2019年版!PCケースでおすすめの選び方は?基礎知識から徹底解説!
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PCケースの種類
PCケースは大きなくくりとして「ミニタワー・スリム・キューブ」「ミドルタワー」「フルタワー」の3つに分類できます。基本的にはケースの大きさで分類するのが一般的です。それぞれ特徴を見ていきましょう。
● ミニタワー・スリム・キューブ
とにかく小さくて軽い、省スペースを重視したケースです。その気になれば持ち運びもできるので、家の中で頻繁に移動をしたり、外に持ち出すことを想定している人にはおすすめです。ただし小さい分拡張性は低いので、たくさんの機能を持たせようとするとすぐに限界を感じる可能性が高いでしょう。
● ミドルタワー
一般的な大きさのPCケースです。ラインナップも豊富に用意されており、ミドルユーザーまでであれば十分な拡張性を備えています。最近ではコンパクト設計ながら拡張性の高いケースも販売されていますので、とくに用途がなければこのタイプを選んでおけば間違いありません。
● フルタワー
プロ仕様のPCを自作したいのであればフルタワータイプが良いでしょう。非常に高い拡張性があるのでさまざまなパーツを組み合わせて搭載することができます。また、内部空間が広い分、冷却性能も高められるのが特徴で、ハイパワーのCPUでもうまく廃熱処理できるように設計されています。動画編集やPCをゲームなど、高性能処理が必要な場合はフルタワーが最適です。
PCケースの選び方
では、PCケースを選ぶ際にチェックするべきポイントを見ていきましょう。
● マザーボードの大きさに合わせて選ぶ
最初にチェックするべきはマザーボードの大きさです。マザーボードは大きさによって規格が決まっており、サイズによってはPCケースに入らないこともあります。基本的にはATXはミドル~フルタワー、Micro-ATXマザーボードはミニタワー~フルタワーでの使用が想定されています。Mini-ITXマザーボードはほぼすべてのケースで使用可能です。ネジの取り付け位置が一緒の規格であれば設置できるので、ケースの対応規格をチェックしておきましょう。
マザーボードの種類 使用できるケース
● 拡張性やベイの種類で選ぶ
拡張性というのは自作PCにとって非常に大切な要素です。ある程度PCを使っていると「新しくHDD(SSD)を増設したいな」「カードリーダーを付けたいな」と感じることがあります。そういうときに、増設できるだけ余分にマウントできるベイ(PC内のスペースのことを指します)があるかが重要になってきます。拡張性が高いということはそれだけ余分にベイが用意されているので、ケース自体も大きくなります。必要最低限はどの程度なのかをあらかじめ見積もっておき、プラスアルファで増設できるくらいのケースを選ぶのがベストでしょう。
● 冷却性や見た目で選ぶ
冷却性能は長くPCを生かすために考えておきたいポイントです。CPUは熱に弱く、高度な処理をしている間は高温になります。このとき、PCケースが小さかったり、冷却ファンが弱かったりすると、ケース内の温度がどんどん上昇して熱暴走を起こしてしまうのです。熱暴走を繰り返すとCPUの寿命を縮めますし、HDD(SSD)にも影響が出てしまうことも。
基本的にケースのサイズが大きければ内部空間が広くなるので、その分熱がこもりにくくなります。もし小さなケースを選ぶのであれば、発熱しにくい低スペックのCPUを組み合わせるなど工夫を施しましょう。
おすすめのPCケース
最後におすすめのPCケースを3つチョイスしました。購入を検討されている方はぜひチェックしてみてください。
● Thermaltake Versa H26
コスパ抜群のミドルタワーを選びたいのであれば、こちらがおすすめです。優れた拡張性と冷却性能を誇り、7基ものケースファンの取り付けが可能となっています。ケーブルを収納することができる電源カバーを搭載しており、横のアクリルパネルからの見た目もすっきりさせることができます。
● ENERMAX Fulmo.Q ECA3360
初めてPCを自作するのであれば、エントリーモデルとしておすすめのケースです。非常に低価格でありながら必要最低限の拡張性はおさえてあるのが特徴です。ケースの費用は抑え、中のパーツにお金をかけたいという人にもぴったりでしょう。
● NZXT H500 CA-H500B
自作したPC内部を美しく魅せたいのであれば、こちらのケースがおすすめ。誰でも簡単にスタイリッシュな自作PCを構築しやすいデザインと機能を持つケースです。スチールでできたケースが高級感と存在感を放ちながら部屋で稼働してくれるでしょう。配線ガイドもついているので迷うことがありません。
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迷ったら大は小を兼ねるでOK!
基本的に、PCケースは特殊な用途がなければミドルタワーを購入しておけば困ることはありません。その中で、デザインやどの程度の拡張性を持たせるのか、各パーツにどれぐらいの予算を回すのかなどを相談して決めると良いでしょう。本当に将来的にどうなるのかわからない!という人は、場所が許すのであればフルタワーを買っておけば間違いはありません。