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    PCを構成するパーツを収納・保護するケースですが、拡張性の高い大型のものだけでなく、設置スペースを圧迫しない小型ケースにも一定の需要が見られます。そんなPCケースのサイズにはいくつかの種類がありますが、多くの場合は採用するマザーボードによって使用可能な製品が変わってきます。microATXやMini ITXといった小型のマザーボードを採用している場合のPCケースの選び方、おすすめ製品を紹介していきます。
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小型PCケースおすすめ10選~「静音」「スリム」「機能性」がポイント

  • DATE
    2021.12.31
  • WRITTEN BY
    大塚 敬永

大きいPCは利便性が高いですが、机の大きさや設置場所によって「どうしても小さなPCが必要だ」という方も多いのではないでしょうか。今回は小型PCケースのおすすめ商品を10点をご紹介します。

小型PCとは?

小型PCとは「PCケースが通常のタワーケースよりも小さいもの」を指すことが多いです。置き場所に限りのある狭い環境への設置や、モニターの後ろに取り付けて一体型PCのようなものを作りたい場合に重用されます。

ちなみに「小型PC」は「ATX規格よりも小さいもの」と定義づけて語られることもあります。しかし、厳密には上の定義は誤り。ケースによってはATX規格でもスリムケースに入ることもあります。

小型PCケースの選び方

PCケースを選ぶ際に着目すべきポイントには、「騒音耐性」「装着可能なパーツ」「拡張性」「サイズ(取り回し)」などが挙げられます。

小型ケースは内部温度が上昇しやすく、拡張パーツを取り付ける余地が少なくなるため、基本的には取り回しの良さを重視する際に採用する選択肢です。さらにこだわっていきたい要素がある場合、個別の性能や機能を見つつ製品を選ぶことになります。

用途に合わせて選ぶ

PCケースの役割は、PCを構成するパーツを保護することです。そのため、パーツ同士の間にはある程度の空間が必要になりますが、さほど機能や拡張性を求めないPCに大きなケースを採用した場合は空間が無駄になることがあります。

例えば、拡張する予定がない動画視聴用のPCや、グラフィックボードなどを必要としないオフィス用PCに関しては、microATX以下のマザーボードと小さなケースをあわせて採用するのがベターでしょう。スペースが限られている部屋やオフィスの空間を効率的に利用するためにも、用途に合ったケースを選びましょう。

自作PCの土台となるマザーボードを選ぶ際、重要になるのがチップセットと呼ばれるパーツです。しかし、Z490やH470、X570、B550のような英数字の組み合わせ…

機能性

小型PCケースを選ぶ以上、PC自体の性能と拡張性は制限されてしまいます。結果として発熱や騒音への耐性も低くなるので、一般的なPCケース以上に素材や強度といった部分を重視しましょう。オフィス用途でよく移動を行う場合などはアルミ製、より安価で小さいものを求めている場合はスチール製など、選択肢は意外と多くあるものです。

また、ケース内部の空間が必然的に小さくなってしまうため、ドライブベイ(SSDやハードディスクを挿入する場所)が取り外し可能になっていたり、拡張スロットの角度を変更するための追加パーツが入っていたりと、工夫を凝らしたケースも見られます。各機能の意図と意味を理解して製品を選択しましょう。

搭載パーツの大きさを考慮する

小型ケースにはいくつかの種類があります。

  • 少ないながらも拡張性を残した「ミニタワー」
  • 極めて細身で置き場所に困らない「スリムタワー」
  • サイズ感は維持しつつ拡張性にも優れる「キューブ型」

拡張性とは、簡単にいえばケース内の空間の余裕を意味する言葉です。拡張性の低いタイプのケースには、ハイエンドモデルのグラフィックボードや、大きなヒートシンクとファンを持つCPUクーラーを採用できないので、使用するパーツがケースのサイズに合うか、しっかり確認してください。「PCを構成するパーツを収納・保護するケース」がパーツを収納できなくては、本末転倒というものです。

静音タイプ

静音タイプ

PCの騒音の多くは回転速度の高いファンから発せられ、ファンの回転速度は発熱量によって決まります。また、ファンの振動はマザーボードを通じてケースにも伝わるため、マザーボードを固定する板の厚さや剛性も騒音に影響を与えます。

ファンは大きいほど少ない回転数で多くの風を送れるため、大きなファンを採用することで騒音を減らすことができます。より静音性を求めたい場合は、使用するファンやクーラーを先に決定して、より厚みのある固定板を採用したケースを購入しましょう。

PC稼働時に発生する音の大半は、ケースやパーツに付随するファンから発生しています。ケース内部に空気を送り込んでスムーズに排熱を促すケースファン…

  • G-GEAR

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G-GEAR GA7J-E221/B

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おすすめの小型PCケース10選

人気の高い小型PCケースから、先に記載した選び方にて評価が可能な製品、およびコストパフォーマンスの高い製品をピックアップしました。

  • SST-RVZ02B-W
  • SST-ML10B
  • SST-ML03B
  • A1PLUS
  • IW-EM048
  • S100 TG
  • Versa H17 CA-1J1-00S1NN-00
  • Silencio S400 MCS-S400-KN5N-S00
  • ANTEC P5
  • ISK-110 VESA-U3

SST-RVZ02B-W

引用元:Amazon

人気のPCケースメーカー、SilverStoneが手掛けるMini ITXに対応したスリムタワーです。注目すべきポイントは、Mini ITX基準のケースでありながら、最長約330mmまでのビデオカードを搭載できる点。CPUクーラーは小さめのものを選ばざるを得なくなりますが、ある程度はゲーム用途にも耐える高性能なPCを組むことが可能です。
電源ボタンが左下にあるというデザインは非常に珍しいです。

SST-ML10B

引用元:Amazon

このケースは、容積をパーツに合わせて2.8Lから3.7Lまで拡張可能な点が最大の特徴。GPUを取り付けることは出来ませんが、代わりに最大63mmまでの高さのCPUクーラーを搭載することが出来ます。ただし、サイズ限度はパーツ構成によって変わるので、組み合わせを検討する際には十分ご注意ください。
GPUを搭載出来ないのでゲーム用には向きませんが、オフィス環境やゲームを使用しない家庭環境にはサイズ的にも用途的にも最適と言えるでしょう。

SST-ML03B

引用元:Amazon

こちらは横置き専用のPCケースになります。
マザーボードはMicro-ATX, Mini-DTX, Mini-ITXの3種類に対応しています。
最大の特徴は標準ATX規格の電源ユニットをそのまま装着できる点です。
既に所有している電源を使って小型PCを組みたい方は、このケースを使うのがオススメです。

A1PLUS

引用元:NTT-X Store

こちらはMini-ITXのマザーボードに対応しているキューブ型のPCケースになります。
コンパクトでありながらも高さ160㎜までのCPUクーラーと、長さ320㎜のグラフィックボードに対応するなど、高機能なパーツを選択することが可能です。
また、標準で80PLUS GOLD認証の650W電源ユニットを搭載し、トップパネルにはワイヤレス充電ステーションが設置されるなど、機能面が充実しているのも特徴です。

なお、こちらの商品はECサイトによっては品薄です。購入を検討されている方はお早めに。

IW-EM048

引用元:Amazon

こちらはCFDが販売するミニタワーPCケースになります。マザーボードはMicroATXとMini-ITXが対応しています。
こちらのPCケースもATX規格の電源が使用出来るなど、優しい設計になっています。
特徴的な機能はあまりないものの、価格が非常にリーズナブルなので、予算を他の部品に回すことができ、パーツの選択肢が広げやすいでしょう。

またフロントとリアに12cmのファンが標準搭載されており、エアフローの点でも安心出来るケースです。総じて製品としてのバランスに優れています。

S100 TG

引用元:Amazon

こちらはThermaltakeが販売しているミニタワー型のPCケースになります。マザーボードはmicroATXとMini ITXに対応しています。
本製品の大きな特徴として、最大330mmのGPUが搭載可能なこと、最大280mmサイズの水冷ラジエータが取り付け可能な点です。
初見だとタワー型に見えてしまうような安心できる大きさ故に、エアフローを気にする必要はなさそうです。
なお、もう一つ特徴を挙げるとすると、小型PCケースではあまり無い強化ガラスのスイングドアパネルが採用されています。

パーツ換装の際は比較的簡単に出来るので、カスタマイズ性にも優れています。

Versa H17 CA-1J1-00S1NN-00

引用元:Amazon

こちらも同じくThermaltakeが販売しているミニタワー型のPCケースになります。マザーボードもmicroATXとMini ITXに対応しています。
ミニタワー故のパーツ選択の幅はS100 TGと同じく広く、フロントファン非搭載であればGPUは最大350mmの大きさのものを搭載出来ます。
S100 TGと異なる点としては「スイングドアパネルではない点」や「素材や構成」が挙げられます。とはいえ、そうした点を補って余りあるコストパフォーマンスは魅力的です。

Silencio S400 MCS-S400-KN5N-S00

引用元:Amazon

こちらも有名なメーカー、Cooler Masterが販売するミニタワー型のPCケースです。マザーボードはmicroATXとMini ITXに対応しています。

特徴は静音性にあります。遮音材を適材適所に設置することで特定の周波数を正確に打ち消すようにしています。
価格もそれほど高額ではないので、静音性を高めたい!という方にはおすすめのケースです。

ANTEC P5

引用元:Amazon

静音性能に優れるmicroATX/Mini ITX対応のミニタワー型PCケースです。
先程ご紹介したSilencio S400に比べるとデザイン面では劣るものの、静音性の面では肩を並べるレベルです。
240mmサイズの大型ラジエータも搭載出来るので、安価かつ静音性を高めたPCを組みたい方におすすめ出来るPCケースです。

ISK-110 VESA-U3

引用元:Amazon

こちらはVESA規格に対応しているキューブ型PCケースになります。そのため、モニター背面にも取り付けが可能なのが特徴です。

またこちらのPCケースも静音性には力を入れているようで、0.8mm厚の亜鉛メッキ鋼板(SECC)などを採用することで堅牢な設計となっており、CPUクーラーなどの共振を抑制することで静音性を高めています。

小型PCや小型PCケースについてよくある質問

小型PCや小型PCケースについて、よくある質問についてご紹介します。

小型PCを自作する際の注意点は?

小型PCの最大の注意点はパーツ選びにあります。大型のタワーPCの場合、パーツサイズに対してケースの大きさに余裕があるため、個別のパーツを選ぶ際に「サイズ」を気にする必要はあまり無いです。

一方で小型PCケースの場合、パーツサイズに気を配る必要があります。ケースのサイズが小さいので、高性能なCPUやGPUを搭載したくても組み上げれないことがしばしばあります。パーツがケースに入りきらないためです。

BTOパソコンでメーカーに小型PCを注文することもできる?

可能です。特にBTOメーカーの代表格であるパソコン工房、TSUKUMO、ドスパラでは小型PC専用のウェブページも設けているほどラインナップが充実しています。

一例として、ドスパラの小型パソコンをご紹介します。なおBTOのため、後述の手順で構成のカスタマイズも可能です。

型番 mini Magnate II IM
CPU Core i5-10400 (2.90GHz-4.30GHz/6コア/12スレッド)
グラフィック インテル UHDグラフィックス630
メモリ 8GB DDR4 SO-DIMM (PC4-21300/8GBx1)
SSD 256GB NVMe SSD (M.2 2280,読込速度 3000MB/s,書込速度 1000MB/s)
ケース ASRock Deskmini H470(ベアボーンキット)
VESAマウント VESAマウントブラケット 無し
価格 65,980円~

主に家での普段使いやOffice用途での使用が最適。小型PCケースでは有名なASRock Deskminiである点も、デザイン性に優れています。
なお簡単な動画編集など負荷の掛かる作業をする場合にはメモリを増設して16GBのデュアルチャネルに変更することをおすすめします。

実際に購入する際の手順は以下の通りです。

  1. まず、ドスパラの該当製品ページにアクセスします
  1. 「構成内容を変更する」をクリックして組み合わせを選びます。

もし標準状態で注文する場合はそのまま下にある「変更せずにカートに入れる」をクリックします

  1. 画面に従って変更したいパーツを選択してください

Officeは2021も2019も金額に差が無いので、2021を選択することをおすすめします

CPUやファンの変更は、今回ご紹介したPCでは出来ないようです

同様にグラフィックや電源も変更不可です

メモリは以下のように選択肢が4つほどあります。少し高負荷な作業もしたい場合は16GB以上の構成をおすすめします

なお、SSDについても変更可能です。256GBは使用用途によっては足りないと感じがちなので、500GBか1TBにすることも検討してみてください。

なお、VESAマウントはオプションで付けることが可能なので、デスクトップ一体型にしたい!という場合には選択するのをお忘れなく。

その他のオプションです
ホコリなどが気になる方はフィルターを付けてもいいかもしれません。最後まで確認が終わったら、画面下部の「周辺機器へ進む」をクリックします

  1. 次はモニターなどの周辺機器になります

一緒にモニターやキーボード、マウスなどを購入する場合には、こちらでオプションとして購入することが可能です。
こちらも最後まで確認したら、画面下部の「サービスへ進む」をクリックします

  1. サービスのページでは保証などを付けることが出来ます

最後まで確認したら「確認へ進む」をクリックします

  1. カート追加前の確認画面となります

カスタマイズした場合は、詳細な変更内容が記載されます。今回は何も変更しなかったので空欄です。
表示されている内容で間違いなければ、「カートに入れる」をクリックします。

  1. 「カートに入れる」をクリック後、購入画面に進みます

保証について案内があるので、心配な方は加入を検討してみてください。購入内容に間違いがなければ、「購入手続きに進む」をクリックします

  1. お客様情報やお届け先の住所を入力します。
    画面に従って間違いの無いように入力を進めて下さい。

まとめ

小型PCには色々な種類があります。特に購入前には自分が購入を検討しているCPUやGPUがケース内に収まるか、公式HPやカタログ等を確認してしっかりと検討することが大切。自分がこんなPCを作りたい!という考えを明確にした上でパーツ選定、そしてケースを選ぶなどの計画を立てて、小型PCを組み上げてみてくださいね。

また小型PCは事務作業などの用途でも人気があり、BTOパソコンでも人気があります。自作のハードルが高いと感じた場合は、BTOパソコンの購入も検討してみてください。

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