【予算別】自作PCのスペックや見積もりを比較!予算決めのポイントとは?
目次
自作PCは予算でどう変わる?目的や性能で比較
費用がかさむイメージもある自作PCですが、インターネットの閲覧ができる程度のスペックであれば、5万円以下でも構成できます。しかし、ゲーミングPCのようなハイエンドパーツを必要とする用途の場合は、10万円以上の予算を見ておきましょう。スムーズな動作を可能にするCPUやグラフィックボードなどのパーツは、性能に比例して価格もアップします。
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5万円以下で組み立てる自作PC
スペック的に最低限の動作があればOKという場合は、PCの自作は5万円ほどで可能です。以前は高額だったCPUやグラフィックボードなどが安く販売されるようになったため、自作PCの最低予算自体が下がっているからです。
性能
5万円の予算があれば、高性能CPUであるインテル社のCore i5を組み込む事も可能です。グラフィックボードも搭載できますが、Core i5の価格が見積額の大部分を占めてしまうため、性能の落ちるパーツしか選べなくなってしまいます。
ゲーミングPCを作る事も不可能ではありませんが、VRゲームのような負荷がかかる種類の場合は、動きのカク付きなどの発生が予想されるため、あまりおすすめできません。
パーツ見積もり
予算が5万円の場合、まずはCPUから見積りを組み立てていく事がおすすめです。
コストパフォーマンスの高いCPUである、AMD社のAthlonは8,000円以内で購入できます。その場合、グラフィックボードは16,000円以内で購入できるRX470などを組み込めるようになります。
マザーボードは、8,000円程度で手に入るASRockのAMDB450が使えます。これらの組み合わせにすれば、全体の予算を抑えられます。
5万円以下でPCを作る時のポイント
限られた予算でPCを作る際には、AMD社のCPUが基本になります。そのうえで、どうしてもこだわりたいパーツがある場合は、1つ程度であればハイスペックなものを選ぶ事も可能です。
ただし、安いパーツはサイズが大きいというデメリットがあります。マザーボードに問題なく収まるように、配線の干渉やPCケースのサイズなどの事前シミュレーションを綿密に行いましょう。
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10万円で組み立てる自作PC
ゲーム用途などを見越してPCを作る場合は、最低でも10万円の予算が必要になります。コストパフォーマンスの高いパーツを選択する事で、ある程度しっかりした性能を期待できるようになります。
性能
予算が10万円あれば、ゲーミングPCとして多くのソフトを動かす事が可能です。CPUにはインテル社のCorei5、グラフィックボードにはGTX1660などを搭載できるため、ゲームをプレイしていても動きのカクツキなどでストレスを感じることはあまりありません。
ただし、動画編集や、4K処理が必要なゲームなどは、ハイエンドパーツが複数必要になるため、10万円の予算では少々難しいでしょう。
パーツ見積もり
CPUには高性能なうえ、コスパの高いインテル社のCorei5 9000Kを搭載できます。32,000円前後で購入できるため、まだまだ予算には余裕があります。そのほかのゲーミングPCとして充分に稼働できる構成を取れるでしょう。
グラフィックボードには、28,000円前後で購入できるGTX1660などがおすすめです。このCPUとグラフィックボードで予算の半分以上を使う事になります。その分、マザーボードやストレージを安価なものに抑えれば10万円以内でゲーミングPCを構築できます。
10万円でPCを作る時のポイント
10万円の予算があれば、Core i5 9600Kを中心にして構成をしていけば、充分パフォーマンスの高いPCが作れます。CPUとグラフィックボードを選択し、残りの予算と相談しながら構築しましょう。
15万円で組み立てる自作PC
15万円の予算があれば、新型のパーツを組み込む事も可能です。バランスの取れた予算配分が可能になり、まさに自作PCの王道を組み立てられます。
性能
性能的に上級者でも納得できる構成が可能になるのが、15万円という予算です。ゲーミングPC、動画編集など負荷が掛かる使用用途でも十分な処理能力を備えられます。性能を重視したい方に適した予算です。
パーツ見積もり
高性能CPUの代名詞といえるインテル社のCore i7 9700Kを搭載でき、グラフィックボードにもクリエイターレベルで使えるRTX2070を選択できます。Core i7 9700Kは46,000円前後、RTX2070は70,000円弱で購入できます。
残りの予算で、電源ユニットやストレージ、メモリやCPUクーラーなど、利用用途に合致したコストパフォーマンスの高いパーツを選ぶことで、高性能なPCを構成できます。
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15万円でPCを作る時のポイント
予算比率の高いグラフィックボードですが、使用用途によってはグレードダウンしてもOKです。高画質の4KゲーミングPCの場合はRTX2070を選択肢とし、それ以外であれば少しグレードが低いGTX1660を選ぶとよいでしょう。
この構成であれば、完成品は25万円程度で販売しているため、自作するとかなりお得になります。
20万円以上で組み立てる自作PC
20万円の予算があれば、最高品質のCPUやグラフィックボードを選択できます。ゲーミングPCはもちろん、クリエイター用途にも十分で、完成品では30万円以上するようなPCを構築できるでしょう。
性能
これまではコストパフォーマンスを重視して選択していたストレージにも大容量SSDが選択できるようになるなど、構成の幅が広がります。SSDにすればPCの立ち上がりスピードも速くなり、負荷の大きいゲームでもスピーディーに動かす事が可能です。
CPUやGPUも最新の高性能製品を組み込めるため、プロのクリエイターやeスポーツのプロゲーマーでも納得のスペックを手に入れられます。
パーツ見積もり
基本となるCPUにはインテル社のCore i9 9900K、グラフィックボードにはRTX2070を選択できます。ストレージには高速処理が可能になる970EVOなどを選んでも良いでしょう。
メモリも32GBから64GBなど大容量のものを選択でき、マルチタスクで様々なソフトの同時起動が可能になります。使用用途に合わせた上位製品が使えるようになり、幅広い選択肢からパーツを構成できるでしょう。
20万円以上でPCを作る時のポイント
処理速度もプロ仕様のPCに相応しいスペックを構成できますが、そのポイントはストレージとメモリにあります。
SSDやデュアルメモリなど、大容量+ハイスピード処理が可能なパーツでストレスフリーな最強PCを完成させましょう。
予算の決め方のコツ
予算を決める際の大前提は、最も予算比率が高くなる、CPUとグラフィックボードを決定することです。この2つの性能をどれくらいのレベルにするかによって、構成そのものも変化します。まずはCPUとグラフィックボードの選択から進めていき、コストバランスの取れたPCを自作しましょう。
まとめ
自作PCのポイントは予算と性能ですが、それを左右するのがCPUとグラフィックボードです。この2つを中心に考えた構成にすることで、性能的にもバランスの取れた自作PCが組み上がります。また、自作PCの良い所は、自由にパーツを組み替えられる点です。最初は5万円の予算で基本的な構成を組み上げてから、後日違うパーツを購入して付け替えるということもできます。予算に応じて、自分にぴったりのPCを構成しましょう。