PCが遅い原因を探れ!ボトルネックを見つけ出す3つの方法
自作PCを使っていると、あるときパフォーマンスが悪くなる、快適に使えなくなるということが起こります。でも、どこに問題があるのかがわからないと対応しようにも何もできません。そこでここではPCが遅いときの原因を見つける方法をご紹介します。
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■ パフォーマンスをチェックする
まずはパフォーマンスをチェックします。CPU、メモリ、HDD(SSD)を見ていきましょう。
- CPU
CPUの処理能力が追いついていないとPCが急激に遅くなります。そのため、CPUがどの程度処理しているのかをチェックしましょう。タスクマネージャーを開けばCPUの状態をチェックすることができます。タスクマネージャーはWindowsボタンをクリックして「タスクマネージャー」と入力してアプリを起動しましょう。
こちらがタスクマネージャーの画面です。「CPU」と表示されているところが100%になってしまっていると処理が追いついていない証拠です。CPUの買い替えを検討したほうがよいかもれません。
- メモリ
続いてメモリもチェックします。メモリもCPUと同様にタスクマネージャーからのチェックが可能です。
「メモリ」と表記されているところが100%になっていると、PCが遅くなる原因になってしまいます。無駄に立ち上げているアプリケーションを削除するのはもちろんですが、それでもパーセンテージが下がらなければメモリを増設、新しいものに買い換える必要も出てくるでしょう。
- HDD(SSD)
いろいろなファイルやアプリケーションをインストールしすぎて、HDD(SSD)が圧迫されてしまうとPC遅延の原因になります。こちらも不要なアプリケーションのアンインストールやHDD(SSD)の増設を検討する必要があります。
■ 通信をチェックする
通信状態によってPCの動作が遅くなる可能性もあります。チェックしたいのは通信速度、LANケーブル、Wi-Fiルーターです。
- 通信速度
なかなかWebページが開かない、アプリの処理が遅いという場合、まずはツールを使って通信速度をチェックしましょう。以下のツールなどはすぐに使えて便利です。基本的にWebを閲覧するのであれば、1MBを下回るような状態だと厳しいでしょう。もちろん、動画などのストリーミングサービスを利用するのであればもっと早い必要があります。
- LANケーブル
PCをLANケーブルで繋いでいる場合はLANケーブルをチェックしましょう。ネット回線は早いものを契約しているのに通信速度が出ない、という場合はLANケーブルの性能が十全でない可能性があります。
LANケーブルはカテゴリによって通信速度の上限が決まっています。
カテゴリは「CAT◯」という形でケーブルに書かれていますのでチェックしてみましょう。動画などを快適に見たければCAT6以上はあった方が良いです。
- Wi-Fiルーター
ケーブルに問題がなければ次はWi-Fiルーターです。Wi-Fiルーターも性能があり、それぞれ通信速度の限界があります。5GHz帯の「11ac」や「11n/a」、「11a」規格で接続できていればほぼ問題はありません。それ以外の場合はルーターのスペックを確認してみてください。そもそも通信速度が出ないルーターの可能性もあります。
■ それでも原因が分からない場合
それでも原因がわからない場合は、常駐ソフトや不要なゴミがないかを確認していきましょう。
- 常駐ソフトの確認
もし、PCにウイルス監視ソフトやクラウド同期ソフトがインストールされている場合、それらがリソースを消費している可能性があります。タスクマネージャーで常駐ソフトのパフォーマンスを確認してください。異常にリソースを使っているのであれば、それらが原因の可能性があります。
- 不要なゴミが残っていないか
ほかには、レジストリやキャッシュにゴミが残っている可能性があります。キャッシュはブラウザの設定画面から「履歴の削除」という機能を利用すれば削除できます。レジストリは適当にいじると危険なのでアプリを利用しましょう。具体的な方法は解決編をご覧ください。
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■ 定期的なチェックで常にPCを快適に
定期的にPCの状態を確認することで、どのタイミングで調子が悪かったのかわかりやすくなります。また、バックアップを取っておけば過去のPCの状態に戻せます。トラブル対策のためにもバックアップは取っておきましょう。