷却効果を維持することが可能になります。

また、乾いたCPUグリスを放置していると、CPUクーラーの冷却効果がCPUに伝わりづらくなり、最悪の場合はCPUが発熱によって故障してしまうこともあるので、PCを購入して数年経っている方はグリスの塗り替えを検討してみてください。

自作PCで重要な役割を担っているのがCPUクーラーです。CPUの温度が高くなりすぎるとCPU寿命が極端に短くなってしまうため、いかにPCケース内の温度…

CPUグリスの選び方

CPUグリスの選び方

CPUグリスの塗り替えや、新しくPCを組む際に使用するCPUグリスは、以下のポイントをチェックして購入するようにしてください。

  • 種類
  • 熱伝導率
  • 絶縁タイプ
  • 塗りやすさ

使用されている素材によって性能が異なるだけでなく、放熱性の値を示す熱伝導率もさまざまです。マザーボードにこぼしてしまってもショートする心配のない絶縁タイプのものや、グリスごとに塗りやすさも異なるので、よく確認してから購入するようにしてください。

CPUグリスの種類

CPUグリスは、使用されている素材によって以下の3つに分類できます。

  • シリコングリス
  • シルバーグリス
  • ダイヤモンドグリス

シリコングリスはもっともスタンダードなグリスです。発熱量の低いCore i3以下のCPUで文章の作成やネットを見るだけなら価格も安いシリコングリスで十分でしょう。

Core i5以上のCPUでゲームや画像編集も行うなら、グリスに熱伝導率の高い銀を配合したシルバーグリスを使いましょう。価格はシリコングリスよりも高くなりますが、その分高性能なグリスとなっています。

銀などの金属よりもさらに熱伝導率が高いダイヤモンドを配合したダイヤモンドグリスは最も高性能なグリスです。Core i7以上のCPUで最新のゲームや動画の編集を行う場合は、多少高価でもダイヤモンドグリスを使うようにしましょう。

なお、ダイヤモンドグリスは他のグリスと比べて乾きづらい性質を持っているので、頻繁に塗り替えるのが面倒という方にもおすすめです。

熱伝導率

グリスの種類の他にチェックしたいのが、熱伝導率の数値です。

熱伝導率は、熱の伝わりやすさを表した数値で、この数値が高ければ高いほど冷却効果も高くなります。「W/m・k」という単位で表示されており、これは1秒間に移動する熱の量を表しています。複数のグリスを比較する場合は、熱伝導率の数値もチェックしてみてください。

絶縁タイプ

CPUグリスの中には絶縁タイプと呼ばれる特殊なグリスがあります。

通常のグリスは、誤ってマザーボードなどにこぼしてしまった場合、回路をショートさせてしまうおそれがありますが、絶縁タイプならその心配がありません。はじめてグリスを塗る場合など、こぼしてしまわないか不安なら絶縁タイプを選んでおけば安心です。

塗りやすさ

CPUグリスの塗りやすさを左右するのは粘度です。粘度の高いものほど冷却効果は高く、乾きづらいといわれています。

しかし、粘度の高いグリスは塗るのが難しく、初心者だと苦戦も予想されます。初めてグリスを塗る場合は、粘度の低いソフトタイプのものなどを選択し、何度かグリスを塗り替えて慣れてきたら、効果が高く乾きづらい粘度の高いグリスを塗るようにしてみてください。

おすすめのCPUグリス5選

CPUグリスの選び方について解説したところで、おすすめのCPUグリスを5つピックアップして紹介します。

  • AKEIE「シリコングリス 熱伝導グリース 絶縁タイプ」
  • サンワサプライ「ナノダイヤモンドグリス TK-P3D」
  • AINEX「シルバーグリス AS-05」
  • ARCTIC「MX-4-4g」
  • Thermalright「SILVER KING 1g」

初心者向けの塗りやすいものから、ハイスペックCPUに使用するための高性能なものまでそろっていますので、どんな用途で使用するのかよく考えて、購入するグリスを選んでみてください。

AKEIE「シリコングリス 熱伝導グリース 絶縁タイプ」

AKEIE「シリコングリス 熱伝導グリース 絶縁タイプ」

  • 画像引用元:Amazon
  • 参考価格:399円(税込)

<商品の特徴>

低価格で購入できるシリコングリスです。初心者がすぐに使えるようにグリスを塗るためのスクレーバーや指サックもセットになっています。熱伝導率は1.93W/m・k mkと低めですが、ローエンドのCPUに使用するならこちらのグリスで十分です。

<購入サイト>

サンワサプライ「ナノダイヤモンドグリス TK-P3D」

サンワサプライ「ナノダイヤモンドグリス TK-P3D」

  • 画像引用元:価格.com
  • 参考価格:1,014円(税込)

<商品の特徴>

実売価格が1,000円代のダイヤモンドグリスです。価格の安さに対して性能が高く、絶縁タイプではありませんが、導電性は非常に少なく、こぼしてしまってもマザーボードがショートしづらいので、初心者でも扱いやすいグリスです。ダイヤモンドグリスなので、熱伝導率も8.3W/m・kと高く、コストパフォーマンスが非常に高いグリスといえます。

<購入サイト>

AINEX「シルバーグリス AS-05」

AINEX「シルバーグリス AS-05」

  • 画像引用元:価格.com
  • 参考価格:1,077円(税込)

<商品の特徴>

純度99.9%の純銀を使用したシルバーグリスです。熱伝導率9.0W/m・kと高く、シリコンオイルの代わりに特殊オイルを使用することで乾きづらく、長期間硬化することがありません。さらに絶縁タイプなので、ショートの心配もなく初心者でも扱いやすいグリスとなっています。

<購入サイト>

ARCTIC「MX-4-4g」

ARCTIC「MX-4-4g」

  • 画像引用元:Amazon
  • 参考価格:1,299円(税込)

<商品の特徴>

カーボン微粒子を配合しためずらしいグリスです。絶縁タイプで粘度も低く、初心者でも塗りやすいのが特徴。熱伝導率も8.5W/m・kと高く、さらに乾きづらく長持ちもするので、塗りやすく高性能なグリスを使いたいといった人におすすめのグリスです。

<購入サイト>

Thermalright「SILVER KING 1g」

Thermalright「SILVER KING 1g」

  • 画像引用元:Amazon
  • 参考価格:1,810円(税込)

<商品の特徴>

100%液体金属合金から作られた高性能なグリスです。熱伝導率は79W/m・kと圧倒的な数値を誇り、発熱量の高い最新の高性能なCPU向けのグリスとなっています。ただし、絶縁タイプではないので、マザーボードにこぼすとショートする可能性があり、グリスを塗りなれていない初心者にはおすすめできません。

高性能なCPUを使って自作を行いたい上級者にこそおすすめしたいグリスです。

<購入サイト>

まとめ

PCのメンテナンスやPCの自作に、CPUグリスは欠かせないものです。グリスを長年放置していると乾いて冷却効果が低下してしまいますので、定期的にメンテナンスをして塗り替えるようにしましょう。

今回はいよいよ『CPU』と、それを冷却する『CPUクーラー』の取り付け!まさにパソコンの「脳」ともいえるこのCPUを、慎重に取り付けていきます。慎…


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