PCデスク晒しちゃってる方に突撃インタビュー!2022 あなたのこだわり語っちゃってください!(まぐろ様)
今回はTwitterでPCデスク周りを公開され、かつご承諾いただいた”まぐろ”(@maguro_0625)さんにお話を伺いました。
普段であれば部屋の内装やレイアウトなどに焦点を当てる本記事ですが、今回はパソコンでの作業デスク周辺に絞ったコンパクトなシステムの紹介です。
まぐろさんは仕事用とゲーム用と2つのノートPCのシステムを組んでおられるのですが、デスク部が双方ともにキャスター付きで移動が可能。仕事用PCのデスクはガス圧昇降式、ゲーム用PCではキッチンワゴンに手を加えたとのことで、LEDの装飾によりライティングが可能となっています。
PCスペック(仕事用)
PCメーカー・ブランド | Microsoft Surface Pro7 |
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CPU | |
RAM | 8GB |
GPU | CPU 内蔵グラフィック |
PCスペック 2(ゲーム用)
PCメーカー・ブランド | MSI GF65-10UE-258JP |
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CPU | Intel Core i7-10750H |
RAM | 16GB |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPU 6GB GDDR6 |
周辺機器
メインモニター | (ノートPC) |
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セカンドモニター | IODATA ギガクリスタ EX-LDGC221HTB |
キーボード | Razer Huntsman |
マウス | Razer Basilisk |
スピーカー | (ノートPC) |
ヘッドセット | Razer BlackShark V2 |
コントローラー | GameSir T4 pro |
ーゲーム用と仕事用で両方がデスクと共に移動可能となっていますが、このシステム導入のきっかけはなんですか?
10年以上在宅で仕事をしているのですが、仕事部屋というものがなく、家族の必要に応じていろんな場所に簡単に移動したいなと思い、こういったデスク環境を考えてみました。
以前は自作のデスクトップPCをリビングで使っていたのですが、来客時に移動ができないといった問題がありましたが今なら移動も簡単です。
ゲーミングPCのワゴンも、子供と並んで遊んだり、部屋にこもって集中してやったり、簡単に環境を変えることができ助かっています。
ー両方のデスクの天板の大きさはわかりますか?仕事用は2画面表示なのでやや大きく見えるのですが、それでも100cm以下に収まっている感じでしょうか?
はい、仕事用は70×48、モニターはちょっとはみ出していますが100以内に収まってます。
ゲーム用は43.5×31です。
ー今後このシステムのアップデートの予定などはありますか?ある場合は現時点でのイメージなどを教えていただきたいです。
そうですね、ワゴンの方は、コントローラーでゲームをするときはそのままのスタイルでいいのですが、マイクラなどキーマウ(キーボードマウス)操作する時は、わざわざテーブルにノートPCを移動させているので、ワゴンに脱着式のテーブルを作れたらなと考えてます。(重量配分的に厳しいかもしれませんが)
ー確かにキーマウ(キーボードマウス)操作をするには天板の面積が足りてないかもしれませんね。一時的な天板面積の拡張であれば、左右に90度折りたたみ式キーボードトレイなどを使うというのは?
あ、それいいですね…。いただくかもしれませんw
引用元:Amazon
ー仕事用デスクにSurfacePro7本体とセカンドモニターがありますが、これはどういった製品を使っていますか?
現在はIO DATAのGigaCrystaというものを使用しています。(21.5インチ、144Hz、0.6ms、TNパネル)
Surfaceではリフレッシュレート144Hzも必要ないですが、以前使っていたスタンダードモニターより反応がよく、仕事のストレスも減りました。
またゲーミングノートの画面をこちらに映して使うときは144Hzの性能をフルに使うことができています。
ーSurfacePro7本体をモニターアームに固定するにあたってVESAマウントを使われているようですが、これはどのような製品を?
それはですね「サンワサプライ iPad・タブレット用VESA取付けホルダー CR-LATAB20BK」というものを使用しています。
引用元:Amazon
ーゲーミングPC側で使われているライティングにはどの様な製品を使われていますか?
ライティングは、一番上の天板にはGT RACINGの光るゲーミングマウスパッド(JP-GT874-BLACK)が丁度よいサイズ(35×25)で安かったので、こちらを使っています。RGBなので気分によって色を変えられるのが気に入っています。
ワゴンの2段目3段目のライティングにはテレビ用のLEDテープ(Lepro LED テープライト)をつかっています。
ーゲーミングノートPCの使用感はどうですか?
ゲームでの使用感ですが、マイクラは影MODを入れたり、配信や録画をしながらのプレイでもぜんぜん余裕です。ロケットリーグも最高画質でもほぼ144FPSを維持できます。
デスクトップ用ではないですがRTX3060搭載なので、ほとんどのゲームは問題なくプレイできそうです。発熱もノートにしてはゲーム中でもCPU温度が70-80度なので、結構がんばっているのではないかと思います。
あまりPCのパワーがいらないゲームの時には電源のプロセッサ管理で「最大のプロセッサの状態」をデフォルトの100%から1%下げるだけで、CPU温度が50度台に安定するので、ゲームによって電源プランを使い分けています。
ーゲーミングノートPCではスタンドを使っていますが、何かしらの効果はありますか?
ゲーミングノートは熱が問題になることが多いので、放熱に効果がありそうなアルミ製でファン付きのものを購入しました。テーブルに直置きしたときより、スタンドに乗せているときのほうがPCのファン回転数が下がっているので、冷却効果はあると思います。
また高さや角度調整ができるので、画面も見やすいです
まとめ
以上がまぐろさんへのインタビューになります。
今回は部屋ではなく「移動できるデスク」「移動できるゲーミングPCワゴン」の紹介になりました。特にゲーミングPCワゴンはDIYで作ったということで、大変面白いです。
これから同じようなシステムを組みたいと思っている方に向けて、筆者から追加で述べておく点としては3つあります。
ガス圧昇降デスクは過積載に注意
仕事用デスクとして紹介したキャスター付きガス圧昇降デスク。これは様々な製品が販売されているので、比較的容易に導入できます。
ただ「天板の広さ=乗せる物の大きさ=想定される重量」ということで、耐荷重量は30㎏未満の製品が多い印象。スムーズなガス圧昇降が可能な重量となると実用的な重量はもっと下がりますので、システムの合計重量には注意が必要です。
ゲーミングPCワゴンは自作の必要あり?
もうひとつのシステムであるゲーミングPCワゴン。
ゲーミングノートPCと共にコントローラー、ヘッドセットなどの運搬も容易にする優れものです。キッチンワゴンをベースにDIYということなので、自作する事は可能です。メタルラックでも代用できそうです。
ただ既製品で似たようなものを探すとなると難易度が上がります。このシステム自体は珍しいものではなく、電子カルテを導入している病院などで見かけることができます。ですがこのワゴンも医療機器扱いで、個人向けの販路は殆ど無い上に高価…なので既製品で探すとなると実は難しいという代物です。
既製品なら「バタフライデスク」が条件に合うかも?
医療機器扱いとなってしまうPCワゴンの入手は難しい。そこで「周辺機器も一緒に運べる形」を保ちつつ、違う製品を探してみました。
引用元:Amazon
その結果、筆者が辿り着いたのがコレ。インタビューの中で、まぐろさんに提案した「天板を一時的に拡張する=バタフライ(折りたたみ)機構」を最初から採用したデスクで、一部が棚として機能するので周辺機器の収納も可能。
展開してしまうとワゴンの時のようなコンパクトさは失われますが、キーマウ(キーボードマウス)操作が捗る天板の広さは確保できます。
筆者がツイッター上で投稿された画像を見たとき、物凄くテンションがあがりました。「これはPCゲーマーの夢を形にしたものだ!」と思ったのです。しかしシステムが作られたきっかけは「家族からの要望」が出発点であり、実はこれはもう一つの夢でもあります。
ゲーマーにとって家族から理解を得ることは難しい課題です。中にはゲーマーであることを辞めるという選択をした人も少なくありません。故に「家族から理解を得る=ゲーマーの夢の一つ」になるわけです。
それに対して『ゲームはやめない』『家族の要望には応える』を、同時に実現可能であることを証明した素晴らしい環境だと思います。ゲーミングノートPCはどちらかと言えばロマン思考が強い製品なんじゃないかな〜と筆者は思っていましたが、持ち運びができるノートPCの利点を活かすとここまで実用的な物になるのか…と考えを改めるきっかけにもなりました。
まぐろさん、ありがとうございました!
※PCのスペックやデスクの写真などは、取材時点のものになります。