PCデスク晒しちゃってる方に突撃インタビュー!2023 あなたのこだわり語っちゃってください!(Hiroさん)
今回はTwitterでPCデスク周りを公開され、かつご承諾いただいたHiroさん=”hiroki”(@lovesilvias15)さんにお話を伺いました。
複数台のPCとモニターを所有されており、PCパーツの多くがGIGABYTEのゲーミングブランド「AORUS」で構築されています。
メインPC | |
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CPU | Core i9-9900K |
CPUクーラー | 本格水冷 |
マザーボード | Z390 AORUS MASTER |
GPU | GALAX RTX2080Ti DualWhite(EK製水枕に換装) |
RAM(メモリ) | 32GB |
SSD | M.2 Samsung 960EVO500GB AORUS RGB AIC NVMe SSD 1TB |
HDD | WD2TB |
電源 | CORSAIR RM1000X |
PCケース | Corsair Crystal 570X Mirror Black |
ー頂いた写真を見る限り、メインPC(i9-9900K)以外にもデスクトップPCをお持ちのようですが、これらは自作されたのですか?
全て自作PCです
ーこれらのサブPCの現在の使用用途は?
ドライブシュミレーター系ゲーム専用とマイクラ等のサバ用機です
ーとなると、1台に関しては現在もゲーミングPCとして稼働しているんですね。ちなみにドライブシュミレーターで使われるPCのスペック(CPU・GPU)を教えていただけますか?
そうですね。
サーバーPCもゲーム用なのでどちらもゲーミングPCでは有るかと
8700k+1080Ti(CPU以外wフルAORUSパーツで組んであります)
サーバー機も9600k+1060なので十分ゲーム出来ます(マイクラ等サーバー起動確認などの為ゲーム自体も動かすことが有ります)
ーPCの数もさることながら、モニターの数も凄いですね。ドライブシミュ用に1台、サブで1台、メインで4台でしょうか…モニターを選ぶ際に重要視する要素などありますか?
ドラシミュ用1台27WQHD TN 144hz
サブ1台17 SXGA
メイン4台(1台はCS機と兼用)となってます。
左右27WQHD IPS
中央27WQHD IPS 165hz
中央上27.9 4K
モニターを選ぶポイントは27インチWQHDで有るかを1番重要視しています。
サブ機はサーバーメインなのでの昔使っていたNEC PCのセットだったモニターを引っ張り出した為このサイズなのと、中央上はPS4PROで4K HDR出力を試してみたかった為購入したモニターなのでWQHDでは無いですが😅
ーメインPCにはラジエータが2つ付いているようですが、それぞれサイズなどはわかりますか?
フロント360トップ240
+で外付け480 に繋がってます
ーさらに外付けで480㎜ですか、相当な規模の冷却機構になりますが、動作音などはどうですか?
スイッチを別で設けているので夏場の室温が高い時のみ使用するのと
イヤホンやヘッドセットでゲームしているので、そこまで気にはならないです。
動画等スピーカー音声で見る時はそもそも水温上がらないのでoffにしていています。
外付けラジエーターの音の部分ですが、ファン全開で運用中でも、DiscordでのVC等に音が入ることは有りません。
ー今後のPC環境でなにかやってみたいことなどありますか?
メインPCのアップグレード(以前デスク企画で頂いた門馬さんのカスタムケースを使ってのNEW PC制作)
メインPCの左右のモニターを高リフレッシュレートのモニターに変更(センターと同じ27IPS 165hzのモニター)で、現在使っているモニターでドライブシュミレータ側もトリプル環境にいずれはしたいなっと思って居ます。
以上がHiroさんとのインタビューです。筆者から付け加えとして3つ。
水冷システムの冷却効果は大きい
ゲーミングPCにおいて問題となる排熱処理ですが、水冷にすることによって大きく改善されます。これは熱をPCケース内に放熱する事なく、冷却水を使って吸排気口まで運搬できるためです。
Hiroさんの場合はケース内の2つのラジエーターに加えて、外部の480㎜ラジエーターによってPCケース外へと熱を運搬しているので、非常に排熱に適した構造となっています。この大きな冷却機構を自由な配置が出来るというのも、水冷システムの大きなメリットと言えます。
水冷システムはメンテナンスが必要
ただ水冷システムは内部の冷却水の管理とメンテナンスが必要です。
本格水冷の場合ですと、防錆効果を持たせるクーラント液の補充と定期交換が必要となり、この点がシステム導入のハードルが高いと言われる要因の一つとなります。ただ、水路を構築する際に排水用のドレンコックを設けるなどの工夫によって、スムーズな交換作業が可能です。
簡易水冷の場合はメンテナンスフリーですが、実は蒸発した水分は少しずつ抜けていきます。そのため冷却水不足によって寿命を迎えることがありますし、ポンプなどの駆動部の摩耗による劣化もあります。理論上は交換修理できるんですが、それよりも新しいパーツと交換したほうが良いのでは?となることも多く、言葉で言うほど簡易なわけではないです。
横長のモニター環境は没入感最高 ただし酔いに注意
ドライブシミュレーターやフライトシミュレーターなどでは、ウルトラワイドモニターやトリプルモニターを使って、横長に画面を増やしていくことがあります。
その方がよりリアル感や没入感が高まり、シミュレーターとしての醍醐味が味わえるからです。ゲームタイトルとしてもワイドモニター環境に対応していることが多いです。現実には人間の視野はモニター以上に広いので、リアル志向で考えれば周囲の状況を映すモニターは多くても良いわけです。
ところがゲームにおいては高めすぎた没入感に拒絶反応を起こすことで、気分を悪くする人もいます。いわゆるVR酔いなどがこれに該当し、筆者も原神をトリプルモニター表示でやった時に酔いを感じて長時間プレイを断念した経験があります。
この辺はゲームへの慣れやブランクの有無も関係してくるので、訓練を重ねることで改善されることも多いです。
まとめ
ハードチューブによる本格水冷は、真っすぐに伸びたチューブによる幾何学的な見た目がパソコンとマッチします。またLEDの光と透明度の高い冷却水によって、見た目の変化が楽しめる点もポイントが高いです。
使用されているパーツの多くがAORUSを中心で揃えられて統一感があります。これはLEDを光らせるARGB制御アプリも統一されることで一括管理もしやすく、競合するアプリが無いことでトラブルにもならないという実用上でも大きなメリットがあります。
他の2つのサブPCに関しても簡易水冷とLEDによる装飾が施されており、モダンなゲーミングPCとして仕上げられています。
Hiroさん、ありがとうございました!
※PCのスペックやデスクの写真などは、取材時点のものになります。